近頃の自然史博物館

2008年1月、2月、3月4月、5月、6月

1997年下半期1998年上半期1998年下半期1999年上半期1999年下半期2000年上半期2000年下半期2001年上半期2001年下半期2002年上半期2002年下半期2003年上半期2003年下半期2004年上半期2004年下半期2005年上半期2005年下半期2006年上半期2006年下半期2007年上半期2007年下半期


和田の鳥小屋のTOPに戻る


2008年4月

2008/4/25
 ついに第5展示室が明日オープン。今日はプレスや友の会会員などを招いてのプレビューがありました。ということは、すでに展示は完成しているかといえばさにあらず。プレビューの最中も調整に余念がありません。だいたい大部分の標本は、今日の昼頃に並べていたし。
 あらためて思うのはコンピュータゲームの楽さ。問題があっても、プログラムや設定をいじるだけ。もちろん色々面倒だけど手間は少ない。そうアナログの仕掛けに比べて。今回のアナログ物といえば、ボールコースターとスマートボール(人形劇も?)。いずれも最後の最後まで調整中。明日も無事に動くのかかなり不安。
 それでも、あらためて思うのは、コンピュータゲームより、アナログの仕掛けの方が魅力的。うまくいかなくても、みんな近寄って、ながめて、さわっている。うまく動きさえすれば、これほど強力な展示アイテムはないのだけど。明日はうまく動いていますように〜。


2008/4/24
 今日は、明日のプレビューの予行演習をかねて、博物館職員向けのプレビュー。各担当者が担当コーナーを語ると時間がかかる。なんと1時間以上もかかってしまいました。シミュレータやゲームなど体験できる装置類も多いのですが、ゆっくり試してもらう時間もとれなかった。まだ、調整中で動かないものや、工場に出戻っているのもあって、未完成の感は否めません。明日にはそれなりに間に合うといいのですが…。

2008/4/22
 あれよあれよという間に、第5展示室オープンの日が迫ってきました。3日後はプレビューで、4日後にはいよいよオープン。しかし、まだすることは山積み。いまテキストの原稿を調整していたりもします。常設展なのに、この期に及んでなんとなく特別展3日前とあまり変わらない気もします。唯一違うのは、ある種業者任せなので、チェックして改善点を指摘したりするものの、手を動かすのはこっちではありません。ちょっと気が楽というか、はがゆいというか。
 で、今日は、展示全体を見渡してのダメだしの日でした。今日のチェックの結果を3日で改善しなくてはならない。なかなか大変です。そして、改善点がたくさん見つかりました。間に合うんだろうか?

2008/4/17
 壁紙が貼られ出した。どんどん展示ができあがっていく感じ。しかし、まだテキストが確定していないコーナーもあったりする。果たして間に合うのか?
 シカの剥製について、何人もがダメ出しをしたらしい。太り過ぎ、首が細い、尾をあげない、蹄がピカピカすぎ。まだコーナー担当者とシカ屋さんの意見をもらってない。いずれにしても手直しが必要らしいので、意見が出そろってから手直しをお願いすることに、オープン時にシカは立っているんだろうか?
 何も貼ってない白い壁が一つあることが判明した。白いままでいいようなものだが、わが博物館の辞書に白い壁はないのである。何を貼るか(すでに貼るのは前提)を急きょ考えることになった。コナラ林の風景画像をベースにする点では、意見の一致をみそう。なにか解説文を入れるかでもめそう…。

2008/4/16
 展示業者の人に呼ばれて、展示室にいきました。そして、びっくりなんと新展示が着々と出来上がってきているではありませんか! 10日後にオープンなのだから当たり前なのだけど、ここんところ解説パネルの原稿の校正や抜けてる部分の手配でキューキューしていて、ぜんぜん気付かなかった。3月末には、ようやく壁が立ったぐらいだったのに。ゲームやシミュレーション系の装置やプログラムやシナリオのダメだしをしている一方で、箱の方は着実に完成に近付いていたらしい。
 アオゲラの剥製をどこにセットするかと尋ねられた。アオゲラを手配してもらっていたのを、いま思い出した…。

2008年3月

2008/3/11
 恐竜ラボ展の搬入が始まりました。というより、大物はほぼ搬入されて、そろそろ梱包がとかれています。今まさに恐竜が並びはじめたネイチャーホールに密かに潜入してみました。
 アロサウルスなんかうちにもおるわ。と思っていましたが、こっちの方がかっこいい。それに今時の格好をちゃんとしています。サウロロフスの処理中という設定のレプリカも大きくて立派。そして、なにわホネホネ団関係者必見は、なんかしらん小型の肉食恐竜の組み立て途中の展示。レプリカが、四足の脊椎動物全般に使える便利な台に乗っている。頭から尾までの脊椎の複雑な曲がり具合に対応可。肋骨のカーブに対応可。もちろん足もちゃんと支えている。木製の小さいパーツをたくさん組み合わせた台。きっと団長がほしがるだろうとは、顧問の予想。


和田の鳥小屋のTOPに戻る