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白亜紀の小型花化石

左上の写真はミズキ目の果実(白亜紀後期、福島県産。
写真、標本は高橋正道氏による)
近年になって、破壊された岩石を洗い出して小型の花の化石を拾い出し、電子顕微鏡で観察するという手法で、白亜紀の地層から大量の花の化石が知られるようになりました。驚くほど大量の保存状態のよい化石が続々と報告されています。花の情報が得られることにより、科レベルの同定がかなり自信を持ってできるようになります。それぞれの植物群の化石としての出現記録と、分子系統学による系統樹を組み合わせて、被子植物のたどった道がかなりの精度で描けるようになりました。