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本の紹介「山に木を植えました」

「山に木を植えました」スギヤマカナヨ著、講談社、2008年5月、ISBN978-4-06-214665-4、1300円+税


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【西村寿雄 20081227】
●「山に木を植えました」スギヤマカナヨ著、講談社

 ある日、カキ養殖には、海水中の鉄分(フルボ酸鉄)が大きな役割をはたしているということがわかってきた。そこで、漁師さんたちが河川上流の森を〈広葉樹の森〉にするために植林を始めた。そのいきさつが絵本になった。
 本書では、漁師さんたちの植樹から、広葉樹の森が大きくなり、腐葉土が生まれ、森の生きものが元気になり、川の生きものも元気になり、海のプランクトンがよく育ち、魚たちも増えていく自然界の連鎖を、分かりやすい絵で描いている。難しい場面も原子論的なイメージでさらりと書いている。折り込みの工夫をしたり、重ね見できるページを作ったり、見やすい絵本である。

 お薦め度:★★★★  対象:子どもから大人まで

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