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本の紹介「かぶとむしは どこ?」

「かぶとむしは どこ?」松岡達英著、福音館書店かがくのとも傑作集、1990年5月、ISBN4-8340-1022-8、838円+税


【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
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【瀧端真理子 20040814】
●「かぶとむしは どこ?」松岡達英著、福音館書店

 季節の移り変わり、土のなか、去年生まれたかぶとむしの子どもは、腐葉土を食べて育つ。土の中でたまご型の部屋を作った幼虫は、皮を脱いでオレンジ色のさなぎになる。一と月後、さなぎを脱ぎ、いよいよ地面の上へ。横長の絵本が、縦長に変わる。木の汁を吸い、くわがたとたたかい、そしてメスと出会う。かぶとむしの短くせつない一生は、読み手を深い考察へといざなう。最後の1ページまで手を抜かない、みごとな構成は、かがくの本+αの魅力。

 お薦め度:★★★★  対象:かぶとむしの好きな子と、手に取ったおとなの人に

【和田岳 20040817】
●「かぶとむしは どこ?」松岡達英著、福音館書店

 春になって、土の中のカブトムシの幼虫が、成長し、蛹になり、羽化する。そして、樹液に行き、交尾をし、死ぬ。といったカブトムシの一生が紹介されます。短命の昆虫の代表格はセミだけど、カブトムシも夏の終わりには死んでしまう、って知ってた?
 はじめの方は、土の中の幼虫よりも、周囲に描かれている生きものに目がいきます。蛹になる辺りからは、樹液のシーンを除いて、もっぱらカブトムシばかりが描かれるので少し退屈。樹液でのいくつかのシーンでは、絵本を縦にして見ることになります。工夫してるんだろうけど、ちょっと見にくいかも。

 お薦め度:★★★  対象:カブトムシの好きな子どもに

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