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本の紹介「ひとかけらの化石に宇宙をみる」

「ひとかけらの化石に宇宙をみる」箕浦孝治著、岩波書店、1999年1月、ISBN978-4-00-006665-5、1900円+税


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【中条武司 20120823】
●「ひとかけらの化石に宇宙をみる」箕浦孝治著、岩波書店

 津波の堆積物の中にサザエの化石が含まれているそうだ。水深数〜数十mの海底から打ち上げられたサザエは何を思って砂の中に埋もれているのだろうか。というサザエを語り手に、地球史と生命進化の関わりを述べている。隕石衝突や津波が生命の進化に大きく関わっているかもしれないこと、宇宙のリズムがサザエの殻に刻まれていること、などなどが格調高い(暑苦しい?)文章で語られる。
 10年以上前の本なので、内容がやや古い部分もあるが(スノーボールアース仮説以前なので、それに基づいた地球史が述べられていない)、それを抜きにしても地球の環境変遷と生命の進化の関係がよくわかる。

 お薦め度:★★★  対象:高校生以上、地球の歴史に興味ある人

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