皮むき日記

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(注)ここで行っている皮剥きなどの標本作成は、調査研究目的(及び普及教育目的)で、大阪市立自然史博物館の業務の一環として行っています。またその対象は、この目的で殺したものではなく、事故などで死んだものを用いています。動物虐待ではないかとの指摘があったので、念のため。

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2007年12月25日  イノシシ・タヌキ・アライグマ
 今日もなにわホネホネ団の活動日です。

・アライグマ(OMNH M1706:2007年■月、奈良県橿原市産)
・タヌキ(OMNH M1707:2006年11月、奈良県葛城市産)
・イノシシ(OMNH M1708:続き)
 丸太をシンクの壁に腹で押さえ付けて、腹と丸太の間に皮をはさんで固定し、刃物のような根掘りで、ガシガシと肉と脂肪を削り取ります。かつての足で押さえる手法では、アライグマとイノシシはうまく行かなかったのですが、これなら簡単に作業が進みます。アライグマも恐くありません。むしろ綺麗な皮になるので楽しいくらい。そして、腹筋も鍛えられるような気がします。一石二鳥です。

・イノシシ(OMNH M1710:2007年■月、滋賀県余呉町産)
 ところがこのような成獣になると、新手法もなかなか歯が立ちません。体の後半はうまく行くけど、首回りは堅すぎです。腹回りはふにゃふにゃしてやりにくいし。結局手作業。疲れました。
 それはさておき、立派とはいいがた陰茎が付いていました。陰茎骨はなく、さきが螺旋にまがっていて、とっても面白い形です。おしっこは明後日の方向に飛びそうです。

2007年12月24日  イノシシ・タヌキ・テン・ヤギ
 今日もなにわホネホネ団の活動日です。

・イノシシ(OMNH M1708:2007年2月、大阪府箕面市産)
 たしか転落死。頭頂に大きな穴が開いていました。昨日はヤギ、今日はイノシシの内臓を引っぱりだしたのですが、どちらも心臓が肋骨側に引っ付いていました。タヌキやアライグマはそんなことないような気がするけど、単にヤギやイノシシが大きいってだけ?

・ヤギ(OMNH M1700:某動物園より)
・タヌキ(OMNH M1702:2007年■月、大阪府泉佐野市産)
・タヌキ(OMNH M1703:続き)
・タヌキ(OMNH M1704:2007年11月、大阪府柏原市産)
・テン(OMNH M1705:2007年12月、神奈川県伊勢原市産)
 皮の処理を延々と続けました。タヌキは簡単。テンは力を入れ過ぎると皮が破れるので要注意。ヤギは臭くて嫌い。

2007年12月23日  タヌキ・テン
 なにわホネホネ団の活動日です。

・タヌキ(OMNH M1703:2007年12月、大阪市東住吉区産)
 車にひかれて、ほぼ皮だけになっていました。足も二本なくなっていて、皮を剥いたのは、足2本、尻尾、頭の一部のみ。

・テン(OMNH M1705:2007年12月、神奈川県伊勢原市産)
 とても綺麗ないわゆるキテン。テンは何回も処理したことがあるのだけれど、やけに指先の毛が長い気がしました。冬毛だからか、東日本のテンだからか、単なる気のせいか。今度テンを剥く時にも気を付けてみたいと思います。

2007年11月25日  タヌキ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・タヌキ(OMNH M1692:2007年11月、大阪府羽曳野市産)
 今日、拾ってきたタヌキの皮を剥きました。一旦冷凍せずに皮剥きすると、剥いている腕をダニが上がってくる。というのは誰しも経験すること。でも、幸いこのタヌキは溺死だったせいか、ダニはいるのですが、すべて死んでいました。目に付いたダニはすべて指の間に隠れて死んでいました。水の中で必死に避難して、そこに辿りついたんだろうか?

2007年11月16日  ドバト、キジバト、ハシブトガラス
 なにわホネホネ団の活動日です。明日のワークショップでの説明用に3羽の鳥の皮剥き。子ども達に見せて説明する用なので、失敗は許されません。

・ドバト(OMNH A3093:2006年10月、大阪府高槻市産)
 最初はドバト。脂肪だらけで、意外と処理に手間取る。脂肪取りに夢中になっていると、羽が抜けてしまう…。心臓に悪い。巣立ちまじかのヒナという感じで、ところどころに残った幼綿羽が可愛い。

・キジバト(OMNH A3092:2002年1月、大阪市東住吉区産)
 お次は、5年以上も冷凍庫に寝かせたキジバト。その上、冷凍庫は調子が悪かった。肉が傷んでいる。というわけで、これまた意外と処理に手間取る。

・ハシブトガラス(OMNH A3094:2007年2月、大阪市東住吉区産)
 最後に一番手間取りそうなハシブトガラス。口を開くと明らかに成鳥。頭も大きい。これは手間取るぞー、と思ったけど、どうやら餓死したらしく、脂肪がない。そんでもって皮の状態がいい。意外なことに一番手間取らなかった。1時間10分で完成してしまった。カラス成鳥の処理時間としては、自己新を達成。

2007年11月15日  タヌキ、シカ、テン
 職業体験なので、一緒に皮剥きをしました。

・テン(OMNH M1684:2007年11月、大阪府河内長野市産)
 綺麗なオスでした。が、最初メスだと思ってしまいました。あまりにアレが小さいので…。

・タヌキ(OMNH M1685:2006年12月、大阪府岸和田市産)
 車に何度もひかれたらしく、ぺったんこ。尻尾と足先にしか骨が残っていません。が、毛皮は綺麗なもの。どういうひかれかたをしたら、毛皮は残り、骨の大部分がなくなるんでしょう?

・タヌキ(OMNH M1686:2007年8月、大阪府大東市産)
 ものすごく臭い。皮をむいていると、毛がどんどん抜けます。これは剥いてもまともな毛皮にはならないな、と思いつつ、一応一通り皮を剥きました。頭から背中、尻尾の毛は残りそうです。

・ニホンジカ(OMNH M1688:2007年10月、大阪府箕面市産)
 頭と足先が3本。オスだけど、角は切って持って行かれたようです。とりあえずシカと書いてある袋から出してみて驚きました。出てきたのは、シカではなくウジの固まり。冷凍してあったので、みんな死んでいますが、拾った時はすごかったろうなぁ。ウジを洗い流すと、一回り小さな頭が出てきました。

2007年10月26日  ツキノワグマ、ドバト、キジバト
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ツキノワグマ(OMNH M■:1982年9月、山形県河北町産)
 ものすごいメタボリックでした。すでに内臓はなかったのですが、内臓があったら、体重100kgを超えていたとか。で、内臓抜きでも80kgくらい? 真っ黒なクマの皮を剥くと、真っ白なクマになりました。厚さ約5cmの皮下脂肪が全身を覆っています。脂肪をとると、真っ赤なクマになりました。皮と脂肪とその他がほぼ同じ重さって感じでした。

・ドバト(OMNH A3090:2004年12月、大阪市住吉区産)
 ドバトの羽のカラーリングの説明用に皮を剥いたはずだった。黒いドバトでも翼や尾羽の模様は同じ、と思ったら、黒いドバトは尾羽も黒かった。勉強にはなったが、役には立たなかった。

・キジバト(OMNH A3091:2000年3月、大阪市東住吉区産)
 7年半も冷凍庫に入っていた。ビニール袋に入れてなかったが、とくに乾燥はしていなかった。途中で冷凍庫が故障して、若干腐っている点は除いて…。そのう内容物はぐしょぐしょであった。が、洗ったら中身を同定できる程度には復活した。ドングリ、ムクノキ、エノキ、トウネズミモチ、クロガネモチなどいろんな種子が入っていた。でも、クスノキの種子は入ってなかったのが、ちょっと意外。

2007年10月6日  ハシブトガラス、アオバズク、クロツグミ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ハシブトガラス(OMNH A3084:2003年7月、沖縄県石垣市産)
 石垣島産。つまりオサハシブトガラス。ハシボソガラスにしか見えない。産地抜きで見せられたら、きっとハシボソガラスと答えると思う。ただ、上嘴が少し角張っているのが相違点かも。たくさんシラミバエが付いていた。大阪のカラスにはあまり付いてないように思うが?

・アオバズク(OMNH A3085:2007年■月、兵庫県西宮市産)
 頭をぶつけたのか、脳内出血。のみならず、頭の皮下にも出血。

・クロツグミ(OMNH A3086:2007年■月、兵庫県神戸市産)
 独り立ち直前の巣立ちヒナってところか。尾羽はのび切っているが、腹はまだ抱卵斑状態。卵もあたためないのに、どうして抱卵斑のようになるのかな?

2007年9月15日  キジバト、カワセミ、タヌキ、ハクビシン、アライグマ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・キジバト(OMNH A3080:2007年5月、北海道中標津町産)
 そのうに大量のトウモロコシ。さすが北海道。

・カワセミ(OMNH A3082:2006年8月、大阪府河内長野市産)
 一見きれいだが、肉は腐っていました。

・ハクビシン(OMNH M1502:200■年■月、■産)
・アライグマ(OMNH M1556:200■年■月、■産)
・アライグマ(OMNH M1557:200■年■月、■産)
・アライグマ(OMNH M1576:200■年■月、■産)
・タヌキ(OMNH M1577:200■年■月、■産)
・タヌキ(OMNH M1578:200■年■月、■産)
・タヌキ(OMNH M1579:200■年■月、■産)
 ひたすら皮の脂肪除去。タヌキとアライグマは、シンクで直接、石包丁を使って。アライグマは、丸太に乗せて、刃物のような根掘りで。仕上げは解剖バサミ。

2007年9月11日  イタチ
 イタチの処理4日目、そして最終日。

・イタチ(OMNH M1546:2001年11月、大阪府寝屋川市産)
・イタチ(OMNH M1548:■年■月、大阪市生野区産)
・イタチ(OMNH M1550:■年■月、大阪府堺市産)
・イタチ(OMNH M1552:■年■月、大阪府羽曳野市産)
・イタチ(OMNH M1553:1999年11月、大阪府高槻市産)
 たくさんイタチの皮を剥いて気付いたことといえば。喉の甲状腺がとても大きい気がする。首が筋肉質で、骨に比べてとても太い。とくにオスで顕著。ニホンイタチとチョウセンイタチは、一番先の尾椎の大きさで区別できる気がする。つまり尾が長い方が、先が細くなってるってだけだけど…。少なくともオスなら、ニホンイタチとチョウセンイタチを区別するのは簡単そうに思う。背や頬の色合いも、尾の長さも違う。メスなら迷う、幼獣はさっぱりわからん。

2007年9月10日  イタチ
 先日のイタチの処理3日目。

・イタチ(OMNH M1537:2005年1月、大阪市生野区産)
・イタチ(OMNH M1538:2007年6月、大阪市北区産)
・イタチ(OMNH M1539:2006年9月、大阪市浪速区産)
・イタチ(OMNH M1540:2006年10月、大阪府高槻市産)
・イタチ(OMNH M1541:2007年6月、大阪府池田市産)
・イタチ(OMNH M1542:■年■月、大阪府松原市産)
・イタチ(OMNH M1543:■年■月、大阪市平野区産)
 第一頚椎と第二頚椎の間で頭をはずしているのですが、どこに刃を入れて切って、どのようにひねりちぎればいいかわかってきました。

2007年9月9日  イタチ
 先日のイタチの処理の続きです。

・イタチ(OMNH M1530:2003年2月、大阪市東住吉区産)
・イタチ(OMNH M1531:2002年8月、大阪府堺市産)
・イタチ(OMNH M1532:200?年7月、大阪府茨木市産)
・イタチ(OMNH M1533:■年■月、大阪府大東市産)
・イタチ(OMNH M1534:2006年5月、大阪市東淀川区産)
・イタチ(OMNH M1535:2006年5月、大阪市住之江区産)
・イタチ(OMNH M1536:2002年5月、大阪府寝屋川市産)
 手首と足首をはずしているのですが、だんだん手際がよくなってきました。頭の剥き方もどんどん上手になってきた感じ。そして、肛門側の臭腺を切ってしまった時の、あのイタチ臭にも慣れてきた気がします。数をこなしてみるもんです。

2007年9月8日  タヌキ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・タヌキ(OMNH M1494:2005年10月、大阪府柏原市産)
・タヌキ(OMNH M1496:2004年11月、奈良県生駒市産)
・タヌキ(OMNH M1500:2004年4月、大阪府阪南市産)
・タヌキ(OMNH M1555:2007年4月、山口県周南市産)
 皮の脂肪取りをしていました。かなり手際はよかったはず。使いやすい石包丁と、よく切れる解剖ハサミがあったので。これがベストの取り合わせだと思う。少なくともタヌキより小さな種類では。アライグマは、丸太と根掘りの方がやりやすそうでした。

2007年9月7日  イタチ
 なにわホネホネ団の活動日です。大人のホネホネ団。というより、実質、ほにゅメンバーしかいなかったので、なにわほにゅほにゅ団の活動とでも言いましょうか。とにかくイタチ祭りです。今まで何年も溜め込んでいたイタチの死体の内、大阪府産を全部だしてきて一斉に処理。

・イタチ(OMNH M1517:1997年3月、大阪府貝塚市産)
・イタチ(OMNH M1520:1998年7月、大阪府箕面市産)
・イタチ(OMNH M1523:2000年7月、大阪府箕面市産)
・イタチ(OMNH M1524:2002年4月、大阪府枚方市産)
・イタチ(OMNH M1526:1998年12月、大阪市東住吉区産)
・イタチ(OMNH M1527:1997年9月、大阪府貝塚市産)
・イタチ(OMNH M1529:2000年9月、大阪府吹田市産)
 とにかく、皮を剥いて、頭骨をはずして、残りは液浸標本に。皮向きも足先は液浸標本の方に残す。というイタチ用のいつもと違う処理にしました。大量処理だし。

2007年8月19日  イノシシ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・イノシシ(OMNH M1489:続き)
 煮たままになっていたので、骨取り。なめし液からあげてみたら、ぜんぜん脂肪が除去されてなかったので、脂肪取りをしなおして、もう一度洗剤液に浸けるところからやり直し。

2007年8月16日  ツキノワグマ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ツキノワグマ(OMNH M1506:続き)
 さらに続き。主に皮の脂肪取り。けっこう時間がかかった。ゴシゴシしたら、腹の毛がすこしはげた。他の部位は大丈夫。耳の軟骨をできるだけ先までとった。先の方の軟骨はボコボコしていた。へんなの。

2007年8月15日  アオゲラ、イソヒヨドリ、ツキノワグマ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・アオゲラ(OMNH A3075:2007年6月、大阪府箕面市産)
・イソヒヨドリ(OMNH A3070:2007年7月、山口県下関町産)
 どちらも巣立ちヒナに毛が生えた程度。羽域もはっきりしていない。そして、どちらも頭に傷があって、腐り気味。嫌な予感はあたって、頭がゲショゲショになった。

・ツキノワグマ(OMNH M1506:続き)
 昨日の続きです。頭と手足を煮て骨にする作業を少々。クマを煮込んだ汁は、白湯になるとは知らなかった。

2007年8月14日  ツキノワグマ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ツキノワグマ(OMNH M1506::2006年11月、滋賀県余呉町産)
 有害駆除された個体です。頭骨に銃弾の跡があり、頭骨の後ろ半分はぐちゃぐちゃでした。残念。足を4本とも筒剥きにしたけど、ものすごく時間がかかった。クマの手を食材として加工するのは大変そう。爪はネコみたいに出し入れできるというのは知らなかった。おかげで時間がかかったんだけどノ。

2007年8月1日  ハクビシン
 ジュニア自然史クラブのミーティングで皮剥きをしました。

・ハクビシン(OMNH M1502:2007年5月、長野県喬木村産)
 立派なメス。頭骨が割れて、気管にまで血が入っています。車にひかれた感じか。長い尾の2ケ所に妙な膨らみがありました。肉腫みたいな感じの。

2007年7月24日  タヌキ、イノシシ、テン、ハクビシン、ゴマフアザラシ
 なにわホネホネ団の活動日です。ひたすら骨洗い。

・タヌキ(OMNH M1442:続き)
・タヌキ(OMNH M1392:続き)
・イノシシ(OMNH M833:続き)
・テン(OMNH M2014:続き)
・ハクビシン(OMNH M913:続き)
・ハクビシン(OMNH M1304:続き)
・ゴマフアザラシ(OMNH M846:続き)
 タヌキ2頭は虫に肉を喰わせたもの、その他は水に浸けて腐らせたもの。虫に喰わせると、見た目はかなり汚いが臭いはない。腐らせると、見た目はさほどではないが、かなり臭い。その中で、ゴマフアザラシはなぜか骨が黒くなり、さっぱり臭くなかった。何の違いなんだろう?

2007年6月30日  ウサギ
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ウサギ(OMNH M1459:2007年3月、山口県美弥市産)
・ウサギ(OMNH M1475:続き)
・ウサギ(OMNH M1476:続き)
・ウサギ(OMNH M1477:2002年4月、大阪府四条畷市産)
 一緒に皮を処理していたテンやタヌキは、それなりにやり方が決まっているのだけれど、ウサギは同じやり方ではパリパリになる。というわけで、リンスしてみた。

2007年6月22日  イノシシ
 いわゆる大人のホネホネ団の活動日です。

・イノシシ(OMNH M1489:2007年6月、奈良県天理市産)
 内臓がはみだしている。だけではなく、体中の骨が折れて、あちこちの皮が破れていました。車に思いっきり衝突して、さらにひかれたのか? それでも肉は新鮮。新鮮なイノシシは、ぜんぜん臭くありません。少なくとも肉は。内臓は臭うけど。歯の生え具合から、昨年生まれの個体だそうな。
 さて、隣で皮を処理していたダマシカとバーバリーシープと毛の曲がり具合を比べてみた。イノシシの毛は、思いっきり曲げてもまずポキッとはいかずに、グニャッと丸くなるだけ。放せば元に戻る。ダマシカはシカらしく、ポキッとなって戻らない。おもしろいことにバーバリーシープはその中間くらい。ポキッとは行くけど、放せば戻る感じ。

2007年5月20日  ウサギ、テン
 なにわホネホネ団の活動日です。

・ウサギ(OMNH M1476:2005年3月、大阪府河内長野市産)
 いままでにもウサギの皮を剥いたことはあったけど、痛みの少ない皮を一人で剥いたのは初めてと思う。ウサギの皮は剥きにくい。鳥のように薄い皮はすぐに破れる。指先には、肉球がなく、指が長い。剥きにくい。けっきょく3時間ほどもかかってしまった。

・ウサギ(OMNH M1475:2004年12月、大阪府岸和田市産)
 剥かれたウサギの皮の脂肪取りをしました。少し皮が傷んでいたこともあってか、皮がビリビリになっていた。相当皮剥きに慣れた人でないと、ウサギの皮剥きは難しいらしい。

・テン(OMNH M1470:2006年■月、大阪府■産)
・テン(OMNH M1471:2007年2月、大阪府太子町産)
・テン(OMNH M1472:2003年4月、大阪府千早赤坂村産)
・テン(OMNH M1473:2005年3月、大阪府千早赤坂村産)
 今日、剥かれたテンの皮の脂肪取りです。最初のが黒い子ども。次の2個体が、中間色の大きなオス。最後のが色の薄いメス。色合いのヴァリエーションがなかなかおもしろい。イタチほどでないけど、オスが大きいので、野外で見てもわかりそうだな〜、と思った。

2007年5月11日  ダマシカ、バーバリーシープ
 いわゆる大人のホネホネ団の活動日です。

・ダマシカ(OMNH M1468:某動物園より)
 としくったオスです。上の門歯がなく、下の門歯もへろへろ。臼歯も上か下かの片方しかありません。こんな歯でも餌が食べられるんだなー、と感心させられます。残念ながら角は根元から切られていて、おかげで頭部の皮剥きは簡単でした。

・バーバリーシープ(OMNH M1469:某動物園より)
 足先がとっても綺麗。先の方まで毛足が長い。ひづめの形も美しい。そして角がかっこいい。ただ、おかげで頭部は片方の耳の後ろに切れ込みを入れないと、皮が剥けない…。

2007年3月31日  キジバト
 ホネホネ団の活動日です。今日も、某イベントに向けて、鳥の皮剥きの練習。

・キジバト(OMNH A3048:2004年1月、大阪市東住吉区産)
・キジバト(OMNH A3050:2005年1月、大阪市浪速区産)
 久しぶりのキジバト。1羽目はけっこう羽が抜けてしまった…。でも2羽目は大丈夫。2羽目は巣立ってあまり時間が経っていない個体だと思うけど、そのうからクスノキの種子がでてきた。すでに独りだちしていたらしい。

2007年3月24日  アカハラ、ツグミ、シロハラ
 ホネホネ団の活動日です。某イベントに向けて、鳥の皮剥きの練習。と思って、多めに鳥を用意したら、意外に参加者が少なく、結局、途中で放棄された1羽を含めて、4羽剥く事に…。

・アカハラ(OMNH A3040:2004年11月、大阪市中央区産)
 受け取った時はてっきりシロハラと思っていた。脇があまり茶色くないので。しかし、測定して、尾羽や背をよーく見るに、脇の茶色味は弱いもののアカハラとすることにした。

・シロハラ(OMNH A3041:2007年1月、大阪市東住吉区産)
・ツグミ(OMNH A3042:2007年1月、大阪市東住吉区産)
・ツグミ(OMNH A3044:2004年2月、兵庫県明石市産)
 最後のツグミの喉には、果実がつまっていた。そのうがあるわけでもないのにおかしい。ガラスに衝突して死んだらしいが、呑み込んでから飛びそうなものだと思うが…。

2007年2月3日  スズガモ、ゴイサギ、タヌキ、キツネ
 ホネホネ団の活動日です。もっぱら、タヌキとキツネの皮の処理がされている中、午後から参入して、4人ほどだけで鳥の皮剥きをしていました。

・スズガモ(OMNH A3036:2005年3月、兵庫県西宮市産)
 頭がかなり痛んでいて、さらに内臓や肉は腐っている。しかし皮は剥けるという状態。とっても、臭かった。生殖巣もわからなかった。でも、脂肪があまり多くないので、カモにしては処理しやすかった。あと、喉からまだ小さなアサリとシオツガイがでてきた(石田学芸員同定)。予定通り貝を食べているらしい。

・ゴイサギ(OMNH A3038:2003年11月、福岡県那珂川町産)
・ゴイサギ(OMNH A3039:2003年11月、大阪府泉佐野市産)
 いずれも幼鳥。いずれも内臓が腐っている。そして、いずれも両足が折れている。どういう死に方のしたのかな?

・タヌキ(OMNH M1452:2006年12月、大阪市東住吉区産)
・キツネ(OMNH M1454:2006年11月、大阪府枚方市産)
 この前剥いた皮の脂肪除去。皮剥きの時は気付かなかったけど、キツネの皮の状態は最悪で、洗うだけで毛がなくなる。ハエの卵も大量に付いてる。というわけで、頭だけがかろうじて残りそうな感じ。

2007年1月27日  タヌキ
 今年最初のホネホネ団の活動日です。タヌキ2匹と、アライグマとキツネ各1匹の皮剥きをしました。

・タヌキ(OMNH M1453:2006年12月、大阪府岸和田市産)
 ここんところ鳥の皮剥きばかりしていたので、哺乳類は久しぶり。スタンダードなタヌキなのに1時間20分もかかってしまいました。ということはさておき、このタヌキ後ろ足も5本指でした。第1指は小さいものの、骨はもちろん、ほんのりと爪までついていました。もう一つおもしろかったのは、腸の内容物。センダンの種子がたくさん出てきた。かなり食べたらしい。

2007年1月8日  アオバト、ヤマシギ、オオコノハズク
 今日も通称ドキドキ小学生という行事で、子ども達に鳥の皮剥きを見せました。

・アオバト(OMNH A3032:2006年9月、奈良県生駒市産)
 ハトはハトだけど、いろんな部分が、キジバトやドバトとは違う。嘴の形がちょっと平辺ったい。ふしょに羽が生えている。

・ヤマシギ(OMNH A3033:2006年11月、大阪府大阪市産)
 博物館に衝突して死んだ個体。ものすごく脂肪を蓄積していて、その上、皮が薄い。というわけで、脂肪をとる時に皮をいっぱい破ってしまった…。あと、新鮮だからかもしれないけど、上嘴の先の方を手で曲げる事ができた。

・オオコノハズク(OMNH A3034:2006年1月、岐阜県高山市産)
 一見するとけっこう大きめなのに、胴体はとっても小さいのに驚く鳥。足指まで羽が生えている。ヤマシギ、アオバト、オオコノハズクの順に足が羽深くなっていく感じ。

2007年1月7日  アオバズク、ユリカモメ、アカショウビン
 通称ドキドキ小学生という行事で、子ども達に鳥の皮剥きを見せました。

・アオバズク(OMNH A3029:2006年11月、大阪府茨木市産)
 保護された後に死んだ個体です。がりがりに痩せていました。直接の死因は餓死でしょう。おかげで、脂肪がなくてとっても剥きやすい。

・ユリカモメ(OMNH A3030:2006年12月、大阪府美原町産)
 自分で拾った死体でした。道ばたにごろんと転がっていました。脳内出血していたので、なにかに衝突して死んだようです。ものすごく大量の脂肪を溜め込んでいて、時間はかかるし、手がベタベタになるし。

・アカショウビン(OMNH A3031:2006年9月、大阪府八尾市産)
 渡りの途中に何かに衝突したのでしょうか。脳内出血がありました。鳥のまぶたは、目の下側から上がって閉じます。出来上がった時に、目をつぶっていたのでよく見たら、まぶたには白い羽毛が生えていました。寝てるアカショウビンは白目をむくってことになります。

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