講演録

2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年
2022年1月、2月3月、4月、5月6月、7月、8月、9月、10月、11月、12 月


和田の鳥小屋のTOPに戻る

2022年12月2日 15:35-16:20 大阪公立大学 博物館学展示論

タイトル:
展示見学
場所:大阪市立自然史博物館 展示室
聴衆:51名
経過と準備:大阪市内の博物館が交代で担当する講議。コロナ禍の中だけど、もう行動制限はないので、対面で展示見学。登録人数が66人と多いけど、大学から学生が移動してきたら講義時間は1時間を切るので、イントロと、コミュニケーションカードを書く時間を考えると、展示を解説できるのは40分程度。今年は最初から、2つに分けるのは断念。
キーワードは、メンテナンス(おもに虫、ほこり、電球替え)と来館者への配慮(展示効果、安全性、破損対応)。前者は、主に第1展示室で、後者は第5展示室で。1970年代にできた第1展示室と、2000年代にできた第5展示室の、展示スタイルや手法、照明の違いも盛り込むことに。
講演内容:最初にコミュニケーションカードを配布。時間帯の言い訳、写真撮影の注意、2つのキーワード、メンテナンスと来館者対応の軽い解説。ここまでで5分。第1展示室でメンテナンス(電球の替えと埃の話、ケース内の展示という手法)に15分、第5展示室で、展示の方針、デジタルとアナログ展示のコストパフォーマンス、来館者の怪我や展示物の破損例の紹介に20分。講堂に戻って、コミュニケーションカードを書いてもらいつつ、まとめ5分で終了。
反省:登録66名なのに、やってきたのは51名。今年は、指定時刻に来れない人は、別途来館してレポートを提出すればOKとした。それで10数名は来るのを止めたのかも。人数が減った方が展示解説しやすいので、やりやすい。来年もそれでいきたい。
 一方、入口でのカウントでは、この展示見学に来た人数は48名らしい。3名の誤差は、入口で漏れたのか、来てないのかは謎。ちなみに、今年から公立大学ってことで、市立大学だけでなく、府立大学からも来てるらしい。今年は3名ほどだけと聞いたが、来年以降増えたら、増える…。
 今日は、博物館機構から2人、公立大学から2人。授業風景の見学兼、広報用の写真撮影に来られてた。顔は撮さないけど、後ろ姿も写りたくないひとは、上手に逃げるように、出だしでアナウンス。その見学の4人。邪魔にならないように離れてるといってたはずなのに、気づくとけっこう目立つ場所にいた。別にいいけど。
 まとめをする時間を含めて、15分ほどコミュニケーションカードを書く時間があったはずだけど、16時30分を超えて書いてた人が10名ちょっと。最後の2人が帰って講堂を閉めたのは、16時40分を過ぎていた。
 今年は、展示室に一般の来館者はいなかった。迷惑かけずに済んで良かった。
2022年9月10日 10:00-10:55 特別陳列ギャラリートーク

タイトル:「新収資料ギャラリートーク」
場所:ナウマンホール
聴衆:10名
経過と準備:
準備はしてないけど、みさき公園から寄贈された標本点数だけ、直前に確認した。約320展だった
講演内容:まずは、みさき公園からの寄贈の経緯を、他の関西の動物園の例と比べつつ(15分)。ゾウの足と歯、肉食動物の歯の特徴、草食動物の歯の特徴(15分)。ゾウのホネの説明をしつつ、全身がある第3展示室で説明した方が分かりやすい。ということになって、第3展示室へ。そこでゾウの骨格から、人の骨やさまざまな哺乳類の歯の説明と質疑(25分)。
反省:15分の予定がおおはばに超過した。途中で抜けたそうな人はいなかったので、まあいいのかもしれない。常設展でのギャラリートークは初めてだったけど、いろいろ説明することがある、というか説明できる。常設展のギャラリートークという行事があってもいいのかも。
2022年8月30日 16:15-17:10 学芸ゼミ

タイトル:「大阪市内で繁殖する鳥の変遷」
場所:リモート開催(Zoom)
聴衆:9名+リモート約10名?
経過と準備:
本来は、6月の担当だったが、2ヶ月延ばしてもらって今月に。7月末に完了したツバメの調査結果で喋りたかったが、時間がないので、他の話で増量。見返すと10年前に同じタイトルで放していたので、その骨格をベースに、今年のツバメ調査の結果を盛り込んだ。2日前に4時間で出来上がり。
講演内容:イントロ的に、大阪市内で繁殖する鳥、そして東京と比較しての戦前と戦後の比較。大阪市と大阪府の公園で繁殖する鳥の調査の紹介(5年に一度の調査で、10年前は3回分だったが、今回は5回分)。大阪市内のツバメの巣調査2回分の紹介(前回はなかった)。大阪府のムクドリ・イソヒヨドリ・ハッカチョウの分布調査(2014年の調査なので前回はない)。大阪府の市街地で繁殖するハヤブサ類・タカ類、大阪府のコシアカツバメ・イワツバメの繁殖分布。
反省:結局質問は、どうしてツバメの巣はへったのか?に集中。環境はあまり変わってないから、捕食者かな?くらいしか答えられない。捕食者の話の流れで、ツバメの巣場所も変化していると思う話をしてしまったので、その勢いで、巣場所選択の刷り込みというなんのデータもない話をすることに。
2022年6月18日 12:30-13:10 特別展ギャラリートーク

タイトル:「日本の鳥の巣と卵展ギャラリートーク」
場所:ネイチャーホール
聴衆:約50名
経過と準備:
やはり準備はしてない。最後のテーマは、一番話したかったことで、日本で繁殖する鳥の増減。順路を逆にめぐった。
講演内容:リストをベースに日本で繁殖する鳥の増減を軽く説明(5分) → 増えてる鳥(10分) → 減ってる鳥(10分) → 外来鳥類(15分)
反省:展示物が少なめで、比較的空いてるエリアだったが、50人が集まると通行の邪魔だった。その上、某局の取材まで入っていた。もっと話していたかったが、後ろに普及講演会があったので、慌てて終わらせた。
2022年6月11日 12:30-13:20 特別展ギャラリートーク

タイトル:「日本の鳥の巣と卵展ギャラリートーク」
場所:ネイチャーホール
聴衆:約35名
経過と準備:
なんにも準備はしてない。今日のテーマは巣からわかる鳥の生態。前回の巣材とネタがかぶらないようにするのが少し難しく、午前中から考えたけど。
講演内容:まずは、ミサゴの巣に乗ってる魚のウロコと、ハヤブサの巣の羽根と脚で、猛禽類は食べ残しから何を食べたかわかるという話(10分) → すき間利用のスズメやムクドリ、ツバメ類の古巣利用の話(10分) → ツバメは巣づくりにコストがかかるから古巣を利用すると言いたくなるけど、巣づくりコストの高いカササギは古巣利用をしない不思議(5分) → 自力で木に穴を掘る鳥(アカショウビン、コガラ、キツツキ類)(10分) → 雑な巣のサギ類は古巣を利用する(5分) → 食べ残しに見るタカ類の食性(5分) → 質疑(5分)。
反省:今回は萌蔵が、後ろで動画配信用の撮影をしている。カメラクルーであることを示すビブスを付けてる。一般人のふりをして某公共放送の人も一人混じってる。次回取材に入る下見らしい。
2022年5月28日 12:30-13:15 特別展ギャラリートーク

タイトル:「日本の鳥の巣と卵展ギャラリートーク」
場所:ネイチャーホール
聴衆:約25名
経過と準備:
なんにも準備はしてない。今日のテーマは巣材のつもりなので、昼頃になんとなく、なに喋ろうかなぁって考えた。
講演内容:まずは巣材とは何か(ここでは巣をつくるために運んできた材料とする)(5分) → 羽根を使う巣として(ハヤブサは違うと断ってから)カモ類・キジ類・エナガ・ヒメアマツバメ(5分) → 泥を使う巣としてツバメ類・(クロツグミと比較しつつ)アカハラ(5分) → 人工物としてカワラヒワやヒヨドリ等のビニールテープ・ハンガーを使うカラス・ゴミを使うカイツブリ(5分) → 穴を二次利用するけど巣材を使わないフクロウに対して、使うカラ類(5分) → コケを使うカワガラスやミソサザイからの、葉状地衣類を使うサンショウクイ等とサルオガセを使うサメビタキ(5分) → 質疑(15分)。
反省:始めようと思ったら、知り合いの鳥屋が3人もいた。一人は遠くにいたけど、一人は一番前にいるし、一人は遠目から嬉しそうに写真撮ってるし(なんか彼女連れやし!)。質問がけっこう出た。説明し忘れてたわ!ってなって、改めてゾロゾロ引き連れて、巣を説明したり。
2022年5月21日 13:38-15:30 自然史オープンセミナー

タイトル:「大阪で繁殖する鳥の移り変わり」
場所:リモート開催(Zoom)
聴衆:53名(見逃し配信:2022年5月31日時点で572回視聴)
経過と準備:
特別展「日本の鳥の巣と卵」の関連企画。なので、展示や解説書に使った大阪府で繁殖する鳥とその繁殖分布の変遷の話。過去になんだかんだで話をしてるので、それをまとめているのに近い。特別展で示した大阪府の分布図は一応すべて示す方針。それを説明してるだけで、1時間半は終わりそう。と高をくくっていたら、準備が直前になった。3日前に4時間、2日前に3時間で、だいたいパワポが完成。当日朝に15分ほどいじったけど。
講演内容:大阪府で繁殖する鳥の一覧からはじまり、埋立地、草地・農耕地で繁殖する鳥の減少、ため池・河川で繁殖する鳥の繁殖分布、カワウ・サギ類の繁殖地の変遷を紹介。林で繁殖する鳥に関しては、高い山にしかいなかった鳥の分布拡大、ソウシチョウの増加の話。市街地の鳥では、都市緑地で繁殖する鳥の増加、ハヤブサの繁殖開始、ムクドリ・イソヒヨドリ、ツバメの個体数変化。最後に情報募集と特別展「日本の鳥の巣と卵」の宣伝。
反省:配信スタート手間取って、スタートが少し遅れた。質問がでなくって、尻尾からのみ。最後は二人でだべる感じに。受けなかったかも。
2022年5月14日 12:30-13:10 特別展ギャラリートーク

タイトル:「日本の鳥の巣と卵展ギャラリートーク」
場所:ネイチャーホール
聴衆:約15名
経過と準備:
当日に4回のギャラリートークでそれぞれ何をテーマに話すか考えた。初回のテーマは小海途さんの紹介と、採集面で注目の鳥の巣紹介。プレビューから友の会の夕べまで、何度も話してきた内容なので、とくに準備はなし。
講演内容:小海途さんと小海途コレクションを紹介(10分) → カワセミ・アジサシ類・ミサゴ・ハヤブサの巣の入手エピソード紹介(10分) → ツバメ類・ムクドリ・スズメの巣の採集苦労話を紹介(5分) → フクロウ・キツツキ類・ヨタカ・クマタカの巣の紹介(5分) → 質疑(10分)。
反省:配信スタート手間取って、スタートが少し遅れた。質問がでなくって、尻尾からのみ。最後は二人でだべる感じに。受けなかったかも。
2022年3月21日 15:44-16:17 大阪鳥類研究グループ総会

タイトル:「平成時代のハッカチョウの分布の変遷」「大阪府のツバメの集団ねぐらの変遷」
場所:リモート開催(Zoom)
聴衆:22名
経過と準備:
ツバメは、過去のパワポをシェイプアップするだけ。6日前に10分ほどで完了。ハッカチョウは、5日前に30分ほどで作業環境。2019年に話したのを骨格に、2021年5月時点のHPの情報を更新した。
講演内容:大阪府でのハッカチョウ繁殖の歴史、そして大阪府での分布の変遷の紹介。知る限りの日本のハッカチョウ情報の整理と、個体群が定着している府県の分布紹介。大阪府のツバメの集団ねぐらの変遷のまとめ。
反省:なぜか岡山県のハッカチョウのソースは?で盛り上がった気がする。ツバメの集団ねぐらが動く理由でやり取り。久米田池は花火だった。そうだった。
2022年3月6日 17:00-17:06 地域自然史と保全研究大会2022

タイトル:
大阪府のヌートリアの分布の拡大経過
場所:リモート開催(Zoom→YouTubeライブ)
聴衆:コアタイムは■(Zoom)+■名(YouTube)(見逃し配信はなし)
経過と準備:3日前に作製。2020年8月の自然史オープンセミナーのパワポをベースに、少ししたて直しただけ。1時間半ほどかかった。
講演内容:ヌートリアの移入経過と日本での大雑把な分布紹介して、大阪府での情報収集の経過紹介してから。2000年から2019年まで5年刻みでの分布図を紹介。分布拡大の歴史まとめて、情報募集して終了。
反省:今年はポスター発表+短いトークではなく、口頭発表。当初の予定だと、16:54-17:06。プログラムの終了時刻は、17時。もともとはみ出る設定だったのが、時間がおして終了時刻に講演スタート。持ち時間の半分で大急ぎで終わらせた。こうなるのは予想していたので、短めに準備してた。だからこんなもんでしょ。
2022年2月27日 10:30-11:33 出張!自然誌博物館(大阪市立中央図書館共催)

タイトル:
えほんでたのしむ鳥の巣とたまご
場所:Zoom→YouTubeライブ
聴衆:同時視聴数最大57名(見逃し配信:2022年3月19日時点で477回視聴)
経過と準備:対面企画だったのだが、大阪府にまん延防止等重点措置が出たので、中止。かと思ったら、リモートでやる話に。単なる講演会に切り替えかと思ったら、当初企画通り、本の読み聞かせと学芸員によるトークという形は維持ってことになった。図書館で鳥の巣と卵の展示をしてるので、そのギャラリートークもすることになった。出版社からの許諾もとれてしまった〜。本番2日前に本のページと展示の画像を送ってもらって、全日に3時間かけてパワポに組んだ。
講演内容:司書さんが挨拶して、許諾の話と紹介する3冊を案内。最初のツバメの本『つばめのくるまち』(チャイルド本社)の見開き3ページを紹介。それを受けてツバメのヒナの数、街でツバメが減ってる話。関西の駅ツバメ。鳥の巣の絵本『ぼくの鳥の巣絵日記』(偕成社)の紹介。それを受けて、鳥の繁殖での雌雄の役割分担の話。もう一度絵本を見て解説。画像見せながらヴァーチャルギャラリートーク。
反省:パワポを共有したり、解除したりの繰り返し。パワポ共有してる間、YouTube側を見れなくて、チャットへの対応が後手に回った。あとから、画面分割して、パワポ共有中も他のファイル扱う方法を教えてもらった…。なんだかんだで、チャットに質問を、と言ったのに、チャットの質問に答えるのを忘れた〜。配信切ってから、チャットに答えてる途中で、チャット書き込めなくなった。配信切って数分で書けなくなるらしい。
和田の鳥小屋のTOPに戻る