ヌートリアを見つけてね

ヌートリアの情報募集  ヌートリアマップ(大阪府)

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 ヌートリアは、アメリカ大陸原産の大きなネズミです。水辺で生活し、よく泳ぎます。おもに草食性ですが、二枚貝を食べることもあるそうです。
 日本へは毛皮用に持ち込まれ、戦後、毛皮需要の落ち込みとともに日本各地で野外に放されました。岐阜県や岡山県にはその頃から定着し、周辺に分布を拡大していきました。現在では、愛知県・岐阜県以西の本州に広く生息しています。また、瀬戸内海のいくつかの島(香川県の小豆島など)にも分布しています。関西では、兵庫県(武庫川など)や京都府(由良川)などに、比較的古くから生息していました。

 大阪府では、2000年頃から観察例が増えはじめました。当初は、淀川本流のみだったのが、支流に広がり、能勢町や豊能町の山間部でも観察されています。大阪市内の河川を含め、大和川より北に広く分布するようになりました。さらに大和川水系に侵入し、石川や西除川、さらにその支流にと分布を拡げています。さらに大和川水系より南の大阪府南部に拡がるのも時間の問題でしょう。

 こうしたヌートリアの日本全体での分布とその変化、とくに大阪府での分布拡大の様子を把握するために、ヌートリア情報を集めています。ヌートリアを見つけたら、下記の要領で大阪市立自然史博物館の和田(wadat@mus-nh.city.osaka.jp)まで是非お知らせください。よろしくお願いします。



◆探し方
 とにかく水辺で気を付けましょう。泳いでいるのに気付くことが多いようです。でも近頃は、陸に上がっているのがよく観察されるようになってきました。
 大阪では主に河川に生息していて、ため池での確認例は少なめです。兵庫県ではため池にもよくいるそうです。
 どっちかといえば、夜行性の動物ですが、真っ昼間でもけっこう活動します。

◆見分け方
 こんなに大きなネズミは他にいません。ましてや泳いでいたりしません。ありうるとしたら、ドブネズミ? とにかく、上の画像をよーく見て、ヌートリアを覚えましょう。
 足跡や糞、食痕などでも生息確認は可能のようですが、ここでは姿を確認した確実な情報を求めます。

ヌートリアの情報募集!(2021年も継続中です)


・調査範囲:日本各地(現在知られている生息地は、愛知県岐阜県以西の本州と、瀬戸内海の一部の島のみです)
・調査期間:2007年〜継続中
・調査対象:ヌートリア(本体を見たという情報のみ、死体は歓迎、糞や足跡情報は参考記録扱いにします)

◆ヌートリアを見つけたら、以下の項目をお知らせ下さい。
・観察者名
・観察日
・観察時間
・観察場所(とっても詳しく、できれば地図上でピンポイントで示してください)
・個体数と行動
・周辺環境、及びその他気付いたこと
・論文化する際の名前の公表の可否(情報提供者一覧としてお名前を載せます。個々のどの情報の観察者かは公表しません)

◆データの送付先:大阪市立自然史博物館の和田(wadat@mus-nh.city.osaka.jp)。ヌートリアかどうか自信がないときは、画像を添付して下さい。

◆データの取扱い
 頂いた情報は、大阪市立自然史博物館のデータベースに登録するほか、HPでも公表し、現在準備中の「大阪の哺乳類」の本にも盛り込みます。また、淀川水系に関しては、現在調査を進めているプロジェクトY:淀川水系調査グループの調査結果に盛り込みます。また、大阪府が行っている大阪府外来生物目録の調査にもデータを提供します。

ヌートリアマップ(大阪府)


2000〜2008年の大阪府でのヌートリアの観察情報のある場所(2000-2004年:白抜き、2005-2008年:赤)。ヌートリア本体の観察記録を■、糞や足跡の観察記録を◆で示しています。
ここに示したデータには、大阪府から提供を受けた大阪府外来生物目録のデータを含みます。