博物館の行事の報告


和田の鳥小屋のTOPに戻る


●植物園案内・動物編「春の渡り鳥
日時:2005年4月23日(土)
場所:大阪市東住吉区長居植物園


 4月10日に補助スタッフのメンバーと一緒に予定しているコ−スをまわる。まだ渡り鳥には早いかと思ったが、オオルリとキビタキのオスを各1羽観察することができた。
 行事当日、出発直後に博物館の北側でシロハラを観察。それから、橋をわたって池の対岸へ。ダイサギとアオサギを観察しているとクサシギを発見。さらにカイツブリやカワウを観察。川沿いに歩き、アジサイ園でキビタキとコゲラを観察。キビタキはオスを中心に4-5羽いた。小池をまわって二次林へ。オオルリが多く、ほぼ全員で観察できた。その他、エゾムシクイやセンダイムシクイもよく囀っていた。戻ってきて解散。

観察した鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、ホシハジロ、クサシギ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス(以上26種)
●植物園案内・動物編「冬鳥の食べ物2
日時:2005年3月5日(土)
場所:大阪市東住吉区長居植物園


 2月27日に補助スタッフのメンバーと一緒に予定しているコ−スをまわる。ルリビタキを至近距離から長い間ゆっくり観察できて満足。
 行事当日、まず博物館のすぐ横で、シロハラを観察。するとシジュウカラとヤマガラも肉眼で観察できる場所に出現。それから大池の西側へ。カルガモを観察するが、コガモが遠いので、西側を回ることに。回り始めてすぐ、柵にカワセミがとまっているのを発見。さらに進むと、アオサギ、モズ、ジョウビタキと次々と出現。コガモはほとんど忘れ去られる。大池の東側へ行き、カワウ、ホシハジロ、キンクロハジロなどを観察。さらに小川左岸を小池の方へ行く途中で、ルリビタキとアオジを観察。小池をまわって、ツツジ山から二次林へ。カワラヒワがたくさんいたので観察。再び大池に戻り、白くなったカワウを見た後、戻ってきて一端解散。
 博物館通用口を出たところにイカルとコイカルを見たとの情報があったので、有志で(結局大部分の人が付いてきた)、イカルとコイカルを観察に行った。予定通りイカル2羽とコイカル雄1羽を観察。

観察した鳥
カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、コイカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス(以上34種)
●友の会・月例ハイク「平城宮跡〜水上池
日時:2005年2月20日(日)
場所:奈良市
参加者:38名


 よく知ってるコースの上に、地元の友の会評議員Tさんが駆けつけてくれるということで、下見はなし。とにかくTさんに連れて行ってもらうことにする。
 行事当日、集合場所では受付のみ(資料はなし)。近鉄大和西大寺駅から平城宮跡に移動してから、スタッフ紹介と予定を説明。
 まず平城宮跡で、アリスイとホオアカを探す。しかし、見つからず。ツグミやヒバリをもっぱら観察。シリブカガシを観察してから、水上池へ移動。事前の情報通りオシドリが大量にいるので、ゆっくり観察。合わせて他のカモ類も説明。水上池をまわって、公園で昼食に。まわる途中にオオバンを観察。昼食時に和田がトモエガモの雌を発見するものの、大部分の人は観察できず。
 昼食後、磐之媛命陵の西を通って北へ。前を歩いていた10名ほどはベニマシコを観察。磐之媛命陵の北西角あたりで、ヤドリギと地蔵さんに付くヤモリを観察。ハジカミ池では、カワウの糞で白くなった木を見るほか、ゆっくりとミコアイサを観察。平城宮跡のところの交番まで戻って解散。
 とにかく寒かった。博物館で裏番組に地球科学講演会が開かれていたせいか、参加者は少なめ。事故やトラブルなどは特になし。
 解散後、一部の人はもう一度アリスイを探しに行き、観察することができた。

観察した鳥
カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、トモエガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、ミサゴ、バン、オオバン、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、ベニスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上37種)
※アリスイは解散後に出現。
●友の会・プロジェクトY「アカガエルの卵探し
日時:2005年2月13日(日)
場所:奈良市〜大和郡山市
参加者:32名


 1月31日に中条学芸員と予定しているコースを歩く。子供の森で予定通りニホンアカガエルの卵塊を確認したのはいいが、途中急な坂を登る羽目になったので、本番では逆コースをたどることにする。逆コースだと途中の曲がり角がわかるかどうか少し不安だが、道に迷っても何とかなるだろうと判断。
 行事本番にはニホンアカガエルの卵塊しか見せられないが、ヤマアカガエルについてもコメントする必要がある。ヤマアカガエルについて何も知らないのはまずいので、2月10日に天理市方面に研修に行く。予定通りヤマアカガエルの産卵場所を4ヶ所で確認。
 行事当日、集合場所では受付と資料配付のみ。予定の時間に路線バスが来ずに少しあせる。バスには他に乗客はほとんどおらず、30数名で乗ってもまるで問題なかった。バスを降りたところで、挨拶と予定を説明して出発。まず子供の森でニホンアカガエルの卵塊を観察。周囲の落ち葉の下からオスが3匹採れたのでそれも観察。少し移動してもう一つの産卵場所でもニホンアカガエルの卵塊を観察。昼食後、大和民俗公園方面に向かいつつ、水田やため池に寄り道。2ヶ所で卵塊を2つずつ確認。大和民俗公園でまとめをして、調査の分担をして解散。

観察した鳥
カイツブリ、カルガモ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、イカル、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上20種)
【この間の行事の報告は制作中】
●植物園案内・動物編「秋の渡り鳥
日時:2004年10月16日(土)
場所:大阪市東住吉区長居植物園


 10月9日に補助スタッフのメンバーと一緒に予定しているコ−スをまわる。台風が接近していてどうしようかと思ったけど、台風はそれ気味で、なんとか小雨くらいに落ち着いたので決行。下見の途中で雨もあがってきました。むしろ植物園内の人影もまばらで、鳥の観察にはよかったかもしれない。サメビタキ類3種が揃い踏みで、とくにサメビタキは至近距離から長い間ゆっくり観察できて満足。
 行事当日、出発直後にオオルリの雄の幼鳥が出現。しかしすぐに飛ぶ。それから、橋をわたって池の対岸へ。渡ってきたカモの第一陣がいたので観察。小池の北辺りでコサメビタキを発見して、長い間みんなで観察。その後、下見の時にサメビタキ類が勢揃いしたツバキ山に向かうがヒタキ類はおらず…。二次林に入りヤマガラを観察。いったん池に行くと、上空をカラスに追われたハイタカ属が一瞬飛ぶ。それから、メジロなどを観察しながらユーカリ林の方へ。バラ園を抜けて、まだ時間があったので照葉樹林へ。そこでメボソムシクイをゆっくり観察。戻ってきて解散。

観察した鳥
カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハイタカ属の一種、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、マミジロ、メボソムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス(以上30種)
【この間の行事の報告は制作中】
●野外実習「鳥の野外調査(1)ケリのなわばり
日時:2002年4月14日(日)
場所:堺市金岡町〜石原町の農耕地


 農耕地まで歩き、ケリを見ながら農道の脇で、なわばりについての解説(定義、種類、調査方法など)。さらに資料に基づいて、研究例を紹介し、実習として行う観察内容を説明する。調査のための班分けと担当するケリを確認した段階で、昼食。昼食後、午後1時から2時までデータをとる。
 調査内容は、5-6名ごとに5班にわかれ、各班で分担して、それぞれ1羽のケリを1時間観察し、行動(範囲と攻撃)を記録するというもの。
 調査では、なわばり行動だけでなく、ケリの抱卵やヒナも確認できて、おおむねうまくいった。唯一残念だった点は、昼間での解説の時点ではケリは盛んになわばり防衛の行動をしていたのが、昼過ぎにデータを取り始めると動きが少なくなったこと。調査自体は楽やったけど、むしろ退屈だったかも。

観察した鳥
カワウ、ゴイサギ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス(合計16種)

和田の鳥小屋のTOPに戻る