博物館の行事の報告


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●テーマ別自然観察会「花にくる鳥
日時:2022年3月12日(土)
場所:大阪府堺市 大泉緑地
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み32名、締め切りまで募集した)


 大阪府に出ていた赤信号とまん延防止等重点措置が延長になったので、3月3日に行事の中止を決定。申込者への連絡は、うっかりしていて3月9日に。
●テーマ別自然観察会「冬の羽根ひろい
日時:2022年2月26日(土)
場所:大阪府堺市 大泉緑地
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み58名、締め切りまで募集した)


 大阪府に出ていた赤信号とまん延防止等重点措置が延長になったので、2月18日に行事の中止を決定。すぐに申込者に連絡。
●テーマ別自然観察会「公園の冬鳥
日時:2022年1月29日(土)
場所:大阪府堺市 大泉緑地
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み62名、締め切りまで募集した)


 大阪府に赤信号が出て、まん延防止等重点措置も出るので、1月25日に行事の中止を決定。すぐに申込者に連絡。
●月例ハイク「阪南市でビーチコーミングと鳥の観察
日時:2022年1月23日(日)
場所:阪南市 箱作駅〜茶屋川河口〜里海公園〜下荘漁港〜(海岸沿い)〜西鳥取漁港〜鳥取ノ荘駅
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み74名、全員当選。締め切りまで募集した)


 新型コロナウイルスの新規陽性者数が急増しており、大阪府がまん延防止等重点措置を政府に求める見込み。まん延防止等重点措置はまだ出ていなくても、それに相当する状況であることを鑑み、1月20日に行事の中止を決定。すぐに申込者に連絡。
 仮に事前に中止を決定していなくても、どのみち雨天中止であった。新型コロナウイルスの新規陽性者数が急増を受けて、また返信が遅れたこともあって、事前に6件15名からキャンセルの連絡があった。

 1月6日に、友の会評議員2名と下見。
 担当者の間で、ただ中止にするのは残念なので、大阪湾展で作成した観察地図に、下見に観察した内容を書き足し、画像を追加した観察マップを配布した。1月26日にDropBoxにアップして、参加者にアナウンス。
●植物園案内・動物編「秋の渡り鳥
日時:2021年10月23日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:40名(申込み45名、全員当選)(補助スタッフ0名)


 新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、申込み制。望遠鏡や双眼鏡、図鑑の貸し出しはしない(ただしどうしても双眼鏡が用意できない家族がいたので2台貸し出した)。

 クジラの骨に出入りするスズメを観察し説明してから、大池へ。遠目のダイサギとカワウ(とカワウの糞で白くなった樹)説明してたら、カワウが1羽飛んできてくれた、カイツブリが浮いていた、アオサギが飛んで行った、ハシボソガラスも寄ってきた。
 バラ園からユーカリ経由で歩くが、観察したのはハクセキレイだけ。再び大池へ。再びカワウとカイツブリを観察。マガモのペアを見つける。
 二次林の北側からツツジ山へ。樹にとまるドバトを見る。小池の北側からアジサイ園へ。針金ハンガーを使ったカラスの巣を観察。小川沿いに三度大池へ。
 そこでカワセミが見つかった。あまり綺麗でない幼鳥だけど、みんな喜んでくれた。ついでにモズも観察し、モズの嫁入りの解説。
 橋を渡って帰ってきた。ポーチでまとめをして解散。
 
 ほとんど小鳥が見つからなかった。カワセミが出てくれて良かった。

観察した鳥
マガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、大型ツグミの一種、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(以上21種)
●室内実習「ホネ標本の作り方(大人向け)
日時:2021年9月26日(日) 10:00〜14:45
場所:大阪市立自然史博物館 実習室(リモート実施)
参加者数:9名(申込み10名、リモート参加希望6名)(スタッフは学芸員2名、なにわホネホネ団から団長、団員1名の合計4名)


 緊急事態宣言が9月末まで延長されたので、9月10日にリモート実施を決定(ネットの案内ではリモート実施をアナウンスした。それからの申込みは1名のみ)。9月11日に申込みを締め切ってから、9月15日に申込み者に、リモート実施でも参加するかの意向確認のメールを送付。
 6名がリモート参加希望。ただし1名は視聴のみ希望。希望者にはホロホロチョウ頭の実費頒布をアナウンスしたところ、4名が頒布希望。3名は親子あるいは友人と2人ずつで参加(アクセス件数6件で、参加者数9名)。
 9月22日に資料をメールで添付して送付。リモート不参加の内1名にも、希望されたので、資料を送付。9月24日にアクセスするURLと当日のタイムスケジュールを送付。
 9月25日にスタッフ3名で、機器やパソコンのセッティングと、道具類や材料の準備。8月の子ども向けと基本的に同じセッティングだが、女優ライトが2台追加された。2時間のライブ実演と違って、リアルタイムで作業を進めるので、途中段階の状態をあらかじめ作っておく必要がなく、準備は8月より簡単であった。

 当日の役割分担は、和田が挨拶と概要説明の後、参加者の様子に目を配りサポート、及びチャットでの質問への対応。なにわホネホネ団の2人で、実演とカメラワークをしながら、作業の説明と解説。萌蔵が機器関係のサポート、及び必要に応じてハイライト設定。

 結果的なタイムスケジュールは以下の通り。
10:00-10:10 あいさつ、概要説明
10:10-11:30 皮剥き→舌はずし→首はずし→眼球取り出し
11:30-12:15 ゆでて肉取り→パイプユニッシュに浸ける(頭、首、舌)
12:15-13:00 <昼休み>
13:00-13:45 パイプユニッシュから出して洗ってから肉取り
13:45-14:00 舌の肉取り
14:00-14:15 眼球の処理
14:15-14:30 漂白(オキシドールに浸ける)、乾燥・仕上げ、保存方法の説明
14:30-14:45 質疑応答、まとめ
 漂白以降の作業は、各自で後日作業してもらうことにして、説明して終わった。一連のZoomは録画して、参加者のみ復習のため見られるように設定した。随時メールで質問に対応する旨をアナウンス。

 参加者のうち、2件4名は、昼に途中で離脱された。自分で材料を準備した方は、実質的に見学になった。したがって、午前中に目を配るべき参加者は、4件。午後には2件に減った。
 対応すべき参加者が少なかったから、ほぼ予定通り実習を終えられたが、課題は多かった。
・こちらの実演と、参加者の作業を両立するのが難しく、また細かい作業のコツを伝えるのも手間がかかった。
・参加者の手元がみえないため、参加者の作業の様子を把握できなかった。そのため、随時の個別の指導ができず、時間をとって一々作業の様子を見せてもらう必要があった。これは少人数でしか対応できない。

 その他の反省点
・資料に頭骨の下側の図を入れ忘れた。
・準備する道具類に、キッチンペーパー、カッターナイフ、つまようじを入れておけばよかった。また歯間ブラシは、“曲がっていないもの”を指定する必要があった。
・材料を自分で手配した人に、何を入手したか確認が必要だった。
●植物園案内・動物編「秋の渡り鳥
日時:2021年9月25日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み26名、ほぼ締め切りまで募集した)


 大阪府の緊急事態宣言が出るので、9月10日に行事の中止を決定。
●植物園案内・動物編「はじめての鳥の羽根ひろい
日時:2021年8月28日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み48名、ただし締め切り前)


 大阪府の緊急事態宣言が出るので、8月1日に行事の中止を決定。
●室内実習「ホネ標本の作り方(未成年向け)
日時:2021年8月15日(日) 13:00〜15:00
場所:大阪市立自然史博物館 実習室(リモート実施)
参加者数:15名(申込み42名、リモート参加希望19名)(スタッフは学芸員2名、なにわホネホネ団から団長、団員1名の合計4名)


 対面での実習の実施は無理と早々に判断していた。リモートで通常の手羽先実習を実施するのは、参加者側のカメラの解像度を考えると難しいと判断。画像で双方向の企画は難しくても、こちらからライブで配信することは可能と判断して、ライブ実演を企画した。ただし、希望者は一緒に作業してもいいことにした。
 7月14日にリモートでライブ実演をすることに決定。ネットの案内を差し替えた。7月31日の申込み締め切りを待って、申込者にリモート実施の意向確認のメールを送信。大阪府のまん延防止等重点措置が8月22日まで延長されたため、8月1日にリモート実施を最終的に決定。
 8月3日、当日アクセスするZoomのURL、タイムスケジュール、及び一緒に作業する人には準備するものをメールで連絡。あわせて資料をメールで添付して送付。ライブ配信視聴は希望しなかったが、資料配付を希望した3名に資料を送付。9月24日にアクセスするURLと当日のタイムスケジュールを送付。なお、希望者に用意してあった手羽先を実費頒布することを案内したら、7人が購入希望。しかし、冷凍室の中から発掘できず、頒布を断念し、合わせて連絡。
 8月14日、参加者にリマインダーのメールを送付。スタッフ4名で、機器やパソコンのセッティングと、道具類や材料の準備。3分クッキング方式で実施するので、途中処理段階の手羽先を4段階準備。

 当日の役割分担は、和田が挨拶と概要説明の後、参加者の様子に目を配りサポート、及びチャットでの質問への対応。なにわホネホネ団の2人で、実演とカメラワークをしながら、作業の説明と解説。萌蔵が機器関係のサポート。

 結果的なタイムスケジュールは以下の通り。
13:00-13:10 あいさつ、概要説明
13:10-13:30 皮剥き→肉取り
13:30-13:45 ゆでて肉取り。パイプユニッシュへの浸け方解説
<パイプユニッシュに1時間浸けたとして>
13:45-14:00 パイプユニッシュから出して、肉取り。オキシドールへの浸け方解説
<オキシドールに1時間浸けたとして>
14:00-14:15 オキシドールから出して、肉取り。パーツがとれた時の対応の説明。
14:15-14:25 仕上げの説明
14:25-14:55 質疑応答、まとめ
 一緒に作業していた子どもは4名(ただし内2名は、小さい兄弟と一緒に作業していたので、本当の参加者は+2名)。作業していた子どもは、パイプユニッシュに浸ける前まで一緒に作業できた。

 1人が作業して、もう1人がカメラワークをしながら、合いの手を入れるというやり取りは、聞きやすかった。その2人は参加者の様子をモニターするのは難しいので、もう1人が参加者の様子をモニターしながら、指示出したり、補足したり、チャット対応。という体制はスムーズだったと思う。
 午前中に接続練習の時間を設けていたが、誰も希望しなかった。心配していた接続は問題なく、開始時刻には全員揃っていた。
 当初、発信側は引きのカメラと、手元の高画質カメラを用意していたが、高画質カメラの画像は重くて環境によってはカクカクすることが判ったことと、高画質カメラでなくても充分見えそうだったので、普通のカメラにかえた。固定の引きの画像と、動かす手元カメラをスイッチで切り替える体制。カメラ1人、モニター3人でスタッフ側は、4人ログインした。
 一緒に作業している子どもとのやり取りがいい感じだったし、作業の進行具合はけっこう把握できたし、指示も出来た。これなら、リモートでいつものプログラムをできるんじゃないかという感触を得た。
●やさしい自然かんさつ会「ツバメのねぐら
日時:2021年7月31日(土)
場所:奈良市 平城宮跡
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み108名、ただし締め切り前)


 大阪府のまん延等防止重点措置が8月22日まで延長されることが決まり、大阪府の赤信号もその期間継続される。そのため、7月9日に行事の中止が決定、すぐに中止のアナウンス。後から申込みの葉書が3枚。
●月例ハイク「平城宮跡と水上池で生き物さがし
日時:2021年7月18日(日)
場所:奈良市 平城宮跡〜水上池
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み56名、ただし締め切り前)


 大阪府の緊急事態宣言は解除されたが、まん延等防止重点措置が7月11日まで出ることが決まり、大阪府の赤信号もその期間継続される。その後の状況も微妙であり、実施可能と判断できるのは直前で、下見や返信のための時間が不充分なため、6月22日に行事の中止を決定。
●植物園案内・動物編「小鳥のヒナを探す
日時:2021年6月26日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み41名、ただし締め切り前)


 大阪府の緊急事態宣言が延長される見込みで、たとえ解除されても赤信号は継続される見込みと判断して、5月22日に行事の中止を決定。
●テーマ別自然観察会「高槻のカエル探し
日時:2021年6月20日(日)
場所:高槻市
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み35名、ただし締め切り前)


 大阪府の緊急事態宣言が延長される見込みで、たとえ解除されても赤信号は継続される見込みと判断して、5月22日に行事の中止を決定。
●地域自然誌シリーズ「くろんど園地
日時:2021年5月23日(日)
場所:大阪府交野市 くろんど園地
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み48名、ただし締め切り前)


 大阪府に緊急事態宣言が出ており、それが解除されても赤信号は継続される見込みと判断して、4月27日に行事の中止を決定。
●テーマ別自然観察会「はじめての鳥のさえずり
日時:2021年5月16日(日)
場所:奈良県生駒市〜大阪府東大阪市 生駒山〜なるかわ園地
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み11名、ただし締め切り前)


 大阪府に緊急事態宣言が出ており、それが解除されても赤信号は継続される見込みと判断して、4月27日に行事の中止を決定。
●植物園案内・動物編「はじめてのバードウォッチング
日時:2021年4月24日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:新型コロナウイルス感染拡大のため中止(申込み55名)


 大阪府に赤信号という名の外出自粛要請が出たので、4月7日に行事の中止を決定。
●室内実習「鳥の調査の勉強会 第1回
日時:2021年4月11日(日) 09:30-12:00
場所:長居植物園、大阪市立自然史博物館 会議室 →Zoomを用いたリモート開催
参加者数:7名(申込み13名、全員当選、キャンセル1名・リモート断念5名)


 今年は、昨年からの継続5名、新規8名。しかし、新規1名がキャンセル。赤信号という名の外出自粛要請と医療緊急事態宣言が、4月7日、大阪府に出たので、対面での実施は断念。4月8日に急遽、リモート開催の場合、参加の意思を確認。その結果、継続の5名は参加を断念し、新規の7名のみがリモートでの参加を表明した。当初は午後に設定するつもりだったが、午後は別の企画で博物館のZoomアカウントが予約されていたので、午前設定に変更して、4月9日にリモート参加希望者にURLを連絡。
 いつもは午前に実施していた植物園をまわって研究計画を考えるパートは断念。

 勉強会の進め方、研究する際に考えるべきことといった簡単な解説をした後、その実例としての論文紹介。今回は新規の人ばかりだったので、2年前に紹介した論文を再度紹介。
 その後、順番に用意してきたデータのまとめや、研究計画の発表。参加者は7名だが、コンビが3組いたので、発表は5件。すでにデータがあってそれなりにまとめて始めているが、今後のまとめ方とデータの取り方の相談が2件。データは少しあるがまとめられてないのが1件。これからデータを取り始めるのが2件。子どもは、まずは調査を意識して鳥を観察するところから初めてもらおう。
 今年度は、年間を通じて3回開催予定。今後の予定は、7月3日(土)と11月6日(土)。
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