博物館の行事の報告


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●友の会月例ハイク「早春の室池で水辺の生き物さがし
日時:2017年3月19日(日)
場所:四條畷市 JR四條畷駅〜四條畷神社〜権現谷ハイキングコース〜かるがも橋〜緑の文化園(湿性花園〜中ヶ池水辺広場)〜蟹ヶ坂ハイキングコース〜御机神社〜住吉平田神社〜四條畷神社〜JR四條畷駅
参加者数:61名(幼児2名、小学生14名、中学生2名、高校生1名、あとは大人)(内、非会員1名、クーポン利用なし)(スタッフ3名+一般参加の学芸員1名)


 3月15日に、担当の3名で下見。大東市立青少年野外活動センターの池も見に行ったが、あまり面白くなく、アカガエル卵塊は緑の文化園で確認でき、コースがやたら長くなるので、断念。アカガエルの卵塊以外は、あまり水辺の生き物が見られなかったが…。

 当日、JR四条畷駅の改札前で受け付け。人数が増えた後は、受付の後、階段下に移動して参加者に待機してもらった。担当の3人以外に、N学芸員が登場。
 Wが先頭、Kがしんがり(実際にはN学芸員が最後尾だったが…)で、駅から出発。四條畷神社前と、御机神社前を過ぎた辺りで、いったんとまって後続を待った。ここ辺りまでは、車道を歩く上に、あまり見るものがなかった。
 川沿いで花崗岩に陥入する流紋岩の岩脈かなにかをN学芸員が解説。テングチョウやルリタテハも 見られた。権現滝の近くで、道上にヤマドリの羽根が散乱していて、先頭集団に集まっていた子どもたちが、驚喜して拾いまくった。川に降りられる場所2ヶ所で川の中の生き物を探してみたが、とくに何も見つからず。
 かるがも橋から、ヨシガモを観察。ウグイスやメジロの囀りが聞こえていた。緑の文化園内のトイレ近くで昼食。昼休みは1時間と宣言したが、みんな食べ終わって暇そうだったので、35分ほどで出発。直後、Mさんからカシノナガキクイムシの解説。その後方で、子どもたちはアリジゴクに盛り上がる。
 湿性花園の室池の端っこで、ニホンアカガエルの少数の卵塊やオタマジャクシ、婚姻色の出たオスガエル1匹を見つけて観察。干涸らびそうな場所の卵塊を救出して移動させる子どもがいた。かと思うと、泥に膝まで沈む子どもが一人。イノシシの掘り跡の他に、アライグマの足跡も観察できた。花園の谷の一番上の小さな池で、たくさんのニホンアカガエルの卵塊や、泳ぎ回るマツモムシを観察。
 中ヶ池水辺広場近くで、水辺に入り込んで水網ですくい、ヌマエビ類やアメリカザリガニ、ブルーギルを観察。
 帰りの下り道で、走りたがる子どもを止めるのに苦労する。御机神社で、簡単に挨拶していったん解散。でも大部分の人は 一緒に林の中を住吉平田神社に抜けた。住吉平田神社の近くで、アオバトなどの羽根が大量に落ちていて、またもや子ども達は驚喜して羽根を拾いまくっていた。その後、JR四條畷駅へ戻った。

 参加者数は、おおむね見渡せる範囲だったので、先頭は、後ろが追いつくのを待ちやすかった。
 下見をした4日前と比べても、とても暖かく、昆虫が動き始め、アカガエルの発生も進んでいた。でも、あまり観察するネタは多くなかった。子ども達は、羽根拾いを楽しんでいた感じが強かった。
 自然観察地図にある場所だが、観察地図とは違うコースを歩いた。自然観察地図には、もっと多様なコースを書き込んだ方がいいだろう。

確認した鳥
ヨシガモ、カイツブリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ミソサザイ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、エナガ、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、アオジ(以上17種)

拾った鳥の羽根(分かったもののみ)
ヤマドリ、キジバト、アオバト、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、トラツグミ、スズメ

観察した哺乳類
モグラ(塚)、イヌ(頭骨)、アライグマ(足跡)、イノシシ(掘り跡)

観察した両生爬虫類
ニホンアカガエル(オス婚姻色付き、卵塊、オタマジャクシ)、アカミミガメ

観察した昆虫
アリジゴク、マツモムシ、テングチョウ、ルリタテハ

観察したその他の動物
ヌマエビ属、アメリカザリガニ、サカマキガイ、ブルーギル


●植物園案内・動物編「早春の冬鳥
日時:2017年3月4日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:55名(補助スタッフ3名)


 樹上の果実がなくなり、種子が減り、地上に降りていることが多いこと、カラスなど繁殖期に入った鳥がいるなど、鳥の概況を説明してから出発。
 まず大池に出て、キンクロハジロ、オオバン、マガモを説明。コブハクチョウを放す問題を語る。対岸にカワセミが見つかったが、遠くて、噴水が邪魔で見にくいので、池を回って近付くことに。途中で地上と樹の上を行ったり来たりしているカワラヒワを観察。地上で草の葉を採食するヒヨドリも観察。対岸近くに行ってみたが、カワセミはおらず。ダイサギやカワウを解説して時間稼ぎをしてもカワセミは現れず。あきらめて、林の方へ。
 ユーカリ林のところで、ツグミが地上で採食するのを観察。二次林南東角から、ハシボソガラスとその巣を観察。二次林の北東部でジョウビタキ雄を観察。ツツジ山の東でもジョウビタキ雄を観察。ツツジ山のカワズザクラにいるジョウビタキ雌も観察。ツツジ山の北東で、地上に降りて採食しているイカル5羽を観察していたら、ツグミやシメもやってきた。マツ林の北で、トラツグミを発見・観察。落ち葉にまぎれてトラツグミを見つけられない人が続出で、妙に盛り上がる。
 再び大池に戻り、コガモを観察。半島のところで囀っているシジュウカラを観察しようとしたら逃げられ。またハシボソガラスとその巣を観察。ポーチに戻って、かるくまとめて、解散。
 いつになく、まじめに鳥の解説をした。

観察した鳥
コブハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、シメ、アオジ(以上32種)

●植物園案内・動物編「冬の羽根ひろい
日時:2017年2月4日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:43名(補助スタッフ2名)


 ちょうど果実がなくなったタイミングであることなど、鳥の概況を説明。鳥の羽根拾いの衛生上の注意をしてから出発。
 博物館の裏で、ドバト、キジバト、カラスの羽根を最初に見せて説明。すぐにヒヨドリの羽根の散乱が見つかって、みんなで採取。照葉樹林に入るとトラツグミの羽根の散乱が見つかる。それを採取していると、同じ場所からメジロやカワラヒワの羽根も見つかった。マグノリア園周辺で、チョウゲンボウやアオバトの羽根が見つかり盛り上がる。そしてユーカリ林に行くと、コガモの羽根の散乱に遭遇。二次林に入ったところでヤマシギの羽根の散乱に遭遇。次々と羽根の散乱が見つかって盛り上がった。
 二次林の北側でシジュウカラを見ながら、あの鳥の羽根はなかなか拾えない。オオタカなどによく捕食されるから、ヒヨドリ大からカラス大の羽根はよく拾えるという話をしながら、小池に出ると、カワセミがいたのでみんなで観察。マツ林の北側でトラツグミとビンズイを観察。さっきあの鳥の羽根を拾ったとかいいながら、トラツグミを観察。
 大池の北側に出たら、コサギとオオバンの羽根の散乱に遭遇。一通りひろって、ポーチに戻って解散。再び衛生上の注意と、羽根の洗い方と保存方法を説明して解散。
 解散後さらに1時間近く、居残った十数人と一緒に、行事の最中に分からなかった羽根を図鑑で確認した。分からないと思った羽根の多くは、コガモとオオバンの羽根だった。トケン類と思った羽根は、チョウゲンボウのものだった。不明の小鳥の羽根はスズメでよかった。
 いっぱい採った羽根の名前を、もう一度確認する子どももいた。名前が分からない人は、もう一度教えると宣言した方が、より羽根に興味を持ってもらえるかもしれない。

羽根を拾った鳥
コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ(散乱)、ドバト(散乱)、キジバト(散乱)、アオバト、アオサギ、コサギ(散乱)、オオバン(散乱)、ヤマシギ(散乱)、チョウゲンボウ、カラス、ヒヨドリ(散乱)、メジロ、ムクドリ、シロハラ、トラツグミ(散乱)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(以上21種)

観察した鳥
コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、コサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、トラツグミ、スズメ、ハクセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、アオジ(以上31種)


●植物園案内・動物編「みじかな冬鳥をさがそう
日時:2017年1月7日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:49名(補助スタッフ2名+博物館実習生3名)


 博物館実習生が参加することをアナウンスしてから、この冬の鳥の概況をざっと説明して、出発。
 大池の橋の手前で、オオバン、ハクセキレイを見つけて、主にオオバンの説明。橋の向こう側に行って、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワウを説明。大池沿いに休憩所まで回って、コブハクチョウやカワウ、カイツブリ、コサギを観察。するとカワセミが登場した。幼鳥であまり綺麗ではなかったが、ゆっくり見られた。ヨシガモが見つかったが、寝ている雌なので、説明しようがなかった。
 ついで二次林に移動して、アトリとカワラヒワがアキニレの実を食べているのを観察。二次林の周囲を反時計回りに回っていくと、ボタン園でイカルとシメに遭遇。おおむね全員観察できたかと。ツツジ山に西からマツ林の北に行くと、カメラマンの集団がトラツグミを狙っていた。大勢で邪魔になるので、そのまま通過。
 再び大池に出ると、バンがいた。大池の周りを回っていくと、橋の手前側でダイサギ、アオサギ、コガモを観察することができた。そのままポーチへ戻って解散。
 ベビーカーの人がいたので、林内には入らないコースを選んだが、鳥はそれなりに見れたので問題なかった。最初に見られそうな鳥として、オオタカ、カワセミ、アトリ、イカルをあげたが、オオタカ以外は出現した。でも、オオタカが出なかったので、なぜか残念な感じに…。最初にあまり期待を盛り上げなければよかった。
 子ども達には、けっこう羽根を拾っていた。また落ちているタネ(サンシュユ、クスノキ、センダンなど鳥の糞由来)を拾う子もいた。

羽根を拾った鳥
マガモ、ドバト、キジバト、アオバト、ゴイサギ、カラス(以上6種)

観察した鳥
コブハクチョウ、ヨシガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ドバト、キジバト、アオバト(羽根)、カワウ、ゴイサギ(羽根)、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ユリカモメ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ、アオジ(以上32種)
●著者によるブックトーク「びっくり!おどろき!動物まるごと大図鑑シリーズ
日時:2016年12月10日(土)
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
参加者数:48名
講師:中田兼介先生(京都女子大学)


 9月頃に突然思い立った“著者によるブックトーク”。本の宣伝をさせてあげるからと著者を呼び出して、本の執筆の裏話や自然史関連の話題を話して頂く。こちらは気軽に講演をしてもらえ、著者は本を宣伝できるというウィンウィンの企画。でも、著者は引き受けてくれるのか、そもそもお客は集まるのか、面白い内容になるのか。いろいろ不明な点が多いので、頼みやすい相手として、大学院時代のS学芸員の隣の研究室の同期、I学芸員の直接の先輩を呼び出してみた。
 ジオラボの前の時間帯、午後からの1時間半に設定し、30分は本の裏話、30分は本の内容にもからんだ講師の専門のクモの話、最後の30分は学芸員を交えての対談。という構成。
 そこそこのお客は集まった。トークの内容は、本作成の経過と内容、そして没ネタ紹介。網を張るクモの行動3大話。最後は学芸員3人を交えての大学院時代の暴露大会となった。終わってからサイン会を少々。
 参加者には楽しんでくれた方が多かったが、もっと楽しいクモの話を期待して、ちょっと期待外れの人もいた様子。
 そもそも講師先生との打合せ不足が最大の反省点。講師先生からは、専門の話はともかく、本の制作の裏話は対談形式の方が話しやすいとの意見があった。イベントタイトルは、書名ではなく、トークの内容にした方がよかったかもしれない。
●テーマ別自然観察会「サルの行動観察
日時:2016年11月27日(日)
場所:京都市 嵐山モンキーセンター(+桂川沿い)
参加者数:雨天中止(申込み66名、当選35名)(講師1名)


  11月24日に下見。昨年と同じスペックを考えているので、念のため下見ってところ。一年ぶりのサルたちは、やっぱり可愛い。スタッフの人から聞き出して、個体識別をしたら、より一層楽しい。例によって、観光シーズンなので、平日なのに観光客が多かった。その多くが海外からの客人であった。今年も、高校生約20人の団体が来ていて、やっぱりグループになって個体の追跡観察をしていた。
 昨年の105名ほどではないが、今年も申込み者は定員を大幅に上回り、抽選をした。昨年の落選者が19名も申し込んでいた。

 前日から予報は雨。当日朝も問題なく雨なので、気持ちよく雨天中止。

●室内実習「ホネ標本の作りかた(大人向け)
日時:2016年10月16日(日)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:17名+見学2名(申込み18名、全員当選)(講師3名、補助スタッフ1名)


 昨年に引き続き、夏休みに子ども向け、秋に大人向けのホネ標本作りの実習をすることにした。大人向けは、過去2年と同じくニワトリの頭骨標本。一昨年の比内地鶏、昨年の名古屋コーチンに続いて、、今年は天草大王。
 大人の申込みが少なかったので、中高生も当選とした。1家族だけ、お父さんが申し込んで、子どもと一緒に参加となった。今年は遠方からの参加はなかった。

 一日の予定と、スタッフ紹介、衛生上の注意をした上で、鳥の骨格を哺乳類と比較しつつ簡単に解説。その後、講師から具体的な作業手順の説明。午前中は、皮剥き、舌骨と頚椎と目玉の取り外し、脳のかき出し、軽くゆでて肉取り。昼休み中に、パイプユニッシュに漬け込み。午後からさらに肉取り。過酸化水素水で漂白1時間。その間に博物館バックヤードのホネの標本作り施設の見学。その後、さらに肉取り、持参してもらった発砲スチロールに固定して終了。
 人数が少なかったので、スタッフの負担は少なかった。が、余裕を持ってしまったためか、午前中で20分押し、漂白に入る時点で45分押し。午後4時に強引にまとめをして、あとは流れ解散とした。結局、午後5時頃に片付けが終わった。にはなったが、一斉に次の行程に進めていくことができた。状態のいいニワトリ頭を用意できた事もあるが、全体的に出来のいいホネ標本ができた
 今年の鶏のホネはしっかりしていて、作業はしやすかった 。

 今年の申込みが少なかったので、ニーズが減ってきているかもしれないが、来年も一応実施の方向。来年は、ニワトリの頭であれば別の地鶏、あるいはウシガエルやオオヒキガエルを使ってもいいかもしれない。ダチョウやシチメンチョウの頭骨の可能性も考えてもいいかも。


●植物園案内・動物編「渡りの途中の小鳥さがし
日時:2016年9月3日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:44名(補助スタッフ3名)


 秋の渡りが始まっていること、今日ねらうヒタキ類の探し方を簡単に説明してから出発。
 大池でコサギを見つけて、白いサギの見分け方を説明。ついでにサギの渡りについて解説。カワウとダイサギを遠くに見せる。コブハクチョウを放す問題点を説明。ついでにアカミミガメとコイと目の前にいる池の動物がいずれも人によって持ち込まれたものであることを解説。
 照葉樹林の南からバラ園の南を通って、二次林へ。途中、メジロやムクドリを少し説明。二次林では3ヶ所でねばってみるがヒタキ類は出ず。
 ツツジ山に行くと、シジュウカラとコゲラがいたのでしばらく観察。するとキビタキ、コサメビタキが相次いで出現。とくにコサメビタキは長時間にわたって、近くをウロウロしてくれて、全員が見ることができた。小池の北側からアジサイ園へ。アジサイ園とその北側で、オオルリ雄の幼鳥が出現。これまた近くをウロウロしてくれて、全員が見ることができた。
 再び大池に出て、カワウが羽根を拡げて日向ぼっこしているのを見つつ、橋を渡って、ポーチへ戻る。
 ヒタキ類の渡りの解説をして、次回1月の長居植物園での鳥の観察会と、11月のフェスティバルの宣伝をして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、カルガモ、ドバト、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、メボソムシクイ類、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(以上22種)


●地域自然誌シリーズ「汐ノ宮
日時:2016年9月25日(日)
場所:富田林市 近鉄汐ノ宮駅〜汐ノ宮橋(石川)〜願昭寺〜城山オレンジ園〜<昼食>〜やまびこ園〜小田切記念館メープル〜奥の谷〜瀧谷不動尊〜高橋(石川)〜近鉄滝谷不動駅
参加者数:68名(申込み101名、全員当選)(内、非会員は12人)
スタッフ:学芸員4名


 9月20日に下見の予定だったが、台風接近のため暴風警報が出ていたので断念。他に日程が合わないので学芸員各自で下見をすることにした。主担当は、他に日程がないので20日に下見を強行。担当分野にあまり見る物が無かったこともあり、雨風はほとんどない午前中に2時間ほどで下見を終えることができた。この日に決めたコースについて、他の3人は個々に(といいつつ22日に)下見した。

 観察会当日。天気が崩れるとの予報もあったが、留守電を入れ忘れて、集合場所へ(友の会パンフも忘れた)。 出席率は60%程度と予想して全員当選としたが、予想外に参加者が多かった。幸い駅前にスペースがあったので、集合に問題はなかった。
 主担当が先頭、昆虫担当が最後尾。地学担当は説明ポイント直前に先頭辺りに入り、通過する参加者に順次解説。キノコ担当は、あちこちに生えるキノコを適宜解説する段取りとした。
 駅前で出たばかりのハリガネムシが見つかり解説。オオカマキリが飛び、オオシロカラカサタケも生えていた。
 出発して、まずは石川の汐ノ宮橋のすぐ上流に降りて、しばらく地層の観察。地層に興味のない人は、バッタやヌマガエルを捕ったり、水たまりにたくさんいたコイ科稚魚やハリガネムシを観察。
 ハラビロカマキリが多い車道を上って、願昭寺へ。ここでトイレ休憩。 地学担当は見晴らしの良い場所から、段丘の説明。
 山道を登って、城山オレンジ園へ。途中、多数他種のキノコが生えていた。また斜長石を拾っている人もいて、前後に長くなった。前の方は、城山オレンジ園を行きすぎた場所で、後ろを待った。
 やまびこ園に向かい間にも多数のキノコ。やまびこ園の手前の行き止まりの車道で昼食。道に転がっている栗を拾って持って帰りたがる参加者を止めるのに苦労した。昼食後、午前中に観察したキノコについてまとめて解説。
 坂を下って、小田切記念館メープルでトイレ休憩。トビズムカデとアオズムカデを見た。
 奥の谷に降りて、しばらく昆虫や植物の観察。カヤネズミの巣があった。その後、奥の谷を下って、瀧谷不動尊でトイレ休憩。ここが一番先頭と最後尾の差が開いた。
 ここから車道を歩くので車への注意をうながしてから、西へ。 高橋(石川)は通り過ぎて、そのまま解散場所の滝谷不動駅へ。解散時間の午後3時になり、電車も来たので、そのまま流れ解散。先頭と最後尾は20分ほど開いていた。

 今回の地域自然史シリーズは、自然観察地図の改訂を見据えてのものだったが、このコースで新しい自然観察地図は作れそうな感触が得られた。

確認した鳥
ドバト、キジバト、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、イカル、ホオジロ(以上21種)

観察したその他の動物
ハリガネムシの一種、クチベニマイマイ、トビズムカデ、アオズムカデ、ジョロウグモ、ウシガエル、ヌマガエル、カヤネズミ(巣)、イノシシ(掘り跡)、イワツバメ(壊れた古巣)
●植物園案内・動物編「はじめての鳥の羽根ひろい
日時:2016年9月3日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:43名(補助スタッフ3名)


 秋の渡りが始まっていること、でも今日は主に羽根を拾うことを宣言し、羽根拾いの後は手を洗うことと安全衛生上の注意をして出発。博物館の裏で、カラスやドバト、ヒヨドリの羽根の説明。やたらとヒヨドリの羽根が拾われる。
 照葉樹林ではコガタスズメバチの使ってない巣が見つかり、みんなで観察。マグノリア園からユーカリ園、二次林と進む。ひたすらカラスの羽根が落ちていた。ふわふわの羽根が人気。キジバトの羽根も拾われ出す。
 いったん大池に出て、飛んでるゴイサギや羽づくろいをしているコブハクチョウを観察。ツツジ山の西を抜けて、アジサイ園、小川沿いへ。キジバトがひなたぼっこしているのを観察。ハシブトガラス幼鳥が木の枝で遊んでいるのも観察。
 再び大池に出て、コサギとチュウサギを解説。橋を渡って、ポーチへ戻る。
 羽根の洗い方と保存の仕方を説明して、再び安全衛生上の注意をして解散。

羽根を拾った鳥
コブハクチョウ、ドバト、キジバト、オオタカ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ(以上9種)

観察した鳥
コブハクチョウ、ドバト、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、チュウサギ、コサギ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ(以上15種)

●室内実習「ホネ標本の作り方
日時:2016年8月14日(日)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:23名+付き添いの保護者12名(申込み41名、当選30名)(スタッフは他になにわホネホネ団から団長1名、団員5名)(参加者は高校生1名、中学生8名、あとは小学生)


 一昨年から夏休みの子ども向けと秋の大人向けに分けた。申し込んできた大人と規定年齢以下の子どもを落選させたら、ほどよい人数になった。なお例年通り保護者が付き添うことを認めた(ただし子ども1名につき付き添い1名とした)。

 小学生でも比較的簡単なニワトリの手羽先標本を作製。スーパーで売っている手羽先は若くてホネが完成していないので、食材として売っている地鶏(今年は信州黄金シャモ)を購入して材料とした。一人に一つずつ手羽先を配り、皮をむいて、主だった肉を取り除いたら、軽く煮てあとはさらに肉取り。そしてパイプスルーにつける。さらに肉取り。過酸化水素水で漂白。黒い板に取り付けて持って帰るという内容。パイプスルーの間に昼食をとり、漂白の間に特別展「氷河時代」を見学し、板を黒く塗った。
 手際が悪かった子どもを適宜保護者が手伝ったこともあって、タイムスケジュールを前倒ししてプログラムを進めることができた。各テーブルに1人のスタッフを配置して指導したこともあるだろう。
 最初に取り除いた主な肉は回収して、昼食にサラダとして食べた。
 肉取りの道具は、骨抜き用のごついピンセットと、普通のピンセット、料理用ハサミ、解剖ハサミを用いた。
 例年の延長で、必要の無いまち針(または昆虫針)を持ち物に入れてしまったが使わなかった。 参加費は、返信には500円としたが、当日400円に値下げした。

 最後に、持ち帰った後の処理の仕方(にじみ出てくる脂肪対策、乾燥のさせ方)、他の材料での骨格標本の作り方を説明。また、ニワトリの頭骨標本をつくる、秋の大人向け「ホネの標本の作り方」をアナウンスした。


●やさしい自然かんさつ会「ツバメのねぐら
日時:2016年7月30日(土)
場所:奈良市 平城宮跡
参加者数:157名(申込み263名、全員当選)(内、友の会会員82名)(補助スタッフ5名)


 前の週の日曜日に下見。空を飛んでる最大数は、推定30000羽以上。多かった昨年以上に多い印象。。

 集合45分前に集合場所に行ったら、すでに1名来ておられた。ぼちぼち集まって来る参加者を受け付けしていたら、集合10分前くらいから受け付け待ちの列ができて、集合時刻を5分ほど過ぎてからようやく受付終了、したことにして観察場所に移動。その後も20名ほど遅刻者を受け付けたもよう。出席率は60%と、昨年の53%よりは高かった。
 集合は日没1時間前の午後6時。観察場所へ移動してから、タイムスケジュール、解散の段取り(午後7時半に解散と叫ぶ)、注意事項(道をあけること、ヨシ原に入らないこと)を伝える(スタッフの紹介・挨拶は忘れた…)。あとはツバメが集まるのを待ちながら、ツバメの暮らしや集団ねぐらの解説をして時間をつなぐ、午後6時40分に話すネタが尽きたので、あとは自由に観察してもらう。
  質問があれば個別にと言ったら、子どもたちを中心に続々と質問。それに答える。ツバメの数が増えてきても入れ替わり質問があるので、なかなかゆっくりツバメを観察できない。一方で、ツバメを見ずに、ずーっと虫取りをしている子どもたちも少なからずいた。たので、あとはみんなでツバメを観察することにした。
 下見の時よりは少なめだったし、バラバラとヨシ原に降りてしまい一斉に乱舞するツバメの数は最大で2万羽程度だった。が、空一面がツバメだらけになったので、参加者には満足いただけたと思う。大部分のツバメがヨシ原に降りた午後7時30分、現地で解散。
 
確認した鳥類
 カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス、ツバメ、ウグイス、スズメ(以上8種)
●友の会月例ハイク「夕方の奈良公園で仔ジカ観察
日時:2016年7月17日(日)
場所:奈良市 近鉄奈良駅〜興福寺〜猿沢池〜一の鳥居〜浮見堂〜飛火野〜鹿苑〜旧志賀直哉邸〜春日大社〜東大寺〜近鉄奈良駅
参加者数:147名(会員127名+非会員8家族20名(内、クーポン3家族9名))(スタッフ3名+一般参加の学芸員1名・評議員3名)


 7月7日に、担当の3名と、担当じゃない評議員2名+1名で下見。袋角の雄ジカを見て、仔ジカ見て、お供えの水を飲んでるシカを見て、シカは予定通り見られる。鹿苑の辺りに行くと、ヒメハルゼミも鳴いていた。案内に書いたものは、ちゃんと見られそう。Tさんの植物ネタを聞きつつ、カメやスジエビ、アリジゴクなども見ながら進むと、春日大社の奥辺りで、日没時刻。この辺りで解散して、なんとなく一緒に戻って、途中で駅に戻る人と、東大寺のムササビを見に行く人に別れることにする。ヒメハルゼミは、日没を過ぎる頃には、飛火野の入口辺りでも鳴いていた。
 東大寺では、日没を過ぎてもなかなかセミが鳴き止まず。日没後35分でようやくセミが鳴き止み、ムササビの声がした。しかし姿はなかなか見つけられず、諦めかけた頃にようやく発見。他にアオバズクやフクロウが鳴き、キツネが横切った。

 当日、近鉄奈良駅の東改札前で受け付け。担当の3人以外に、Y評議員やK評議員が、受付を手伝ってくださった。
 Yが先頭、Wがしんがりで、駅から興福寺の方へ移動。興福寺の方へ曲がってすぐの芝生の辺りで挨拶するのかと思ったら、興福寺の西端辺りまで行って挨拶とスタッフ紹介して、出発。
 で、猿沢池から一の鳥居、浮見堂方面へ。浮見堂手前の水路で、ようやく先頭に追いつく。スジエビや貝類の説明。再び出発。
 今度は、飛火野に入った場所で先頭に追いつく。泥に突っ込んだ子どもを見守りつつ、飛火野を横切り。ぬかるんでいるのに走って転ける子どもを励ましつつ進む。が、二度と先頭集団には出会わず。なぜか、東大寺前の交差点のところで、順次解散していた。

 その後、希望者はムササビを探しに東大寺の南大門の方へ。ムササビ探しに参加したのは、参加者のおよそ半数。やはりセミがなかなか鳴き止まなかったが、けっこう多くの人がムササビの声は聞いたはず。数名は姿も見た。が、多くの人はムササビは見られず、午後8時頃になると順次帰って行かれた。ムササビ探しは午後8時半までと宣言していたので、午後8時半頃、帰途につこうとしたらムササビが鳴き、姿を発見。まだ残っていた人に声をかけて、みんなで30分近くムササビを観察した。その時刻まで粘っていたのは、スタッフ2名と参加者8名だけだった。

 人数が多かったので、長い列になることは予想できた。どこで挨拶するか、全体で集まって観察するか、どこで何時頃解散するかなど、もう少し細かい段取りをスタッフで決めておく必要があった。
 参加者に対するタイムスケジュールに関する説明も不十分だった。

確認した鳥
ドバト、キジバト、コゲラ、ハシブトガラス、ツバメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、スズメ(以上9種)

観察した哺乳類
ニホンジカ、ムササビ

観察した両生爬虫類
トノサマガエル、クサガメ、アカミミガメ

観察したその他の動物
ヨシノボリ類、スジエビ、ヒメタニシ、サカマキガイ、タイワンシジミ

●室内実習「鳥の仮剥製づくり
日時:2016年7月10日(日)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:12名+見学4名(申込み15名、全員当選)(講師3名、補助スタッフ2名)


 昨年に引き続き、科研費の研究の都合から、鳥の仮剥製作りの実習を実施。実習参加者にアンケートをお願いする。昨年は定員の倍近い申込みがあったが、今年は定員割れ。何が違ったのか分からないが、昨年と同じくスタッフ6名体制にしたので、結果的に参加者2名にスタッフ1名のきめ細かい指導体制。
 しかし一方で、昨年使って良かったウズラを今年は入手できなかったので、代わりにドバトを準備した。ハトは難易度が高いので、無事に終わるかという危惧もあった。

 一日の予定と、スタッフ紹介、衛生上の注意をした上で、具体的な作業手順を簡単に説明。その後、午前中はスタッフ2名が説明しながら、鳥の仮剥製作りを実演した。実演には1時間10分を予定していたが、説明していたら1時間半かかった。思ったより脂肪が多く、片方は完成させず仕上げまでをざっと説明するに留まった。昼休み30分の後、予定より30分遅れで午後の部スタート。
 午後は各自でドバトの仮剥製作りに挑戦してもらった。およそ12時半にスタートし、午後2時半には9人が胴体を取り外し、午後3時半には10人が頭を裏返していた。約4時間で、皮剥き自体は10人が終了、2人は頭を処理。午後4時時点に、作業をしてもらいながら、保存方法、洗い方、今日完成しなかった時の対応などを説明して、まとめとした。
 作業が終わった人から解散。解散した人には帰る前に、アンケートを書いて、提出してもらった。時間切れで1人が途中で断念して帰ったが、他の人はなんとか完成にこぎつけた。全員の作業が終わったのは、午後6時半。

 昨年のウズラに比べると、処理に手こずった感が多いが、ラップタイムを見ると、脂肪の処理を除くと、ウズラの時とさほど変わらない。でも、脂肪の処理の分で、2時間上乗せになった感じ。脂肪があってもウズラはすんなり終わったことを考えると、やはり初心者に脂ののったドバトはハードだった。


●テーマ別自然観察会「高槻のカエル探し
日時:2016年6月19日(日)
場所:大阪府高槻市萩谷総合公園〜塚脇
参加者数:雨天中止(博物館:申込み131名、当選79名、あくあぴあ:申込み30名、当選30名)(スタッフは他に、あくあぴあから学芸員1名、補助スタッフ3名を予定していた)


 ずっと曇り予報だったが、2日前に曇り後雨の予報に変わり実施が危ぶまれたが、前日には曇り予報に戻っていた。ところが当日朝、雨が降っていて、午前中の降水確率80%、午後の降水確率60%、雷注意報まで出ている。雨雲レーダーでも西からドンドン雨雲が来ている。子どもを含む大人数で山に行く天候ではないと判断して、中止とした。
  雨は小康状態をはさみつつも、ときに激しく昼過ぎまで降っていた。集合場所には、中止の留守電を聞かなかった女性が1人来られた。あくあぴあ側のスタッフが1名、中止に気付かず家を出て、Twitterで中止に気付いて引き返した模様。
●友の会行事「シカがいるかもナイトハイク
日時:2016年6月11日(土)〜12日(日)
場所:大阪府箕面市 箕面公園(箕面駅〜(箕面川沿い)〜滝の下〜滝の上の杉の茶屋+大日駐車場〜雲隣展望台〜(才ヶ原林道)〜望海展望台〜紅葉橋〜(滝道)〜箕面駅)
参加者数:51名(申込み68名、63名当選)
スタッフ:評議員4名、学芸員1名


 一昨年に続き、早めの設定。6月6-7日に、都合がついた3名(+おまけ2名)で下見を実施した。雨の翌日だったがカタツムリは少なく、ヒキガエルやタカチホヘビに出会えず、フクロウも鳴かなかった。イノシシの声や姿を3回確認。朝の鳥のコーラスはキビタキとメジロにサンコウチョウが混じる程度であった。ルートにとくに問題なく、下見は無事に終了。

 深夜の箕面駅に集合。いつも通りの諸注意をしてから出発。期待したホタルは、時期が少し早いのか少ししか光っていなかった。昆虫館でヤモリ、瀧安寺でナマズやオオサンショウウオを観察。オオゲジ、トビズムカデ、ザトウムシ、ヤマナメクジなども登場。しかしヒキガエルはいなかった。
 才が原林道に登るところから才が原林道では、何も出ず。フクロウも鳴かず。才が原林道で夜明けを迎えキビタキやサンコウチョウ、メジロ、ホオジロの朝のコーラスを楽しむことができた。

 集合時、子どもが吐いたのだが、その後は元気だったので、テンションが上がっていただけのよう。才が原林道で子どもが一人疲れて歩けなくなったので、世話役がしばらく背負って歩いたが、朝のコーラスを待つ間の休憩で復活した。
  才が原林道への登り道には狭い場所があって、通過に時間がかかる人が数名。世話役が付き添って、無事に通過した。しかし、登りでとても疲れて足下が危ない感じ。最後の急な階段を下るのは危険と判断して、世話役の一人が先に降りて、才が原林道の入口まで車を回して、車で下ろした。対応は問題なかったと思うが、案内に急な坂の事を書くべきだったか?

 数年前からそろそろ別の場所でナイトハイクをという声が出ていたが、ヒキガエルもフクロウも出ないようでは(雨天中止になったが昨年の下見でも出なかった)、本当に場所を変えた方がよさそう。とくに才が原林道に登るのは疲れるばかりで、意味が少なくなっている。
  日暮れ時に集合して、日帰りで滝道往復コースでのお手軽夜の観察会はありかもしれない。大滝の手前にムササビがいるという噂を聞いたので、その確認もしたいところ。それならアオバズクも鳴きそう。

確認した鳥
カルガモ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、イカル、ホオジロ

確認した哺乳類
なし

確認した両生爬虫類
オオサンショウウオ、タゴガエル、カジカガエル、ニホンヤモリ

●テーマ別自然観察会「初めての鳥のさえずり
日時:2016年5月15日(日)
場所:箕面市箕面公園 阪急箕面駅〜大滝〜ビジターセンター〜才ヶ原林道〜望海展望台〜桜橋〜阪急箕面駅
参加者数:31名(申込み46名、全員当選)(補助スタッフ1名)


 ウグイスやソウシチョウの囀りを聞いてもらって、昨年度から始めている大阪府のソウシチョウ分布調査の研修をかねるべく、企画した。なんとなく場所を箕面公園に設定したが、下見をしてみるとシカが増えてササがなくなったためか、ウグイスもソウシチョウも囀らず。ソウシチョウ調査の研修のいう目論見は断念。集合して、その言い訳(返信にウグイスとソウシチョウの囀りを予習してくるよう案内したため)をしてからスタート。
 瀧安寺までは、シジュウカラしか囀らず。その後、大滝までの間でオオルリとヤブサメが少し囀ったが、ゆっくりとは聞けず。オオサンショウウオも探したが見つからなかった。カジカガエルは大滝の少し手前で少し鳴いてくれた。
 大滝の上に登る道沿いで、エナガが出現、謎の声がする。オオルリのヒナか?と聞いていたら、オオルリのオスが姿を現した。大滝の上でホオジロが囀っていたが、ゆっくりとは聞けず。その後、ビジターセンターまでの間にオオルリ、キビタキ、メジロがよく囀っていたので、説明もできた。
 ビジターセンターのところで昼食。昼食中、キビタキがよく囀り、遠めにはセンダイムシクイも囀っていたが、昼食終えて、出発前に説明しようと思ってたら泣き止んでしまった。
 才ヶ原林道では、キビタキ、メジロ、シジュウカラがよく囀っていた。キビタキの囀りは覚えた!と言ってる参加者もいた。ニホンザルの若いオスが1頭、道を横切った。
 望海展望台から急な階段を下ってきたところで解散。下る途中、ピッチの速いシジュウカラが囀っていた。

 昨年の生駒山地南部での囀り研修に比べると、囀っている種数も個体数も少なかった。来年も実施するなら、もう少し場所を選ぶ必要がある。

観察した鳥
カルガモ、ドバト、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、エナガ、ヤブサメ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、イソヒヨドリ、オオルリ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ(以上19種)

観察した哺乳類
ニホンザル

観察した両生爬虫類
ニホントカゲ、カジカガエル


●植物園案内・動物編「鳥の繁殖をみつけよう
日時:2016年5月7日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:56名(補助スタッフ3名)


 最初に、通常、繁殖中の鳥の巣に近付いてはいけないこと。でも、街中の鳥は比較的人に馴れているから大丈夫なこと。でも、もし鳥が人の接近を気にしているようなら遠ざかる必要があること。を説明してから、まずはポーチのマッコに営巣しているスズメを観察。それから出発。
 最初に大池に出てみたが、コブハクチョウしかいないので、博物館裏から照葉樹林の南を回る。メジロとシジュウカラの囀りを説明。ハシボソガラスの巣から頭を出している巣内ヒナを観察しつつ、街中でのカラスとのつきあい方を力説。
 バラ園を抜けて、二次林へ。ほとんど鳥の気配がなく、遠くでセンダイムシクイが囀っているだけ。仕方がないのであっさり断念して、再び大池へ。やはり鳥は少なく、遠くにいるアオサギを観察しただけ。
 二次林の北側からツツジ園へ回ったところで、巣立ちビナ連れのエナガに遭遇。観察しているとキビタキ雄が出現し、一部の人だけが観察できた。再びエナガの家族群を見ていると、巣立ちビナ連れのシジュウカラと合流。一緒にメジロやコゲラもいたので、じっくり観察。地上ではスズメが何度も交尾を繰り返していた。
 小池の北からアジサイ園を経由し、三角のサクラ園に通りがかると、シジュウカラが間近に出現。その時、茶色い大きめの鳥が横切り、植物園の北西端の木にとまる。見てみるとヨタカ。ヨタカ!と叫んでみんなに見せようとしたら、再び飛んでしまう。移動先を探したが、二度とは見つからなかった。
 三度、大池に。岸近くにアオサギ幼鳥がいて、人が近付いてもまったく逃げない。しばらく観察した後に、ポーチに戻る。まとめをして、今後の鳥の観察会の宣伝をして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、アオサギ、ダイサギ、ヨタカ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、センダイムシクイ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、アオジ(以上19種)


●テーマ別自然観察会「はじめてのバードウォッチング 春の渡り鳥を見つけよう
日時:2016年4月24日(日)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:57名(申込み70名、当選65名)(内、博物館への申込み54名、当選49名、参加者数42名)(一方、図書館への申込み16名、全員当選、参加者数15名)(大阪府立中央図書館からスタッフ4名)


 ここ数年続いている大阪府立中央図書館との共催企画。共催といっても、双方で参加者を募集する以外は、なにが共催か分からない。行事を実施してるのは博物館側だけだし。というのが当初から問題になっていた。で、今年は司書の方による本の紹介コーナーを入れるよう申し入れ採用された。紹介する本は当然相談して決める、のだと思っていたら、勝手に決めて連絡してきた。これまた相談なくお薦めの鳥の本リストを作成して配布するという。中身を見ると、博物館的にとてもお薦めじゃない本が混じってる。クレームを入れたら、図書館が勝手に紹介・配布する形となった。でも、それじゃあ、共催する意味が、より一層なくなっただけじゃない?

 午前は、イントロを長くとった以外は、植物園で普通に渡り鳥の観察会。最初に本当にバードウォッチングが初めての人を確認(およそ半数だけ…)。そして、双眼鏡の使い方の説明。双眼鏡の使い方の説明では、ポーチの端っこに貼ってあるポスターや植物園の地図をみんなでながめた。
 まず大池に出て、カルガモ、カイツブリ、コブハクチョウを観察。コブハクチョウを放したがる問題を指摘。
 ユーカリ園のところで、林内の鳥の見つけ方を説明。スズメで試してから、二次林へ。最初はウグイスが囀り、ヒヨドリが動いていただけだったが、やがて、オオルリがウロウロしはじめ、キビタキやアオバトも出現。オオルリは望遠鏡で捉えることができたが、初心者の多くはオオルリを双眼鏡に入れられず…。ツツジ園でハシブトガラスの巣を見せて、カラスの繁殖とのつきあい方を説明してから、小池の北へ。松林にエナガとシジュウカラがいたのでしばし観察。小川の右岸側を経由して、再び大池へ。コガモ、バン、カワウを観察。水鳥は見やすいと初心者に好評。橋の上からダイサギを観察して、ポーチに戻り、昼休み。

 午後は、集会室で本の紹介。まずは図書館側の挨拶から、司書による5冊の本の紹介15分。紹介された本は、『猫の鳥談義』『ペンギン、日本人と出会う』『ジャーニー』『ホー』『日本の名随筆2:鳥』。続いて、博物館から本の紹介。図書館から紹介のあった本で唯一推薦できる『ペンギン、日本人と出会う』に絡めて、同じ著者の『サボテン島のペンギン会議』を紹介。そして、図鑑、バードウォッチング入門本、鳥の羽根図鑑、ツバメ・スズメ・カラスの暮らしが分かる本を順に紹介45分。
 本の話の後、再び植物園に出て、今度は羽根拾いと鳥の巣の観察。カラスの巣とシジュウカラの巣を観察した以外は、もっぱら羽根拾い。出だしの博物館の裏で、オオルリ雄の羽根がたくさん拾われて大盛り上がり。さらにマグノリア園ではアオバトの羽根も拾われた。子どもの多くがオオルリの羽根数枚を確保できて満足そう。ポーチに戻ってまとめをして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、ツツドリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、シメ、アオジ(以上34種)

拾った鳥の羽根
コガモ、ドバト、キジバト、アオバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、クロツグミ、シロハラ、ツグミ、オオルリ雄
●植物園案内・動物編「春の渡り鳥の見つけ方
日時:2016年4月23日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:62名(補助スタッフ2名)


 最初に、春の渡りの小鳥類の探し方を簡単に説明。繁殖シーズンでもあり、2週間前に長居公園で初めてエナガが繁殖し、いま巣立ちビナが見られることなどを紹介してから出発。軽く、目指す鳥を双眼鏡に入れる方法も説明した。
 照葉樹林の南側から、林床の鳥を探す。上からアカハラの囀りは聞こえていたが、見られたのはキジバト、シロハラ、ムクドリのみ。ムクドリの虫の探し方を少し説明。
 バラ園の南を抜けて、二次林へ。エゾムシクイとウグイスの囀りがよく聞こえる。林内に入るとシジュウカラがエサを運んで、巣に出入り。ヒナの声も聞こえた。進んでいくと、センダイムシクイの囀りが聞こえ、林冠をアカハラが行き来していたが、ジッとしないので多くの人は見られず。さらに進むと、青いオオルリと黄色いキビタキが飛び始め、見やすい場所にもとまってくれた。複数個体が何度も行ったり来たりしたので、大部分の人は観察できた(それでも数人見損なっていたが…)。やがて、巣立ちビナ連れのエナガも出現。クロジが盛んに囀っていたが、姿は見つけられず。
 ツツジ山で、シメの声がしていたが、姿はチラッとしか見られず。なぜかヤモリを捕まえて観察。アジサイ園では、コルリを待っているカメラマンさん達がいたが、こちらは大人数なので説明だけして通過。
 大池に出て、コガモ、バン、カイツブリ、カワウ、カルガモを観察。大池の北側のハシブトガラスの巣を見ながら、カラスの営巣とのつきあい方を説明。タヌキのため糞を見せてから、ポーチに戻る。まとめをして、今後の鳥の観察会の宣伝をして、ミュージアムショップについてコメントして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、アオバト、カワウ、バン、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、クロツグミ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、シメ、アオジ、クロジ(以上31種)

●室内実習「鳥の調査の勉強会 第1回
日時:2016年4月2日(日)
場所:長居植物園、大阪市立自然史博物館 会議室
参加者数:14名(申込み18名、全員当選)


 今年は、昨年からの継続10名、新規8名。
 午前中は、植物園で鳥の調査を考えながら、鳥の観察。テーマは「営巣を見つける」。カラスの巣を観察したり、囀っている鳥を観察したりした。
 午後は、博物館内で、論文紹介。その後、参加者各自の調査データもしくは調査計画の発表。
 今年度は、年間を通じて4回開催予定。次回は、7月23日(土)。


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