博物館の行事の報告


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●「地域自然史と保全研究発表会
日時:2016年3月6日(日) 10:00〜17:00
場所:大阪市東住吉区 大阪市立自然史博物館 講堂・ナウマンホール
参加者数:162名(資料がなくなった数。名簿の人数は133名)
主催:関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館


 ポスター発表の申込み締め切りは、2月27日(土)だったが、最終的に発表者が確定したのは、3月4日(金)。講演要旨集を確定させ、3月5日(土)夜に200部印刷。
 閉館後、会場設営を3人(石田、佐久間、和田)で1時間半。壁際に樽野壁20枚、島状に樽野壁12枚。島は、ナウマンゾウ側から、3+3枚、3枚、3枚で東西方向に並べる。非常階段周りと入口のスポットライトで、ライティング。樽野壁の下は養生テープで補強。短ピンをたくさん用意。

 当日の役割分担は、ポスター会場は佐久間・和田、受付はO。講堂の進行は、出だしは山西、口頭発表は佐久間から和田、記念講演は前迫さん、シンポジウムは企画者の平井さん。映写室担当を決めていなかったので、随時佐久間、山西、和田が対応し、シンポジウムの時は横川が対応。
 片付けは、石田、佐久間、和田。

 ポスター発表者の中には受付をしていない人がけっこういた様子。もっとアナウンスが必要だった。あるいは、まずは受付を通ってからポスター掲示という流れを作るべきだった。
 昼食場所を、急遽会議室に設定した。昼休みにミュージアムショップに行きたい発表者向けの対応も急遽決めた。これもあらかじめ手配・アナウンスすべきだった。
 ポスター発表が44件と多かったので、コアタイム1時間は短かった。さらにポスター発表数が多くなると、掲示場所を別途考えるなど、新たな対応も必要になりそう。

プログラム  ポスター掲示(10:00〜17:00)
  10:45〜11:30  口頭発表
           (昼休み)
  12:15〜13:15  ポスター発表 コアタイム
  13:15〜14:00  記念講演
  14:00〜17:00  シンポジウム「在来種を脅かす近縁外来種の侵入
−水域の生物を中心に−」

口頭発表
●O01 「絶滅が危惧される田村山のカスミサンショウウオ集団の滋賀県内の遺伝系統における位置」
●O02 「阪神地区におけるカエル類の減少メカニズムの解明」
●O03 「由良川渓畔林の小水域間における捕食者を介した群集・生態系過程の連結」

記念講演
●Z01 「兵庫県宝塚市西谷地区における準絶滅危惧種スズサイコVincetoxicum pycnostelmaの繁殖特性および訪花昆虫相」

シンポジウム
●S01 「趣旨説明」
●S02 「メダカにおける遺伝的撹乱の現状 〜飼育品種のヒメダカがもたらす危機〜」
●S03 「チュウゴクオオサンショウウオが在来のオオサンショウウオに与える影響」
●S04 「淡水棲カメ類の種間交雑とその保全生物学的示唆:スッポンの問題を中心に」
●S05 「外来カワリヌマエビ属および共生動物の侵入の状況について」
●S06 総合討論

ポスター発表
●P01 博物館所蔵ボーリングコアから探る大阪平野の地質:市民参加型標本調査や学校向け貸し出し教材への展開
●P02 美具久留御魂神社社寺林の衰退と土壌化学性の劣化
●P03 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 1.安曇川流域(朽木)の伐採とその後の活動
●P04 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 2.高時川流域(余呉)の取り組み
●P05 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 3.杉野川流域(木之本)の現在進行中の危機
●P06 スギ・ヒノキ植林地におけるカツラギグミの生育適地の推定 −奈良県竜門山地を事例として−
●P07 暖温帯のミズゴケ湿原、山室湿原(滋賀県)の珪藻
●P08 種子発芽特性から探る水生植物コガマの減少要因
●P09 琵琶湖のオオバナミズキンバイは亜種ウスゲオオバナミズキンバイだった
●P10 淀川における水生植物相の変遷
●P11 平成27年7月の台風11号による増水が安威川の河川植生に与えた影響
●P12 自然が再生する可能性の高いため池の条件(環境要因)を探す −水草からのアプローチ−
●P13 深泥池の岸辺の環境は取り戻せるか? −樹木による被陰とシカ食害の影響−
●P14 春日山照葉樹林における不嗜好植物クリンソウの生長プロセスとシカの採食影響
●P15 奈良公園のニホンジカはどのようなときにおじぎ行動を示すか
●P16 金剛生駒・和泉葛城山系へのニホンジカの侵入状況
●P17 奈良県矢田丘陵におけるカスミサンショウウオ生息地のアライグマによる利用状況
●P18 ニホンアカガエルとヤマアカガエル比較の試み
●P19 大阪府に於けるカエルの生息状況報告(第3報) −第三次カエル生息調査並びに補充調査結果−
●P20 カラスの枝落とし行動の広がり
●P21 香川県粟島における淡水エビの外来種Palaemonetes sinensisの繁殖と成長
●P22 大阪府におけるミナミヌマエビ種群の分布と遺伝的構造
●P23 香川県木沢湾における甲殻類と貝類の生息状況
●P24 干潟の稀少巻貝コゲツノブエ(オニノツノガイ科)の生態分布
●P25 カワニナとオオタニシの違い
●P26 淡水魚類の産卵トリガーに関する研究 〜メダカを中心に〜
●P27 コイが貝類へ及ぼす影響
●P28 タウナギの孵化の観察
●P29 カワムツ属2種の遺伝的集団構造
●P30 餌動画を用いたブルーギルとオオクチバスの捕獲方法の検討
●P31 芥川水系(大阪府高槻市)におけるオオクチバスの食性
●P32 標本からよみがえる巨椋池の魚類相
●P33 大阪府内河川の魚類相
●P34 大和川下流域における魚類相
●P35 石川に再びアユが生息する可能性と魚道設置の取り組み
●P36 富田林市のゲンジボタルを回復させるには
●P37 ネオニコチノイドが水田生物多様性に及ぼす影響
●P38 泉佐野市の緑地におけるハチ目とチョウ類の種多様性の比較
●P39 大阪府立大学における蝶のルートセンサスの結果
●P40 大阪府のハルゼミを記録しよう
●P41 樹洞の希少種オオチャイロハナムグリの繁殖木の特性
●P42 奈良県内のトタテグモ類の新産地と生息状況
●P43 きのこ学習における学会・同好会博物館の効果
●P44 体験学習プログラム「田んぼの生きもの教室」 〜参加者の田んぼに対する認識に与える影響と生物相〜
●植物園案内・動物編「花と鳥
日時:2016年3月5日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:52名(補助スタッフ2名)


 ポーチに集合。挨拶をして、双眼鏡を貸しだして…、講師の自己紹介とスタッフ紹介をし忘れた。まだ花はあまり咲いてなくて、行事タイトルが看板倒れってことは言ったのだけど。
 ポーチの前でツグミを見つけて、地上ツグミの説明。大池の西半分で、コガモを探して観察。東半分の方で、ホシハジロとキンクロハジロを説明。ハシボソガラスの巣を説明してたら、カワセミのペアが見つかったので観察。すると、頭上を低くハイタカが回ってくれた。で、出発しようとしたが、なぜかカイツブリ、バンと観察。
 ようやく大池から出発して、ツバキ園で花に来てるヒヨドリやメジロを見せて、鳥媒花の話を少し。照葉樹林の南側から林床のシロハラを観察。ハシボソガラスの巣を紹介。バラ園の東でムクドリやハクセキレイを少し見る。
 ユーカリ園から二次林で鳥を探すがあまりおらず、ウグイスとメジロがさえずっていた。再び大池に出て、泳ぐバンと石の上で休憩するカワウを観察。木の上のカワラヒワを見つけて、相方を探す。
 ツツジ山の西から小池の北側に北ところで、カラ類の混群に遭遇。コゲラ、ヤマガラ、メジロをじっくり観察。コゲラやメジロの都市への進出と、ヤマガラの動向について説明。
 小川沿いに歩いて、三度大池へ。そのまま半時計回りに大池を回った。途中で、タヌキのため糞を見せて解説。アオサギの採食行動を観察。
 ポーチに帰ってきて、4月の植物園案内・動物編の宣伝、展示更新の紹介、ショップアンケートのお願い、翌6日の地域自然史と保全研究発表会の宣伝をして解散。  観察会中には正体が分からなかった羽根は、ツグミの三列風切と、アトリの初列風切と判明。

観察した鳥
コブハクチョウ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アトリ(羽根)、アオジ(以上30種)

拾った羽根
カワセミ、ハシボソガラス、メジロ、シロハラ、ツグミ、アトリ

●植物園案内・動物編「冬の羽根ひろい
日時:2016年2月6日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:54名(補助スタッフ2名)


 ポーチに集合。挨拶をして、スタッフを紹介して、双眼鏡を貸しだして、衛生上の注意、そして拾った羽根の名前をどんどん尋ねるよう宣言して、羽根拾いスタート。
 博物館の裏で、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミの羽根がたくさん拾われた。逆にハト類やカラス類があまりなく、いきなり中型鳥類3種の話をしまくることになった。照葉樹林では、アオバトやメジロの羽根も見つかり、喰われたヒヨドリの胴体も見つかった。
 マグノリア園からユーカリ林、二次林ではあまり羽根は拾えず。二次林の南端でアトリを観察。アトリが飛び去った後に羽根が落ちてないか、みんなで探したが見つからず。小池の横で再びアトリを、大池の北でシロハラとハクセキレイを観察。大池では、カモ類の羽根が拾われ、カワセミやカワウなど水鳥を観察した。
 ポーチに帰ってきて、再び衛生上の注意、羽根の保存の仕方を説明して解散。謎の羽根を拾った人と、拾った羽根の名前を再確認した人と一緒に情報センターに行って、復習と羽根調べをした。

 博物館本館が休館中だったが、ポーチ集合なのでいつもと同じ対応をした。終了してから、いつもならMSCで分からなかった羽根調べをするのだが、やむを得ず情報センターで行った。情報センターのライトは色が付いているので、羽根の色が見にくく、あまり適当ではなかった。

観察した鳥
コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、アオバト(羽根)、カワウ、バン、オオタカ(羽根)、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アトリ、アオジ(以上29種)

拾った羽根
コブハクチョウ、カルガモ、マガモ?、ホシハジロ、ドバト、キジバト、アオバト、オオタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ?、スズメ


●友の会月例ハイク「冬の公園の鳥と虫
日時:2016年1月17日(日)
場所:堺市 地下鉄新金岡駅〜大泉緑地(西入口〜大泉池南端〜小川〜大泉池北東端〜頭泉池南東〜加呂登池〜西入口)
参加者数:131名(会員101名+非会員30名(内、新入会3家族))(スタッフ3名+一般参加の学芸員1名・評議員3名)


 1月4日に、担当のIとWで下見。鳥を見て歩くだけで、昼食予定の頭泉池への到着が正午を過ぎる。これに昆虫の観察を絡めたら、どうなるのか心配しつつ帰途へ。1月16日に昆虫担当のFが下見。
 当日、新金岡駅の改札前で受け付け。50人ほど集まったところで、一人が地上へ誘導。担当の3人以外に、N学芸員、K評議員、Y評議員、K評議員代理が参加してくださった。
 Wが先頭に、駅から大泉緑地へ移動。西入口で、改めてスタッフの挨拶と、予定を説明してからスタート。

 まず大泉池南端で鳥を観察。ユリカモメとヒドリガモの説明だけでけっこう時間がかかる。
 大泉池西側の小川沿いを歩く。先頭の方ではカワセミをじっくり観察。アオサギやアトリも観察。
 大泉池の北端で、ヒドリガモの群れに交じるアメリカヒドリを観察。東側でバンとオオバンを観察。
 鳥を観察しながら進んでいた前半組は、一足早く頭泉池南西へ到着。昼食と昼休みに入る。最後尾が到着するまでには15分ほど時間差があった。
 頭泉池の南東では鳥を撮影するカメラマンが大勢集まっていた。鳥好きの数名は昼休みに見に行っていた。ギンムクドリとオオアカハラを撮影していたらしい。
 昼休みの後、午前中に観察した虫を説明し、頭泉池で繁殖しているカワウとアオサギを紹介してから出発。
 大泉緑地を東から西へ横切って、加呂登池へ。下見の時以上に水がなくなり底が乾いていたので、池の中を歩き回れた。池には、タヌキ、イヌ、ネコ、イタチ、アカミミガメ、サギ類などの足跡があった。子ども達は、ガマの穂をほぐして大盛り上がり。ガマの穂のベッドを作ったりしていた。また泥の中からは生きたアメリカザリガニが見つかっていた。
 最初に挨拶した西入口で、まとめをして解散。早めに解散したので、解散後さらに公園で遊んだ家族もいた様子。

 身近な公園での月例ハイクだったので、未就学の子どもの参加が目立った。大人はよく分からないが、小さい子どもは楽しんでくれたらしかった。
 運営面では当初のスタッフ3人 ではうまく回らなかった。大まかに前後2つの集団に分かれたので(ドンドン進む鳥組と、なかなか動かない虫組)、それぞれの集団の先頭と後端、そして両者の間の連絡、合計5名はいてほしい。今回は一般参加のスタッフがいたので助かった。

観察した鳥
ヒドリガモ、アメリカヒドリ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、ユリカモメ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ(以上29種) →他にも参加者は、ギンムクドリやアカハラを観察したらしい。

観察した哺乳類
タヌキ(足跡)、イタチ(足跡)
●植物園案内・動物編「みじかな冬鳥を見つけよう
日時:2016年1月9日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:47名(補助スタッフ1名+博物館実習生2名)


 ポーチで挨拶、双眼鏡と図鑑の貸し出し、そして今期の冬鳥の渡来状況(ヒヨドリなどは少なめ)、今日の狙い目(カモ類と、カラ類・アトリ類といった冬の小鳥)を紹介してから出発。かと思ったら、まずは博物館前でクスノキの枝落としを見せて、情報募集。
 最初は大池の枯れハスの間で寝てるコガモを観察。みんな寝てるので、起きてるカモを見ようと橋の東側へ。ミコアイサ、キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモ、カルガモ、カイツブリを紹介。大池を半時計回りにグルッと回る。休憩所の南側でヤマガラ、シジュウカラ、メジロを観察。休憩所の北側でカワウ、ハシビロガモを見ていたら、カワセミが登場。メスが目の前の島にずっととまっていた。
 水鳥は充分見れたので、小鳥を探しに二次林から ツツジ山の西へ。なにもいないので、さっさと小池の北へ。オオタカが2度飛んだがチラッとしか見えず。でも、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガの混群に遭遇。ついで、アトリに遭遇。陰にいる1羽ばかり見ていたら、すぐそばに30羽ほどいたらしい。小川沿いに大池に出たが何も出ない。
 まだかなり時間があったので、再びツツジ山の南を抜ける。そこでイカル4羽に遭遇。みんなでじっくり見る。二次林の東からユーカリ園を抜けて大池。そのままポーチに戻った。まとめと次回の宣伝をして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、バン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アトリ、イカル、シメ、アオジ(以上35種)

●テーマ別自然観察会「サルの行動観察
日時:2015年12月6日(日)
場所:京都市 嵐山モンキーセンター(+桂川沿い)
参加者数:20名(申込み105名、当選31名)(講師1名)


  11月16日に下見。現地は駅から近いのだが、けっこう登らなくてはならない。山頂部の展望台でサルが観察できる。トイレもあっていいのだが、あまり観察できるスペースが広くない。また観光シーズンに下見をしていることもあってか、平日なのに観光客が多かった。高校生20人の団体が来ていたが、20人の団体行動はかなり威圧感があった。展望台で参加者を集めて解説するのではなく、各自で観察してもらい、その前後に少し下の場所で解説をすることにした。
 サルに食べ物を見せるのはまずいので、観察場所では昼食がとれない。やむを得ず、午前中だけの行事とした。その代わり、希望者には山を下りてから桂川沿いに鳥を観察する旨、アナウンス。
 来年の干支が申年で、この時期だからか申込みが定員の3.5倍に達した。残念ながら、観察できる場所があまり広くなく、他に観光客も多いことが予想されるので、抽選で当初の定員にまで人数を絞った。

 当日、観光シーズンは少し過ぎたのか、日曜ではあったが、観光客は下見の時よりは少なかった。
 嵐山モンキーパークに入り(人数が少なく、団体割引にならず)、展望台の下で、サルの社会・遊動域・食性・繁殖など一般生態について解説。それから、最初の課題(サルの年齢・性別・表情を見分けよう)を出して、集合時間と場所を決めて、展望台へ。展望台では自由にサルを観察。講師と2人に、あちこちで観察している参加者に少し説明しながら一緒に観察。モンキーセンターの職員も3名配置されているので、適宜話を聞いたりした。
  少し下の集合場所に集まって、観察内容を復習。そして、2つめの課題(サルの揉め事や仲よくしている様子、子ザルの観察)を出して、再び自由に観察。時間になったら、再び集まって、まとめをして一旦解散。

 大部分の参加者は一緒に山を下りて、渡月橋の下流側の川岸で昼食。その後、10人ほどを連れて、桂川右岸を松尾大社駅まで歩いた。カワアイサやカワセミが出て、鳥の観察会だけでもけっこう盛り上がったように思う。

 観察した鳥
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カワアイサ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、イソシギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
 確認した哺乳類
ニホンザル、ニホンジカ(糞)


●テーマ別自然観察会「鳴くシカの声聞く会
日時:2015年10月24日(土)
場所:奈良市 奈良公園
参加者数:50名(申込み57名、全員当選)(講師1名)


 観察会本番。近鉄奈良駅の改札前に集合し、奈良公園内の芝生に移動してから、スタッフ挨拶と今日の予定の説明。ニホンジカがいま交尾期であること、オスの気が荒いから気をつけるようになど、諸注意をすませて出発。人通りが多く、一ノ鳥居より手前にシカがほとんどいない。一の鳥居の東でようやくシカに出会えたので観察開始。発情したオスがメスを追いかけたり、ヌタ場で体におしっこをつける事などを説明。フィーヨー音も聞けた。オス同士が頭をぶつけ合っているところや、子ジカへの授乳も観察。アラカシやイロハモミジなどの葉っぱをシカに与えてみたりもした。リスのエビフライも見つけ、みんなで採集。
 飛火野で、ハーレムを守っているオスを観察しようと思ったらシカがいない。仕方が無いので、ディアラインや、木の皮をはいだ跡、木の幹についた角の跡などを、頭骨や角の標本を見せながら解説。
 トイレ休憩の後、東大寺東に広がる芝生へ。ようやくハーレムオスに出会えた。メスの群れを守る様子を観察。 午後4時45分、南大門でいったん解散。
 午後5時15分(日没後約5分)、南大門に再集合。ムササビの探し方を説明し、静かにするように念を押してから、ムササビ探しへ。大仏殿の南西を中心に、周辺に散らばってムササビを探す。大仏殿の南東でムササビの声が聞けたので待ったが、一瞬飛んだり動いたりしただけでじっくりとは観察できず。その間に大仏殿南西に残った人は、南大門方面に出たというムササビを見に行って、一部の人は飛んでる姿などを観察できた。ムササビ観察まで残った人は、40名。その内、約20名はムササビを見て、約10名は声だけは聞いた。いつにもまして、ムササビに出会えない人が多い結果となってしまった。

●植物園案内・動物編「はじめての鳥の羽根ひろい
日時:2015年10月3日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:43名(補助スタッフ2名)


 ポーチで挨拶、双眼鏡と図鑑の貸し出し、そして羽根拾いの説明をしてから出発。
 博物館の裏でカラスとドバトの羽根の説明。博物館の窓ガラスに衝突して脳震盪を起こしたキビタキ雌タイプを保護。手に載せて、キビタキの見分け方の解説と、窓ガラスに衝突した鳥への対応を説明。キビタキは木の枝にとめて立ち去ることにした。照葉樹林でシジュウカラやコゲラを観察。謎の小鳥の羽根が多数拾われる。マグノリア園からユーカリ園ではあまり鳥も羽根もなく、大池を見に行く。
 大池でカルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、コサギを観察してから二次林へ。羽根拾いは一休みして、鳥を探す。ヤマガラ、エナガ、コゲラ、キビタキ、コサメビタキを観察。ツツドリが林冠をウロウロしていたが、ゆっくり観察できず。小池の南でドバトとキジバトの羽根を説明。ツツジ山でコサメビタキを観察。小池の北〜アジサイ園を経て、再び大池へ。
 橋を渡ってポーチに戻る。カラスとハト類2種の羽根を復習して、羽根の保存の仕方、安全衛生上の注意、次回の宣伝をして解散。謎の鳥の羽根は、図鑑で調べたところオオルリの雌タイプとなった。その他、持ち込まれた羽根の名前調べていたら、1時間ほど超過した。

観察した鳥
コブハクチョウ、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、ツツドリ、コサギ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、メジロ、オオムシクイ、ムクドリ、コサメビタキ、エゾビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(以上24種)


●特別展「たまごとたね」「ギャラリートーク
日時:2015年9月26日(土)
場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
参加者数:25名


 午後1時〜午後1時40分。入口に集合し、鳥のタマゴの形と大きさの話をすると宣言。第3ラウンドと第4ラウンドで、鳥のタマゴの形の話をした後、第11ラウンド以降で話をした。一番時間をかけたのは、キーウィ。親の体重に対するタマゴの重さ、一腹卵数などの話から、繁殖への投資量としてみた場合、一腹卵数が多い鳥の投資量はキーウィに負けない話などをした。話の流れで、革状の卵殻を持つ爬虫類のタマゴとの比較もした。その後、走鳥類の巨大なタマゴを紹介した辺りで時間切れ。なんとなくタマゴ菓子コーナーを見ながら解散。あまりまとまりのない話になってしまった。
 午前中に鳥類フィールドセミナーがあったので、その流れて参加された人が大多数。3名ほどフィールドセミナーに参加されていない参加者がいた。
●室内実習「ホネ標本の作りかた(大人向け)
日時:2015年9月23日(水・祝)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:27名+見学8名(申込み34名、当選29名)(講師3名、補助スタッフ3名)


 昨年に引き続き、夏休みに子ども向け、9月に大人向けのホネ標本作りの実習をすることにした。昨年と同じくニワトリの頭骨標本を材料に、ただし昨年は比内地鶏だったが、今年は名古屋コーチンを手配した。
 大人の申込みが少なかったので、あるいは本当は子どもに参加させたいのに大人が申し込んで、子どもと一緒に作業をという家族がいたので、子どもも当選させて同行者を認めることにした。そのため実質的に落選者はなし。家族で何人分の材料が必要か確認して希望通り準備した。なお、申込み者の内、1名は東京都、2名は愛知県からの参加。1名は和歌山県の学芸員が研修を兼ねて参加していた。

 一日の予定と、スタッフ紹介、衛生上の注意をした上で、講師から具体的な作業手順の説明。午前中は、皮剥き、舌骨と頚椎と目玉の取り外し、脳のかき出し、軽くゆでて肉取り。昼休み中に、パイプユニッシュに漬け込み。午後からさらに肉取り、過酸化水素水で漂白1時間、さらに肉取り、コルク板に頭骨を、発砲スチロールに舌骨と強膜リングをピンで固定して終了。
 大人と子どもが混じっていたが、子どもの場合は大人と一緒に作業してたこともあってか、作業の進行や出来具合いにバラつきが少なく、予定より15分押しにはなったが、一斉に次の行程に進めていくことができた。状態のいいニワトリ頭を用意できた事もあるが、全体的に出来のいいホネ標本ができた。

 来年も実施するなら、ニワトリの頭以外を使っても面白いかもしれない。

●室内実習「鳥の仮剥製づくり
日時:2015年9月22日(火・祝)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:23名+見学2名(申込み41名、当選24名)(講師3名、補助スタッフ3名)


 鳥の標本作りに関連した科研費の研究の都合から、鳥の仮剥製作りの実習を実施することになった。実習参加者にアンケートをすることが1つの目的となる。
 こまめな指導が必要な作業なので、6テーブルに4名ずつということで、定員ちょうどの24名を当選とした。材料は入手できれば斃死したハシボソミズナギドリを考えていたが、今シーズンは充分な数を入手できなかったので、爬虫類の餌用に販売されているウズラを使うことにした。羽根のはげていない状態で送ってもらうように依頼したが、夏場はウズラがけんかして羽根が禿げやすいとのことで、100羽購入して、ようやく使えそうなウズラ25羽を確保した。指導用にスタッフが剥くウズラには、禿げたウズラを使うことにした。

 一日の予定と、スタッフ紹介、衛生上の注意をした上で、具体的な作業手順を『標本の作り方』をベースに説明。その後、午前中はスタッフ2名が説明しながら、鳥の仮剥製作りを実演した。実演には1時間を予定していたが、説明していたら1時間半かかった。思ったより脂肪が多かったというのもある。仕方が無いので、昼休みを1時間から30分に短縮。そして昼食が済み次第、作業にかかってもいいこととした。
 午後は各自でウズラの仮剥製作りに挑戦してもらった。およそ12時半にスタートし、午後2時には全員が胴体を取り外し、午後3時半には頭を裏返していた。約4時間でほぼ全員が完成させた。保存方法、洗い方、本剥製の作り方、死体を拾った時の対応、標本ラベルの大切さなどを説明して、まとめとした。
 まだ作業したい人には、残ってもらって、いったん解散。解散した人には帰る前に、荷物置きの部屋に設置したアンケートを書いて、提出してもらった。

 なにわホネホネ団でも、初めて鳥の仮剥製を作る人には、説明付きの実演を見てもらってから、自分で作ってもらっているが、多くの人はあまり上手にできていない。今回の実習参加者は、とても呑み込みが良く、集中力があり、手先の器用な人がそろっていたという可能性もある。が、今回の実習とホネホネ団の場での大きな違いとして、2つ考えられる。1つは、材料が手頃なサイズ、皮の厚さ、新鮮さで扱いやすいこと。もう一つは作業中に複数のスタッフから丁寧な指導が入ることがある。今後の仮剥製作りの教え方を考えるいい機会になった。

●植物園案内・動物編「公園の秋の渡り鳥
日時:2015年9月5日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:64名(補助スタッフ2名)


 ポーチに集合し、秋の渡りの季節前半の様子と、ヒタキ類などの探し方を説明した後に、出発。出発してすぐにコゲラが登場したので、観察しながら尾羽や食性について解説。
 大池の橋の左右にダイサギとコサギがいるのを見つけて、橋の上から観察。観察していると、ゴイサギやアオサギが飛び出した。とまっているゴイサギを探していると、池の反対側にアマサギが見つかる。みんなで観察。続いてカワセミが見つかる。みんなで観察。
 照葉樹林の南からバラ園の南とまわるが鳥は見あたらず。ユーカリ園の横でキビタキなどヒタキ類数羽を見つけるが、ゆっくり観察できず。再び大池に行って、再びアマサギとカワセミをみんなで観察。
 二次林にヒタキ類を探しに行くと、サンコウチョウを発見。盛んに飛び回ってウロウロするが、少し遠く、見える場所にじっとしてくれず、多くの人は見れなかった。ツツジ山の横から小池の北をまわってアジサイ園、小川沿いを歩くが、あまり鳥はおらず。三度、大池に出て、三度、アマサギを観察。今度は距離が近く頭がよく見えたので、満足度が高かった。
 大池をグルッと回って、ポーチに戻る。来月の植物園案内・動物編と「たまごとたね」展に今日から登場のエピオルニスの卵を宣伝して解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、ドバト、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、カワセミ、コゲラ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ(以上31種)


●特別展「たまごとたね」「ギャラリートーク
日時:2015年8月29日(土)
場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
参加者数:20名


 午後1時〜午後1時35分。入口に集合し、タマゴコレクションと鳥の巣コレクションを簡単に紹介した後、第3ラウンドから第10ラウンドまでの鳥のタマゴの色と模様を中心に解説。鳥のタマゴの色と模様の役割として、巣場所とからめての捕食者対策と、種内・種間の托卵対策を挙げると共に、青いタマゴの謎を紹介。最後は、ツカツクリとワニをあげて、親によるタマゴの保護について話をした。托卵を中心にけっこう質問がでた。
 午前中に鳥類フィールドセミナーがあったので、その流れて参加された人が大多数。必然的に友の会会員が多かったが、5名ほど偶然来場されていて話を聞いて下さった方がいた。


●室内実習「ホネの標本の作り方
日時:2015年8月16日(日)
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:26名(申込み36名、当選32名)(スタッフは他になにわホネホネ団から団長1名、団員6名)(参加者は高校生1名、中学生5名、あとは小学生)


 昨年から夏休みの子ども向けと秋の大人向けに分けた。その効果があったのか、申込みはそこそこで、なぜか申し込んできた大人を落選させたら、ほどよい人数になった。なお例年通り保護者が付き添うことを認めた(ただし子ども1名につき付き添い1名)。

 小学生でも比較的簡単なニワトリの手羽先標本を作製。スーパーで食品として売っている手羽先を、一人に一つずつ配った。皮をむいて、主だった肉を取り除いたら、軽く煮てあとはさらに肉取り。そしてパイプスルーにつける。さらに肉取り。過酸化水素水で漂白。黒い板に取り付けて持って帰るという内容。パイプスルーの間に昼食をとり、漂白の間に板を黒く塗って、特別展「たまごとたね」を見学した。
 例年と比べると、上手な子どもが多く、タイムスケジュールを前倒ししてプログラムを進めることができた。なにより大人ほとんど手伝っておらず、すべての子どもが自力で標本を作製していた。当たり前ではあるが、例年子どもが飽きて、付き添いの保護者がおもに作業していることが少なくないので、印象的だった。手羽先は比較的簡単なことと、各テーブルに1人以上のスタッフを配置して手厚く指導できたからかもしれない。
 最初に取り除いた主な肉は回収して、昼食にサラダとして食べた。
 肉取りの道具は、骨抜き用のごついピンセットと、料理用ハサミを用いた。今年は左利き用のハサミを求める参加者はいなかった。細いピンセットをもう少し早く出した方がよかったかもしれない。
 例年の延長で、必要の無いまち針(または昆虫針)を持ち物に入れてしまった。 参加費は、返信には500円としたが、当日300円に値下げした。

 最後に、ニワトリの頭骨標本をつくる、秋の大人向け「ホネの標本の作り方」をアナウンスした。次のステップとして、今日の参加者の子どもが申し込んだら定員に余裕があれば受け入れることとした(実際余裕がありそう)。


●「谷口高司のたまご式鳥絵塾
日時:2015年8月14日(金)
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
参加者数:40名(午前大人4名・小人14名、午後大人9名・小人13名)(申込み43名、全員当選)(講師1名)


 谷口氏の好意で、偶然関西に来られる機会を利用して、特別展「たまごとたね」関連行事として企画した。この企画の基本ポリシーとして、絵を描かない保護者の同席を断ったので、子どもと一緒に来た大人の参加が増えた様子。
 午前はコアジサシ、午後はシジュウカラの絵を描いた。 特別展「たまごとたね」関連行事なので、最初にそれぞれのタマゴの絵も描いた。そのためタマゴに模様のある鳥を選んでいる。できれば特別展見学の時間もとりたかったが、絵を描くだけで時間がなくなったので、タマゴ標本を見せるとともに、割引券を配布した。
 タマゴ形をベースに鳥を描くのは、指導に従っていけば、子どもでも比較的簡単で、多くの参加者がそれなりに鳥の絵を描けていた。とはいえ、やってみるとけっこう難しかった。


●やさしい自然かんさつ会「ツバメのねぐら
日時:2015年8月1日(土)
場所:奈良市 平城宮跡
参加者数:83名(申込み156名、全員当選)(補助スタッフ4名)


 前の週の日曜日に下見。空を飛んでる最大数は、推定約16000羽ととても多かった。

 下見もそうだったが、観察会当日は、その前に博物館で子どもワークショップのハカセ担当。子どもワークショップを終えて、大急ぎで集合場所にかけつけるという慌ただしさ。受付より早く来ている人がないか心配しながら、集合場所に行ったが、猛暑日にそんなに早く来る人はいなかった。集合時間直前にようやく集まった人数が増えたが、それでも出席率は53%と低かった。小さい子どもを連れた家族の大部分は来なかった様子。
 集合は日没1時間前の午後6時。挨拶もそこそこに集合場所から観察場所へ移動して、あとはツバメが集まるのを待ちながら、ツバメの暮らしや集団ねぐらの解説をして時間をつなぐ、午後6時40分に話すネタが尽きた。が、質問を受け付けたら、子どもたちから続々と質問。それに答えること15分、ツバメの数が増えてきたので、あとはみんなでツバメを観察することにした。空一面がツバメだらけになるほどの、ツバメの乱舞。参加者には満足いただけたと思う。大部分のツバメがヨシ原に降りた午後7時30分、現地で解散。
 ツバメが乱舞している間も、子どもたちの質問攻めは続き、何度もとりあえず今は上を飛んでるツバメを観察しようと呼びかけた。質問してこない子どももツバメそっちのけで、ザリガニのはさみが落ちてるのを拾っていたり。楽しんでもらえれば、それでいいんだけど…。

確認した鳥類
 カワウ、アオサギ、ダイサギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、セッカ、スズメ(以上9種)

●特別展普及講演会「タマゴの模様をめぐる托卵鳥と宿主の共進化
日時:2015年7月18日(土)午後1時〜午後2時40分
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
参加者数:66名
講師:高須夫悟(奈良女子大学理学部化学生命環境学科)


 カッコウを中心に托卵と卵擬態の話。托卵者と宿主の共進化の話を、自身が関わった対象を中心に紹介。
  講演は50分程度。講演の間と後に合わせて50分もの質疑時間があったが、次から次への質問が出て、質疑応答は大変盛り上がった。質問内容もかなり確信をついたものが多かく、講師は答えるのに苦労していた。
  講師は、夕方からの友の会の夕べにも参加してくださり、特別展の托卵鳥の前で、再び多くの友の会会員に囲まれ、ずっと質問を受け続けていた。托卵への関心が高いのを実感すると同時に、講師の話題提供も面白かったのだろう。


●友の会行事「シカがいるかもナイトハイク
日時:2015年7月4-5日(土〜日)
場所:大阪府箕面市箕面公園
参加者数:雨天中止(申込み74名、当選61名)(スタッフは他に、評議員など4人を予定していた)


 前日から雨で、夜の降水確率は90%。予定の午後4時を待たずして、中止を決定。留守電は夜11時までセット。終電集合なので、現地には行かなかった(帰って来れないから…)。
  ちなみに6月第1週に設定する予定が、アナウンスを忘れていて、慌てて7月第1週に設定しなおした。2晩前の7月2〜3日に下見をしたが、水量が多くオオサンショウウオは見れず、時期が遅くてホタルは少ししか飛んでいなくて、なぜかヒキガエルもおらず、フクロウも鳴かず、サワガニやカタツムリすら少なかった。7月初めはあまり適当なタイミングではないかもしれない。


●室内実習「たまご標本の作りかた
日時:2015年6月28日(日)午後
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:32名(申込み67名、当選37名)(スタッフは他に、鳥先生と副団長)


 当初は、一日日程を考えていたが、講師先生としたところ、むしろ時間が大幅にあまることが判明。半日に日程に変更して、講師先生のトークを盛り込み、さらにタマゴを3個標本にしてもらうことにした。
 タマゴにヴァリエーションがある方が面白いので、ニワトリの卵として、桜色の「さくら」の卵、青色の「アローカナ」の卵、模様のあるウズラ卵を用意することにした。「さくら」は淡路市に調査に行くついでに購入。「アローカナ」は姫路に調査に行ったついでに購入したのだが、12個しか売っておらず、通信販売で20個追加購入した。ウズラ卵は近所のスーパーで購入した。
 道具類としては、参加者一人1つずつシリンジと、机に1つずつドリルを準備。シリンジの針は、ストックがあったのでそれを用いた。タオルと、お椀orドンブリ、卵殻を持ち帰る容器は、参加者が持参。
 定員の2倍以上の申込みがあった。小学生がとても多かったので、子どもだけ当選として保護者は付いてきてもいいこととした(実際には、保護者も参加出来る)。あとはなにわホネホネ団団員は落選(直接講師先生から習って下さい)。これで、37名まで絞り込めた。

 当日、受け付けて、スタッフ紹介、挨拶の後、講師先生のニワトリ卵殻コレクションの紹介。盛り上がらず。仕方がないので、講師先生による卵殻標本作りの実演。あっさり終わる。仕方がないので、参加者による卵殻標本作りを始める。最初は「さくら」。机に1つずつしかないドリル待ちがけっこう多かった。一通りドリルでの穴開けが終わった頃には、最初に穴を開けた子どもは最初の卵殻標本を完成させつつあった。当初は、全員ができてから次の標本作りを始める予定だったが、ドリル待ちを避けるために、出来た子どもから順次、次のウズラ卵にうつってもらった。最後の「アローカナ」の卵殻標本を半数ほどが完成させたタイミングで、作業中の人に手を止めてもらって、まとめ(持って帰り方と保存方法、自分で道具をそろえる方法)をして、解散。
 卵から抜いた卵液は、すべて品種ごとに回収した。希望者は解散後残ってもらって、フレンチトーストにして食べた。ほぼ全ての人が、少なくとも一口味見して帰ったらしい。さらに希望する子どもには、ついでに用意してあった「プリマスロック」と「チャボ」の卵の標本も作ってもらった。

 小学生にも手頃な難易度の実習であった。卵を3色用意したのはよかった。並べるととても綺麗な感じ。スタッフは、少なくともあと1人いたら、かなり楽だった(フレンチトーストの手配とか)。ドリルもあと3本、できればあと6本あると、もっとスムーズだった。
●テーマ別自然観察会「高槻のカエル探し
日時:2015年6月21日(日)
場所:大阪府高槻市萩谷総合公園〜塚脇
参加者数:雨天中止(博物館:申込み92名、当選73名、あくあぴあ:申込み30名、当選30名)(スタッフは他に、あくあぴあから学芸員1名、補助スタッフ3名を予定していた)


 前日夜から雨で、当日早朝、現地は土砂降りで雷もなっていた。天気予報によると、昼前から夕方までは雨はあがるようだったが、直前の大雨で川は増水し、足下も悪くなっていて、林内も濡れていることは確実。大勢の親子を連れて行くのは危険と判断して、中止とした。
  予報通り集合時間には雨は上がっていた。集合場所には、中止の留守電を聞かなかった親子連れが1組来られた。

●テーマ別自然観察会「カエルのたまご
日時:2015年5月31日(日)
場所:豊能町妙見口駅〜川西市黒川駅
参加者数:39名(申込み95名、51名当選)(補助スタッフ2名)


 夏のたまご展関連行事として、カエルの卵塊を探しにいくことにした。ただ、時期的に少し早いので山手の田んぼ狙い。大勢なので電車で行ける場所。モリアオガエルも期待できるかと、豊能町にした。

 駅前に集合し、コースと登場予定のカエルを紹介。諸注意(カエルを持って帰るなら死ぬまで飼うこと、田んぼは農家の人の私有地なので荒らさないこと、車に気をつけること)をした後、出発。
 とりあえず、妙見口駅から黒川駅 のハイカーもよく通る路沿いでカエル探し。数年前までそんなことはなかったのだが、田んぼの周りが電気柵で囲われている。でも、その方が子どもたちが田んぼを荒らさないので、ちょうどいい感じ。電気柵のすき間からカエルやオタマジャクシを捕って盛り上がる。まずはトノサマガエルだらけ。しばらく行くと、草地にアマガエルがいっぱい。溝にイモリが見つかる。シュレーゲルアオガエルの声がするが、姿も卵塊も見えない。
 ちょっと横道に入って、神社へ向かい。近くの小さな池のモリアオガエル卵塊を探す。今年も卵塊が2つ。ただ、斜面を登ったりしないと見れなくて、一部の参加者だけが見ることができた。
  妙見ケーブルの黒川駅近くで、昼前になったので、駅の周辺で昼食休み。1時間後に集合としたら、一部の人はケーブルで上に上って昼食をとった様子。ケーブルからシカが見えたという。
 午前中で、トノサマガエルとアマガエルは堪能したので、午後はシュレーゲルアオガエルを探すことにする。いったん妙見口駅に戻り、今度は反対方向の初谷入口辺りの田んぼを見に行く。以前からよくシュレーゲルアオガエルの卵塊を観察している場所。今年もシュレーゲルアオガエルの声はしているのだが、残念ながら卵塊は見つからなかった。子どもたちはやはり田んぼで、アマガエルのオタマジャクシをすくって喜んでいた。

 結局捕まえて楽しめたカエルは、トノサマガエルとアマガエルのみ。子ども達はたくさんのカエルやオタマジャクシを捕まえることができて、楽しめた様子。しかし大人には、物足りなかったもよう。田んぼでひたすらたくさんのオタマジャクシを楽しむカエル観察会と、いろんな種類のカエルを解説付きで楽しむ大人向けのカエル観察会は分けた方がよさそうに思った。
 カエルのたまごがテーマだったが、トノサマガエルやアマガエルの卵はすでに孵った後で、シュレーゲルアオガエルはまだ産卵していない感じ。一部の人がモリアオガエルの卵塊を見ただけという結果におわり、タイトルとはかけ離れた観察会になってしまった。

確認した両生類
ニホンアマガエル(成体、オタマジャクシ)、トノサマガエル(成体、オタマジャクシ)、シュレーゲルアオガエル(声)、モリアオガエル(卵塊2つ)、アカハライモリ(以上5種)


●テーマ別自然観察会「外来鳥ソウシチョウを探そう!
日時:2015年5月24日(日)
場所:八尾市高安山駅〜十三峠〜水呑地蔵〜神立6丁目〜服部川駅
参加者数:30名(申込み50名、全員当選)(補助スタッフ2名)


 今年度から始まった外来生物調査プロジェクトの一環として、大阪府周辺のソウシチョウ調査を実施する。ソウシチョウ調査の研修を兼ねて、ソウシチョウ観察会を企画した。観察会と言っても、ソウシチョウはそもそもあまり見えないし、調査に必要なのはソウシチョウの囀りを知ってもらうことなので、ソウシチョウの囀りを中心とする鳥の鳴き声の観察会(?)とした。
 集合場所で、目的とコース、車とトイレについての注意事項を話した後、ソウシチョウ調査の行い方を説明。集合場所で聞こえるウグイスとホオジロとホトトギスの囀りの解説してから出発。歩き出してすぐに、キビタキとソウシチョウが鳴いたので、その解説。キビタキは観察もできた。最初の林内を抜けると、電線にツバメの巣立ちビナが並んでいた。そこに親鳥が給餌に来るのをしばらく観察。ホオジロ、キビタキ、ソウシチョウの囀りを繰り返し説明しながら、十三峠の昼食地点へ。途中、センダイムシクイやコジュケイやヤマガラも囀った。
 昼食後、日本や大阪府でのソウシチョウの定着過程や、その在来生態系への影響について解説の後、十三峠、水呑峠を経由して、服部川駅まで戻った。水呑地蔵のところでは、オオルリも囀っていた。ヒヨドリがムカデを食べているのも見つけた。山から降りてからは、ため池のウシガエルや、農耕地の鳥を探した。
 解散場所の服部川駅にて、最後にソウシチョウ調査への参加を呼びかけて解散。

観察した鳥
コジュケイ、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、コゲラ、ハシブトガラス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ソウシチョウ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、センダイムシクイ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ(以上24種)


●テーマ別自然観察会「はじめてのバードウォッチング 春の渡り鳥を見つけよう
日時:2015年4月29日(水・祝)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:71名(申込み166名、当選101名)(内、博物館への申込み143名、当選78名、参加者数56名)(一方、図書館への申込み23名、全員当選、参加者数15名)(補助スタッフ2名、大阪府立中央図書館からスタッフ4名)


 大阪府立中央図書館との共催企画。恒例行事と化してきた。共催といっても、図書館側でも募集をする以外には、とりたてて共催な感じは無い。当日も図書館受け付けの申込者の名簿チェックと、希望者に卵とタネ本のリストを配布。
 広報の段階で、参加費として植物園入園料200円だけを告知した。が、今年度から植物園と博物館集会室とを行き来するなら、博物館入館料も必要ということを忘れていた。仕方が無いから、そして多めに当選させたので全員が来たら部屋に入れないから、午後一番の本を使っての話は、ポーチで行った。

 午前は、植物園で普通に渡り鳥の観察会。初心者向けを意識して、出発前に双眼鏡の使い方と、鳥の見つけ方の説明。双眼鏡の使い方の説明では、ポーチの端っこに貼ってある恐竜展のポスターをみんなでながめた。ポーチの外の鳥をながめた方がよかったかも。
 最初にポーチのすぐ外にいたスズメを観察。それから大池に出たが、鳥がおらず。仕方が無いからコブハクチョウについて話す。後ろでシジュウカラが囀っていたから、みんなで観察。すぐ上だったが、葉に隠れているからか、見つけられない人が多数…。大池を回って、マグノリア園、ユーカリ園を経て、二次林へ。ここまでほとんど鳥がおらず。二次林で何度もキビタキが飛んだが、ゆっくり見られることがいない。木の上に何度かアオバトの群れがとまったのだが、すぐに飛んでしまう。結局、多くの人は何も見られず、再度、大池へ。浮いてるカワウや対岸近くのコガモ、コサギを観察。そして再び二次林へ。何もおらず、ツツジ山の横から、小池の北、アジサイ園、小川沿いと歩くが、ほとんど鳥がいない。三度大池に出たら、ゴイサギ幼鳥がいたので観察。目の前でカワウが盛んに潜ってた。と、カワセミが飛び出して飛んでいった。ゆっくりは見られなかったが、多くの人が目にはした。
 ポーチに戻り、昼休み。

 午後は、ポーチで約40分、鳥の本の解説。イラスト図鑑と写真図鑑。バードウォッチング入門書。足跡図鑑、羽根の図鑑、巣の図鑑を紹介。それから、ツバメ、スズメ、カラスといった身近な鳥についてのお薦め本を紹介。もっと勉強したい人のために『鳥類学』も紹介した。
 解説の後、再び植物園に出て、今度は鳥の巣の観察と羽根拾い。カラスの巣と、コゲラの巣を観察した以外は、もっぱら羽根拾い。なぜか出だしの博物館の裏で、ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、ヤマシギが立て続けに見つかる。とくにヤマシギは大量に落ちていて、多くの人が拾うことができた。その他にアオバトの羽根も2枚見つかった。その後、ゴイサギやコブハクチョウの羽根も見つかり、それなりに満足。ポーチに戻ってまとめをして解散。

観察した鳥
コブハクチョウ、キンクロハジロ、ドバト、キジバト、アオバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、コサギ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、アオジ(以上23種)

拾った鳥の羽根
コブハクチョウ、ドバト、キジバト、アオバト、ゴイサギ幼鳥、ヤマシギ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ

●「自然史博物館・大阪自然史センター活動報告会
日時:2015年4月25日(土)
場所:大阪市東住吉区 大阪市立自然史博物館 講堂ほか
参加者数:82名(懇親会参加者72名)


 昨年に引き続き、今年も博物館と友の会(自然史センター)の活動報告会を企画した。今年の理由は友の会60周年記念。講堂でのプログラムは3部に分かれ、その後、レストランに場所を移して懇親会を行った。
 第1部は、博物館の報告。この一年一番のイベントは館長の交代だろうということで、新旧館長対談を行った。前館長の山西、現館長の谷田、司会進行は和田が担当。
 第2部は、センターの報告。東北遠征団、子どもワークショップ、あくあぴあ芥川、関西自然保護機構など一通りの活動を、センタースタッフが報告。
 第3部は、友の会60周年記念企画として、古手の評議員2人と若手の評議員2人の対談。司会進行は、佐久間。
 懇親会では、親子2代、親子4代で博物館と関わりのある方の話を聞き、淀川でのイタセンパラ発見に関わった方の話をうかがう。その合間には1970年代〜1990年代の友の会行事のようすのスライドが上映された。若かかりし日の友の会評議員の姿に今年も悲鳴が上がっていた。


●植物園案内・動物編「鳥の巣をさがそう
日時:2015年4月11日(土)
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:50名(補助スタッフ3名)


 未明まで雨だけど、その後、雨は上がるとの予報だったので、前日に実行を決断。朝には予報通り雨は上がっていた。

 まず最初に、鳥の巣を探すというテーマなので、鳥の巣の探し方と同時に、探す意義、鳥の巣を観察する際の注意事項を説明。鳥の巣探しは、鳥の行動をよく観察することになること。都市公園の鳥は、人に馴れているので、注意すれば巣を観察しても繁殖に悪影響がないこと。どうして鳥の巣をさがすのかを説明。
 最初は、大池でダイサギやカワウ、少し移動してキンクロハジロやコブハクチョウを観察。ここまでは鳥を説明するたびに、巣にからむ話を交えていた。が、この後そんなことは忘れてしまった。
 照葉樹林で、ハシブトガラスの巣を観察。さらにハシボソガラスの巣を観察。カラスの巣とのつきあい方を説明。芝生で採食するツグミやスズメの交尾、カワラヒワを観察してから、ユーカリのそばの二次林でシメとコムクドリを観察。
 その後、再び大池に出て、ゴイサギとコサギを観察。木の上にアカハラがいた。もう一度、二次林に入りクロツグミを観察するも、ヒタキ類は見当たらず。ツツジ山から小池の北を通って、アジサイ園へ。小川沿いで、コゲラの巣を観察。アカハラ、アオジ、メジロの囀りを聞く。
 三度、大池に出て、コガモを見つつ、橋を通ってポーチへ戻ってくる。まとめをして、今後の鳥の観察会の宣伝をして解散。

 今日は、子どもたちが多かった。 鳥に詳しい子がけっこういて、先に種名を言ってくれる。それはいいのだけど、わずかな情報から、すぐに大胆に鳥を同定する傾向がある。確かに鳥に詳しいけど、明らかに間違ってることもある。何かを見たと教えてもらっても、鵜呑みにはできない。そして、観察会中、鳥を探している最中に、以前別の場所で撮影した画像を見せてくれる。せっかく鳥の観察会に参加してるのだから、目の前の鳥を探して観察して欲しいなぁ。

観察した鳥
コブハクチョウ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コムクドリ、クロツグミ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ(以上33種)


●教員向け支援プログラム「常設展ガイドツアー 春の遠足下見編
日時:2015年4月7日(日)
場所:長居植物園、大阪市立自然史博物館 常設展(第1展示室〜第5展示室)
参加者数:9名(申込みなし)


 4月初めは、春の遠足の下見に、大勢の教員が来館する。この機会に合わせて、常設展の展示ツアーが企画された。今日と明日の2日間、それぞれ午後3時から40分間のプログラム。ってことになっている。明日はS学芸員の担当で、担当は今日だけ。
 午後3時少し前。集合場所を見に行ったが、誰もいない。そもそも今日は、天気が悪いせいか、さほど下見は多くない。これは誰も集まらず、中止かな? と思っていたら、参加希望者が3人集まった。内、一人はこのためにわざわざ来て下さったらしい。じゃあ、4人でのんびり回るかなと思ったら、もう1グループ増えて、合計9名となった。ちなみに展示を説明しながら回っていると、下見に来て、ツアーに関係なく展示を見ていた教員の方や、一般の来館者も話を聞いていた。
 解説は、オリエンテーションホールからスタートして、第1展示室から順に第5展示室までめぐった。各展示室の展示テーマの概要を説明してから、あとはしゃべりたい展示をピックアップして話をしただけ。いそいで回ったが、それでも50分かかった。
 各展示室で取り上げた内容は、オリエンテーションホールではナウマンゾウと古い地図。第1展示室では、大きなゴキブリ、照葉樹林ジオラマ、淀川わんど、干潟。第2展示室では、大阪市の地下からでたクジラホネ、アロサウルス、触れる恐竜化石。2階ギャラリーでは、カエンタケ、セミの抜け殻、黒水晶、キャベツの仲間。第3展示室では、ナガスクジラのホネ、リュウグウノツカイ。第5展示室では、ドングリコースター、島の生物地理学スマートボール、ハチ擬態のゲーム。
 全体的に、しゃべったテーマは、展示意図、メンテナンス、コストが中心。どうしても裏話をしてしまう。

●室内実習「鳥の調査の勉強会 第1回
日時:2015年4月5日(日)
場所:長居植物園、大阪市立自然史博物館 会議室
参加者数:11名(申込み20名、全員当選)


 今年は、昨年からの継続14名、新規6名と継続が多かった。他に新規申込みが2名あったが、行事の内容を説明したらキャンセルされた。ニーズを聞いた上で、代わりに鳥類フィールドセミナーを推薦した。
 午前中は、植物園で鳥の調査を考えながら、鳥の観察。調査初心者が多かったので、各自の調査計画を考える参考になるような話を中心にした。
 午後は、博物館内で、論文紹介。その後、参加者各自の調査データもしくは調査計画の発表。
 今年度は、年間を通じて4回開催予定。次回は、7月11日(土)。


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