日記風覚え書き

2017年10月11月、12月

(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月10-12月、2010年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2011年1-3月4-6月7-9月10-12月、2012年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2013年1-3月4-6月7-9月10-12月、2014年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2015年1-3月4-6月7-9月10-12月、2016年1-3月4-6月7-9月10-12月、2017年1-3月4-6月7-9月、10-12月)

 知り合いに勧められて(あるいは無理矢理登録されて)、ブログというのを書くことになった。ネット上で同じ興味を持った人のコミュニティを作る試みとしては、ちょっとおもしろそう。というわけで、仕事上の興味もあってつき合うことに。でも、そのサイトは、ちょっと閉鎖的なコミュニティなので、書いた物をこっちにもミラーリングすることにしました(他で書いている関係で、文体が少し違います)。他のコーナーにはちょっとそぐわないかな、という内容を中心に書きます。どっちかと言えば、軽めの「近頃の博物館」みたいなの。◆は思いついた事を書いた場合に付けてあります。ちょっと理屈っぽい。その他、遊び心が中心の場合もあります(というより多い?)。ふざけてる!というお叱りは受け付けません。
 タイトルは、最初は単に「日記」としましたが、「日記風小ネタ集」に変え、やっぱり「日記風覚え書き」にしました。また、タイトルは変わるかもしれません。


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11月2日〜3日は後で補足の予定


●2017年11月15日 博物館実習 2017年秋期普及コース オリエンテーション

今日から5日日程で博物館実習がスタート。大学生が7人。初日の今日はオリエンテーション。次回のために今日のスケジュールを記録しておく。

09:30 博物館実習スタート 出欠取って、資料を配って、名札を作らせて、友の会に入会させる。ブログの担当も説明(担当したブログを書いて始めて、実習を受けたと認めることを宣言)。
今回の博物館実習は、大阪自然史フェスティバルの準備・運営をしてもらうので、Tシャツのサイズとか、懇親会への参加の有無とかの確認。実習時間帯も変則的なので、説明。遅刻者はいない。今回は以前同じオリエンテーションを受けた学生が一人混じってる。
09:55〜11:35 博物館の間取り、沿革、事業内容(研究、資料収集、展示、普及教育)、友の会・サークル・ネットワークなどの説明。ブログの書き方の説明。博物館に足りないものとして、お金、人手、スペース。
11:35〜12:00 管理棟の案内・解説。あちこちに置いてある標本などについて言い訳。書庫と編集記録室と植物研究室と特展準備室を見せる。パネルを何年も再利用していることを証拠を見せて説明。ネイチャーホールも覗いた。
(12:00〜13:00 昼休み)
13:00〜14:05 収蔵庫見学ツアー。3つの収蔵庫をめぐって解説。二層構造の秘密、タイプ標本、火災時の対応など。重いドア、壁の違い、通路がうまってるとか、なぜ収蔵庫に本があるかなどにも注目。
(14:05〜14:20 休憩)
14:20〜15:35 展示室見学ツアー(常設展+特別展)。メンテナンスがメインテーマ。電気の球換えの難しさ、掃除のしにくさを中心に、ダメなケース、ダメな展示を紹介して歩く。また壊されやすい展示を説明して歩く。第5展示室では、展示の意図と、アナログのゲームや仕掛けの難しさも解説。 博物館におけるミュージアムショップの普及教育的意味についてもふれた。
15:35〜16:00 実習ノートの記入。

実習ノートは学芸員がチェックして、コメントなどを書くので、学芸員とのコミュニケーションツールとして使うように指導。


●2017年11月14日 本の整理

やむを得ず、11月に入って、自宅の部屋の片付け。すなわち本を整理している。本を処分する気はないので、本棚から出して、埃を払って、本棚を拭いて、本棚に入りきっていなかった本と共に、本棚に並べる作業。埃は幸い油汚れじゃないので、とりあえず拭いて、あるいは掃除機で吸って、あとは乾拭きか、手でちょいちょいと。ベランダに向けて本の上側をひたすら吹いていると、けっこう肺活量のトレーニングっぽく。それでいて、埃を吸うので、ちょっと体に悪そう。
6段の本棚に二重に詰め込まれた本を出して、平積みにすると畳一畳くらいを占拠する。こんなにたくさん入っていたのかなぁ。で、それを分類して、戻していく。手持ちの本の圧倒的多数は、SF、マンガ、自然史本。数は少ないけど、ライトノベル、その他小説。誤差範囲で料理本と語学本。ざっとメジャーズを並べると、SFが本棚4.5本、マンガと自然史関連本が2本ずつ。ライトノベル・その他小説が0.5本。ただすでにギューギューなので、近々、本棚を買わないと。そして、本棚をどこに並べるかで頭が痛い。
整理モードに入ったので、並べ方にもこだわりが出てくる。自然史本は判型で並べたけど、ややシリーズを意識。マンガは判型を考慮しつつ、作家順。SFは、まず読んでない本、読んだけどブログに感想書いてない本、ブログに感想を書いた本に大別。ちなみに一番多いのは、読んでない本で、それだけで本棚2本に…。1990年代出版の読んでない本まで発掘されて、しばし感慨にひたる。3つに大別した後は、一般書と文庫本に分けて、さらに国内作家と海外作家に分けて、一般書は薄くシリーズごとに(ハヤカワJシリーズとか)、文庫はハヤカワ文庫と創元SF文庫をまとめる。
整理して、並んだ本をながめると、なんか楽しい。またいっぱい本を買わなくっちゃ!と思ったり(必ずしも読まなくっちゃ!ではない…)。


●2017年11月11日 読書サークルの2016年度まとめ

来週末に迫った大阪自然史フェスティバルに向けて、昨日の夕方は、友の会読書サークルBooksの展示を作った。中身は毎年同じで、一年間にみんなで読んだ課題本44冊(ただし読んだけど紹介するのは止めとこうと結論した2冊を除く)の紹介文を、表紙画像とともに模造紙に貼り付ける感じ。手に取れるように本の実物と、持って帰れる紹介文の冊子をセットしたら完了。
自分が読んだ本を数えると、31冊。地学系の本はともかく、課題本になった生物系の本は一通り読むようにしてるつもりが、5冊も読んでない本があった。ちょっと反省。
ただ紹介文を貼り付けただけでは面白くないので、一年間に読んだ本の中で、一押しのにさらにコメントを付けることになった。すでに古典的名著と言ってもよさそうな『フィンチの嘴』、面白い菌類の生態満載の『奇妙な菌類』なども捨てがたい。が、ここは、圧倒的に面白く勉強になった『カッコウの托卵』と『鳥たちの驚異的な感覚世界』を同率首位にしてみた。生物学の勉強にはさっぱりならなかったけど、とても面白く読めた『菌世界紀行』を、番外編の紀行文カテゴリーとして、ついでにコメントしてみたり。


●2017年11月10日 コノドジロムシクイ探し?

近所の小さな公園で、3日前にコノドジロムシクイというかなり珍しい鳥が記録されたらしい。留守にしていたから知らなかったけど、昨日、観察した方が写真を持ってきて下さってた。某野鳥の会関係者からも連絡が来ていた。どうやら3日前に、こちらのホームの公園の方に飛び去ったので、探せよってことらしい。いや、そらもう、言われんでも探すで。
と、勇んで出かけようとしたけど、よく考えると名前しか知らない。どんな姿だっけ? 声は? どんな場所にいるの? ってことで、まずはネットで予習。Sylviaやったんか〜、って、そんなレベル。とても勉強になった。
舌打ちのような地鳴きで、水際のヨシ原や藪が狙い目。と教えて頂いた。本場でみた人からは、けっこう藪の中から上に上がってくるので、見つけやすいとも教えて頂いた。がんばって探そう。とりあえず毎日、一度は池を一周して、ヨシ原と藪周辺をチェックかな。


●2017年11月8日 クジラも出展するフェスティバル

思い起こせば忘れもしない5年前、いや4年前だっけ? とにかく、その年は大阪湾展でマッコが展示され、その直後のフェスティバルでは、マッコ自身が出展者となっていた。ようは会場から動かすのが大変だから、そのまま放置した。
そして忘れもしない今年、瀬戸内海展でザットンが展示され、その直後のフェスティバル。例によって大きすぎて動かすのが大変なので、そのままザットンに出展者になってもらうことにした。しかし、この数年の間にフェスティバルの出展が増えて、スペースがあまりない。辛うじて上半身と下半身には分けられるので、小さくてエレベーターに乗る下半身は、別会場へ。つまり上半身と下半身が分かれて出展するというザットン二分の計を編み出したのだが、いざ動かそうとして、下半身はエレベーターには乗るんだけど、廊下が通らないことが判明。幅は大丈夫なんだけど、高さが思ったより高かった。というか廊下が意外と低かった。策士策におぼれるとはこのことかと。

マッコはフェスティバルに出展した数ヶ月後、ポーチにぶら下がった。うまく行けば、ザットンもぶら下がるはず。うまく行かなかったら、どこに収納したらいいか頭が痛い。廊下を通って動けないとすると、もうエレベーターで上下するしか行く当てがない。ほんまに困る。頭が痛い。頭が痛すぎるので、なんとかぶら下げたい。上手く行きますように。


●2017年11月7日 招待講演の講師選定の季節

大阪鳥類研究グループというサークルがあって、毎年3月に総会を開く。総会はサークルで一番大きなイベントであって、活動報告や決算報告といった総会議事のほかに、会員の発表があり、招待講演もあり、懇親会もある。その事務局としては、一年で一番頑張る時。で、そろそろ招待講演の講師を選ばなくてはならない。年内にお願いして引き受けてもらって、1月の案内に載せていく。というのが理想的展開。
講師選定の条件は、
・会員以外で、会員が興味を持つ話をしてくれる人。
・暗黙の了解として、関西でのサークルや個人での調査に活かせる話であること(外国の話とか、小笠原の話ってだけではちょっと…)。
・会費をチマチマためているので、関東や九州から呼ぶ事は可能なんだけど、北海道・東北・沖縄は厳しい。
とまあこんな感じ。過去にお願いした人でも、違うネタならいいかなぁ、と思っているけど、まだ同じ人を2度以上呼んだことはない。

ちなみに、
過去の招待講演は、次の通り。
2000年:須川 恒氏「ユリカモメの話」
2001年:松原 始氏「ハシブトガラスとハシボソガラス」
2002年:亀田佳代子氏「カワウがになう多様な役割 −湖、森、そして人とのつながり−」
2003年:能田由紀子氏「鴨川のコサギの採食戦略 −性および体サイズと採食なわばり性の関係」
2004年:野間直彦氏「木の実を食べ、タネを運ぶ鳥たち」
2005年:日野輝明氏「鳥はなぜ混群をつくるのか」
2006年:山崎剛史氏「鳥類分類学の現状と課題について」
2007年:林 英子氏「屋上営巣誘致に成功したコアジサシの保護と現状」
2008年:坪井助仁氏「鳥の都市進出が外来昆虫の蔓延を防ぐ 〜ヒロヘリアオイラガの衰退について〜」
2009年:植田睦之氏「街で繁殖するようになったツミ ―ツミ、カラス、オナガの関係―」
2010年:遠藤菜緒子氏「兵庫県におけるサギ類およびカワウコロニーの分布とコロニー形成プロセスの観察」
2011年:中村純夫氏「なぜ,カラス達がねぐらに集まるのか?」
2012年:堀江明香氏「島のメジロの繁殖戦略 彼を知り己を知れば百戦殆うからず?」
2013年:渡辺 仁氏「関東におけるツバメ調査の実績と今後の展望」
2014年:齋藤武馬氏「3種に分かれたメボソムシクイの分類学的研究」
2015年:天野一葉氏「ソウシチョウの暮らしとウグイスへの影」
2016年:白井 剛氏「都市近郊でのアオサギの生息地拡大とその要因を探る」
2017年:上田恵介氏「信太山草原の自然史とセッカ研究」

上田さんは、呼んでくれたらいつでも来るで!って言ってくれたし、ネタも色々ありそうだから、今後、何回もお願いしようとは思っているけど、とりあえずは他にいい人いないかなぁ。


●2017年11月6日 風邪引きさんが荷物運び

数日前から風邪気味。咳が出て、鼻水が…。3連休ずっと仕事してたら、さらに悪化した感じで、薄く熱があり、頭も痛い。という訳で、昨夜は早めに寝て、休みの今日は朝もゆっくり。すると寝過ぎた休みの日にありがちな、寝過ぎで頭や目が痛くなる。
風邪気味なので昼間も寝てたいけど、寝てるとさらに頭や目が痛いので、部屋の片付けなど溜まってる家事を始める。しばらく活動するとしんどくなるので、布団に入る。すると頭や目が痛くなって、仕方なく起き出して、じっとしてると退屈なので、部屋の片付け、掃除、洗濯。風邪を引いていても、家事は待ってくれない。訳でもないけど、ジッとしてると苦しいので、動いて気を紛らす感じ。風呂に入ると、しばらく楽になるので、何度も風呂に入ってみたり。
風邪引いて、部屋片付く。一人暮らしあるある。かなぁ。
一人で寝てると、このまま動けなくなったら終わりなので、ちょっと怖くなって、起きてみる。ってのは一人暮らしあるあるっぽい気がする。


●2017年11月5日 鳥の羽根しおり作り

今日は、年に一度の羽根のしおり作りの日。各自が拾ってきたのを持ち寄って、シートでパウチして、切りぬいて、穴開けて、リボン付けたら出来上がり。毎年、リボンを買いに走らされる。今年は4mを5本買ってきた。それで充分かと思いきや、もう一度買いに走らされる。今度は4mを10本買ってきて、5本使い切った。全部でリボン40m。しおり1枚に15cmくらいのリボンを使ってるから、ざっと300枚ほど作製したことになる。例年並みかなぁ。
今年のメインは、キジ雄とクイナ。アオバト、カワラヒワ、アトリ、コミミズクなどの羽根も混じる。あまりに羽根が多かったので、全部はしおりに仕立てきれず、残りは来年用に回すことに。


●2017年11月4日 2回目の研究発表の日

4月に鳥の調査の研究計画発表をして、7月にその研究成果or途中経過を発表する。といった展開の室内実習。7月にコメントされて修正したり、その後のデータを追加したりしたのを再び発表。というのが、今日の午後。4月、7月と参加者は減り、今日辺りは3〜4人かなぁ。と思ったら、10人も集まって、7題も発表があって驚いた。
内容もなかなか充実。
・スズメの砂浴び研究は、データが充実し、面白くなってきた。あと一歩、データ処理をがんばれば、論文化できそう。
・カワウの繁殖のデータは、割と簡単にまとまりそう。繁殖開始と成否の判断基準の再検討が課題かと。
・カラスの巣の話は、すでに原稿化されていて優秀。このデータも取ってあれば〜、という点があるから、次年度に別の観点からデータとればいいんじゃないかなぁ。
・シジュウカラの繁殖の話は、小学4年生とは思えないくらいまとまっている。まだ生データを図表化する段階に留まっている。あと一歩、導きたい結論を示す図表が作れれば、それなりに結果が出てるので、論文にできそう。ただ次の図表化には割合って概念が必要で、それを学校で習うのは来年度らしい…。とりあえず一休み。あと、関連論文の引用が欲しいけど、これは厳しいかなぁ。

次は、再び4月。


●2017年11月3日 大泉緑地の不思議な鳥たち

快晴ですがすがしい行楽日和。遊びにBBQにと大勢の人が繰り出していた大泉緑地の片隅では、鳥たちが不思議な姿を見せていた。

キクイタダキ
頭の黄色は見放題。赤色を見たり撮影した人もいた。

ドバト
木の枝の上で、ディスプレイする雄。枝上でも回るとは。

アオサギ
でーっかいタウナギを捕まえて、呑み込もうとするも呑み込めず。

キビタキ
小川の流れの片隅で水浴びをしていた。と、思ったらピョンピョンと流れの方に移動して、流されていった…。ずぶ濡れのキビタキは岸に上がるも飛べず、地上をピョンピョンと藪の中に逃げ込んだ。


●2017年11月2日 能勢町の廃校舎探検記

出勤時間よりも早く家を出て、朝一番から能勢町某所にある旧小学校の廃校舎へ。そこには古い標本が集められていた。


●2017年10月31日 2017年10月のまとめ 特別展終了

特別展終了したら、すぐに片付けモード。展示作る時は気合いが入っていて、時間かかると分かってるから、他の予定を後回しにしてでも時間を空けてある。が、片付けは割と短時間で終わるイメージが強く、それはその通りなんだけど、それでもそれなりに時間はかかる。でも、わざわざ片付けの予定なんかスケジュールに入れてないし、すでに他の予定がドンドン入っている。という中で片付けなくてはならないので、意外と負担感が大きい。余計な仕事が入ってしまったイメージ。で、まあなんとか時間を捻出して小物は片付けたけど、アカウミガメとハセイルカが残ってる。ザトウクジラは、このままフェスティバルに出展予定。
そんな想定外に忙しい気がする10月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事完了。
外来生物調査プロジェクトの調査は、コブハクチョウが停滞中だが、メダカ調査+スクミ調査+にムネアカオオクロテントウのために3日間お出かけ。涼しくなったから、採った魚も持って帰りやすいと、わざわざ涼しくなるのを待ってたのだけど、もう魚採りのシーズンは終わり気味らしい。でも、ムネアカオオクロテントウはなぜかシーズン真っ只中。大阪府いや近畿での分布最北を極めた!

標本作りは、瀬戸内海展になんとかオキゴンドウを間に合わせて、展示するぞ。と頑張ったものの、かろうじて臭い下顎骨を展示するに留まった。展示後、下顎骨は再び水に沈められ、なーんだ未完成やったんやん、って感じになった。
ホネホネ団では、哺乳類の皮処理シーズンスタート。
名古屋方面の名誉教授から、引き続きホネが断続的に届き続けている。

普及行事は、後半は台風2発で中止しまくり、瀬戸内海展の最後にオープンセミナーをした程度。
11月の大阪自然史フェスティバルは、ブースの配置に頭を悩ませる。年々出展者が増え、並べる場所に苦労する。

とまあ大きな出来事は少なかった中、
読んだ本は、自然史系5冊とSF4冊。講演は、オープンセミナー1本と、ここ数年の恒例となってきた中学生向け1本。査読を1本こなした。


●2017年10月28日 ユニークベニューでMICEなお試し

昨日の夕方から夜、ナガスケやマッコの下で、ユニークベニューなパーティがあった。よそさんが仕切るので、お金があるのだろう。小洒落た丸いテーブルが並び、学会の懇親会のような料理に、ウーロン茶とプレモル(サントリーがスポンサー?)。柱毎に3つずつ、ナガスケに左右から3つずつ、サーチライトが当てられ。演台にマイクに、変な音楽。顧客関係に向けてのお試し企画。
集まってきたのは、観光関連の役所や企業関係者。なんだろうたぶん。男は全員スーツ姿。そんなものに縁のない自然史博物館では、異様な光景と言って良いだろう。その中で、マイペースな自然史博物館勢は、というか課長以外の学芸員は、いつもの格好で、とても浮いていた。
せっかくの普段博物館に来ない人達が集まってるんだから、ミュージアムショップの宣伝もしなくちゃと、出店してもらってオリジナルグッズを並べてもらった。が、ほとんど何も売れない。スーツのおじさん達は、Tシャツを買わないらしい。そもそも着ない可能性の方が高いよな。バッジも買わない、水筒も買わない、バッグも買わない、シールも買わない、クリアファイルも買わない。うちのオリジナルグッズは、おじさんの買わないものばかりということが判明。湯飲みくらい買ってもいいように思うけど、買わない。おじさん連中はいったい何なら買うのかな? とまあ、なぜかミュージアムショップの顧客層について学習する機会になった。

青く照らされたナガスケは、なかなか綺麗だった。


●2017年10月27日 増水後5日の大和川下流部

大和川が氾濫!と盛り上がった夜から5日が経った。ちょっと出遅れたけど、大和川の様子をようやく見に行くことができた。じゃなくって、月例の水鳥カウントのために自転車ででかけた。
5日ほどの間に、河川敷はけっこう片付けられたようではあるが、増水の爪痕はけっこう残ってる。目立つ変化は、
 ・中州がほとんどなくなっている。
 ・低水敷から高水敷にかけての樹がけっこう倒れている。
 ・低水敷から高水敷にかけての樹の幹にゴミが付きまくり。
 ・高水敷の草がかなりなくなり、残りもなぎ倒されている。
 ・高水敷の舗装路は砂利が流され綺麗。
全体的に河川敷に植物がなくなったので、すっきりしてて、鳥は観察しやすい。中州がなくなり、水が濁り、鳥は暮らしにくそうではあるけど。

樹の幹にどこまでゴミが付いているかで、どこまで増水したかが分かりそう。多くの場所で、堤防にあと2m弱までは迫っているようだった。一番堤防が低くなっているJR阪和線右岸の下流側では、溢れたんじゃないの? でなければ、表面張力で耐えた?といった感じの場所がある。
むしろJR阪和線の左岸側、堺市の方で浸水被害が出ていたけど、大和川河川敷から見た感じでは、左岸側は堤防も高く、溢れた様子もない。右岸が溢れずに、左岸が溢れるのは変。なので、あの浸水は大和川とは別の理由なんじゃ?

先月、南海高野線の上流辺りでカヤネズミの巣を見つけたのだけど、その辺りの草はすべて水につかって、巣はどこかへ行っていた。カヤネズミは海に向かったんだろうか?
などと思っている中で、アカミミガメが日向ぼっこ。カメ達は、あの増水を潜ってやり過ごせるのかな。


●2017年10月26日 クスノキとモチノキの果実の異変

遅まきながら、今日から植物園の果実チェックを開始した。
今シーズンは奇数年度なので、果実は豊作よりの予定。そして秋のヒヨドリはあまり増えず、ツグミは年明けにならないと個体数が増えない予定。鳥の方は、今のところ予定通り。でも果実の様子がちょっと変。

大阪の都市公園の果実量を左右するのは、圧倒的にクスノキ。クスノキの豊凶がとても重要で、それが一年おきに豊作-不作のサイクルを繰り返す傾向があるから、奇数年度は豊作という大胆な予測ができる。
のだけど、今日見たところ、少なくとも地元の植物園のクスノキはなんか変。予定に反して豊作ではない。そしてそれはたぶんクスノキヒラタカスミカメのせいらしい。当地では、昨年くらいからクスノキヒラタカスミカメがクスノキの葉っぱについて吸った跡が目に付くようになった。それが今年はひどい! めっちゃ増えてる。
クスノキヒラタカスミカメに吸われた度合いを、
 レベル1:吸われた跡がそこそこある
 レベル2:吸われた跡が多い
 レベル3:吸われまくって、葉っぱがチリチリに形がかわっている。
と大胆にランク分けすると、レベル1の個体はそこそこ果実をつけているが、レベル3はほぼ果実をつけていない。
クスノキヒラタカスミカメがクスノキの結実に影響を与えるとすると、果実食の鳥の生態にも大きな影響を与えそう。

モチノキの果実もなんか変。当地のモチノキには、モチノキタネオナガコバチという小さなハチがついて、秋にタネから羽化して脱出孔をつくったり、果実の中に入ったまま冬を越す場合は果実を青いまま維持したりする。が、それをあまり見かけない感じ。
代わりに、かどうかは知らないけど、黒く枯れた果実が目に付く。
 ・黒く枯れた果実が目に付く個体は、他の果実がすでに真っ赤に熟している。
 ・黒い枯れた果実が見あたらない個体では、青い果実から半熟果実、赤い果実と、熟し度合いがバラバラ。
なにか、新たな虫とか菌とかの影響を受けてるんじゃなかろうか? 果実を枯らすということは、これまた果実食鳥に影響がある。まあモチノキはそもそもの現存量が少ないから、そんなに大事では無いけれど。


●2017年10月25日 鉄橋破壊の効果

3日前の台風で、男里川にかかる南海本線の鉄橋が壊れ、以降、南海本線の樽井-尾崎間が普通に。へー、それは大変だねぇ。と最初は思っただけだったが、なんとこちらにまで影響が及んできた。
今度の日曜日に、和歌山県でビーチコーミングの行事を予定しているのであった。南海電車が不通だと面倒。対応を考えないといけないので、情報収集にいそしむ。とりあえず南海和歌山市駅に行かないといけないのだけど、見えてきた対応は、以下の通り。
A:あくまでも南海電車で行く
 1:樽井駅まで行って、箱作駅までの代替バスに乗る →最初は3時間待ちと聞いたけど、20分待ち程度には落ち着いたらしい。
 2:樽井駅まで行って、尾崎駅まで歩く。 →たぶん40分以上かかる。
 3:登りの線路が曲がっただけなので、下り線路での単線運行してくれるのを待つ。 →してくれる気配がない…。

B:代替でJR利用に切り替える
 1:集合場所を変更して、JR天王寺→和歌山→和歌山市と全部JRで。和歌山 →和歌山市の便数が少ない。
 2:集合場所を変更して、JR天王寺→和歌山。そこから和歌山市駅へはバス利用。 →バスに時間がかかりそう。
 3:集合場所は変えず、南海難波→三国ヶ丘、で乗り換えてJR三国ヶ丘→和歌山、以下は上の二択 →時間がかなり余分にかかる。

とりあえず、南海で代替バス利用にしてみる。台風が接近してるので、そもそも雨天中止の公算も高い。

ってゆうか、鉄道の橋を一つ落とすだけで、これほどまでに広範に影響があるとは…。人命に直接の影響なく、多くの人に迷惑をかけるのが目的なら、橋を落とすテロはかなり効果的。

【追記】
やはり雨天中止となった。


●2017年10月24日 台風一過の植物園

台風一過といっても、台風が通過したのは一昨日から昨日にかけての夜なので、昨日の昼間にすでに随分片付けられていたようではあるけど。それでも、台風の爪痕は見て取ることができた。ってゆうか、植物園の外では、樹がバッタバッタ倒れて、道が通れなくなって、Twitterで話題になっていたけど。植物園の中では、北の門の辺りで、針葉樹が10本ほど斜めって、切り刻まれていただけ。あと1本、植物園の外から植物園内に倒れ込んだヒマラヤスギが1本あって、切られるのを待っていた。
と、目立つ被害はその程度だけど、もちろん植物園全体に強風と増水の跡が残っている。とにかく枝が落ちまくり。植物園のスタッフが大きめの枝を集めているけど、まだまだ仕事は終わりそうにない。多すぎて終わらんわぁ、休憩や!とぼやくスタッフ。
その近くでは、遠足の子どもの集団が大喜びで、ドングリを大量に拾いまくっている。強風でドングリもいっぱい落ちてくれた。ただ、青いドングリばかりが目立つ。
大池の水もあふれたらしく、ハスの実が入った蜂の巣みたいなのが、池の周囲のベンチの周りにいっぱい散乱している。


●2017年10月23日 台風と大和川と避難勧告

昨日の夜は、大和川が増水して、我が家に避難勧告まで出て、とても盛り上がった。ネットが。テレビは、開票速報という名の同じ番組ばかり流していて、ぜんぜん気になる大和川の情報が得られずイライラした。開票結果なんか速報せずとも何も変わらないけど、リアルタイムの災害情報の欠如は人命にも関わるやろ!という非難の声がネットにいっぱい上がっていたけど、まことにその通り。
そして台風一過の今日は、まだ風は強いけど晴れてきた。大和川は結局、一部越水したし被害も出たようだけど、決壊はせず。丈夫な堤防のおかげで、我が家の近所には被害がなかった。

以前、同じように大和川が増水して避難勧告が出た時は、兵庫県赤穂市に行っていて、えらいことになってるなぁ、と思いながらテレビを見てたので、避難勧告を直接出されたのは初めて。
午後8時前、携帯が妙な音を出すと思ったら、市役所からの緊急速報メール。大和川の水位が上がってるから避難準備せよと。エリアは長居公園通より南。それから2時間ほどして、同じ内容が町内放送から聞こえてきた。携帯電話持ってない人は、2時間遅れでアナウンスしてもらえたことになる。
やがて避難所ができたという緊急速報メールもやってきた。今朝、選挙の投票に行ってた小学校に避難所が開設されている! いけば食べ物とかもらえるのかもしれないけど、大雨の中出かけるのも面倒なので、行ってみるのはやめといた。ちなみに避難所に避難するか、3階以上の丈夫な建物にいろという指令。うちは避難しない方が正しいらしい。
午後10時過ぎ、ついに避難勧告が出た。今度は20分遅れで町内放送も流れていた。遠くからサイレンの音がする。ネットには水が満タンの大和川の画像。って、見に行って撮影してアップしてる奴がいるなぁ。
市長が、このままだと午前1時頃に避難指示を出すかもとつぶやいていたので、待っていたが、結局避難指示は出なかった。なんとか持ちこたえたらしい。すっかり夜更かししてしまった。


●2017年10月22日 博物館の課題と解決法

現在、博物館が抱えている課題を、ここんところ色んな形でリストアップする機会がある。というのも2年後には運営体制が変わる予定だから、それに向けての制度設計であり、現在の運営体制の反省であり、そして5年後を見据えた中期計画を立てるようになるかららしい。
直営時代や指定管理時代は中期目標なんてなかったのに、独立行政法人になったとたん中期目標というのが出現するのもおかしな感じがする。けど、定期的に自分たちの到達点と目指すところを再確認するという作業は、5年おきくらいに繰り返しておいて、ちょうどいいから、まあいいだろう。

で、現在抱えている課題ってのをリストアップすると、その解決にはいくつかのパターンがあることが分かる。簡単に解決できるのから並べると、
1:予算措置も制度変更も必要ないし、どうすべきかはっきりしてて、現場で始められるから、明日からでもやれよ。 →うちの場合、これはあんまりない。
2:予算措置も制度変更も必要ないし、現場で始められるけど、具体的にどうするかは検討がいる。 →これはけっこう多い。コストが少なめなので、試行錯誤をさっさと始めたらいいんだと思う。でも色んなすべきことの中で、埋没したりするんだなぁ。
3:予算措置は必要ないけど制度変更が必要で、現場だけでは決められず、直接の運営者との調整が必要。 →これがとても多い。これはなかなか変わらない。グラブを投げつけてクビになった阪神の某投手の気持ちがよく分かる。運営体制が変わる機会に、なにがなんでも改善したい。
4:とにかく予算措置が必要。 →これまたとても多い。とにかく予算をくれ! 運営体制が変わる機会に、少しでも改善できたらいいなぁ。
5:大本の行政レベルでの制度変更が必要。 →今回、運営体制が変わるのがまさにそれに当たるんだけど、隣接する他局の施設との関係においても、この部分が多い。

というわけで、大きな変化があるときは、小さな改善を進めるチャンス。なので期待している部分も少ないないけど、新たな制度は新たな問題ももたらすかもしれないので、そこはちょっと不安。


●2017年10月21日 宴の後

昨日で瀬戸内海展が終わった。と、感慨にひたるまもなく、さっさと展示の片付けをしなくてはならない。

まずは一昨日展示したばかりのオキゴンドウ下顎骨を。と、ケースを開けたら…。油断していたので思いっきり臭かった。急いで取りだして、もう一度、水漬けへ。残された臭いは、展示室に拡散して消えるだろう。知らんけど。

次はパネルとラベルを回収して、ウミガメとイルカの頭をはずして、剥製を片付ける場所毎に仕分ける。で、常設展から出張してきたカモの雄達を展示室に戻す。
あとは、剥製と骨格と模型を元の場所に戻せば終了。

昨日までの展示はもうなく、もう二度と見られない。なんか寂しい。巡回展として、このコンテンツをあちこちで見られるように出来ればいいんだけど。せめて画像でもってネットで展示を見せられればいいんだけど。お金がないので、どちらもできない。
何年もかけて準備してきたけど、展示は50日少しだけ。残るのは、データと解説書。だから、展示よりも解説書に力を注ぐ、というキモチもなくはなかったりする。


●2017年10月20日 読書サークル 第94回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。今日の会合で出た本についての意見を記録。

今日の課題本は8冊。1冊は次回へ持ち越しとなり、前回からの持ち越しが3冊あったので、10冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「昆虫こわい」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 やたらと壁一面ゴキブリだらけのトイレで盛り上がる。とても楽しく読めるが、虫キライの人は読まない方がいいという点で一致。タイトルがこれなら、最後は「今度は〜がこわい」で、終わるべきという点でも一致。

●「歌うカタツムリ」
(紹介文4つ、平均★数は3.8)
 とても評価が高かった。アイデア、構成、文章すべて良くできていて、内容もとても面白い。構成自体がらせん構造をなしているように読めるという指摘が複数から。ギュリッキから黒田への流れは、大阪市立自然史博物館に続いている。研究が紹介されている学生の一人は、中学生の頃から知っている。なぜか縁を感じる一冊。

●「かがやく昆虫のひみつ」
(紹介文5つ、平均★数は3.2)
 とにかくピカピカで綺麗〜。というのがみんなの感想。小学生も構造色という言葉を伝えるのに成功している。著者の本職のネジレバネの本を書いて欲しいという意見があった。

●「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 みんな楽しく読んだようだが、あの気取ってふざけたトーンが苦手だったり、3冊目にして飽きてきた人もいる。全体を貫くテーマがはっきりしていた前2作の方を評価する声が多かった。この本を評価した人も、島に調査に行く辺りの評価が高く、後半の島から離れたエッセイの評価は低め。そろそろ芸風に飽きられてきた著者が、次の作品で読者をつなぎとめられるかが、今後の見所。

●「石油のものがたり」
(紹介文5つ、平均★数は3.0)
 内容はとてもいいけど、子ども向け絵本と言うより、大人向けの石油の解説になっているという意見。テキストも多すぎと。なぜか裏表紙は、どうしてロウソクなんだ?という声が出た。確かに不思議。

●「動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 バイオロギングの本です。分かりやすいけど、テキストが多すぎ、絵はとても良い感じ。出た意見をまとめるとこんな感じ。評価は、元本と言ってもいい『クジラもイルカも…で泳ぐ』を読んでるかどうかで、少し違ってる。読んでたら知ってる話なので。

●「ぼくの村がゾウに襲われるわけ。」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 セレンゲティ国立公園といえば、サバンナの大型哺乳類がいっぱい暮らしている野生の王国。その野生の王国のために、苦しんでいる人々がいる。という本。元から住んでいた人を排除するという行為がアフリカに限らず、北アメリカでもオーストラリアでも行われてきたという話に展開し、セレンゲティから排除された人々の暮らしを守る活動に戻ってきて、日本でも人と自然の関わりが断ち切られる中で、獣害などの問題が起きているというところに着地。
 少なくとも動物好きは、みんなこれを読んで、考えてみるべき。という点で意見は一致したと思う。

●「雪と氷の世界を旅して」
(紹介文5つ、平均★数は2.8)
 なぜか同じように氷河にくらす生き物を研究した『菌世界紀行』と比較されて、評価が低め。でも、『菌世界紀行』は呑み歩いてるだけで、真面目に研究の様子を紹介している本書と比較するのはおかしい、という意見も。でも、『菌世界紀行』の方が面白かったよなぁ、とも。

●「ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 ヒトの体には、魚やもっと古くからの進化の名残を見て取ることができる。っていう昔からよくある話に、エボデボのエッセンスを振りかけた。という感じの本。第1章などの化石採集の話は面白いのに〜。という意見がある一方で、ワクワクして最後まで読んだ。今年読んだ本で一番!という意見もあった。読み手の基礎知識で評価が割れそう。全体を通じた構成がさほどなく、章ごとにテーマがコロコロ変わる感じは、連載をまとめたのかなぁ、というコメントも。

●「年代で見る日本の地質と地形」
(紹介文2つ、平均★数は2.5)
 日本各地で見られる地層(岩肌?)を、古いもんから順に並べた本。時代順に並べること、どんなニーズに応えることができるのか?という点に議論が集中。いまひとつ企画の意義が分からないという結論に至った。


●2017年10月19日 枚方市で会議

枚方市駅からほど近い場所で会議。もっと近くでしてくれたらいいのに。淀川関連の会議だから、淀川に近い方がいいのかもしれないけど、なんで枚方に…、とブツブツ言いながら、向かう。
せっかく枚方まで来たんだからと、金網にはいのぼったクズを見つけてムネアカオオクロテントウを探すも見つからず。まだ枚方市への到達していないのだろうか? などと思っていつつ下を見たら、ズボンがアレチヌスビトハギだらけになっていた。あやうく引っ付き虫をいっぱい付けて、会議に出るところだった。

で、出てみた会議は最低。たいして内容のない説明があったと思ったら、茶飲み話ですかといった内容のコメントをする委員達。中にはしっかりした意見を述べてる人もいたけれど。よく聞いてると、以前も指摘したのに、そのままになってる。という発言が年配委員から相次いでる。他の分科会でも同じようなこと言ってたし。なんじゃこれは。そして、なぜか30分ほども延長。
初参加で一度も発言してないからと、最後に座長に当てられた。面倒なので黙って帰ろうかと思ったけど、思わずイラッとしてたことを言ってしまう。

・前回の議事録は、今回示されるべき。
・前回の委員の発言に対して、どう対応したのかを、きちんと事務局は説明すべき。
・次回以降きちんとして欲しい。

こんな最低限のことをしない委員会って、なかなか珍しい。コメントしても流されるだけなら、わざわざ委員会に出て発言する意味がないし、そもそも委員会を開く意味もない。で、帰ろうとしたら座長からラディカルやなと言われた。普通やろ。


●2017年10月18日 ため池めぐりのついでに魚すくい

松原市西部〜堺市北東部のため池を、水鳥カウントのために毎月に回ってる。で、メダカ・カダヤシを捕ってこいという指令を受けたので、今日ミッションを遂行に行った。少し早めに家を出て、たも網を持って。
暑い季節だと採集した魚が持って帰るまでに腐るので、涼しくなってから、ミッション遂行を。と思って、涼しくなるのを待ってたのだけど、数日前に、もう寒いのでメダカはあまり動かず、いてもあまり捕れないと聞いて、かなりショックを受けた。が、まあ毎月行ってるので、来年夏にも採集するとして、その予行演習でもいいか。と、今日のミッションを遂行。

水鳥のカウントもあって、魚取りにそんなに時間はかけられない。ので、入れ物は4つだけにした。これが後で後悔する。
ため池自体での採集は、もう来年の暖かい季節に完全にまわすとして(メダカは深い場所でじっとしていて、岸からまず捕れないと言われたので…)、今日狙うのは水路。

最初に狙ったのは、松原市の東大海池の南辺り。以前から水路に水がたっぷりあって、魚がいる感じだったから。行ってみると確かに魚がいる! メダカやカダヤシより大きい気もするけど、とにかくすくうぞ! と思ったが、深すぎて魚が逃げ回る。植生やゴミもなくて隠れている魚をガサガサすることもできない。結局1匹もすくえずに断念。とても悔しい。魚が目の前にいるのにすくえないのが、こんなに悔しいとは! 来月リベンジするぞ! どうやったらいいか分からんけど。

3ヶ所目は、美原町北部の大饗辺り。以前子どもが魚採りをしてるのを見たことがある水路。流れてる部分は浅すぎて生き物の姿がないが、枡に水がたまり、植物遺体もたまっている。そこをガサガサすると、でかいテナガエビが捕れた! とたんに盛り上がる。ヨシノボリやモツゴも捕れて楽しい。調子に乗って、そこの泥もすくっていると、タイワンシジミ、ヒメタニシと一緒にドジョウも捕れた! とても楽しい。全然ターゲットは捕れてないけど…。いっぱいとれたので、入れ物2つ分に分けざるを得なくなった。あと1ヶ所しか捕れない。

4ヶ所目は、堺市金岡町辺りの水路。毎月自転車で渡ってる水路で、堺市の街中に残された農耕地の一画なのに、素掘りのいい感じの水路。すくってみると、スジエビ、ヒメタニシ、ヨシノボリが捕れる。楽しいけど、ターゲットはいないなぁ。と思ったら、でかいカダヤシが捕れた。良い感じの場所だけど、メダカじゃないのかぁ。
でも、ため池の調査エリアの中では、ここらが一番雰囲気がいい。来年夏は、ここらで少し時間をかけてメダカを見つけたい。


●2017年10月17日 ブックトーク企画再び

昨年12月に試しにやってみたブックトーク企画。うやむやのままに立ち消えになっていたが、それをこの12月に復活させて、そのままその後も隔月くらいで展開してはどうだろう? という話で盛り上がった。新しい企画をぶち上げる話は盛り上がるなぁ。
ちなみにこの企画は、著者によるブックトークという企画。著者は本が売れるメリット、著者を呼ぶ側は本の売上げのメリット、博物館は普及講演会が開けるというメリット。WINWINWINのすばらしい企画なのである。それが昨年12月に一度開いたきりになっていた理由は。他の仕事で忙しかったというのもある。が、なんか1回目の著者によるブックトークが盛り上がったような、そうでもないような、微妙な結果だったから。肝心の著者の本が今ひとつ売れなかったし、著者の話も本から離れ気味で、本へのつながりが薄かったような。
というわけで、今回は本の売上げにちゃんとつながるようにするってのが、一番の課題。それには、どの本の著者を呼ぶかというのがかなり重要。そして著者との綿密な打合せも重要。ってことで、超近場の著者にまず声をかけることになりそう。

ちなみに超近場だと、調整はしやすいし頼みやすいけど、聞きに来る人の多くがご著書をすでに購入済みというリスクがある。
博物館的には、普段博物館に来ない人を博物館に呼べる方が嬉しいので、ネームヴァリューがある人の方がメリットが高い。いや近場の人にネームヴァリューがないと言ってるのではなく、ウニャウニャウニャ…。


●2017年10月16日 宴の後

昨日で瀬戸内海展が終わった。と、館外にひたるまもなく、さっさと展示の片付けをしなくてはならない。

まずは一昨日展示したばかりのオキゴンドウ下顎骨を。と、ケースを開けたら…。油断していたので思いっきり臭かった。急いで取りだして、もう一度、水漬けへ。残された臭いは、展示室に拡散して消えるだろう。知らんけど。

次はパネルとラベルを回収して、ウミガメとイルカの頭をはずして、剥製を片付ける場所毎に仕分ける。で、常設展から出張してきたカモの雄達を展示室に戻す。
あとは、剥製と骨格と模型を元の場所に戻せば終了。

昨日までの展示はもうなく、もう二度と見られない。なんか寂しい。巡回展として、このコンテンツをあちこちで見られるように出来ればいいんだけど。せめて画像でもってネットで展示を見せられればいいんだけど。お金がないので、どちらもできない。
何年もかけて準備してきたけど、展示は50日少しだけ。残るのは、データと解説書。だから、展示よりも解説書に力を注ぐ、というキモチもなくはなかったりする。


●2017年10月15日 瀬戸内海展最終日

頭から離れないのは、昨日、おかんが博多の飲み屋で交わしたというこの会話。

「自然史博の瀬戸内海展っておもしろいって聞いたんですけど、いつまでやっているんですか?」
「明日までです」

気付くのが遅いんじゃ〜。毎回毎回うちの特別展はこんな感じじゃ〜。見た人の評判はいいのに、いい評判が拡がった頃には、会期は終了。来場者数は、伸びない。
萌蔵は今日、大阪湾関係者のイベントをぶつけて、最終日に滑り込みで見れた〜、という声も多数。でも、それはさらなる動員にはつながらない…。

会期の前半に、お金かけて広報したら、もっと人が来て、会期の後半には評判を聞いた人が次から次へのやって来る。なんてことは起きないかなぁ、と思ったりするけど、先立つものがまるでないので、机上の空論でしかない。

今日、会期が終わって、明日からは展示の撤収が始まる。もう、同じ展示は二度と見られない。


●2017年10月14日 瀬戸内海の魚の話を聞いた

今日の午後は、自分の出番を待つ間、なんとなく魚の話を1時間ほど聞いた。他山の石というか、人の振り見て我が振り直せという話をしてみよう。

話は、いきなりチャレンジャー号から始まる。チャレンジャー号とは何をした船なのかは説明しているようで、あまりしていない。そしてひたすら、チャレンジャー号が採集した瀬戸内海産の魚の標本を紹介していく。学名がどうしたとか、部外者的には割とどうでもいい話が多いので、ぼんやり聞く。タマカンゾウビラメの標本の口が開いていてもいなくても、どっちでもいい。
と、今度はゴールドスミスという人が採集した瀬戸内海産の魚の話に変わる。古い話をしているらしいが、いつ頃の話かよく分からない。チャレンジャー号のコレクションとなにかしら関係もある人らしい。
と、目的地も分からないまま話を聞くこと30分。突然、今までなんの話をしていたのかが明らかになる。どうやら1900年頃、瀬戸内海で記録されていた魚種をリストアップしたら、約60種だった。という話だったらしい。
SFなんかには、説明なくよく分からない設定のもとで話が進んでいき、かなり話が進んだところで、そういう話だったのか!という構成がよくある。まさにそういう構成だった。講演で、これを仕掛けてくるとは! なんて凝った構成だろう。
それにしても、チャレンジャー号のみならず、ドレッジ、ホロタイプ、ウミヘビなどなど、聴衆の大部分が正しく理解しているとは思えない単語が、説明なく投入されまくっていた。この聴衆への信頼の高さはすごい。そして、魚の標本の採集者として、しばしば「スズキさん」が出てくるのも面白い。「スズキさん」が誰のことか分かってるのは、この会場に2人だけじゃないかなぁ。説明なく、自分の友人を投入してくるとは…。大人が講演会でやるのは初めて聞いた。

後半は、伊予灘を船で回っての調査の話から、標本用の魚を釣る話。釣りという方法は、魚を採集するのにとても有功。と強調するのだけど、そんなん誰でも知ってると思うけど?

大きな問題は、聞き手のレベルの想定と、話し方が対応していないこと。チャレンジャー号、ドレッジ、ホロタイプが説明なく分かると想定するのが間違っている。その上、もし分かってる人なら、チャレンジャー号とゴールドスミスが採集した魚類リストの表を1枚示せば済む話だろう。そして、分かってる人には(分かってなくても?)、釣りが有功やで!って言わなくても良さそう。

古い魚の標本の画像と、釣り上げた魚の画像はいっぱい見れたので、聴衆はそれをながめてたっぽい。


●2017年10月13日 瀬戸内海沿岸 冬のオススメ水鳥観察地点7選

2010年以降、瀬戸内海沿岸に行きまくり。とくに冬の瀬戸内海沿岸は一通り見てまわった経験をもとに、大胆にもオススメ観察地点を紹介する。という企画を明日の講演でする。もちろんお遊び半分だけど。せっかくなので、ここにも記録しておこう。
あくまでも個人的見解なので異論ははなまないように。他の季節は分からないので、冬のカモメ類やカモ類の観察にオススメという感じで。車は運転しないので、徒歩やレンタサイクルでの移動を想定。文字数に制限があるので、言葉は足りない。なんとなく東から西に並べているようだけど、実は大阪から行くときの遠さのイメージで並べている。

その1 大和川河口(大阪市・堺市) →瀬戸内海全域で一番多くのカモメ類が集まる場所!
カモメ類の群れがいるのは、ふつう大和川大橋と阪堺大橋の間。左岸側から観察すると順光で見やすい。南海七道駅より徒歩約15分。阪神高速湾岸線より下流は、深くなって海ガモ類やカイツブリ類が多くなる。湾岸線にはカワウの集団ねぐら。

その2 甲子園浜(兵庫県西宮市) →カモ類の種数・個体数では大阪湾随一
カモの群れが多いのは、東端の鳴尾川河口付近。渡りの季節にシギチドリ類がよく見られるのもこの辺り。沖や対岸のテトラポットは要チェック。群れから少し離れてカイツブリ類やウミアイサ、ホオジロガモが浮いてたりする。阪神甲子園駅より徒歩約25分。

その3 千種川河口(兵庫県赤穂市) →カモ類の種数・個体数では瀬戸内海有数、特に海ガモ多数
特にオススメは、赤穂海浜大橋より下流側。河口までの間にカモ類各種が大量にいて、カイツブリ類やウミアイサも混じる。東側の唐船海岸にも鳥が多い。沖合には数千羽のスズガモの群れがいるので、右岸側の先端まで行ってみよう! 最寄り駅のJR播州赤穂駅から遠いので、駅の観光案内所のレンタサイクルの利用がお勧め。

その4 加茂川河口(愛媛県西条市) →今回の調査でカモ類が瀬戸内海で最多!
産業道路バイパスの橋の辺りを中心にカモ類が大量にいる。とにかく大量にいる。カウントした時は、8000羽以上いたカモ類の内、約96%がマガモとオナガガモだったのは不幸中の幸い。でも探せばカモ類はけっこう揃う。最寄りのJR伊予西条駅まで約3km。

その5 曽根干潟(福岡県北九州市) →ズグロカモメとツクシガモとダイシャクシギの群れ
ユリカモメがほとんどおらず、小さめのカモメ類はほぼすべてズグロカモメ。100羽以上のツクシガモ、数十羽のダイシャクシギ。ヘラサギやクロツラヘラサギも普通に見られる。瀬戸内海でワンアンドオンリーの不思議な場所。最寄りのJR下曽根まで2km弱なので、歩いて行けるが、曽根干潟自体が広いので、レンタサイクルを利用した方が楽しい。

その6 鍋島海岸(大分県中津市) →越冬シギチドリ類が多数!
中津市の海岸はすべて鳥だらけで楽しい。が、とくに鍋島海岸は、越冬シギチドリ類(5種もいた!中津市全体では1000羽以上が越冬するという)やカモ類多く楽しい。調査した時は、ヒシクイもいた。最寄りはJR今津駅。駅から歩いて2km弱で海岸へ。海岸に出たら東に向かい伊呂波川河口を見て、JR天津駅まで行くとちょうどいいコースかと。知らんけど。

その7 寄藻川・桂川河口(大分県宇佐市) →カモ類が多数! ツルが渡来することも
合流部周辺に大量のカモ類がいる。ツクシガモやズグロカモメも見られ、調査した時はクロツラヘラサギやヒシクイもいた。最寄りのJR今津駅から約5km。観察地点は、桂川左岸の先端から寄藻川右岸側がオススメ。桂川河口の左岸側には、久兵衛新田と呼ばれる沈下して干潟状になった干拓地があって、ちょっと楽しげ。その海側から西へずーっと干潟が続く。


●2017年10月12日 オキゴンドウは間に合ったのか?

この7月20日に回収したオキゴンドウを、なんとか瀬戸内海展が終わる前にホネに仕上げて、展示しよう! と思った。一夏越せばけっこうホネになるはずだから、楽勝かとおもいきや、なぜか間に合うような間に合わないような。ほぼホネにはなってきているけど、肉やスジが少し残りそう。少しとはいえ、その肉やスジが臭いんだなぁ。
というわけで、頭骨だけでも展示するために、頭骨を水漬けしてみた。が、瀬戸内海展終了まで1週間を切っても、残った肉がなくならない〜。
というわけで、頭骨は断念して、せめて下顎を展示しよう。と、一昨日、鉗子を駆使して、残った肉をはがしまくった。が、しかし内側の孔の中の肉が取り切れない〜。鉗子の先がハサミになってるので、チョキチョキ切りまくって大部分の肉は取り除けたけど、わずかに残った肉が臭いんだなぁ。と言ってられないので、とりあえず乾燥させてみる。感想すれば、臭いが少しはましになって、週末2日間だけ展示ケースに入れておいても問題ないかも。

急げオキゴンドウ! 瀬戸内海展終了まで、残りは3日。瀬戸内海展終了まで3日!

【追記】
1日経って下顎骨はおおむね乾いた。が、孔の中に残った肉は乾ききっておらず、かなり臭い。アルコールをスプレーしたら、少しはましになった気がする。上顎の歯と耳骨はすでにケース内に並べた。種名板もセットした。あとは明日の朝、下顎骨をケースに入れるだけ。それまで下顎骨は廊下に放置してみたり…。


●2017年10月11日 分布拡大の最前線を探す

今日は、大東市から四條畷市、寝屋川市を自転車でウロウロして、外来生物調査。一番のターゲットは、クズにつくマルカメムシを食べるという外来昆虫ムネアカオオクロテントウ。ここ数日で、大阪府内の分布の北限が、東大阪市まで拡がっていることが分かったので、さらに北まで拡がっていないかを確認に。
結果から言えば、大東市では何ヶ所も探したのに、まったく見つけられず。でも、四條畷市と寝屋川市では見つかった。寝屋川市のけっこう北寄りで見つかったので、大阪府での分布拡大の北の最前線はさらに北にあるっぽい。もしかしたら淀川を渡って、北摂に入ってるかも。摂津市から高槻市南部もチェックしなくてはと思い始めた。

結果から言わないとするなら、調査開始時には、大阪府でのムネアカオオクロテントウの大阪府での北限は東大阪市。調査スタートは住道駅の少し北だったので、この時点で北限はスタート地点より北にあるのか南にあるのか分からない。とりあえず北に向かって、深北緑地までの間を調べるつもりだった。この場合、北限探索の手順は、

1:クズ群落をXヶ所かチェック
2-1:ムネアカオオクロテントウが見つかったら、さらに北に向かう。
2-2:ムネアカオオクロテントウが見つからなかったら、方向を変えて南に向かう。
以下、この手順の繰り返し。

と考えられる。
が、実際は、深北緑地を含めて5ヶ所のクズ群落をチェックしてもムネアカオオクロテントウは見つからず。なのに、さらに北に向かい、さらに2ヶ所チェックしても見つからない。なのにもう少し北に向かってチェックしたら見つかった。
上の手順で、Xを7以下に設定していたら寝屋川市や四條畷市のムネアカオオクロテントウは見つからなかった可能性が高い。ってことは、Xは8以上、10位に設定しておいた方がいいのだろうか?

帰りも含めて(駅前のレンタサイクルなので、どっちみち住道駅に戻らないといけない)、大東市では5ヶ所チェックしたが、ムネアカオオクロテントウはまったく見つからず。こんな飛び地みたいな分布するのかなぁ?


●2017年10月10日 八尾市で外来生物調査

ターゲットは、ムネアカオオクロテントウ、スクミリンゴガイ、カダヤシ+メダカ。ついでにアカハネオンブバッタも見つけたら記録。ってことは、田んぼや水路があるエリアをめぐりつつ、その合間は河川沿いを走って、クズの群落も探す感じ。走ってというのは、家から自転車でおでかけしたから。

と言う訳で、家を自転車でスタートして八尾市を東へ、そして恩智川沿いに北へ。八尾市北端で東に向かって、山際を南下してくるというスクエアコース。カダヤシ+メダカ採集は、お試しで、メインはクズに付くムネアカオオクロテントウ。のはずだったが、なかなかクズ群落が見つからず。八尾市北端でようやくクズを見つけてチェック。2ヶ所目でムネアカオオクロテントウを見つけてしまった。確認すると、東大阪市に少し入り込んでいた。南下途中にも八尾市内でムネアカオオクロテントウを発見。
これで、大阪府内でのムネアカオオクロテントウの北限記録をとった!と思って、意気揚々と帰ってきたのだけど、帰ってきて確認すると、東大阪市にムネアカオオクロテントウの記録が追加されてる…。北限記録も、東大阪市での初認も逃していた。
なんか悔しい。そして、大阪府内の北限はまだ北にありそう。ってことで、明日は大東市で絶対に見つけて、大阪府北限記録を更新するぞ!と心に誓った。


●2017年10月7日 雨天中止の地元の観察会

今日は、地元の植物園で、鳥の羽根を拾う行事。の予定だったが、前日から雨。集合時刻の午前10時には止むとの予報だったが、中止/実施の判断をする午前7時時点ではやはり雨。集合時刻には止んでいて、観察会できたやん〜、って言われそうにも思ったけど、すでに雨がいっぱい降って、朝も降ってるとなると、落ちてる羽根はビショビショ。「初めての鳥の羽根ひろい」と銘打った以上は、初心者が来る予定だし、それがビショビショの羽根では盛り上がらないし、なかなか見つからない。ってことで、自信を持って雨天中止として留守番電話をセットした。
でもまあ、集合時刻にはあがっていたら、留守番電話を確認せずに、やってくる人もいるかもしれない。ということで、集合場所で待っていたら、15人も集まった。聞いてみると、留守番電話で中止は確認したけど、行ってみたら何かあるかもしれない、ってことで来たらしい。せっかく来たので、羽根拾いは無理でも鳥ぐらいは見てみよう。
とまあ、1時間半ほど、植物園で鳥を見た。雨は集合時刻過ぎには止むかと思いきや。止んだり降ったりを繰り返し、結局最後まで降り続いた。行事を中止にした判断は、まっこと正しい。でも、結局、午前中は鳥を見せて回っていたので、行事を実施したのと同じでないかい?
だとしたら、中止を確認して、来なかった方々に悪かったかなぁ。と、少し反省。でも、小雨の中の鳥の様子が少し見れたのは収穫かも。来園者が少なかったからか、やたらとカワセミが飛びまわっていたし、池の周囲の柵にもとまってくれた。雨が降ってるのに、小雨だったからか、スズメもシジュウカラもカワラヒワもヒヨドリも。けっこう小鳥類は活動していた。コサメビタキも見れた。雨で来園者が少ないせいか、やたらとコブハクチョウが近寄ってきて、しばらくついてきていた。


●2017年10月6日 ムネアカオオクロテントウ調査開始

今年もムネアカオオクロテントウの調査シーズンがやってきた。思い起こせば昨年も、10月5日に初めて、ムネアカオオクロテントウの蛹を偶然見つけて、それからムネアカオオクロテントウ探しにはまった。堺市から富田林辺りに拡がっているのが明らかになったのは、私のおかげに違いない。日本で一番たくさんのムネアカオオクロテントウの産地を見つけたはず。そして、今年もベテランが調査を始めるのである。
と思ったら、
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/shiyake/Synona-consanguinea.html
を見ると、すでに今年もムネアカオオクロテントウが次々と見つかっている。今年になって奈良盆地や泉南地域、一部は中河内にまで分布が拡大しているよう。どうしてだぁ? このベテランさんも、クズを小まめにチェックして、今年も探していたのに見つからなかったのに〜。このプロットの増加具合だと、「日本で一番たくさんのムネアカオオクロテントウの産地を見つけた」の称号も失っていそう…。
と、すこしがっかり。
でも、今日、今シーズン初めてムネアカオオクロテントウを見つけることができた。なぜか昨年と同じ頃合い。そして昨年と同じく最初は蛹で見つけた。やっぱりこれからがムネアカオオクロテントウが目立ちはじめる季節なんじゃないかなぁ。
と言う訳で、出遅れたけど今年も頑張って探そう。狙いは泉南地域にどの程度広がっているか。北河内から中河内にどの程度拡がっているか。


●2017年10月5日 クログワイとサクラタデ

先日、毎月自転車で回るため池の水鳥調査をしていたら、とある田んぼに見慣れない植物がいっぱい生えているのに気付いた。この道は20数年毎月走っているのに、初めて気付いた。今までも生えていたんだろうか? たとえ生えていても、あまり特徴の無い植物なので、無視していた可能性も高い。でも、その時はたまたま眼に入り、昨年宮城県で見たクログワイによく似てるなぁ、と思って2株ほど引っこ抜いてきた。そのまま机の横に放置していたのだけど、気が向いたので、というより原稿を書きたくないので、転位行動として水草図鑑を引っ張り出して調べてみた。やはりクログワイっぽい。ただ近縁にシログワイというのもいる。両者の識別は花がないと難しそう。とあたりを付けた上で、草地屋に訊ねてみた。花がないと2種の内どちらかというのは分からない、という点を含めて正解らしい。葉っぱのないカヤツリグサ科が分かるとはたいしたもんだ。と自画自賛。
毎月走るので、来年の夏、花に注意してみよう。

そういえば、先の日曜日の観察会。集合場所の岬町の駅前に早く着いてしまったので、周辺をウロウロしていたら、放棄水田が湿地ぽくなった場所に、綺麗な花を付けたタデを見つけたので引っこ抜いて、サクラタデ?と言いながら草地屋に渡してみた。
その答えもやってきて、シロバナサクラタデとのこと。おしい。でもほぼ当たったも同然。ややこしいタデが少しでも分かるとはたいしたもんだ。とこれまた自画自賛。
サクラタデ系は大阪ではあまり多くないので、見つけたらまた報告するとしよう。

ちなみにクログワイもシロバナサクラタデも、まだ大阪府のレッドリストには載ってない。でも、湿地の植物は、どんどん生息環境自体減ってるから、そのうち載る可能性も高い。今のうち、情報を蓄積しておくのが良さそうな気がする。


●2017年10月4日 クジラの手の地図作り

7月に淡路島で回収したオキゴンドウ、9月に大和川で回収したハンドウイルカ。ゴンドウとハンドウ。なんか似てる。
というのはさておき、どちらも忙しかったので、ざっと処理しただけで砂場に並んでいる。なんとなくホネになってくれれば、それでいいと言えばいいんだけど、頭の歯と、前肢の指骨は、バラバラになると復元が困難。というわけで、トリを捕まえて、とりあえず前肢の指骨の地図作りを押しつける。
臭い、虫は嫌いというのを無視して、砂場へ連れて行く。オキゴンドウは2ヶ月半ほど経っているだけあって、指先の骨が露出して行方不明一歩手前。残る部分も上の皮を剥いて、地図を作ってもらった。ギリギリ間に合った感じでよかった。少し間を開けてから、ホネに数字を振ってもらおう。
この次は、ハンドウイルカの歯を抜いて、順番通りに発泡スチロールに刺してもらう予定。オキゴンドウは、上の歯は最初から抜けまくり、一方、下の歯は抜けなさそうなので、このままいこうかと。

で、終わった後は、美味しいアイスクリームでご機嫌伺い。ご機嫌は治っただろうか?


●2017年10月3日 アオサギの塩腺

海ガモ類やミズナギドリ類、カモメ類やウミスズメ類には、目の上に立派な塩腺がある。頭骨の目の上の部分に、塩腺が入る凹みがあるくらい。カワウの場合は、目の上に何にもないけど、塩腺はどうなっているかというと、眼窩の中にあるらしい。じゃあサギ類はどうなんだろう?
なんてことが、Twitterで話題になっていたので、参入してみたら、アオサギ屋さんが調べて教えてくれた。サギ類やトキ類も塩腺を持っていて、どうやら論文の図をみるに、眼窩の中にあるらしい。
ってことでまとめると、

塩腺が目の上:カモ目、ミズナギドリ目、チドリ目
塩腺が眼窩の中:カツオドリ目、ペリカン目

他にも海で採食していて塩腺があった方がよさそうな鳥がいる。カイツブリ目、アビ目、ネッタイチョウ目、コウノトリ目。いずれも頭骨の目の上に塩腺の凹みはなかった気がするから、眼窩の中にあるのかなぁ。あまり系統を反映していないな、って思ったり。

ちなみにカモ類の塩腺は、淡水で暮らしていると小さくなり、海で暮らしていると大きくなるらしい。眼窩の中の塩腺が大きくなったら、眼球が押されて気持ち悪そう。目が飛び出たりするんだろうか?


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