日記風覚え書き

2017年1月2月、3月

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●2017年3月31日 2017年3月のまとめ 年度末らしい年度末

3月といえば年度末。例年は年度末といっても、さほど他の月と違うことをする訳でもないんだけど、この年度末は年度末らしい。本当の意味で忙しいわけではないけど、気分的に慌ただしい感じ。
そんな3月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事完了。カラスの枝落とし調査が一段落と思ったら、今度はカラスの巣調査がスタート。

普及行事は、前半は関西自然保護機構大会と大阪鳥類研究グループ総会と、2週続けて、運営準備と発表のダブルのお仕事。一方後半はゆったりしていて、月末の子ども祭りも今年は当日だけ。
と思いきや、今年度で科研費が終了するので、予算を最終的に処理しないといけない。2月のホネホネサミットで予想外の出費があるといけないので出費を抑えていたら、なんと意外と予算が残っている。なんか本末転倒だけど、我慢していた消耗品を手配するなど。けっこうバタバタする。

とまあ忙しい中、
読んだ本は、SF9冊と自然史系2冊。割と読んでた。講演は、前半で2本。


●2017年3月30日 龍神さまの思い出

いよいよ明日が最後の龍神さまの出番。先の最後の行事でも、最後にちゃんと雨を降らした(早めに行事を終えて、雨の大部分を回避してしまったけど。行事担当者は行事の目的をはき違えている! 本末転倒だ!とのお叱りの声有り)のに続き、明日の夜もきちんと雨が降るらしい。さすがの龍神さまクオリティ。
で、龍神さま最後の夜には、龍神さまのお話をする必要に迫られる。が、しかし。昨日の夜の前夜祭で、けっこう話題を提供してしまった。同じ話をする訳にはいかない。どうしたもんじゃろのう。
昨日ネタにしたのは、
・龍神さまに初めて出会ったのは、大学生の時。冠島調査にM迫さんが来るのの送迎をしているのを何度も目撃。当初話をすることはなく、M迫さん専属の運転手的な理解。やがて、こちらの車でM迫さんを送迎する機会には自宅で会ったり、一緒に車で送迎してもらったり。就職前から知っていた。
・そのM迫さんが、大阪湾展直前に遊びに来たことがあった。主担当の龍神さまは、とにかく気持ちは極めて忙しい時期。そしてM迫さん曰く、あんた最近忙しいの? 家庭で会話はないのか!と萌蔵とコケタ。
・龍神さまの地位を確立した頃、堺市でツバメのねぐら観察会を企画。下見に行ったら、なんとツバメがいない。集団ねぐらは、どこかに引っ越したらしい。でも行き先不明。いったい何の観察をしたらええねん〜。で、仕方が無いから龍神さまに雨を降らせて下さいとお願いした。ええよー、と二つ返事。そして、実際に雨が降って無事に雨天中止となった。あの時はお世話になりました。

残ってるネタは何かなぁ。
・採用試験受けた後、合否の問合せをした時の話。
・今はともかく、昔は大阪湾どころか、駿河湾や熊野灘で漁船に乗って標本採集をしていた話。
この程度しか思いつかん〜。今晩よく考えてみよう。


●2017年3月29日 展示構成しかない博物館の計画

今日までパブリックコメント募集というので、その博物館の「基本計画(案)」というのを見てみた。
「1 施設の概要」として、大ざっぱなコンセプトと、住所と敷地面積。あとは、「2 施設の展示構成の考え方」「3 展示構成の概要」しかない。そもそもこんなんは博物館の基本計画とは呼ばない。これでよう意見募集とか言ったなぁ、としみじみと感心させてもらった。
ダメダメすぎて失笑ものなのだけど、放置したら展示だけのハコモノができそう。関係者が心を痛め、苦労するのは確実な感じ。多少なりと縁もあるし、完全に無視されるだろうけど、コメントしてみようかなぁ。
で、こんな感じでどうだろう?

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博物館法によれば、博物館の活動は、調査研究、資料の収集保管、普及教育、展示の4つの柱からなっています。今回の計画には、4つの内の一つに過ぎない展示のことしか書かれていません。これは博物館の基本計画と呼ぶに値しません。
万が一、この展示計画だけに基づいて、博物館の計画を進めた場合、単なるハコモノの展示施設ができるだけで、博物館と呼べる施設はできないでしょう。

展示を含めて、博物館活動の4つの柱の計画をきちんと立てて、進めて行くためにまず必要なのは、専門的知識を持つ学芸員です。
「1−2−2−B 高田松原の自然史資料」では、展示する海浜植物としてコマツヨイグサの名前があります。かつても高田松原でコマツヨイグサは採集されてるでしょうが、コマツヨイグサは要注意外来生物にも指定されるような外来生物であり、取り戻したい自然の一員ではありません。きちんと植物のことが分かる学芸員が計画に関与していたら、コマツヨイグサは出してこないでしょう。
すべての分野をカバーする学芸員を揃えるのは無理でしょうが、コアとなる部分にはきちんと専門知識を持つ学芸員を、まず一定数配置して、さらに地域のさまざまな専門家の意見を汲み上げつつ、基本計画を立て、それ以降の計画を進めていくべきだと考えます。

展示以外の博物館活動をきちんと進めるには、学芸員など人材の配置と共に、施設の設計面での準備も必要です。
■調査研究を進めるには、研究室や研究機器が欠かせません。調査研究に関わるのは、館内の学芸員だけではありません。外部の研究者にも地域や収蔵資料についての調査研究を進めてもらい、それを地域や博物館にフィードバックしてもらうことが重要です。そのための調査研究するためのスペースが必要です。

■標本などの実物資料の収集保管には、
・将来的な資料の増加を考慮に入れた充分な広さの収蔵庫
・冷凍保管や殺虫処理などに必要な冷凍室
・標本作製室
・処理・整理途中の標本保管室
などのスペースと関連した設備が必要です。
標本などの実物資料と並んで、図書や画像等として資料の収集保管も重要です。図書などの資料を収集して保管・活用する体勢をつくるためには、書庫と閲覧スペースが必要になります。また、図書資料の専門家である司書の配置も欠かせません。

■普及教育を進めるには、講演会や実習、ワークショップなどを行うための、講堂、集会室、実習室といったスペースと、それに伴う機器が必要です。
展示は、来館者の目に一番よくふれる普及教育展開ですが、もう一つ来館者に対する博物館の顔となるのが、ミュージアムショップです。ミュージアムショップは、単なる物販の場ではなく、普及教育を展開する場としても重要ですし、博物館の顔として広報効果もあり、来館動機にもつながる重要な装置です。ミュージアムショップを有効に展開するためのスペースとともに、効果的な運営体制の構築が望まれます。同様の機能はレストランもまた果たしうるので、検討の余地があるでしょう。

特に自然誌関連分野では、博物館活動は地域の住民とのネットワーク無しには効果的に展開できません。地域住民と協同で活動するために必要なスペースや体制の構築も望まれます。

地域住民を巻き込みつつも地域のコアとなって、展示のみに偏らず、さまざまな側面において効果的に博物館活動を展開できるような博物館の構築を願います。
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●2017年3月28日 年度末

例年年度末だからと言って、取り立てて忙しいことはないのだけど、この年度末はバタバタしている。

一つは科研費の最終年度だから。この3年取れていた科研費も最終年度。せっかくの使えるお金を残すのはもったいないので、できるだけ全部使いたい。そもそも2月の企画に必要なお金とか、最後までお願いしているアルバイト代とかが足らなくなると困るから、使いすぎないように心がけていたら、余ってしまったという展開。別に使う宛がなくて残ってるのではなく、むしろ使いたいのを我慢してきたんだから。
とはいえ、最後に来て、何に使うかは悩む。なにしろ3月中に納品と支払いが完了しないといけないという縛りがあるから。

もう一つは、人の入れ替わりがいっぱいあるから。4月から新採用の学芸員が3人もやってくる(4人という数え方もある)。ということは、今いる3人の学芸員がいなくなる訳で、部屋の片付けから、仕事の引き継ぎまでいろいろ考えないといけない。
唯一の救い(?)は、いなくなる3人から引き継がないといけない仕事があまり多くないことだろうか。

そして、ミュージアムショップの運営者も代わるから。昨年も運営者が代わって、今までの運営者の片付けとか(他のつながりはあるので、撤収じゃないので)、新しい運営者との調整とかが大変だった。今年も運営者が代わるから、なにかと大変。少なくとも気分的には。
ただ、今回の交代では、今までの運営者が完全にいなくなるから、さっさとどっかに持って行ってもらうだけ。新しい運営者もまあ調整しやすいので、割と気が楽。
思い起こせば、昨年の運営者交代では、4月に入ってからも、運営者に問題を指摘し、話合いの場を持ち、時には叱らなくてはならなくて、いろいろと手間をかけさせられた。結局一年経っても何も判ってないし、改善せず、あの時間は完全に無駄だったなぁ。もう二度と一緒に仕事したくないなぁ。

【追記】
3月29日、残る2日のアルバイト代を除いて、科研費予算の執行完了!


●2017年3月26日 外来生物テーマの子どもワークショップはどこまでせめるか

数年後、外来生物の特別展を予定している。その時は、外来生物テーマの子ども向けワークショップをすることになるんだろう。
昨日今日の子ども祭りでは、とある班が外来種をテーマに取り上げた。萌蔵も言っていたが、子ども向けに外来生物問題を正確に伝えるのは難しいなぁ。と、なんとなく思ってはいたが、改めて実感した。
外来生物の定義については、この辺りではずれないから、『外来種は本当に悪者か?』みたいな馬鹿な話にはならない。でも、外来生物の何が問題かをもっと突き詰めて、提供側の考えを整理しておく必要はありそう。駆除の話、すなわち生き物を殺すことを説明するのはとても難しい。子どもたちは命は大切と教わってるだろうし、それはそれで正しいので、そことの整合性がとれないのがなぁ。
今回の子ども祭りでは、人が外国から持ちこんだ(ややこしいので国内移入種は無視してる)外来種っていうのが、身の回りにけっこう普通にいるんだよ。外来種の中には、人が知ってて日本に持ち込んだのと、知らない間に運んでしまったのがあるよ。ってところで終わってるんだけど、さすがに博物館の特別展でやる子どもワークショップでは、外来種問題に触れない訳にはいかないだろうなぁ。さじ加減が難しいなぁ。駆除の話は避けつつ、生き物を放さないでね、っていうのが落としどころかなぁ。
と、考えさせてもらった子ども祭りでもある。


●2017年3月25日 子どもまつり2017初日

年度末の週末は、恒例のこどもまつり。子ども向けワークショップのサポートスタッフの大学生のみなさんが、自分たちで子ども向けワークショップを企画・準備・運営。本来のスタッフや学芸員は、それをサポートするだけ。
今年は担当の班がなかったので、のんびりしていたのだけど、初日だけはドングリ班の受付を仰せつかった。

受付を済ませた子どもたちを、第一展示室に連れて行って、照葉樹林と二次林のコーナーのところで、暗い林と明るい林の違いをジオラマで見てもらい、四季を通しての違いを紙芝居で紹介。で、戻ってくるところまでで15分。
無理矢理ドングリに話を持っていって、照葉樹林と二次林のドングリは帽子が違うと宣言。いろんなドングリとその帽子が入った入れ物から、明るい林と暗い林のドングリを選び出し、その絵を描いて解散。後半は、絵を描くのが早い子は10分ほど、長い子でも20分弱で終了。平均的に30分のプログラム。

最初は、ドングリの違いをじっくり観察してもらうとか言っていたのだけど、自由にドングリの違いを探し始めると、違いを林の種類で説明しきれないので、それは断念して、帽子に注目してもらうことに。代わりに、子ども達に明るい林と暗い林のドングリを選ぶというプロセスを付けた。と、前日のコメントに従って、方針転換していた。
紙芝居をするには展示室は暗い。電気を付けてもらっていたのだけど、アーム無しのライトをパネルに付けられてもうまく照らせない! ってことで、アーム付きのライトを探し出して、設置。午後の後半から明るくできるようになった感じ。

子ども達にドングリを選んでもらうことで、受入可能な人数が増えたのは大きい。定員15名と言っていても、最終の第6回の興行では参加者は23人にふくれあがったし、追加の第7回興行まですることになった。
ドングリといえば、本体ばかりに目が行きがちだけど、実は見分けるには帽子が大切。というメッセージが伝わったなら、それで成功。描いた絵を持って帰って、その違いを過程でも話せれば、さらに成功。


●2017年3月24日 子ども祭り前日

いよいよ明日明後日は子ども祭り。4ヶ月ほどかけて大学生たちがつくったワークショップを、子ども達に楽しんでもらえるかが試される。その前日の今日は、3つの班が直前準備。そして出来ればリハーサル。
例年、リハまでたどり着かない班が多いけど、今年は一応みんなリハっぽいのをしてる。そして、この期に及んでダメ出し。ってゆうか、ここまではスタッフは出来るだけ、大学生たちに任せてきたが、切羽詰まってきたので、初めて具体的なコメントをしてる感じ。

ドングリ班:最初は展示室。紙芝居はいいけど、見せ方に工夫がいりそう。そして灯りが必要。
戻ってきてから、ドングリをなんとなく比べるだけでなく、帽子に注目させた方がいい。でないと林の種類との関連とは違う方向に行ってしまう。絵を描くだけでなく、帽子に基づいて子どもにドングリを分けてもらっては?

外来種:スタートとゴールには、椅子がないと、立ちっぱなし30分はしんどい。外来種の説明は要注意。ビンゴゲーム自体の説明もいる。タンポポやウシガエルの説明は工夫がいりそう。ビンゴがそろって嬉しいか?という疑問が…。

石班:お題をもらって、石を探して、絵を描いて、解説シールを貼って持って帰る。流れはスムーズそう。堅い導入と、ぎこちない受けとめが、本場の中でいかにこなれていくかって所か。


●2017年3月23日 失われた黄色の季節

春の河川敷と言えばセイヨウカラシナの黄色。でも、今年の大和川河川敷は黄色くならず、いきなり紫の季節がやってきそう。
今日、大和川下流部を自転車で走ってきたけど、例年ならそろそろセイヨウカラシナが咲きはじめている頃だけど、黄色い花が咲いてるのは、一部の低水敷だけ。真っ黄色になってもよさそうな高水敷や土手は、すでにナヨクサフジのつるが覆っていて、セイヨウカラシナはほぼ排除されている。まだナヨクサフジはちらほらとしか咲いてないけど、これでは、来月にはすでに紫の季節がやってきそう。
例年なら、まずセイヨウカラシナが咲いて河川敷は黄色くなり。その後、ナヨクサフジが伸びてきて、紫の季節に変わる。ってなもの。黄色の季節なしに、紫の季節が来るなんて初めて! と思ったが、昨年のTwitterを見ると、3月終わりにはタンポポとナヨクサフジが咲いてると書いてるけど、セイヨウカラシナにはふれていない。4月終わりには、すでに紫の季節と書いてあるだけ。昨年すでにセイヨウカラシナは衰退していたのか? 毎年もっときっちり記録しておけばよかった〜。


●2017年3月22日 コブハクチョウ分布調査の必要性

市民参加での外来生物の調査プロジェクトを進めているのだけど。植物担当が外来生物だらけで調査対象をどれに絞るか困っていたり、菌類担当はそもそもどれが外来生物かわからん〜と言ったり、魚類担当がなぜかさっぱり動かないのを片目に、鳥類担当はちゃくちゃくと調査を進めている。西日本でのハッカチョウの分布をおおむね把握し、大阪府のソウシチョウの繁殖分布の調査を一通りすませ。次なにしようか?
そもそも日本に定着している外来の鳥類はさほど種数が多くない。大阪府に限れば、すでに出たハッカチョウとソウシチョウ、あとはドバトとコジュケイくらい。ドバトはどこにでもいてあまり調査する気が起きない。コジュケイはなぜか在来鳥類と一緒にすでに分布情報は存在する。かつては大阪府で繁殖記録のあるブンチョウ、コウカンチョウ、ベニスズメはもう定着してなさそう(ベニスズメは少しいるかもだけど、見つけるのがそもそも難しい)。そんな中でいろんな鳥類調査では無視され、バードウォッチングでも存在しないかのように扱われがちな、コブハクチョウが気になるところ(あと同様に池にいるアイガモも気になる)。
というわけで、コブハクチョウの分布調査をしてみようと思い立った。ってゆうか、コブハクチョウなんか目立つからネットで検索するだけで、大阪府レベル程度の分布図は作れるだろう。と安易に考えたらけっこう苦戦して、それっぽいのは作ったけど、不満が残る。という経験を先月したからでもある。
で、とりあえず大阪府の分布図を作ろう。いや近畿圏に広げた方が面白い? もしかしたら日本全国で?! と考えて、ふと思ったのだけど、全国規模でのコブハクチョウの生息状況はどこまで把握されているんだろう?

●とりあえず『外来生物ハンドブック』を広げてみる。コブハクチョウの解説ページはない。「付表2.外来種リスト(鳥類)」にコブハクチョウの名前が出てくる。だけ。

●『鳥類繁殖分布調査1978』もみてみる。移入種も調査対象になっているのに、なぜかコブハクチョウは完全に無視されている…。

●『生物多様性調査 鳥類調査中間報告書』(1999)を開いてみる。一番最後にコブハクチョウが載っている。北海道、青森県、兵庫県、福岡県、鹿児島県にそれぞれ1つずつプロットがあるだけ。少なすぎるやろう! 記述にはこうある「…日本では、1977年に北海道大沼から逃げた個体がウトナイ湖で繁殖し、茨城県北浦での越冬が見られている」 昆陽池ではもっと昔から野生化して繁殖してるし!

●『日本鳥類目録 改訂第7版』には、唯一の野生個体の記録とされる1933年11月の八丈島の記録以外に、移入種として繁殖記録のある都道府県として、北海道、青森県、群馬県、茨城県、東京都、新潟県佐渡島、石川県、大阪府、京都府、鳥取県、島根県、香川県、長崎県、宮崎県があがっている。兵庫県がないやないか! 生物多様性調査とも整合性がない。

というわけで、日本でまともなコブハクチョウの生息状況調査はなされていないというのが現状らしい。コブハクチョウがいかに日本にはびこっているのかは、早急に明らかにすべき課題と認識しよう。


●2017年3月21日 ドリルヘアー

前髪は短めにする一方で、もみあげは目一杯伸ばして、オールバック。もみあげの毛で耳が隠れるように。頭頂部はソフトモヒカン。これがドリルヘアー。なぜか分からんけど、いとしこいしの喜味こいし師匠を思い出すのは私だけ?

ホネホネ団でドリルの処理をしながらの話。いろんなサルに似せた髪型を考えていくと楽しいね、ってなった。テングザルは角刈りでいけそう。コロブスは、白いメッシュを入れた長髪かな? アカウアカリは、髪型というより、頭の状態というべきかもしれない…。みんなで、いろんなサルにちなんだ髪型をしたら面白そう。
でも、テングザルヘアーをする人はやはり鼻の立派な人でないと。ドリルヘアーを、丸顔の人がしてもなぁ。などと言い始めて話が逸れはじめる。目が大きくて丸顔なおまえは、ヨザルヘアーじゃ。えー、ほんだら耳が大きいから、ガラゴヘアーにしろよ。
すでに髪型を離れて、顔がどのサルに似てるかって話に…。


●2017年3月20日 入団試験祭り

今日はなにわホネホネ団の活動日。なんと、7人も入団試験を受けている。もう、スペースの半分は、入団試験に占められている感がある。さながら入団試験祭り。一度に7人って過去最高では?と思ったら、2009年10月に10人というのがあった…。でも、久々の入団試験祭りって感じなのはたしか。

面白い事に、入団試験を受けるまでは熱心だったのが、入団試験に合格したとたんに、ぱったり来なくなる事が多い。細かく指導されて、なんとか1匹剥いただけで、入団試験には合格できる。ちゃんと皮剥きや骨取り・皮処理ができるようになるスタート地点に立っただけなのだけど、それで満足するんだろう。
まあ、合格者がみんな頻繁にやってきたら、部屋は満杯になるから、合格者の大部分が来なくなって、丁度いいと言えなくもない。でも、来ない人は、本当に動物を知りたいのではなく、標本作りできるようになりたいのでもなく、なんとなくなにわホネホネ団団員になりたかっただけなんだろうなぁ。と、ちょっと残念な感じではある。


●2017年3月19日 子どもを連れて、山へ

今日は、友の会の月例ハイクで、四條畷市の山の方へ。友の会会員を引き連れて行ってるはずなのだけど、周辺にいるのは子どもばっかりで、話を聞くのも話す相手も子どもばかり。要所要所で、鳥の羽根とか、ヨシガモとか、イノシシの掘り跡とか、アカガエルとか、アライグマの足跡とか、ヌマエビ類とか、イヌの頭骨とかを説明するときは、遠くにいる大人に向かって声を張り上げることになるけど、あとは大声でストップ&ゴーの声をかける以外は、子どもの相手ばかり。周囲に大人はほとんど寄ってこない。
行きの周囲の子ども密度は、小中学生を混ぜるなら7人/4平方m程度だったのが、帰り道では、11人/6平方mほどになっていた感じ。とにかく車に轢かれないように、崖から落ちないように、気を遣う。転けたりする程度なら好きにしてくださいって感じ。そして、後ろから引っ張るな!
四方から同時に話しかけてくるのに答えながら歩いていると、他になかなか注意が行かず。さっぱり鳥が見られない。その代わり、周囲の子ども達の中に、鳥の羽根好きが多くって、やたらと拾った羽根を見せられる。スズメ、メジロ、イカル、シロハラ、ヒヨドリ。アオジかな? なんだこりゃ? スタジオへ! とか言ってると、行きでは道に大量のヤマドリの羽根が産卵しているのが見つかり、大盛り上がり。帰りは、下見の時に羽根がいっぱい落ちてるなぁ、って場所に行ってみると、アオバトやトラツグミの羽根がいっぱい落ちていて、これまた大盛り上がり。少なくとも鳥羽根少年は満足して頂けたかと、これを機会にまた鳥羽根好き子どもが増えたかもしれない。

で、子どもに話しかけたりを一日中続けた後、帰りの電車の中、そのモードが抜けず、行事参加者でもない知らない子どもに話しかけそうになる。完全に不審者なので、気をつけないと。


●2017年3月17日 ミュージアムショップは、無料ゾーンか有料ゾーンか?

ミュージアムショップを有料ゾーンに置くのはけしからん!という議論を見た。そういえば、博物館の展示を有料にするか無料にするかという議論は知ってるけど、ミュージアムショップをどっちに置くべきかは、考えたことがない。身近な例は、たいてい無料ゾーンにあるけど、そもそも、それはどういう理屈からきてるのかな? 単に売上げが伸びないと困るからかなぁ?

ショップ運営者の立場から言えば、ショップは無料ゾーンに置いて欲しい。有料ゾーンだと展示を見るべくお金払った人しか客にならない。それに対して、無料ゾーンにあれば、展示見る気がなくても、ショップにだけ来る人も期待できる。周囲に他の用事の人も来るような立地ならなおさら。ショップだけの広報力、集客力も発揮する余地が多分にある。有料ゾーンにあって、展示見る気がないのにお金払ってショップに来てくれる人はまずいないだろう。
逆に、博物館の周辺に展示を見る人しか、そもそも来ないような立地の場合は、無料ゾーンにあっても有料ゾーンにあっても、ショップの客数は変わらないという場合はあり得るとは思う。

しかし、ショップをどこに置くかは、ショップ運営者ではなく、博物館運営者が決めること。そして、両者は多くの場合、一致しない。さらに言えば、博物館運営者が、ショップの客足のことまでケアするとは限らない。
でも、多くの場合、博物館のミュージアムショップは無料ゾーンにある。それは、意識してか意識していないかはともかく、無料ゾーンにあるショップに引きつけられた客が、展示も見てくれると嬉しいなってことなんじゃないかと思う。購買という方面からの、普及教育への誘導とでも言おうか。
そんな機能も果たしうるショップを有料ゾーンに置くとしたら、よほど博物館の展示に自信があるのか、ショップが果たしうる機能に対する無知なのか。他のなにか可能性があるかなぁ。


●2017年3月14日 カラスの3流派

カラスの古巣に対するスタンスには、3パターンあるように思う。
・古巣利用派:古巣を残し、古巣を利用する
・古巣近所に新巣派:古巣を残し、その近くに新しい巣をつくる派
・古巣壊し派:古巣を壊し、新しい巣をつくる派。

古巣壊し派には、造巣期の前に古巣を壊す派と、造巣期に巣材を抜いて壊す派の、さらに2派に分かれる。となると4パターン?
ともかく、それぞれの流派によって、どんな損得勘定ができるのか、それをデータで示せればとても面白そうだけど、道は険しそう。
ちなみに、同じペアでも、流派の変更があるような気がする。というのも、以前は古巣がいっぱいあったエリアに、近頃古すがさっぱり残されていないってことがあるから。まあ、個体識別していない以上、ペアが入れ替わったのかもしれないけど。


●2017年3月12日 そのうを持つ鳥

今日のなにわホネホネ団鳥の日は、ドバト、キンバト、ホオジロ、スズメと、そのうを持った鳥を中心に剥いていた。
町中でひろわれたスズメのそのうにはムキアワが入っていた。どこかの家の飼い鳥の上前をはねたんだろう。農村地帯で拾われたホオジロのそのうには、精米されたイネ、ってゆうか生米が入っていた。どこかの精米所の上前だろうか? 西表島で拾われたキンバトのそのうには、黒くてゴツゴツした感じの皮をかぶったタネがいっぱい。これって、西表島のキンバトがよく喰ってるやつ。クワズイモかもと思ってるのだけど、違うかなぁ。人の身近にいて、パン喰って暮らしてそうなドバトのそのうには、カモジグサとかイヌムギとかの類のイネ科草本の種子が入っていた。スズメやホオジロよりよほど野生っぽい。とまあ、そのうの中身は、鳥の生活を彷彿とさせて面白い。

セキセイインコのヒナが、ムキアワをパンパンに入れてるのもそのう? そうだと思う。でも、大人のセキセイインコは、胸がパンパンになってる様子はないのはどうして? と訊ねられて分からなかった。
飼育下で、充分にエサを与えると、そうのうに貯め込んだりしなくなるの?


●2017年3月11日 セッカの不思議

てっきり一夫多妻かと思いきや、多夫多妻の婚姻システムかと思ったら、もっとレックシステムな感じのノーガードの打ち合いで驚いた。こんな社会システムあるんだな。ってゆうか、アズマヤドリとかもこんなんなのかな?
一方で、メスは、やたら流動性が高くて、成功しても失敗しても雄を替えるし、翌年は戻ってこない。
繁殖期と非繁殖期で個体群が入れ替わるっていうのは、繁殖期に標識した個体が冬にはいなくなるかららしいが、そもそもメスは繁殖期の間もどんどん入れ替わってる。雄は別個体群に入れ替わるとでも言おうか。でも、標識できてる雄は、事実上なわばり雄だけなので、なわばり雄は、非繁殖期には繁殖地を離れる。という表現が一番正確だと思う。

とにかく、身近なセッカが、あんなに不思議な社会構造っていうか、ほとんど社会的じゃなかったとは。知ってるつもりが、ぜんぜんセッカのことを知らなかった事が明らかになった…。


●2017年3月10日 オンライン図鑑の未来

紙媒体の図鑑をネットで見られるようにするプロジェクトな方と話をする機会があった。どんなんかと言えば、ネット配信で、紙媒体を電子化したものが読める。電子書籍ってことだな。現時点では、タイトルは分野も出版社も限られている。Yと渓谷社とB一総合出版だけ。それも鳥と植物がメインかなぁ。せめて、H育社とか、T海大学出版会とか、H凡社とかもないと、あまり嬉しくない感じ。鳥なら、N野鳥の会も欲しいなぁ。
さらにネットで見れるのは、紙媒体よりも価格的にはお得な設定してもらえれば嬉しい面もあるだろう。もしかしたら重たい本を運ばずに済ませられるメリットもあるかもしれない。でも、それだけでは本当にネットで提供されるメリットが少ないなぁ。
というわけで、現時点では、あまり購入する気になれない。

じゃあ、どんなネットならではのメリットを提供してもらえると嬉しいかと言えば、
・一つは横断検索。同じ種の記述でも図鑑によって違っていることはよくある。それを横断検索して図版と説明文を比較できるなら、それは大きなメリット。こっちの図鑑にはこの種が載っていて、その近縁種はこっちの図鑑に、てなこともキノコとかならよくあるから。近縁種まとめての横断検索があると、なおいいかもしれない。
・図鑑という形でまとまっていなくても、分類学的な、あるいは識別点についての記事なんかが雑誌や単行本のある部分に掲載されていることもよくある。それを引っ張ってきて提供してくれるなら、それはとてもメリットがある。せっかくB一総合出版が加わっているのならバーダーの識別関連の部分を横断検索できるようにすれば、ぜんぜん違う。雑誌のバックナンバーは入手が面倒だし、持っていても見つけ出してくるのが面倒なので、とてもニーズがあるはず。
・さらに言えば、識別情報や分類学的情報を、定期的にでも配信してくれるなら、そのニーズはとても高い。値段設定や専門性にもよるが、展開次第では、バードウォッチャーのスタンダードに育てる目もあると思う。
・そしてネットの何よりの利点は更新速度。編集に時間がかかり、発行にコストがかかる紙媒体はそう頻繁に改訂してくれない。それに比べればネットは改訂頻度をあげられる。ネットで提供するからといって、紙媒体が売れなくなるのは、出版社にデメリットだし。ユーザー的にも紙媒体がなくなるデメリットは大きいと信じる。でも、紙媒体での改訂のあいまをネット媒体が埋められるのなら、それはあり得る共存の形。そして、改訂にさまざまな人を絡めつつ、紙媒体の販促にもつながるんじゃないだろうか?


●2017年3月9日 アオサギは発光生物か?

アオサギは光るっていう都市伝説とでもいうのだろうか。そういう話が海外?にはあるらしい。光るのは、粉綿羽とも聞かされた。ってことで、今度アオサギの死体が手に入ったら、本当に粉綿羽が発光するのか確かめなくっちゃ!

と思ってるところで『恐竜はホタルを見たか 発光生物が照らす進化の謎』って本を読むことになり。妙に興味津々で読ませて頂いている。興味深い情報も盛りだくさんで楽しい。
・発光生物の圧倒的多数は、海の中の生物で、陸上には少ない。
・魚類以外の脊椎動物に発光生物はいない。
・魚類でも淡水魚には発光生物はいない。
などと書いてあるので、もしアオサギが発光したら大発見やん! でも他の陸上脊椎動物が光らないのに、アオサギ(及びサギ類?)だけ光るなんてあるのかな?
と思ったら、
・発光するムカデとヤスデは、日本に1種ずつ。ヒラタヒゲジムカデとタカクワカグヤヤスデ。
・双翅目約15万種の中で光るのは、ヒカリキノコバエ約15種のみ。
・ミミズは、世界に約6000種。発光する種は15種程度。
・カタツムリは、世界に推定3万種。その中で光るはヒカリマイマイ1種のみ。
・ニュージーランドの小川に棲むラチアと呼ばれる光るカサガイは、一属一種。
アオサギ(及びサギ類?)だけ光るとかもあるかも!
でも、
・発光と、反射はもちろん、蛍光(紫外線を当てると可視光で光る)や蓄光(光を当てた後、暗い場所で光を放つ)は違う。
・ヒカリゴケやヒカリトカゲは、光を反射するだけ。
と書いてあって、意外と発光生物と証明するのは難しそう(発光なのに照明は難しい!)。でもほら、アオサギが蛍光や蓄光するのでも、けっこう発見だから。

なんとなく生物発光といえば、ホタルのイメージ。ルシフェリンとルシフェラーゼで光ると思い込んでいたけど、オワンクラゲのように発光タンパク質で光るのもいる。そもそもルシフェリンとルシフェラーゼという同じ言葉で呼ばれていても、種群によってその物質は全然違っていて、ホタルのルシフェリンと、ウミボタルのルシフェラーゼを一緒にしても光らない。とか、今までの思い込みを覆す話がいっぱい。


●2017年3月8日 友ヶ島のシカ

友ヶ島のシカって、タイワンジカと呼ばれていて、信じ切っていたのだけど、アカシカやサンバーの血も入った雑種なんだそうな。だから特定外来生物なのに駆除されていないらしい。雑種でもタイワンザルは駆除されるのに、不思議な話。

で、そのタイワンジカでもなんでもいいけど、ニホンジカじゃないのが、友ヶ島だけにいるのはいいとして、それが泳いで島から本州や淡路島に渡ると話はやっかい。実際、今までに何度か紀淡海峡を泳いでいるシカの報告はあるし、聞くところによれば、南海電車と衝突したシカもいるらしい。
友ヶ島に”タイワンジカ”が放されたのは、50年以上前。そんなに長い間とくに問題が起こっていないから、これからも大丈夫。かと思いきや、近年は各地でイノシシが泳いで島に渡って増えるのが問題になっている。これまた何十年もなかった事態。シカも宗旨替えして、どんどん泳いで渡るようになっても不思議じゃない。
という中、和泉山脈で見つかったシカのDNAを調べた話を聞かせてもらった。ニホンジカだタイワンジカだ、いや雑種だ。といっても外見はかなり似ているので、DNAでも調べないとどれがどれだか判らない。で、2頭調べてみたら、片方はニホンジカだったが、もう片方は…。衝撃の事実は、環境省からの発表があるまでオフレコらしい。というところから、なんとなく想像が付くだろうが、事実はさらに不可思議。

友ヶ島から大阪側に泳いで渡るなら、淡路島にも渡れそう。和泉山脈に定着しているシカ個体群は、今のところいないので、見つけたら即駆除とかもできるし、問題は拡がりにくい。しかし淡路島は今やシカだらけ。そこに遺伝的撹乱を起こされたら、処置のしようがない。という危機感のもとに、一応淡路島のニホンジカ個体群を調べて、タイワンジカは混じってないとの結果が得られているそうだけど、大量のニホンジカの一端を調べただけなので、不安は完全には取り除けてない気がする。そして、今後のモニタリングも必要。
可哀想だけど、友ヶ島のシカに何らかの対策をすべきだろう。とりあえず野ネコのように不妊化とか。


●2017年3月7日 改革者の嘆き

とある施設の長の話を聞く機会があった。なかなか思うようにいかないらしい。この方は、地方公共団体の上の方の意向で、外部から改革を託されて乗り込んできたイメージ。その筋では名の通った人らしい。この展開から、当然ながら現場との軋轢は予想される。で、やっぱり軋轢がいろいろとあることが、言葉の端々に出てきて面白い。
この方は、博物館施設として、もっと普及教育などに力を入れたいという意向があるよう。それ自体が現場との軋轢を生じさせている感がある。現場も周囲の多くも普及教育意識が低いというのは困りもの。でも、普及教育を推し進めようとする際に、当然ながら人的配置を変更しようとするし、そこで軋轢が生まれるのも宜なるかなという気もする。今でこそ現場の力は弱くなったが、現場が強かった時代なら、もっと激しい軋轢が生まれてたんだろうなぁ、と考えると時代は変わったなぁ、と妙な感慨もあったりする。
この方、普及教育にもっと力を入れなくっちゃ!と主張している点については、とても支持できる。んだけど、その中身とか手法を詳しく聞くと、必ずしも同意できない部分も散見される。普及教育の意義を理解している人でも、全面的には支持しにくいんだろうなぁ、という感想をもった。

それにしても、トップダウンで引っ張ってこられたせいか、地方公共団体のかなり上層部に直接会って、説明とかできる機会があるらしい。その点はものすごい羨ましい。指定管理になってから、こちとらは上層部どころか、市の関係者と直接やりとりする機会さえ、めっきりなくなり、現場の要望がまったく上げられなくなっている。
かといって、今の館長を、上層部に送り込めるかというと…。いろんな意味で思い通りにはいかないのである。


●2017年3月6日 メジロ散布の植物

とある植物の果実を食べる鳥を調べたら、メジロだけだったとして、それは何を意味するんだろう? って事が昨日から気になる今日この頃。

ある林の保全を考えるために、果実をつける樹種と、その樹種の種子散布者の関係を調べます。ってイントロからして、引っかかる。そして、樹種ごとに種子散布者が異なっていたというデータを示して、林の保全にはさまざまな種子散布者を守る必要があります。といった感じの結論。もう引っかかりまくり。
これが、送粉系ならもう少し納得もするかもしれない。送粉されないと、タネができない。タネができないと、次世代が残せない。でも、同じ理屈で種子散布系は議論できない。と言い切るのも躊躇われる。タネが散布されないと、次世代が残せないじゃないか?!と言われるとその通りなのだけど。
送粉系では、送粉者ごとに花の特徴が対応している度合いが高く、絶対共生系はさすがに少ないにしても、特定の動物群に送粉者が限られ代替が効かないことが多い。だから、その送粉者が失われる影響が強くでる。
でも、いっぱんには植物が特定の種子散布者に特化していることは少ない。したがって、一群の種子散布者がいなくなっても、代わりがいるだろうと考えられている。

もし、種子散布系でも特定の種群が失われると、植物が次世代をうまく残せなくなるのが普通。という結論が得られるなら、とても面白い。
でも、そのためには、1ヶ所1シーズン数個体の限られた観察結果で、特定の鳥だけが果実を食べたというデータだけでは弱すぎる。花と違って果実が提供できる時間は長い。その全期間において、代替の種子散布者はいないことを示す必要がある。
まずは、いつからいつまでの、どの程度の頻度のデータで語っているかを示すところからかなぁ。


●2017年3月5日 地域自然史と保全研究発表会の歴史

歴史といっても、そんなに長くない。この名前になったのって、2015年からだから、まだ3回目。でも、その前を入れると、理論上は39回目じゃないかと。そんな昔のことは知らないし、関わってもないから、深く関わるようになった2010年からの歴史。関西自然保護機構に、深く関わるようになったのは2008年からなので、さらに2回遡ってもよさそうなのだけど、ポスター発表を募集しての今のスタイルを始めたのが2010年から。それ以前は、イベントではなく、ただの関西自然保護機構総会という儀式だったので、無視していいだろう。
振り返るといっても総会議事はどうでもいいし、助成金受給者の口頭発表とか、シンポジウムも無視。2010年来ずっと担当している一般公募のポスター発表にしぼって振り返る。

・2010年:ポスター発表数20件(内、大阪市立自然史博物館から9件、大阪府立環境農林水産総合研究所から0件、大阪府立大学3件、奈良女子大学1件、大阪産業大学1件)
・2011年:ポスター発表数17件(内、大阪市立自然史博物館から5件、大阪府立環境農林水産総合研究所から0件、大阪府立大学3件、奈良女子大学1件、大阪産業大学0件)
・2012年:ポスター発表数17件(内、大阪市立自然史博物館から7件、大阪府立環境農林水産総合研究所から1件、大阪府立大学1件、奈良女子大学2件、大阪産業大学4件)
・2013年:ポスター発表数22件(内、大阪市立自然史博物館から2件、大阪府立環境農林水産総合研究所から2件、大阪府立大学1件、奈良女子大学1件、大阪産業大学1件。その他9件は大阪府レッドリスト改訂関連発表)
・2014年:ポスター発表数27件(内、大阪市立自然史博物館から2件、大阪府立環境農林水産総合研究所から0件、大阪府立大学8件、奈良女子大学0件、大阪産業大学2件。その他10件は大阪府レッドリスト改訂関連発表)
・2015年:ポスター発表数33件(内、大阪市立自然史博物館から7件、大阪府立環境農林水産総合研究所から5件、大阪府立大学8件、奈良女子大学1件、大阪産業大学1件)
・2016年:ポスター発表数44件(内、大阪市立自然史博物館から4件、大阪府立環境農林水産総合研究所から6件、大阪府立大学6件、奈良女子大学2件、大阪産業大学1件)
・2017年:ポスター発表数36件(内、大阪市立自然史博物館から5件、大阪府立環境農林水産総合研究所から4件、大阪府立大学4件、奈良女子大学0件、大阪産業大学2件)

大阪市立自然史博物館、大阪府立環境農林水産総合研究所、大阪府立大学、奈良女子大学、大阪産業大学には、運営側のスタッフが所属しているので、そこからの発表はいわば動員されたもの。大阪府レッドリスト改訂関連の動員とともに、全体の発表数から除いた残りが、いわば本当の一般からのポスター発表応募件数。といっても、とくに2011年には他にも学芸員が声かけして発表してもらったのも少なくないけど、それを言い出すとキリがない。
という訳で、一般からの発表申込み件数は、
・2010年: 6件
・2011年: 8件
・2012年: 2件
・2013年: 6件
・2014年: 5件
・2015年:11件
・2016年:25件
・2017年:21件
2011年は声かけをしまくったことを勘案すると、本当に一般から申込みが増えてきたのは、この2年のことらしい。これで安定してくれるといいんだけど…。
一方で、初期にはポツポツ発表があった近畿大学や神戸大学からの発表がなくなってるのが気になるところ。来年はテコ入れをはかろう。


●2017年3月4日 ババ抜き

なぜか昨日から、ババ抜きというトランプゲームが頭から離れない。むしろ、ジジ抜きかとも思ったのだけど、やはり、頭にとりついているのは、ババ抜き。繰り返し思い浮かぶのは、手元にババがあって、それを次の人が取ろうとしているシーン。どれにしようかなと選んでいるのではなく、もうババを持って、取っている瞬間。やった! ババを押しつけられる! と喜ぶ一方、阿呆やなぁ、ババ引いて。と思いつつも、ちょっと気の毒な感じもする。

大きな組織では人事異動というのがあるのだけど、優秀な人は、なかなか今いる部署が手放してくれない。だもんで、優秀な者はなかなか異動せず、そうでない者はどんどん異動する。一方、優秀な人材君からすると、気に入らない部署から離れるために、仕事の手を抜くという話も聞いたことがあるような。
そんなケースがある一方で、将来の幹部候補となる、さらに優秀な人材は、帝王学を学ぶためなんだろうか、重要な部署をドンドン渡り歩かされるとも聞いたことがあるような。

研究者の場合、研究者側が異動先を求めるのと合致しないと動かないが、大学や研究所などが優秀な人材を求めて、引き抜くケースが多い気がする。もっとも引いてみて、ババだったというケースも少なからずあるんだろう。
とはいうものの、どっちかと言えば、優秀な人材はよく異動を繰り返し、やがて一流と見なされる機関に所属する。逆に、優秀でない者は、よそのポストを獲得できないから、ずっと同じ場所に留まり続ける。引いてもらえないババのように。
そういえば、自分はずっと同じ職場に留まったままだなぁ。


●2017年3月2日 標本集めるインセンティブ

某学芸員が、こんな趣旨のことを書いている。現在、地方公共団体は、生物多様性保全地域戦略の策定が求められている。地域ごとに生物多様性の保全を進めて行くには、その地域の生物多様性の把握が欠かせない。そのためには地域の生物多様性の調査と、その情報や標本の蓄積が必要。すなわち自然史博物館が必要。
とある場での発表の要旨でのことだけど、この某学芸員は大胆にも、自然史系博物館を持っていない都道府県は、その地域の情報や標本を蓄積してくれている周辺の自然史系博物館に頼ってようやく生物多様性保全の基礎資料を取りそろえている。いわばフリーライダーだ。
いやいや。私が言ってるんじゃなくって、某学芸員が書いてる。ってゆうか、おおよそそういう趣旨のことを書いてる。そしてフリーライダーという語は本当に出てくる。

さらにその先を考えてみると。自然史博物館があったとしても、標本を蓄積する場所の確保と、標本の作り手の確保がなされなくては、生物多様性保全の基礎資料は蓄積できない。それを進めるには、なんらかのインセンティブがいるように思う。
それは、地域戦略に書き込むことかもしれないし。文化財に並ぶ自然史財という考え方を広め、法的根拠を与えることかもしれない。役人が動くような何らかの根拠がないと、またどこかの滋賀県のT町の博物館のように、論文にも使われた登録標本を、ドンドン廃棄することが繰り返される恐れがある。
でも、それは最低ラインで、インセンティブとしては弱いなぁ。と考えた今日この頃。


●2017年3月1日 カキ調査ロス

昨日、2月末日をもってカキ調査が終了した。スーパーに行ったら、スマホ片手に鮮魚売り場へ直行!しそうになって、ハッと気付く。もうカキ調査は終わったんだ。と、Twitterに書いてる人がいて、なぜか共感した。でも、勝手にカキ調査するのは勝手だから。スーパー調査は3月末までだから、ついでにカキもチェックしたらいいんだから。というわけで、勝手にカキ調査を延長するのであった。担当者が悲鳴を上げそうだけど…。


●2017年2月28日 2017年2月のまとめ ホネホネサミットリベンジ成功

とにかく、今月は第5回ホネホネサミットの月であった。前半はその準備に忙殺され、後半は大仕事を終えて、ぼんやり過ごした。と書ければいいのだけど、前半は大人の事情で詳しく書けない、博物館の将来を左右するお仕事にも携わり。後半は掃除とそれに伴う片付けに追われる。
そんな2月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事完了。カラスの枝落とし調査は今月で一段落。最後はあまり調査しなかった。というか、落としてなかった。鳥のセンサスと木の実チェックは、果実は先月末になくなったけど、後始末で少し継続。

普及行事は、とにかくホネホネサミット。その準備に忙しい時期だったので、ジュニア自然史クラブが雨天中止になったのは、有り難かった。
ホネホネサミットがあったので、日程がとれず、通常活動はお休み。鳥の日も月曜日設定で小規模に。

とまあ忙しい中、
読んだ本は、SF5冊と自然史系4冊。忙しかった割には、けっこう読んでた。講演は、ホネホネサミットで話した科研費関連の1本。


●2017年2月27日 田んぼに蠢く黒い集団

いま関西で、いやもしかしたら日本各地で起きている事態の一端を記しておこう。
昨日、湖西の北の方でのことである。遠くの田んぼに黒い鳥の群れがいる。カラスやな。ミヤマガラスかも。コクマルガラスが混じってるといいな。と思って双眼鏡を向けようとすると、群れが動き出した。なんか動きが変。カラスじゃないみたい。妙にすばやく走っているような…。双眼鏡を向けてみると、オオバンの群れだった。その数、約100羽。
翼が短くて、太めの胴体に、長めの首と、長めの脚。そのプロポーションは、小型の走鳥類のよう。その集団が何かに驚いて、一定方向にザザザーと走っている。とても不思議な光景。ここは日本なのか?
しばらく進むと、また遠くに黒い集団。やっぱりオオバン。その数、約110羽。っていうか、数十羽の群れならあちこちにいる。湖岸や水路の近くに上がっていることもあるけど、水からかなり離れた場所にもいる。驚くと飛ぶよりも走って逃げる。なんど見ても不思議な光景。

この地域は、数年前からオオバンが多かったが、その頃は、みんな水面に浮いていて、潜水しては水草を採って食べていた。となりにヒドリガモが張り付いていて、よく横取りされていた。
ところが、昨日は水面にオオバンの姿はほとんどなく、大部分のオオバンは陸上で草を喰っていた。いつから宗旨替えしたんだろう? 逆にヒドリガモに付いていって、陸上の方が効率よく採食できることに気付いたんだろうか?
昨年辺りから、大阪府でもオオバンが増えている。今はまだ水に浮かんでるけど、数年後には、田んぼに黒い集団が蠢くようになるんだろうか? 今の状態をきちんと記録しておいた方がいいかもしれない。


●2017年2月26日 ハタネズミ天国

滋賀県高島市に鳥を見に行った。湖西の一番北のエリア。近江今津駅から琵琶湖岸に出て、湖岸沿いをしばらく歩いてから、新旭駅の方に向かうコース。数日前まで積もっていた雪が、ちょうど融けて、地面が乾いた頃合い。湖岸の草地や斜面に、なんかモコモコと迷路のように小さな溝が縦横に走っている。最初はなんやろこれ?と思っていたのだけど、同行者がネズミの穴?と言ったので分かった。雪が積もっている時、雪の直下に穴を掘っていたのだけど、雪が融けてトンネルの天井がなくなったのを見てるんだ! そして、そんな大規模なバロウシステムをつくる哺乳類、モグラより小さな穴を掘る哺乳類。ハタネズミ!
そういえば、このコースでは以前、弱ったハタネズミを拾ったことがある。滋賀県にはまだまだハタネズミがいるんだなぁ。

で、進んでいくと、湖岸の草地は、ハタネズミトンネル跡だらけ。土手の斜面もハタネズミのトンネル跡で埋め尽くされている。ハタネズミがいるどころではない。この辺りは、ハタネズミだらけなんだ! どうりで、チュウヒやノスリがよくいるわけだ。
ただ、なんの変哲も無い土手でこんなにハタネズミが暮らしていけるんだとしたら、どうして大阪の淀川の土手では暮らしていけないんだろう? 積雪の有無が効いてるんだろうか? こんなにたくさんいると、大阪で絶滅危惧なのが逆に不思議。


●2017年2月25日 子ども祭り中間発表会

3月末の週末に予定されている子どもワークショップ企画、子ども祭り。大学生のサポートスタッフが3班に分かれ、自分たちで子どもワークショップのプログラムを企画、準備、実施する。一年の総決算的なイベント。で、今年も本番約1ヶ月前の今日、中間発表会があった。準備の最終段階に入る前に、他の班のメンバーやスタッフに、プログラム案を見てもらって意見をもらうというもの。
一昨年から始まったが、ここでの意見で方針を大きく転換することもある大きな節目。夕方集合して、2時間もやってた。

ドングリ班
まず一人ずつ6種のドングリと帽子が配られ、その6種の説明が行われる。カードを引き当てたドングリ1種の絵を描く。第1展示室の落葉樹林と照葉樹林のジオラマ前に移動して、明るい林と暗い林の説明。で、それぞれの林の大きな絵を用意するから、自分の描いたドングリを正しい方の絵に貼り付ける。持ち帰るものは無し。
最初の説明に10分、お絵描き10分、展示室で10分。最低30分かかりそう。全体に作業のステップが多い感じ。子ども達は、自分の手元のドングリの種がなかなか分からないし、自分が描いた種も覚えてられなさそう。そして何より、林の明るい暗いと、ドングリの形質にはなんの相関もない。あまり関係のない2つの要素を無理矢理引っ付けてる感じ。どっちかに集中した方がいいんじゃないかなぁ。すでに決まってるタイトルは動かせないとしても。

石班
鉱物や化石が並んでるギャラリーで展開。どんどんスタートで、受付の後、お題をもらって、そのお題の岩石鉱物を自分で探し、その絵を描いてきて、受けとめ。解説シートをもらって、絵と共に持って帰る。
オペレーション的には、展示ケース前が混雑しないか、高い位置にある岩石・鉱物は見えるのかなどの問題あるあるけど、全体にはシンプル。受け止めがとても重要な企画で、連動してどんなお題を出すのかが重要。なぜか答えのないお題を出したがるのだけど、それをどう受けとめるのかが練られていない感じ。描いた岩石・鉱物に対する受けとめや解説シートを渡さずに、何を描こうとお題に応じた受け止めと解説シートでは、正解はないのに正解はあるかのよう。描いた物と関係ない(と子どもが思いそうな)話をされても嬉しいだろうか? 形や色に絞って、ある程度解説のしやすいお題を出した方がいんじゃないかという意見が出ていた。

外来生物班
外来生物とは何かという解説に続いて、展示室ツアー。3ヶ所、7種の外来生物の解説を聞かされ、そのたびにシールをくれるので、それを手元のマップに貼っていく。最初の場所に戻って、最後のスペシャル外来生物の生品を見せて、終了。シールを貼ったマップの解説はないのかな?
解説が難しいとか、シール貼りの準備やオペレーションの面倒さはさておき。ずっと話を聞かされている感が強く、参加してる感があまりなく、子どもに耐えられるか? もっとゲーム性があってもいいかもと思った。一方、外来生物問題は誤解されやすいポイントが多いので、身近に外国から来た生き物がいろいろいるよ、って話にとどめるのは、正しいと思う。ツアー自体をやめてもいいんじゃないかと思ったり。


●2017年2月24日 読書サークル 第90回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。今日の会合で出た本についての意見を記録。

今日の課題本は8冊。2冊は次回へ持ち越しとなり、前回からの持ち越しが1冊あったので、7冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「ロウソクの科学」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 19世紀のクリスマスの少年少女向けの講演の記録。科学的説明の多いサイエンスショーって感じか。大人でも難しい内容を少年少女がおとなしく聞いていた事への驚きの声があった。

●「新たな魚類大系統」
(紹介文2つ、平均★数は2.5)
 ミトコンドリア全ゲノム解析によって明らかにされた魚類の新たな系統関係が紹介される。でも、世界的成果とはいえ、研究者が自分の業績を自慢するだけの内容は、よほど魚に興味がないと読んでも面白くないという点で一致。

●「植物をたくみに操る虫たち」
(紹介文3つ、平均★数は2.3)
 副題に「虫こぶ形成昆虫の魅力」とあるのに、研究室を渡り歩いていろんな研究をした話が多く、肝心の虫こぶ形成昆虫の話が少ないという不満が多数。最後の2章の教育論も蛇足との評価。

●「進化の教科書 第1巻 進化の歴史」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 「岩石の語ること」「種分化」「大進化」「人類の進化」の内容は、新しい知識をまとめてあって、引用文献もあって評判はよかった。むしろ話題は、原著を再構成して3分冊として訳出するという点に集中。

●「にっぽんスズメ歳時記」
(紹介文2つ、平均★数は2.0)
 スズメの写真は可愛いけど…。上手に対象を切り取っているけど…。なぜか手放しで褒められていなかった。

●「となりの野生動物」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 著者の身近な哺乳類についての動物学的説明やつきあい方についての見識については、みんな納得していた。でも、昔話やことわざなどに見られる一般的なイメージから話を始めるという趣向の評判は悪かった。最終章にあった動物が喋るという趣向は、さらに評判が悪かった。

●「竜宮城は二つあった」
(紹介文3つ、平均★数は2.0)
 随所におびただしく挟み込まれる雑談が、読みにくく、論旨を希薄にしてるだけ。と、とても評判が悪かった。コラムで描かれる、本筋と関係のない海外の学会参加の紀行文も評判が悪い。自分でネタ振りして、それをスルーしてばかり、という声もあった。


●2017年2月23日 メジロ初鳴き

マイフィールドの都市公園のメジロが囀っていた。今年初めての囀り確認。初鳴きというやつ。ちなみに年中囀るキジバトはさておくとすると、シジュウカラはもっと早く、1月7日に初鳴き。1月24日以降はかなり頻繁に囀っていた。メジロはどうして出遅れるかな。
というわけでもないけど、例年のメジロの初鳴き日を比べてみよう。

2013年:3月14日
2014年:2月25日
2015年:2月7日
2016年:3月3日
2017年:2月23日

なんか色々で一貫性がない。そもそも一度囀ったとしても、その後、しばらく再び黙ることも多く、初鳴きにどれだけ意味があるのかも、けっこう微妙。


●2017年2月22日 お身ぬぐい

今日は、年に一度の展示室の大掃除。いつもはなかなか掃除できない展示ケースのガラス面の中側とか、展示台の上とか、上の方にたまってる埃とかを何とかする。
昨年、上の方の埃を落とすのをして楽しかったので、今年もはたきを片手に。ではなく、昨年の教訓を受けて、片手に柄の長いはたき、もう片手に柄の短いはたきを持って、二刀流で展示室を一通り巡って、はたいて歩いた。クライマックス、なのかは知らないけど、一番時間がかかったのが、展示室の中にぶら下がったクジラ。結局、2時間ほどやってたと思う。これが面白いくらい埃が落ちて、床が埃だらけになった。
ちなみにあちこちの上の方がはたいて歩くと、埃以外にも色んな物が落ちてくる。どうも目に付かない上の方に何かを載せて帰る人がいるらしい。細ーい所に載せられた爪楊枝。展示ケースの上からは館内配布物が多数。1円玉や帽子も落ちてくる。スパイダーマンのソフビ人形まで載っていたのには驚いた。クジラの頭の上から、鉛筆が落ちてきたのにはもっと驚いた。
クジラは、昨年埃をはらった部分は、さほど埃はたまっていなかった。昨年面倒になってサボった部分からは大量の埃。毎年はらわなくてもいいけど、2〜3年に一度ははらった方がよさそう。ちなみに過去、20年ほどは、たぶん誰もはらってなかったと思う…。


●2017年2月21日 カラスの巣チェックスタート

今年もカラスの繁殖シーズンがそろそろ始まりそうな気がする。というわけで、昨年の繁殖期に、地元公園で見つけたカラスの巣を一通りチェックしてみた。繁殖期の最後時点で残っていた巣が52個あったのだけど、今日時点で残っていたのは22個。半分以上はなくなっていた。樹の枝を刈られてなくなった巣もあるけど、ただ巣がなくなってるケースが圧倒的。この公園ではカラスの巣を人が撤去することはないので、なくなったのは別の原因。年が明けてからもいくつかの巣がなくなっているのを確認していて、強風で落とされたという訳でもなさそうなんだな。
で、カラス自身が巣を落とすんだと思ってるんだけど、現場を見てる訳ではないので、さほど根拠はない。この説は、東京のカラス博士も同意してくれてるみたいなんだけど、あちらも立証はできてないみたい。

ちなみにつくりかけっぽい新しい巣が1つ。驚いたことにハシブトガラスがやってきていた。こんなに早くハシブトガラスが起動するとは。


●2017年2月20日 鳥の皮剥き入門

今日は、平日なのになにわホネホネ団の活動日。土日祝がとれなかったので、平日に鳥の日を設定。平日なのに8人も集まった。大学生は分かるとして、会社員が有給休暇使ってきてくださるのには、いいのかそれで、と思わなくもない。
参加者8名の内、6名は鳥の皮剥き経験者だけど、2名は初めて。

いつもなら、未経験者には、まず模範演技として一通り鳥剥きを見せて、それから自分でも剥いてもらう。いわば一回見せるから、それで覚えろ!という態度。それで覚えられる人もいるんだけど、たいていの人は覚えられず、質問してきたら教えたやろ!と思うし。質問してこなくて失敗したら、なんで訊かへんねん!とまた怒る。なんてスパルタなんだろう。
昨年、一般向けに鳥の皮剥き実習をしたときは、一緒に教えながら剥いていった。その方が割とみんなの覚えがいいような気がした。

で、今日はどうしてか気が向いたので、模範演技は中止。面倒だったから、とも言う。経験者に囲まれながら、見よう見まねで、そして質問しながら皮剥きをするように言い渡す。
少なくとも模範演技を見せたのと同じようには剥けていた。模範演技を見る時間の分、時間が節約できたかもしれない。そして、こちらの精神衛生にはこっちの方が良さそう。
もう模範演技システムは止めようかなぁ。でも、一度自分で剥いてから、上手な人が剥くのを見るのはとても勉強になるんだけどなぁ。なかなか鳥剥き入門は難しい。


●2017年2月19日 ミュージアムショップの普及教育効果を測定する

ミュージアムショップは、博物館における普及教育事業の一翼を担わなければならない。と、この一年繰り返し主張してきた。で、はたと気付いたけど、ミュージアムショップの普及教育効果はどう評価すればいいのかな。ということで、とりあえずは評価方法を考えるところから始めなくては。
などと考えつつふと気付いた。そもそも博物館自体の普及教育効果も、参加者数以外測定したことないなぁ。それ以外となると、参加者にアンケートするとか、試験するとか? ミュージアムショップの普及教育効果もそうして測定することはできそう。でも、それでは事が大胆な。もっと気楽にミュージアムショップの活動自体から測定出来る方がありがたい。厳密にどのように数値化するかはさておき、関連する項目は、
・カテゴリーごとの店頭のアイテム数(たとえばグッズは、土産物、学習効果の高いもの、オリジナルグッズ、観察・採集・標本作製道具などに分けられ、それぞれの普及教育効果は異なるはず。書籍の場合は、博物館やオリジナル出版物、他の博物館の出版物、自然関連団体の出版物、展示と関連した出版物などの効果はことなる)
・それぞれのカテゴリーの売上げ
・お客さんの質問への対応、レファレンスの内容

といったところか。とりあえず店頭のアイテム数を数えてみよう。そしてショップ運営者には、お客さん対応の記録をお願い。


●2017年2月18日 ツグミはどうして地上で群れてないのか?

樹上で果実を食べている時は群れてるツグミ。地上で虫を食べるようになると、群れずに散らばる。どうして群れないんだろう?

採食集団がなんのために集まるかというと、大きく2つ考えられる。
・捕食されやすさを下げる
・採食効率を高める

対捕食者戦略としては、集団での薄めの効果や、セルフィッシュヘルドなんて考え方だと、とにかく集まるのが有利な気がする。
でも、集団になることでかえって捕食者に見つかりやすくなるのなら、集団になることのデメリットもあることになる。
ツグミはあまり群れにはならないけど、なぜかハクセキレイと一緒にいたり、地上に降りたヒヨドリの横にいたり、ムクドリの群れの近所にいたりする。対捕食者戦略としては集団になりたいんじゃないのか?

採食効率を考えると、食物が集中分布していると、おのずと集団が出来がち。食物が散在していたり、一様分布していると、鳥も分散したりするかも。
一様分布でも、量が多い場合は、集団で順に食べていった方が有利な場合もあるらしく、そんな場合は集団になると考えられる。
食物が、比較的低密度で、散在している場合、鳥も分散しがちかも。でも、視覚で採食する場合は鳥は散らばるけど、触覚で採食する場合は集合するという研究もある。ここで気になるのは、ツグミとムクドリは似たようなものを食べているのに、ムクドリは集団で動きがちで、ツグミはバラバラになっていること。両者は何が違うんだろう?
ってことで、例によって、どうしてかよく分からない…。


●2017年2月17日 減る減る交換先

今年度の印刷物の送付の準備。送付先は年々減っているので、どんどん楽になる。国内より海外での減りが激しい感じがする。送付先件数の変化をみてみよう。

2011年3月:国内767件、海外420件
2012年1月:国内761件、海外418件
2012年12月:国内759件、海外408件
2013年11月:国内753件、海外404件
2015年2月:国内743件、海外400件
2016年3月:国内732件、海外398件
2017年3月:国内725件、海外386件

2010年までは逓送という別カテゴリーがあり、それがなくなると共に国内発送に加わった。ので、逓送が無くなって以降の7年間を比較。順調に減少しているのがよく分かる。そして、7年の間に、国内は5.5%減少、海外は8.1%減少。確かに海外の減少の方が激しい。


●2017年2月16日 どうしてコゲラは都市に進出できたのか

コゲラの都市部への進出は、なぜか関東でも関西でも1980年代に同時多発的に起こった。だいたいこの30年ほどの間に、次々と都市部へ進出した鳥の多くは、もともとは山林に生息していた鳥で、おおむね日本各地で同じような頃に進出している。各地のコゲラが申し合わせているわけもあるまいし、どうして同じ時期に都市への進出が起きたのだろう? で、各地の都市で時期が合いそうな出来事と言えば、先の戦争。日本各地の都市は爆撃で、しばしば焼け野原になって、戦後、木が植えられて、今見られる緑は、戦後復活したものが多い。となると、戦後、同じような頃合いには、日本各地の都市の樹木の成長具合が似ていてもおかしくないし、だとしたら同じ頃合いに山林の鳥が都市に進出してきてもおかしくない。
だとしたら、山の鳥が利用する木の大きさとか太さが、けっこうきっちり決まってるってことにならないか? 山の林で見ていても、そんなに決まってる感はないのに、都市への進出過程で、資源利用パターンが見えてくるとしたら、面白いなぁ。


●2017年2月15日 カメが起きる

啓蟄にはまだ間があるのに、今日はそこそこ寒かったのに、カメがけっこう動いていた。ちょっと前に暖かい日があったから、その時に起きて、そのまま眠らずに。というか眠れずにいるんだろうか? 起きていても、食欲はないだろうに、こんな時に起きていて餓死しないんだろうか?
飼育下では、冬眠の途中に起こさないように。中途半端な気温で起きたままにしないように。と注意するのに、自然条件下では随分ゆるやかというか、なんとかなってるのが不思議。それとも冬眠失敗でけっこう死んでるんだろうか?


●2017年2月14日 ネズミの嫁入り

たとえば、一年前、最強のミュージアムショップとは?と訊ねられたら、他所のいろんなミュージアムショップを思い浮かべ、どこかな? あまり詳しく知らんしな。でも、東京のでかい博物館のかな? それとも大阪の水族館とか? と考え、なかなか結論は出なさそう。
それから一年、自分とこのミュージアムショップの運営者が変わって、ミュージアムショップ初心者が参入してしまって、それを指導すべく、問題点をつらつら考え、指摘し、親切にいっぱい指導しているのに、本質的にはなかなか改善されない。なんて一年を経験して分かったのだけど、かつてのうちのミュージアムショップは、かなり最強だったんだな。


●2017年2月13日 ホネサミ年代記

2009年に始まったホネサミの歴史は、もしかしたら2017年で幕を閉じたかもしれない。それに、まだ10年も経ってないのに、初期のことを忘れてる様子も見受けられるので、ここでまとめておこう。

第1回in大阪、2009年8月22-23日at大阪市立自然史博物館(ナウマンホール)
 出展者数:ブース26、ポスター11
 来場者数:初日3300人、2日目5000人、合計8300人
 メインゲスト:相川稔&Jan Panniger(講演会192人)

第2回in大阪、2011年10月9-10日at大阪市立自然史博物館(ナウマンホール+クジラのポーチ)
 出展者数:ブース41、ポスター9
 来場者数:初日5300人、2日目5800人、合計11100人
 メインゲスト:Chan Te-Chuan(講演会178人)

第3回in大阪、2014年10月12-13日at大阪市立自然史博物館(ナウマンホール+クジラのポーチ)
 出展者数:ブース39、ポスター8
 来場者数:初日3000人、2日目台風直撃で中止、合計3000人
 メインゲスト:木村順平(講演会109人)

第4回in高知、2016年2月13-14日at高知大学
 出展者数:ブース20弱、ポスター0
 来場者数:初日■人、2日目■人、合計■人
 メインゲスト:西澤真樹子?(講演会約100人)

第5回in大阪、2017年2月11-12日at大阪市立自然史博物館(ネイチャーホール)
 出展者数:ブース49、ポスター6
 来場者数:初日2100人、2日目1750人、合計3850人
 メインゲスト:盛口満(講演会332人)

第5回が出展者数からいって過去最大規模なのは間違いないところ。来場者数が少ないのは、
・クローズドな会場で、本館が閉館していたので、ついでにやってくる人が少なかった。
・一度入った人がなかなか出入りしない。
などが考えられる。会場内に滞留する人の多さはむしろ過去最大だったと思う。


●2017年2月12日 ホネホネサミット 終了

2日目は、主催者的には朝から撤収の段取りだけを心配してる。荷物は、放っておいても主催者が持って帰ってくれるので、搬出のための車が集中するのが一番の心配ポイント。
もう一つは、ホネホネ☆発表会。会場内の一画で開くという画期的な企画なのだけど、映像の写し場所から、必要な椅子の数。まあせいぜい50-60人程度しか集まらないだろうと思ったら、140人からが集まった…。
人数が多すぎるから、ホネホネ☆発表会の会場の変更を!というスタッフもいたけど、今更移動させられないので、強引にそのまま進めてしまった。周辺のブースのみなさんには迷惑をかけてしまった。済みません。

で、撤収タイムである。車の集中は驚くほど問題なくさばけた。車は頼んでないのに適度に2ヶ所にばらけて、みんな手際よく積み込んでいってくれた。
今回は、その後のイベントや展示の関係があって、机や椅子の半分ほどは残しておける。というわけで、機材の片付けもすぐに済むだろうと思ったんだけど、意外といつもと同じように時間がかかった。アルバイト数を減らした影響がここで出た感じ。

ともかく、なんとか無事に、ホネホネサミット2017終了。大きな事故は、知る限りなかった。それなりに大勢の人が来てくれたし、来場者も出展者もおおむね楽しんでもらえたようだし。よかった。あとは、出展者と標本が無事に帰るのを祈るだけ。みんな気を付けてね。

来場者や出展者から、来年のホネホネサミットでは…、なんて声も聞かれたが、来年にホネホネサミットはたぶん開催されないから。ってゆうか、今後のホネホネサミットの予定は完全に白紙。これが最後のホネホネサミットかもしれない。
主催するより参加する方が、ホネホネサミットは楽しい。できれば次のホネホネサミットは、北海道や関東や長野や岡山なんかで開催してくれると嬉しいなぁ。来年も再来年もどこも開かないようなら、またなんとか資金を調達して大阪での開催も考えるけどね。


●2017年2月11日 ホネサミ初日

初日終わったー。とにかく心配事の大部分は、初日に集中していたので、これで一安心。今日の心配事といえば、
・朝の搬入:昨日が搬入のピークとはいえ、当日朝に搬入するブースも1/3はある。過去のホネサミとは会場が別なので、心配。ブースの広さが足りるか、電気の手配は? 電気コードの養生は萌蔵がきちんとやってくれていた。
・講演会:講演会だけ、本館の講堂での開催。本館は休館中なので、通常とは違うコースを案内しないといけない。きっと迷う人が出るだろうと、講堂へのガイドの看板を多めに作ったし、廊下には「講堂はあっち→」という紙を貼りまくったけど、やはり心配。で、アルバイトだけに任せられないと考え、一番迷いそうな位置に自ら立って、講演会開始前30分ほど案内。実際、それでも間違った方向に行こうとする人が続出。案内に立ってよかった〜。講演会が始まった後もしばらく遅刻して参加する人を案内。それが一段落したら、案内のスタッフも撤収したけど、ゲッチョの話が面白くて、途中退席する人がいなかったから良かったものの、もし途中退席が続出してたら、案内スタッフを残さないとトラブルところだった。危なかった。
・懇親会:その会場設営のスタッフを忘れてた。お金を集める場所も忘れていた。そして例によって、懇親会スタートまでなんか手持ち無沙汰な時間。でも、それも何とか乗り切れた。懇親会がスタートしてしまえば、一段落。あとは帰り道を案内するだけ。完全に気が抜けてしまった。主催者として疲れてしまって、親睦を深める気にもならず。司会進行役と親睦を深めるのは団長にお任せ。すっかり遅れて懇親会に合流。ぼんやりしてたら終わった。


●2017年2月10日 ホネサミ前夜

出展者の搬入のピークで、集まった出展者でブースプレビューをして、その後はゆるーく出展者どうしてやり取り。この時間こそがサミットかもしれない。そして明日から2日間は祭りが始まる。

明日からの2日間については、アルバイトも投入するし人手はなんとかなると思うんだけど、この前日の人手は毎回足らなくなって困る。今回はその点に気付いていながら、やはり人手が足らない…。というのも、今回は会場設営はすでに出来てるからなんとかなると思ったんだな。でも、搬入は集中するし、バックヤードツアーにブースプレビューと出展者向け企画を投入してしまったし。アルバイトの研修までやらなくっちゃならないし。やはり前日にしかできない会場設営もある。なんだかんだで、搬入している出展者に対応するスタッフが不足…。気を利かせて萌蔵がサポートしてくれて本当に助かった。

と、バタバタしていたけど、ホネや皮が展示されたブースがドンドン出来ていくのは、とても楽しげ。なんか明日からが楽しみになってきた。


●2017年2月9日 ブースの展示をつくる

明後日からのホネホネサミットに向けて、(博物館の名前で出してはいるが)自分のブースの展示を作成中。フェスティバルやサミットの運営は何度もしているけど、あまりブースの展示は作ったことがない。出展してブースを持っていても、ポスターを貼っておしまいが基本。でも、今回は大人の事情から、標本を並べて展示を作らないといけない。ちょっと面倒。でも少し楽しい。
展示作りといえば、いつもやってるのは特別展とか常設展の展示。何十日も何年もそのままで通用しないといけない。ずっと側にもいられないし、判らん展示をつくったらクレームも出る。でも、2日だけのイベントの展示なら、そんな心配はいらない。適当に好きな事をしても大丈夫。お祭りなんだから、多少ふざけていても大丈夫。
こっそりいたずら付きで、博物館の所蔵標本を自慢しつつ、スポンサーであるところの科研費の成果のお披露目にもなるように、可愛く展示を作ってみた。


●2017年2月8日 博物館に眠る鳥の死体の未来

というタイトルで話をすることになった。ネタ元は、昨年度やってたアンケート調査。

日本各地の自然史っぽい部分のある博物館や、一部研究所に対して、
・鳥の標本は何点所蔵していますか?
・鳥の死体は何体たまっていますか?
・鳥の死体は誰が標本にするんですか?
・鳥の死体の標本化を市民参加で進めていますか? 進めてみたいですか?
・もし市民参加で鳥の死体の標本化をするなら、何が問題になると思いますか?
てなアンケート。

日本の鳥類標本所蔵トップ10とかが出せる。圧倒的なトップは山階鳥研で、他の追随をゆるさない。それでも約7万点。他は1万点を超えてるのが3施設しかないので、約7300点の当館も第6位にランクインできる。でも、より重要なのは、鳥類標本を所蔵していると答えた95施設を全部合わせても約18万点しかないこと。漏れてる施設や個人蔵を合わせても20万点を大きくは超えないだろう。昆虫や植物に比べて、なんて貧弱な。
ため込んでる鳥類死体トップ10はさらに笑える。なんとこれまた山階鳥研がトップなのだが、我が大阪市立自然史博物館は、国立科学博物館を抑えて、約2500点で第3位にランクイン。嬉しいような微妙な結果。ちなみに死体をため込んでいると答えた82施設の合計は約15000体。こっちも漏れてる施設は多いだろうし、個人が冷凍室にためこんでいるのもかなりの数にのぼるはず。これをきちんと標本化するのが、日本の鳥類標本点数の充実に直結する。
じゃあ、死体の標本化はだれがやってるかと言えば、学芸員がこつこつと頑張ってる感が強い。市民参加で進めている施設も19館あるが、年間に標本化できている点数は少なく、50点を超えているのは2施設だけ…。
どうして市民参加で標本化を進めないんだ! 何が問題になるかという問いへの答えはけっこう多様他を引き離してのトップ3は、
・指導者が確保できない
・安全衛生上の問題
・作業場所・設備がない
これはけっこう大切な問題を含んでいる。作業場所や設備といった先立つものは確かに必要。頑張れ〜、というしかない感じ。安全衛生上の問題は、その気になれば解決できる。実際に実施している館を参考にすればいいだけ。ようはやる気でしょう。指導者の確保は、すでに進めている施設や活動団体に援助を頼めばいいんじゃないかな。その他、けっこう博物館側の体制・意識の問題をあげてるところも多く、博物館ならそんなことは自分で解決しろ!と思わなくもない。
ってことで、作業場所・設備の問題はさておくなら、すでに先進的に進めている館・団体による研修やサポートで、市民参加による標本化はもっと進むんじゃないだろうか? っていう結論。いかがかな?


●2017年2月7日 ホネサミ 2014年と2017年

いよいよ間近にせまったホネホネサミット2017。その準備が押し詰まってきた。いろんな配布物などを作るので、2014年の時のファイルを何度も見返す。同じホネホネサミットといっても、随分違っている。
2014年の時は、会場が2箇所に分かれ、片方は屋根付きの屋外。その上、初日は雨。初日の夜には屋外のブースを室内に移す作業までしたのに、2日目は台風直撃で中止。
そのリベンジである2017年は、寒い季節なので、屋外会場はあっさり断念。さいわい特別展に使う会場が空いていたので、全部を屋内の1会場。屋内ってだけで、随分気分的に楽。その上、普段使っていないスペースなので、早めに会場設営ができる。前日に大慌てで会場設営をした2014年に比べると、今回は随分楽ちんだなぁ。

と言う訳で、ちょっと準備疲れしていたのが、少し元気になった。ただ、楽なはずが同じくらいは手間取っているのは何故だろう?


●2017年2月6日 ミッション

2月前半には、4月以降の博物館を左右する重要日程が目白押し。

で、思ったんだけど。人様の事を、
・歳の割に業績が少ないだの
・研究ばかりで、普及教育への意識がないだの
・そもそも人前でちゃんと話ができるのか?だの
えらそうに言ったりしてるけど、ふと考えると自分はどうなんだ、って話。

就職した時点で、査読付きの論文は5本だけ。年齢の割に決して多くない。国際誌には1本だけだったし。業績はむしろ少ない。そして、そもそも年齢の割にD論を書いてない。
研究も微妙だったけど、普及教育への関心はほとんどなかった。鳥の観察会を手伝ったことがある程度。応募するとき指導教官に呼ばれて、あの博物館は、普及教育にとても力を入れてるけど、大丈夫なのか?と念を押されたくらい。無理なんじゃ無いかと心配したんだろうなぁ。
そして、そもそも人前で話をするのは苦手。学会大会での発表は開き直ってなんとかなってたけど、上手に喋るにはほど遠い。なにより、かなりの人見知り。こいつ、ほんまに大丈夫なんかな?と指導教官は心配げだった。

悪い点ばかり全部当てはまってるのに、よく採用されたなぁ、と不思議になる。よほど人材不足だったんだろう。冷静に考えて、その前年でも、翌年でも、もっと強力なライバルがいたから採用されてなかったと思う。タイミングが見事にはまった感じ。

で、採用されてみると、仕方が無いから、普及教育を熱心にやってる自分がいる。採用してみないと、人は判らないってことなんだろう。
というわけで、新人のみなさんには期待しておこう。


●2017年2月5日 ホネホネサミット会場設営 2日目

今日は、机と丸椅子を運んだ。いつもは設営は前日だから、大勢のアルバイトたちを率いて、運ばせれば済んだけど。今回は幸か不幸か1週間も前から設営ができて、搬入も受け入れる事にしたから、早めに会場を準備しなくてはならず。まだアルバイトたちはいない。他のスタッフたちはそれぞれ仕事が忙しいようなので、一人で黙々と机運び。とはいかず、何度も休憩して、すぐに違う作業をはさんで、仕方なく一人で一日かけて83台の机を運んだ。コマが付いていてコロコロ転がせばいい机の方が運びやすいと思っていたけど、一度に3〜4台しか運べず。42台運ぶのに11往復した。それに対して、折り畳みの長机は、台車に積み上げれば11〜13台一気に運べる。38台運ぶのに、3往復で済んだ(ちなみに残る3台は大きめサイズので、3往復)。少なくとも一人で運ぶなら、折り畳み机の方が効率よく運べることが分かった。まあ、みんなで運ぶならキャスター付きの方が速いけど。台車の取り合いになるから…。

ちなみに、今日作業ができたのは、雨で行事が中止になったから。行事に行ってたら、今日の作業はなく、一日がかりの机運びは、火曜日になってたはず。となると、かなり日程がギリギリで、焦っての作業になっただろうし、他の準備にもしわ寄せが行くところだった。今日、雨が降ってよかったなぁ。龍神様の退職記念の置き土産かなぁ。


●2017年2月4日 どうしてメジロの羽根はよく拾えるんだろう?

長居植物園で鳥の羽根拾いの行事。トラツグミ、コガモ、ヤマシギ、オオバン。けっこう珍しい鳥の羽根の散乱に次々と遭遇。とても盛り上がった。で、その中で気になったのが、メジロ。
長居公園で羽根拾いをすると、ツグミ・ヒヨドリ大から、より大きめの鳥の羽根がよく拾われる。量的にも種数も中型より大きな鳥が中心。それはたぶんオオタカやハイタカに捕られるからだろう。
反対に小さい鳥の羽根はあまり拾われない。渡りの季節にはオオルリやキビタキ。冬にはアオジやハクセキレイの羽根が拾われることもある。が、量的にも種数的にも少ない。小さい鳥の羽根の主を同定するのは、とても有り難いというべきかもしれない。
その唯一の例外がメジロ。メジロは小さい鳥なのに、毎回のように羽根拾い行事で拾われる。枚数は多くないかもしれないけど、頻度は高い。相当な個体数が死んでるってことになるはず。どうしてメジロばっかり死ぬの? 誰が捕ってるの?
メジロは年中いるから? それならシジュウカラやスズメの羽根ももっと拾われてもよさそう。個体数が多い? 冬に限ればアオジやカワラヒワも多い。メジロの羽根が目立つ理由はけっこう謎。


●2017年2月3日 ホネホネサミット2017会場設営 1日目

いよいよホネホネサミットが1週間後に迫ってきたので、会場設営に立ち上がった。とりあえず、可動壁を配置して固定。各ブースの位置を、床に養生テープで印を付けた。そして、平面ケースの追加発注分を運んで、ブースの位置に置いた。
うーん。ブースの展示ができて、ホネがいっぱい入るととても楽しそう。でも、出展者ですでに満員になって、一般来場者が入る場所があまりないような…。あまりお客さん来ない方がいいんじゃないのか?? という疑念が。


●2017年2月1日 懺悔ゼミ2017

昨日は年に一度の懺悔ゼミの日。学芸員がこの一年の目標が達成されたか報告し(たいてい達成されていないので、懺悔となる)、次の一年の目標を高らかに宣言する。と思ってたのだけど、いつの頃からか研究計画ゼミという名前に変わっていた。だからみんな、一年間の研究業績リストを出してるのか! なぜか研究以外の仕事の話ばかりしている自分がちょっと悲しくなり、来年は研究業績を中心に話をしてみたいものだとしみじみ思った。

2016年の三大目標は、大阪の哺乳類の本を出版する、大阪自然史フェスティバルの資金繰りをなんとかする、ホネホネサミットの手配をするだった。が、春に降って湧いたミュージアムショップ問題、秋に起きた冷凍室の故障。草地屋さんがしみじみ言ってくれたけど、突発事故に翻弄された感が強い。でもまあ、大阪の哺乳類の本の出版できなかったのは、突発事故がなくても変わらなかったかもしれない、と思わなくもない。
そんな中でも、大阪府のソウシチョウ分布調査は一応大阪府全域の山手を調べて一段落。瀬戸内海展に向けての冬の瀬戸内海岸水鳥調査も無事に瀬戸内海を一周した(一周し終わったのは1月に入ってからだけど…)。科研費のまとめの方は、イベントは順調だけど、アンケート調査の結果が出ていない〜。
原稿は、哺乳類本のさらに後回しになっているのが目白押しだけど、完全に手つかず。
冷凍室の故障の副次効果ではあるけど、冷凍室の片付けはかなり進んだ。全体像も把握したし、かなり空きスペースを作れた。
2016年を一言で表すなら、イベント屋として頑張ったとでも言おうか。

2017年は、前半は瀬戸内海展で忙殺されるはず。副担当兼編集担当がおもなお仕事かと。その前に、とりあえず来週にせまったホネホネサミット2017があり、年度内には科研費のまとめもしていかないと。後半はフェスティバルの資金繰りを考え、やはり準備にはけっこう関わらないといけなさそう。外来生物調査プロジェクトも動かしていく必要がある。
そんな中、はたして哺乳類本に手を付けられるのか? さらに瀬戸内海沿岸の水鳥調査の結果は、公表したいけど、できるかなぁ。

2017年の主要目標をまとめると、ホネホネサミットからの瀬戸内海展、そして自然史フェスティバル。科研費のまとめ、外来生物調査プロジェクトの推進。できれば大阪の哺乳類本の出版にこぎつけたいけど、出来る気がしない。
ちなみに他に気になっているのは、新たに採用される学芸員がどんなのか、そしてミュージアムショップの復活はあるのか!?


●2017年1月31日 2017年1月のまとめ ホネサミ準備と原稿のはざま

年始はいつもの皮とのたわむれ、からの年始恒例の鳥剥きショーが2回、4日間。そして友の会総会では、本のバザー担当という馴れないお仕事。でも、頑張らないといけないのは、2月前半のホネホネサミットの準備であり、年末が締め切りだった本の原稿2本。忙しかったけど、原稿書いたし、なんとか乗り切ったような。でも、ホネホネサミットが終わらないと乗り切った感がないような。
そんな1月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事完了と言いたかったが、残念ながら1月分の大和川調査は2月頭に繰り越しになった。カラスの枝落とし調査は継続中だけど、そろそろ終わり。鳥のセンサスと木の実チェックは一番重要なタイミングなので、まじめに取り組んだ。ちょうど月末に果実がなくなった感じ。
リュウキュウサンショウクイ探しは不発のまま。冬の瀬戸内海岸水鳥調査は、無事に大分県の佐賀関まで到達して一周完了した。

普及行事は、子ども向けバックヤードツアーが午後だけ2日間、友の会会員向けバックヤードツアーが午前・午後で2日間。それに友の会総会を加えると、大きめイベントで1月の週末は終わった感じ。そこに地味に博物館実習が絡んだ。
バックヤードツアーが4日もあったので、鳥の皮剥きをけっこうこなせた事もあげておこう。

とまあ忙しい中、
読んだ本は、SF7冊と自然史関係1冊を読んだ。原稿は年末が締め切りだったの2本をなんとか書いた。講演は、毎年1月にやってる果実食鳥の話と、学芸ゼミで懺悔をした。


●2017年1月30日 インフルエンザの恐怖

昨日と一昨日の館内行事の欠席率がとても高かった。子どもたちが軒並みインフルエンザで家族丸ごと欠席したかららしい。学校でインフルエンザ流行ってるんだなぁ。とのんきに考えていたら、今日になって学芸員が3人もインフルエンザで数日お休みの連絡。学芸員15人中3人となると2割。もう学級閉鎖になっていいレベル。さらにゴホゴホせきをしているのが4人ほど(自分を含む)。こやつらは熱はないからインフルエンザではないと主張している。
2月の前半は大切な日程が目白押しなのに、どうしてくれる。この2週間だけは、インフルエンザになりたくないなぁ。みんなうつさないでね。でも、万が一に備えて、代わりが効くように段取りしておいた方がいいかなぁ。でもでも、そんな余裕ないなぁ。
とりあえず来週末に迫ったホネホネサミットは、万が一倒れても、ここまでくればどうにかなる気もする。


●2017年1月29日 友の会バックヤードツアー 2日目

今日はメボソムシクイ、ヤマシギ、シロハラ、ホシハジロをこの順で剥いた。ホシハジロ以外はけっこう脂肪まみれで、けっこう面倒だった。メボソムシクイは出してみたものの、小さすぎて見世物には剥かないので、ツアーが始まる前に向いてしまった。昨日よりは今日は上手に剥けたと思う。やはり間があくと練習がいるってことかも。

で、バックヤードツアーはというと、隣で団長が哺乳類のホネの解説の準備。二人で交互に先攻をとって喋ると、15分はあっという間。盛りだくさん過ぎるとの判断から、ウンピョウには撤収して頂き、後ろにアルパカの皮のみになった。
午前は今日も2班だけ。インフルエンザで欠席が多いらしい。ヤマシギの胴体を裏返してるのを見せて、次の班に内臓を見せた。午後は3班。シロハラの頭裏返してるを見せてからの、次の班に戻すところを見せた。最後の班には胴体裏返ったホシハジロを見せる。
今日は、ヤマシギとホシハジロの舌を見せての説明をけっこう繰り返した。割と盛り上がる。昨日採集したハジラミも見せた。さほど盛り上がらない。


●2017年1月28日 友の会バックヤードツアー 1日目

今日はシロハラクイナ、コサメビタキ、トラツグミ、ハイタカをこの順で剥いた。ハイタカ以外はけっこう脂肪まみれでてこずった。頭が乾いていたコサメビタキは喉をけっこう破ってしまったので、すぐ隠した。トラツグミも首などアチコチ破ってカッコ悪いのに、隠すタイミングを逃して、みんなに見られてしまった…。明日は失敗しないようにしなくっちゃ。

で、バックヤードツアーはというと、隣で団長が哺乳類のホネの解説の準備。横にはアルパカの皮、後ろにはウンピョウのバラバラ全身骨格。という豪華な中で鳥剥き。
午前は2班だけ。シロハラクイナの内臓を見せて、次の班に目玉取りを見せた。午後は3班あって、トラツグミのこれまた内臓見せて、次の班にこれまた目玉取りを見せた。少し時間があいて最後の班にはハイタカの剥き始めを見せた。
午後の最後の班のリアクションがよかった。というのも3つめの班は皮剥き見学が最後だからゆっくり説明できるんだな。最後まで見る〜、という子どもを無理矢理引き連れて、戻っていった。
街で鳥が窓ガラスに衝突する話とかがトークの中心になってしまって、午前にハイタカの足の爪とかを少し話した以外は、あまり鳥自体の説明ができなかった。


●2017年1月27日 ユリカモメ内陸進出の謎

今日は、近所の大阪市内の池4つをグルッと自転車でめぐった。毎月恒例の水鳥調査。昨年度から今年度にかけて継続している大きな傾向は、オオバンの増加。これは大阪のみならず、少なくとも京阪神一帯のため池や河川に共通する傾向らしい。みんなオオバンが増えたねぇ、と言ってる。が、昨年はさておき、今年度の新たな展開が起きている。それはユリカモメの内陸進出。ってゆうかため池進出。
ユリカモメが、河川の中流部に入り込むのは別に珍しくない。内陸のため池にやってくるのも珍しくない。そんなもんだったのだけど、10年くらい前からだろうか、ユリカモメがあまり内陸にやってこなくなってきた。大和川でもユリカモメが見られるのは、河口部のみになり、毎月巡っている松原市や堺市のため池でも、さっぱりユリカモメが来なくなった。それがこの冬は来てるのだ!
今日も、万代池と桃ヶ池にユリカモメの群れが入っていた。10羽そこそことはいえ、昨年はいなかった。昔は桃ヶ池にはユリカモメが来ていたのに、近頃は来ないなぁ、と思っていたのが、突然の復活。松原市から堺市のため池にもあちこちにユリカモメが入っていた。いったい何があったんだろう?
ユリカモメが内陸に入らなくなった頃と、大和川河口部のユリカモメの個体数が減ったのはだいたいシンクロしているような気がする。個体数が減って内陸に来なくなったのなら、内陸に戻ったのは、ユリカモメが増えたから? ただ、大和川河口のユリカモメは、昨年と比べて取り立てて増えた感じはしないし、大和川中流部にはユリカモメは入っていない。
というわけで、疑問は元に戻る。どうして内陸のため池にユリカモメは戻ったんだろう? 来年以降、大和川も遡ってくるんだろうか? そして大和川河口には再び3000羽を越えるユリカモメで賑わうんだろうか? そうなると嬉しいけど、数えるのは大変だなぁ。


●2017年1月26日 果実食鳥の糞分析2017

今日は、某団体向けの果実食鳥の糞分析実習の日。年中行事もこれで11回目。
果実食鳥のタネが入ってそうな糞を拾ってきてもらい、拾ってきた周辺で比較標本用の果実を採集してくること。という宿題をもとに、今日は、午前中に果実からタネを取りだして、実物タネ図鑑作り。午後は、糞を洗って、タネを取りだして、午前に作った図鑑で同定。って段取り。

午前。採ってきた果実を水の中で果肉を取り除いて、新聞紙の上で水気をとってから、紙にテープで貼り付けて、名前付け。テーブルごとに班に分かれての作業。
今年は果実が食べ尽くされるのが早くて、それでいて糞分析は遅め日程なので、果実がなかなか集めにくそうではあった。ムクノキ、エンジュ、モチノキ、ナナミノキがまったくない。でもまあ、各テーブル20種程度の果実は並んだ。例によって、被食散布ではない、タンキリマメとか、リョウブとかも持ってきていた。今年は果実が少なかったからか、サンシュユの花芽、ヒイラギナンテンやヒサカキの蕾といった果実以外も持ち込まれていた。1つの果実にタネが何個入っているかとか、水の中でウニウニした時の果汁の色にも注目。と注意喚起したけど、タネを出して並べるだけで忙しくて、あまり注意を払ってもらえなかった感じ。もっと、このプロセスを強調した方がいいかもしれない。また同種であってもタネに変異があることにも、もっと注意を払わせればよかった。
クスノキ、ナンキンハゼ、センダン、トウネズミモチ、ネズミモチなど定番はあったけど、モチノキ科がクロガネモチだけ。一方、ピラカンサをタチバナモドキとトキワサンザシに分けたがったり、妙なこだわりが…。コトネアスターのような謎の果実も持ち込まれていた。

午後。同じく採集してきたタネの入った糞を、水の中でふやかして、タネをつまみ出す。新聞紙の上で水気をとって、紙の上に並べて、午前につくった実物タネ図鑑で名前を調べる。
例年、午前のタネ図鑑作りは盛り上がっても、糞分析はやる気のない人が多かったりするのだけど、今年はけっこうみんな真面目に取り組み、タネの同定も盛り上がっている人が多めの印象。スタッフサイドで使い捨ての手袋を用意していたのがよかったのかも。
2つの班で、それぞれ20種ずつ程度のタネが、糞から出てきた。ラインナップは、クスノキ、トウネズミモチ、クロガネモチ、センダン、ナンテンが多いのは、果実がなくなりかけの感じがよく出ている。ナンキンハゼは少なく、ムクノキは1つしかなかった。アリドウシ、シャリンバイ、キカラスウリ、キンカンといったあまりお目にかからないタネも出てきた。山に近いエリアで糞を集めたらしい。
実物タネ図鑑でカバー出来ないのが例年より多め。参加者が苦しんでいたのは、トウネズミモチとタラヨウの区別、クスノキとナンキンハゼの区別、エノキ・ホルトノキ・ハゼノキの同定など。実物タネ図鑑でカバーできていなかったタネは、キカラスウリ、アリドウシ、ムクノキ、タラヨウ、モチノキ、ナナメノキ、エンジュなど。そもそも集めてきた果実が少なかったから…。
今年図鑑見ないと同定できなかったタネは、キカラスウリ、アリドウシ、サネカズラ、表面の筋がとれたマサキ。小さい淡水にいるヒラマキガイ系が2匹出てきたのには驚いた。小さな丸いタネが最後まで同定できなかった。クマノミズキにしては表面がボコボコ過ぎる。表面がボコボコ過ぎる気がしたけど、四角い感じで平べったいのはガマズミの仲間としてみた。


●2017年1月25日 はじめてのコシジロウミツバメ

知り合いの獣医さんから連絡。
クロコシジロウミツバメが大阪で保護されたらしく、引き取りに行くけど、見たい? 元気やったらすぐに放鳥するけど。
見たい見たい。で、クロコシジロウミツバメっていうのは本当? ちゃんと分かる人が同定したの? もし本当なら大阪府初記録なので、きちんと記録して報告して。

というやり取りが一昨日の昼頃。その夕方、問題の鳥が生きたまま連れてこられた。
クロコシジロウミツバメやなくって、コシジロウミツバメやったわ〜。これやったら、すぐに放鳥していいかなぁ?
いやいやいやいや。どっちでも大阪府初記録やから、きちんと記録して報告する必要があるし。同定ほんまか確認したいから、一度見てみたい。死んだら絶対に標本にして残さなんとアカンから、頂戴ね。

そもそもウミツバメ類ってことすら疑っていたのだけど、確かにウミツバメ類。そして、本当にコシジロウミツバメ! 驚いた。そして幸か不幸か生きてる。いや幸いにも生きている。死んだら標本として、きちんと記録が残るけど、生きて放鳥されるなら、とりあえず今、記録しておかないと。
 保護日:2017年1月21日
 保護場所:大阪府藤井寺市道明寺3-2-2 →石川のすぐ西側
そして、とりあえず計測した。
 体重:35.8g
 自然翼長:149mm
 最大翼長:153mm
 尾長:79mm
 ふしょ長:24.3mm
 全頭長:39.1mm
 嘴峰長:19.1mm

図鑑通りに腰が白くて、真ん中に黒い縦筋がある感じ。尾羽はそこそこ中央が切れ込んでいる。腰の腹側は、両側が少しだけ白い。図鑑通りだぁ〜。
でも、中雨覆から小雨覆の淡色部は、翼角までは達していない感じ。

とりあえず、コシジロウミツバメと確認できる程度の画像は撮ったけど、あまり上手じゃない…。ちゃんと写真撮って、報告してね。死んだら死体くださいね。とにかく標本残したいからね。となぜか死ぬ前提で念を押して解散。
生きて放されるのがいいのに決まってるけど、大阪初記録の標本を残したいという気持ちも強くあって、困った感じ。

とにかくヒヨドリより少し小さい可愛い鳥だった。


●2017年1月24日 大阪市の外国の人

今日は某所で大阪市にくらす外国の人の話を聞いた。話はさほど多くない情報を、余計な情報をまじえて引き延ばしてるだけで、まあまあ退屈だったけど、配付資料の大阪市にすむ外国籍住民のデータは面白かった。
ちなみに住民基本台帳法では、日本居住者で日本国籍をもたない人を「外国人住民」と呼ぶらしいのだけど、大阪市には日本国籍を持っているけど、ルーツが外国というか、日本民族とは違う文化を継承しているというか、いろんな事情を持ってる人がいるので、そういう人も含めて「外国籍住民」と呼ぶんだそうな。日本国籍なのに外国籍とはこれいかに?とは思ったが、呼び方はさておき、データとしてはそうした方が分かりやすい。

観光客ではなく、大阪市に住んでる外国の人の内、60%は韓国朝鮮系、25%が中国系。ここにフィリピン系とインドネシア系を足して、約9割。圧倒的にアジア系の人が多い。外国の人の中での割合はまだ低いけど、ここ数年で倍増しているのは、ネパール系やインドネシア系。やっぱりアジア系。大阪市はアジアな町なのである。
区でいうと、生野区に韓国朝鮮系の人が多く、その周辺の東成区や平野区にも韓国朝鮮系の人が多い。コリアンなエリアだな。
中国系の人は浪速区に多く、ついで中央区。一方、フィリピン系、タイ系、ネパール系、インドネシア系、インド系の人は、中央区に一番多い。中央区は、さまざまな民族が混じって多民族区。そしてどっちかといえばエスニック。カレー屋さんが多かったりするんだろうか?
ブラジル系やペルー系といった南米系の人は、一番西淀川区に多い。サンバなイベントはあるんだろうか?

外国の人は、中国系をはじめ、全般に過去10年で増加傾向にあるのだけど、韓国朝鮮系の人だけは減少傾向にある。どんな事情があるのか気になる。将来コリアンタウンがなくなったら、残念な気がする。楽しいのに。


●2017年1月22日 合宿報告、写真少年、ビーチコっ子

年に一度の友の会の総会。総会議事以外にも企画盛り沢山で、一大イベントとなっている。随所で子ども達が活躍。

合宿報告では高校生が登場。合宿参加時から、この場での発表を想定していて、写真を撮りまくっていた。なぜか食べ物とか食事風景を撮りまくっているので、ちゃんと観察した生き物とか、行った場所とかの紹介とか、観察風景を中心に報告するねんで!と念押ししたはずなのに。まあ生き物は出てきたし、行った場所も行ってたみなさんの様子も写っているけど、食事風景がやたら多いのは相変わらず。食事の合間や食事後に、あれを飲んでる風景も連発。おかんは飲んでるだけのようにしか見えない。風景では、やたらとNさんが登場。そんなに仲良しだったとは…。
随所に笑いポイントを仕込んできていて、とても楽しい発表だった。毎回思うけど、100人以上の前で平気でプレゼンできるってのがすごい。

自然写真ギャラリーでは、中学生と小学生の兄弟が活躍。参加者人気投票の結果を張り合っていてたけど、両者同数でジュニアの部1位を分け合って、めでたしめでたし。話を聞くとお兄ちゃんは自分に投票せず、弟は自分に投票しての同率1位。お兄ちゃんおとな〜。ちなみに冠羽が格好良く逆立ったササゴイに投票したのだけど、弟くんの作品だった。
二人は、鳥の写真を撮りまくっていて、総会の合間にも最近の作品をいろいろ見せてくれた。来年も二人が争うことになりそうな。もう大人の部でいいんじゃないのかな?

一番印象的だったのは、私の自然観察発表会。今年は幼稚園児が2人展示を出していた。二人とも貝殻とか海岸で拾ったもの。話を聞くと二人とも、12月のビーチコーミングの行事に行って、今までは拾っても名前の分からなかった貝の名前を教えてもらって、とても楽しかったので、その時に拾った貝とかヒトデとかを展示に出してくれたんだそう。行事を通じて、自然に興味を持ってもらえた成果ってわけ。とても素晴らしい。それこそが行事をする意味。今後も自然に興味を持ち続けて欲しい。


●2017年1月21日 Mixi12周年 そしてこれも6日前が…

この日記めいたものを書き始めて、今日でと言いたいけど、6日前が丸12年。Twitterを始め、Facebookの面倒まで見だしてから書き忘れが増え、かつてほど毎日書いてないけど、長めの日記はここに書いてる。書き忘れると、深夜に書き忘れた!と叫ぶ。まだ当分は続けそう。Mixiがなくなっても、なにかしら続けよう。

例によってこの1年365日の中で何日書いたか(実際には、何日書いてないか)を数えてみると、284日書いていた。昨年、一昨年に続き300日を切ったけども、思ったよりは書いてる。
ちなみに過去を振り返ると、一年目325日、二年目344日、三年目331日、四年目324日、五年目329日、六年目303日、七年目315日、八年目304日、九年目295日、十年目265日、十一年目は279日書いていた。Twitterを始めた六年目に激減し、十年目でさらに減少。しかし十一年目、十二年目と増加傾向に転じてはいる。あるいは下げ止まったか?


●2017年1月20日 Twitter7周年 すっかり忘れてたら1週間過ぎてた…

7年前の今日Twitterを始めた。と書きたいけど、本当は7日前が7周年やった〜。
丸七年経って12087tweet。最初の一年に2922tweet、二年目は2674tweet、三年目は2494tweet、四年目は2188tweet、五年目は1827tweet、六年目は1667tweetつぶやいた。そして、この一年は1534tweet。相変わらず減少傾向が続いている。

フォローしてるのは201名。6周年で184名、5周年で180名、4周年で184名、3周年で167名、2周年で157名、1周年で143名。ちょっと増やしてみた。
フォロワーは、2580名、6周年で2272名。5周年で1955名、4周年で1757名、3周年で1472名、2周年で1108名、1周年で659名。頭打ちだけど、まだ増え続けている。

なんだかんだで7年続いた。FacebookもLINEも頭打ちと思ってるんだけど、世界的にはTwitterはもっと頭打ちらしい。日本ではまだまだまだTwitterが根強いが、インスタグラムの浸透が…。とはいえ、Twitter中心での発信は継続の予定。
ってわけで、コメントするなら出来ればTwitterの方でよろしく〜。


●2017年1月19日 とある団体の盛衰?

今日はとある団体の講座対応。午前は座学で、1時間半ほどトーク。午後は、引きつれて、植物園で観察。なぜか1月の風物詩となっていて、今年で11回目。今日一番印象的だったのは、参加者が少ないこと。私の人気の有無はさておき、そもそも受講者が少なそう。シニア世代の団体で、かつては人数の多さを誇っていたが、もしかしてシニア世代も集まらなくなってきたのかな?

で、過去の参加者数を振り返ってみよう。
2017年1月:13人
2016年1月:48人
2015年1月:約40人
2014年1月:約60人
2013年1月:約40人
2012年1月:21人
2011年1月:35人
2010年1月:43人
2009年1月:32人
2008年1月:約30人
2007年1月:約30人

今年が少ないだけのよう。来年も頼まれて、その時も20人に届かなければ、とあるシニア団体の危機を想定することにしよう。


●2017年1月18日 ホネホネサミット2017のブース配置を考える

場所はネイチャーホール。出展者はブース出展が50に、ポスター出展が5。どうみてもギューギュー詰めっぽい。関係者だけで充分盛り上がれそう。そこに1000人規模の人が来たらどうなるんだろう? 広報しなくてよくない?
でも、ブースの並べ方は考えなくっちゃ。どこやらの団体と隣にしてくださいとか、ワークショップめいたのをしたいですとか、大きめ多めの標本持って行っていいかなぁとか、いろいろ要望はあるけれど、ブース配置を考える最大のポイントは、ウォールケース前にどこを配置するか。それは出展内容(展示物や企画など)によって決まるから、レイアウトと必要備品のお返事がおおむねそろった今日、ついにブース配置の検討を行った。今日現在でレイアウト用紙の解答を提出していない出展者は8つ(提出期限は1月15日!)。もちろん、どこに配置されても文句は言わせない。っていうか提出していない団体の内、6つは身内といってもいいような団体なので、何をしそうかは分かるし、ウォールケース前で文句をいいそうかも分かるけど。
とにかく、いろんな要素を考えて、4時間ほどかかって、50ブースを並べ終わった。
とりあえずスタッフに見てもらって、こちらも頭を冷やしてもう一度見てみて、問題なければとりあえず確定。出展者から強いクレームが来なければ最終的に確定。当日配布物に反映されるという段取り。

ちなみに、メジャーなみなさんは、一番奥にまとめてみた。有名人に会いたいなら、一番奥まで進むんだな、ってこと。
他には恐竜コーナーとか、3Dプリンターコーナーとか、魚コーナーとか、シカコーナーとか。アートなスペースとか。似たテーマはできる限り(仲が悪いと判明していない限り)近くに配置してみた。見逃しはあるかもしれないけど。
入口横のウォールケースには、けっこう大物をいろいろ持ってくるところを置いたので、迫力があるに違いない。博物館の標本を並べるコーナーも作ったので、急遽博物館も出展するという体になった。


●2017年1月17日 中学生の職業体験

中学生が2人やってきた。午前9時半から午後3時までの職業体験。一人は、動物が好きということで、担当を振られた。もう一人は化学が好きとのことで、ご愁傷様というか、自然史博物館に来たのが間違いだったね。でも、二人とも真面目に取り組んでくれた。
午前中。まずは地上部のバックヤードを案内してみる。それから、地下の収蔵庫に入れる箱詰めのホネを満載して、台車を押して地下収蔵庫へ。ホネを片付けてから、3つの収蔵庫を見てまわる。旧収蔵庫に運ぶ剥製もあったので、これまた台車に載せて、旧収蔵庫へも行った。中途半場に時間が余ったので、ホネ砂場を見せようと連れて行ったのだけど、冬だというのに青々と草が生い茂っている。で、せっかく人手があるのだからと、3人で草抜き30分。
午後は、昨日から水に浸けてあったウンピョウのホネ洗い。ホネを壊さない、無くさない、混ぜないの注意をしてから、胴体部分から洗ってもらう。2時間もあればできるだろうと思ったのだけど、初心者は作業が遅いのであった。胸椎から尾椎、肋骨、前足1本で時間切れ。とりあえず洗えた部分で、ホネの解説を10分ほどして解散。居残って残りのホネを洗った。
リアクションがあまりなくて、楽しかったのか、イヤだったのか読めない。


●2017年1月16日 雪が積もったら鳥はどこに…

昨日、金剛山に鳥を見に行った。11月から決めた日程。例年この時期はまだ雪が積もってないことが多い。雪が積もりませんように、と祈っていたのに、1日前にこの冬一番の寒気とやらがやってきて、雪が降ってしまった…。金剛山は登山場法が充実していて、山頂部の積雪情報はあるはライブカメラはあるは。カメラを見ると山頂部は真っ白。積雪2cm、アイゼン必要とある。2日前まで、アイゼン不要だったのに〜。
金剛山に向かうバスの中、意外と雪が積もっていない。もよりの集落の家の屋根も白くないし。ロープウェイ前バス停を降りても雪は積もってない。なんや大丈夫やん。が、しかししばらく登っていくと、道に氷が張っている場所があって、ツルツル滑る。要注意。さらに進むと雪が積もっている。降ったばかりの雪は幸いまだ凍ってないので、アイゼンがなくても上を歩ける。でも、周囲に凍った場所があって、そこは危険。雪がまばらなだけに転けると痛そう。注意して進む。
尾根に上がると一面の雪景色。霧氷のできかけみたいなのが木の枝にすでに付いていて、けっこう綺麗。綺麗なのはいいけど、とても寒い。登りで暑くなった体がドンドン冷えていく。とくに山頂部は寒くて、マイナス6度。なにも一番寒い場所で昼食にしなくてもいいんじゃないか?と疑問を抱きながら急いで昼食。思わずカップヌードルを買ってしまった。

雪が積もると寒いだけでなく、鳥がいなくなる。まあ、地上で採食する鳥にとっては、雪で覆われるのは死活問題だろう。でも樹上の鳥も減る気がする。なんか不都合があるんだろう。
今回であった鳥は、エサ台に来ていた。カケス、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラを除くと、山頂部ではコゲラとハシブトガラスとウソのみ。少し降りたところでシジュウカラとヒヨドリとルリビタキ。積雪のある山頂部には地上で採食する鳥はまったくいない。分かりやすい。
雪が積もると本当に鳥見が楽しくない。とくに山は。


●2017年1月14日 カラスの枝落とし調査ラストスパート

昨年10月にスタートしたカラスの枝落とし調査は、今年度いっぱいで一段落させる予定。で、いよいよ残り2ヶ月ちょっと。ではあるけど、主に枝を落とすのはクスノキなので、それでいうならそろそろ終わりかけ。ラストスパートをしなければ。
ラストスパートに向けて、どこに目標を置くかだけど。日本のすべての都道府県をチェックしたくなってきた。現時点で確認されているのは、23都道府県。西日本に限れば、確認できていないのは、鳥取県、島根県、高知県、宮崎県、熊本県、長崎県、沖縄県。この7県で確認して西日本を埋めたい。
東日本では、愛知県、新潟県、埼玉県、東京都、千葉県、北海道しかうまっていない。静岡県とか神奈川県とか絶対に枝落とししてそうなのに。

ってことで、抜けてる県の枝落とし情報があれば、是非お知らせ下さい。狙いはまずはクスノキ。クスノキがなくなったらクロガネモチなどモチノキ科も落とします。


●2017年1月13日 今冬の果実のなくなり具合

偶数年度の冬は、果実はどちらかと言えば不作よりで、それでいてヒヨドリやツグミといった果実食鳥は多め、というか秋からたくさん来ているもので、結果として果実は早めになくなる。
で、今冬は、偶数年度。果実は早めに無くなる予定。とても早く無くなる冬なら年末年始になくなるんだけど、そこまでは早くなかった。でも、今日時点で、クスノキやサンシュユはなくなった。トウネズミモチ、クロガネモチ、センダンも果実がなくなった個体が目立ってきた。というわけで、あと10日もすれば無くなりそう。予定通りである。
今日のヒヨドリはというと、センダンとエンジュにいっぱい集まっていて、センダンにはシロハラ、ツグミ、ムクドリも混じっている。なぜかエンジュにはヒヨドリ以外があまりこない。エンジュは食べ尽くされるというより、どんどん干涸らびていって、ヒヨドリに見向きもされなくなって終了となる予定。


●2017年1月11日 瀬戸内海岸水鳥調査 九州編第2弾 2日目 瀬戸内海岸一周完了

九州編2日目は、日出町から大分市佐賀関までの34ヶ所。佐賀関港のさらに北東の福水という集落の小さい港で調査は終わり。一昨年の12月に調査した愛媛県の佐田岬との輪が完成した。
50羽以上のカモメ類がいたのは、豊岡漁港、田ノ浦海水浴場、神崎。100以上のカモがいた場所はなし。鳥がいないから調査はスムーズに終わった。カモメ類はセグロカモメ中心に、ウミネコが混じる場所が多かった。唯一、豊岡漁港だけユリカモメが中心に200羽ちょっと。今回の国東半島の東側から別府湾の調査全体でもまとまってユリカモメがいたのはここだけ。なぜなのか不思議。
今日もまたウ類が3種混ざっていて面倒だった。ただ、河口の中洲や鉄塔にいるのは、だいたいカワウ。ホッとする。一方、海岸の岩場とか突堤とか、テトラポットに集まってるウ類は3種混合。むしろウミウとヒメウが多かったりする。こういうのって、太平洋岸なら当たり前な感じなんだろうか。紀伊半島沿岸を調べてみたくなったりした。

3日日程を確保していたのだけど、2日で調査は終了。残る1日遊んで帰るか、1日早く帰るか悩む。フェリーの予約とレンタカーをどうするか。
で、とりあえずフェリーを確認に。往復割引で予約していたが、空きがあったので、一日早い便に変更してくれた。余計なお金はとられなかった。で、レンタカーを一日早く返したら、一日分のお金を返してくれた。宿泊代も考慮すると、1万5千円くらい浮いた感じ。少し嬉しい。
実は、無理矢理3日日程を確保したので、帰ったらルーティンの調査に、行事の準備に、原稿書きにと大忙しの予定だった。これは無理かもとまで思っていたので、正直一日早く帰れてホッとした。


●2017年1月10日 瀬戸内海岸水鳥調査 九州編第2弾 初日

端的に言えば、先月終わらなかったので、その続き。念のため3日日程を確保してるけど、2日で終わるかも。
で、初日は国東市国東町から日出町の糸ヶ浜までの40ヶ所を調査した。いつもなら、今日の内にここまでいかないと、調査が予定通り終わらない〜。と焦り気味で調査を進めるのだけど、今回は2日で終わりそうな所を、3日確保してるしぃ、と心に余裕がある。そのせいか思ったほど調査できなかった気もする。
鳥が多くて盛り上がったのは、まずは守江湾、次いで糸ヶ浜。50羽以上のカモメ類がいたのは、安岐川・荒本川河口、天村川河口、片野漁港、糸ヶ浜海浜公園。おもにセグロカモメとウミネコで、オオセグロカモメ少々、ユリカモメは糸ヶ浜に1羽だけ、カモメは全然いない。ズグロカモメは守江湾の八坂川河口に2羽いただけ。
100羽以上のカモがいたのは、田深川河口、天村川河口、高山川河口、八坂川河口。最初以外は、守江湾で、目立ったのはオナガガモ。守江湾の高山川河口にはツクシガモが62羽。
シギチドリ類は、糸ヶ浜にハマシギとシロチドリが約30羽ずつ。そして八坂川河口にミヤコドリが3羽。
調査全体で特筆されるのは、ウ類。前回の調査まで瀬戸内海沿岸ではカワウしか出てなかったのが、ここにきてウミウとヒメウが登場。それもけっこう普通にいる。最初の調査地点で、妙に小さいのがいるなぁ、と思ってよく見たらヒメウでびっくり。そこから真面目にウ類をみたら、ウミウも普通にいる。というより、国東半島東岸の岩場や突堤やテトラポットに乗ってるウ類は、カワウよりウミウが多い。ヒメウは遠めにも双眼鏡で分かるけど、ウミウとカワウは望遠鏡で確認しないと自信がない。で、毎回望遠鏡のお世話に。とても面倒。
数はさほどじゃないけど、ツクシガモが62羽、ズグロカモメがいて、ミヤコドリも3羽。あと全域に渡って、ウミウとヒメウが多く、遠めのウ類の識別が一々面倒。


●2017年1月9日 成人式恒例 鳥の皮むきショー2017

昨日と今日は、1月の連休恒例、小中学生に鳥の皮むきを見せる日。他の人はいろいろ年によって分担が違うのだけど、こちとらは毎年鳥の皮むきを仰せつかる。
今年も見栄えのする大きな、あるいは奇麗な、あるいは説明するネタのある鳥を用意するのが通例。とりあえずノスリとカイツブリとオオアカゲラ。あと一ついいのが見つからず、なぜかジョウビタキを引っ張り出した。
早めに鳥を測定しておき、プログラムが始まる前から鳥を剥き始め、3班に分かれて順次やってくる子ども達を待ち受ける。

昨日は全体的におとなしい感じ。最初は中学年。ジョウビタキの目玉取りから脳取りを見せてみる。小さいからかさほど盛り上がらない。むしろノスリの足でつかむのが盛り上がった。次は高学年。ノスリの腹を開けてみせる。まあまあ気持ち悪がるから、スーパーで見れると説明。最後は低学年。ノスリの取り出した胴体を開けて内臓を見せる。まあまあいい反応。

今日も最初は中学年。裏返したカイツブリを戻して見せて、内臓を見せた。オオアカゲラの舌を出し入れ。キツツキの舌の話知ってる子がいた。次は高学年。カイツブリの目玉を抜いて、また内臓を見せて、オオアカゲラの舌を出し入れ。一番リアクションがよかった。最後は低学年。ずーっと話の腰を折っては、質問というか、話をしていた。オオアカゲラの内臓を見せたけど、話をするのに忙しい様子。

全体的には、昨日は、デジカメでパチパチ撮りまくる子どもが少なかったが、今日はけっこういた。
他はタヌキ・アライグマ・アルパカの皮と、トラのホネ。量的には頃合いだったかと思う。昨日はトラの頭骨ばかり話したが、今日は爪や股関節も説明した。


●2017年1月8日  皮との戯れ14日間

年末年始ずっと、皮処理をしていた。次回に向けて経過を記録しておこう。

12月26日 皮をなめし液から出して、新聞紙の上に広げた。アルパカ、ヒツジ、ニホンジカ、イノシシ子、シマハイエナ、ウンピョウ、セグロジャッカル、アライグマ、ハクビシン、タヌキ13枚、テン2枚、ヌートリア、ネコ、ノウサギ、コアラの手足のほぼ28枚。
12月27日 皮処理1時間半。新聞紙を替えただけ。
12月28日 皮処理3時間。タヌキ大以下のの足先が乾いてきたので引っ張る。ちょっと乾き過ぎてしまったのは、濡れタオルを当てた。大物はようやく水が切れた感じ。
12月29日 皮処理3時間。大物が周囲から乾いてきたので引っ張る。小物には手が回らず。濡れ手ぬぐいで湿らせて、重ねて、時間稼ぎ。皮が傷みまくったネコは、一通り引っ張ったが、毛がどんどん抜けた。もう終わりにする。
12月30日 前半助っ人が1人いて、皮処理3時間半。シカ皮はほとんど完成。他の大物も少し進んだ。小物の脚や縁を引っ張る。2枚ほどは、全部引っ張れた。
12月31日 皮処理3時間。かなり仕上がってきた皮が増えてきたが、頭と首がなかなか乾かない。、引っ張るタイミング逃したのには、濡れタオル作戦。セグロジャッカルは、脂肪分が少なくてパリパリになってしまった。
1月1日 皮処理3時間半。みんな乾いてきて作業が増えて、半分ほどしか世話できなかった。作業の主役がスプーンにシフト。ウンピョウが良い感じ。
1月2日 皮処理4時間。アルパカ、ウンピョウ、ヒツジ、ハイエナは完成に近づいた。テンとセグロジャッカルはほぼ完成。タヌキは明日で半分くらいは終わりそう。
1月3日 皮処理3時間。大物は一応完成だけど、ウンピョウとアルパカは尻尾が残ってる。タヌキとアライグマが残る。
1月4日 皮処理2時間。タヌキとアライグマの首を処理。終わらない。ウンピョウとアルパカも少しケア。
1月5日 皮処理1時間半。残ってるのはタヌキ9枚とアライグマ1枚。
1月6日 皮処理2時間半。ほぼ完了。ただ、ウンピョウを最終ケア。アルパカの尻尾、アライグマ1枚とタヌキ6枚の首が残った。
1月7日 今日はお休み
1月8日 皮処理■時間。これで終了とした。

今年も全部でやっぱり2週間。シカは4日で完成するのに、ヒツジは9日かかった。タヌキは今年も7日ほどで完成した。が、濡れタオル作戦したら、後ろにずれ込んだ…。でも一度には処理出来ないから仕方ない。


●2017年1月7日  冬の博物館実習スタート

今日から、今年度最後の博物館実習、冬の普及コース5日間がスタート。この3連休と1月最後から2番目の土日に分かれて実施される。5日間連続の夏や秋のコースと違って、標本整理や作成ではなく、普及行事に参加してもらうのがメイン。とまあ、ちょっとイレギュラー。で、今年も手順を記録しておくことにする。

8日:初日なので、本来ならオリエンテーション。博物館の概要を座学的に解説した後に、展示室、管理棟、収蔵庫を順次めぐるツアーに旅立つ。しかし、冬は出だしから違う。挨拶して、渡す物を渡して、5日間の概要を軽く説明しただけで、いきなり行事へ出撃。
午前は担当者(私)が観察会を抱えているので、そのサポートをしてもらう。3人もいるので、名簿管理と望遠鏡持ちと、一人余る。
昼食の後、午後は明日と明後日のバックヤードツアーのスタッフ打合せと下見ツアーに混ざってもらう。その後は参加者用のバッジ作り。それで割といい時間になったので、今日のところは終了。

で、以降は予定だけど
9日:午前はようやくオリエンテーション。館報をネタに博物館のアウトラインを紹介する。午後は、バックヤードツアーのスタッフとして動いてもらう。
10日:午前は展示室を勝手に見てもらう。で、午後はまたもやバックヤードツアーのスタッフ。

少し間をあけて
21日:翌日の友の会総会の準備をあれやこれや手伝ってもらう。なんかの担当者に押しつけよう。
22日:友の会総会。受付とか、昼休み企画とか、バザーとかを手伝ってもらう。けど、あんまりすることはないだろうから適宜フラフラしててもらう感じかと。

博物館周辺での普及企画をいっぱい目にすることが出来ると思うけど、楽しい実習かは実習生の志向次第って感じ。昨年は楽しそうだった。今年はどうかな?


●2017年1月6日  京都の町並み

久しぶりに京都にある母校に行った。出身研究室の隣の研究室の教官のところに、テレビで有名だったハペトロ屋さんのスライドを引き取りに。昔から知ってる教官さん、昨年退官したのは知ってたけど、名刺をもらったら名誉教授なんかになっていた。で、運送屋さんのトラックが来る前に、名誉教授と二人で荷物を玄関に下ろすこと、7往復。下ろし終わった頃にトラックがやってきて、あとはプロが積み込む手際を鑑賞。
で、なぜか退官したのに占拠している研究室でコーヒーを飲ませてもらい。片付け中の部屋から、本や報告書をいくつも押しつけられ、インドネシアのサイコロなるものをもらって帰ってきた。

京阪出町柳駅から大学までの道は、所々に新しいお店はあるものの、スイミングスクールも、女子寮も(まだやってたっけ?)、燃料屋も外観はそのまま。あの喫茶店も、このレストランも昔のまま営業してる。昔は頻繁に通っていた古本屋に思わず入りそうになった。
大学構内も、化学の棟が新しく建ってる以外は、昔のまま。キジバトが営巣していた木を少し見てまわったけど、とても懐かしい感じ。もう一度、昔のようにキジバトの巣を探してみたくもあるけど、時間がないから断念。
ただ、大学の建物の中には、知った顔はもうほとんどない。昔の教官はすでにたいてい退官した後、学生にも知り合いはほとんどいない。ってことで、出身研究室には挨拶せずに帰ってきた。

なんとなく、研究室にいたころ、時々大先輩が訪ねてきて、懐かしそうにしていた気持ちが分かった気がする。


●2017年1月5日  今年のレシピ2017

恒例の焼き芋。今年もそのレシピを記録しておこう。昨年のは参考にしなかったなぁ。

・焼きソーセージ
火がつきたてでも、すぐに炙って食べられるのが魅力。今年も長めのソーセージを選択してしまい、昨年の反省がいきてない。でも、生木の枝にさせば、落とさずに炙ることが出来た。これでいい気がする。

・焼きカラフトシシャモ
今年の新作と思ったら、昨年も焼いてた。これまた直に炙るのだが、折り返して枝に刺せば、落とさずに炙れる!

・焼きバナナ
包まず、皮を剥かずに投入。皮が黒くなったのを開いて食べる。今年はとてもいい感じに焼き上がった。もう4年目にはなるから、上達したかも。

・焼き芋
昨年に続きサツマイモも焼いてみた。大分県産の甘太郎だかいう品種。とても甘くて美味しかった。焼いてから持って行ったバターを塗ったら、さらに美味しさ倍増。来年は牛乳ももっていこう。

・リンゴ
今年は味付けは焼いてから、という方針で、刻んだリンゴだけをアルミホイルに包んで焼いた。そこにバターを載せて食べる。うまい! 砂糖も持って行ってたけど、必要ないなぁ。

・ナス
ナスを丸ごと1本アルミホイルに包んで焼いた。焼けてから裂いて、醤油をたらして食べる。美味しい。一緒に肉系が入っていてもいいなとは思った。

・豚肉
角切りに、塩、タイム、カルダモンを振って、アルミホイルに包んで焼いた。とても美味しい。枝に刺して直火焼きでもよかったかもしれない。肉汁が出るので、それを有効に使う工夫があったらよかったかも。

・食パン
普通に食パンを枝に刺して、炙ってみた。全体を綺麗に炙るのは難しいけど、火の強くない場所を選べば、ちょっと面倒なトースター程度には焼ける。バターを塗って喰った。家で食べるのと同じ。

・食パン+ソーセージ
せっかくなので、ソーセージを食パンで巻いたのも、枝にさして炙ってみた。食パンこげて、ソーセージが炙られず、いま一つ。

・豆餅
もらったので炙って食べてみた。一度には軟らかくならないけど、炙れた場所から食べていけば、美味しく食べられる。今度お持ちを持ってきてもいいなぁ。

他の人からもらったので言うと、昨年、開発された技。餃子の皮を枝に刺して炙れば、煎餅みたいなのになる。今年は醤油に浸けてから焼いてみた。とても美味しい。来年持ってこようかなぁ。
あと、一通りみんなが焼いて炙って食べた頃、今年も頃合いの熾火が出来上がり。やおら、おかんが網を出してきて、肉やホタテ貝やタコを焼きだした。そんな手を使うとはずるい。そして美味しい。


●2017年1月3日  2017年を予言

年が明けると今年の目標は?などという質問をする人がいたりする。そんな遠い先まで目標立ててる余裕がなく、とにかく明後日までに酉年展を作るぞとか、今週中にホネホネサミットのチラシの送付準備をしなくちゃとか。大阪府鳥類目録の原稿を書いて、校正しないと。校正といえば、ヘビイチゴ本を校正がぁ。とまあ、目標たてはじめたら切りが無い。それに目標は達成しないと意味がないけど、予言ははずれても、テヘヘと頭をかけばいいだけなので気楽。
というわけで、予言である。昨年は大部分当たったけど、十二分な予防措置をしたのに、一つ達成されていないのがあったりした。もっと冷静にさらに慎重に2017年を予言しよう。

まず、おそらく1月に大分県へ行って、今度こそ瀬戸内海沿岸のカモメ類の分布が明らかになるだろう。2月には、大阪でホネ関連のイベントが開かれるだろう。それは恐らく過去の同様のイベントと比べても最大規模となるだろう。4月には、大阪のとある自然史博物館に新たな学芸員が3人加わり、今までより活動的な博物館となるだろう。5月から7月には、大阪市内の公園で繁殖する鳥の調査が行われるだろう。7月から10月には、大阪で瀬戸内海関連の特別展が開催されるだろう。それが成功裡に終わるかどうかについて予言するのは止めておく。そして、11月には大阪で大きな自然史イベントが開催されるであろう。

本当は、大阪のとある自然史系博物館のミュージアムショップが、まともになるだろうと予言したいのだけど、こればっかりは努力してもどうにもならないからねぇ。


●2017年1月2日 鳥の日の成果2016

なにわホネホネ団の活動に「鳥の日」を設定することにしたのが、2012年9月。2013年からは、毎月1回、通常活動日(いわば哺乳類の日)の他に鳥の日を設定することにした。2016年の鳥の日の活動成果を集計しておこう。

2016年の鳥の日
・活動日:14日間(11月に2日活動)
  内、1日で西表島鳥類調査隊の活動
・処理した鳥の個体数:172羽(皮剥きのみ、鳥の日以外の活動日の処理数は除く)(平均12.3羽)
  内、6羽(すべてキンバト)は西表島鳥類調査隊の活動
  他に、骨取り+羽のサンプル採取の処理が6羽。
・のべ参加者数:204名(平均14.6名)
  内、見学者28名(平均2.0名)

というわけで、2016年も鳥の日の活動で、鳥の仮剥製が随分増えた。参加者数は2013年並に回復。久しぶりにキンバトの処理をしたけど、1日だけだった。冷凍室が壊れた関係もあって、大物、とくに動物園物の処理が進んだ。

<過去の鳥の日の記録>
・2015年
・活動日:11日間(9月は活動なし)
・処理した鳥の個体数:125羽(平均11.4羽)+骨取り6羽。
・のべ参加者数:122名(平均11.1名)内、見学者19名(平均1.7名)

・2014年
 活動日:13日間(9月、12月に2日活動、10月は活動なし)
 処理した鳥の個体数:140羽(平均10.8羽)+骨取り19羽
 のべ参加者数:152名(平均11.7名)内、見学者25名(平均1.9名)

・2013年
 活動日:15日間(4月、9月、12月に2日活動)
 処理した鳥の個体数:225羽(平均15.0羽)
 のべ参加者数:205名(平均13.7名)内、見学者32名(平均2.1名)


●2017年1月1日 一年の計

起きたのは、午前10時半頃。とりあえず昨夜の年越し蕎麦の汁に、焼いた餅を入れて、雑煮を食べる。SFを読んでたら、昼過ぎになったので、再び起きてシャワーを浴びて、博物館へ。ここまで、驚くほど昨年と同じ。と驚いているところまで昨年と同じ。違うのは二度寝してないことだけ。
博物館では、とりあえずメールに応答。昨年中に書く予定だった原稿を1本仕上げて、と思ったけど気分が乗らないので、頼まれている標本を探して、サイトを少し更新して、力尽きる。サボる訳にはいかない干している皮のなめし作業をザッとして、早めに帰る。昨年とだいたい同じ。今年は原稿書いてないけど…。
例年と大きく違うことと言えば。例年は、警備員さんに会釈する以外は、元旦は誰とも話さないものなんだけど。今年は、昼過ぎにやってきたら、一番乗りではなく、他にすでに学芸員が来ていた。新年早々、伊勢湾産のアカウミガメの甲羅を持ってきて頂けた。新年早々、ニワトリの皮剥きにきた奴が1名。元旦に話をするなんて、過去3年なかった事態。

一年の計は元旦にあるとすると、今年はいろんな人と話すけど、やっぱり原稿が書けない一年になるのかも。昨年も今年も、正月早々ネコを触った。今年もきっとネコとともにある一年でもあるだろう。


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