日記風覚え書き

2009年10月11月、12月

(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月、10-12月)


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2009年12月31日 この一年に買った本

大晦日恒例も4回目。この一年に買った本を振り返ってみよう。
以下の集計は、国内で本を現金で購入した場合に限る。海外の本を買ってクレジット決裁した場合は含まない。学会や研究会の会費を払って学会誌や会報を入手するのも含めない。 今年の場合、イベントで売りつけられた本も含まれていない。

2008年に買った本は、131冊。購入金額は181,830円+税。2006年が145冊で188,207円+税、2007年が144冊で197,299円+税、2008年が106冊で132,534円+税。だいたい例年並みって感じか。

購入した本をタイプ分けしてみると、
・自然史関連本:56冊、99,396円+税 (2006年:42冊83,087円+税、2007年:56冊96,431円+税、2008年:37冊72,764円+税)
・SF関連:56冊、66,230円+税 (2006年:60冊74,240円+税、2007年:61冊78,780円+税、2008年:52冊60,470円+税)
・ライトノベル:5冊、4,440円+税 (2006年:14冊9,282円+税、2007年:12冊8,740円+税、2008年:7冊6,494円+税 )
・その他小説:4冊、6,200円+税 (2006年:6冊8,743円+税、2007年:7冊8,253円+税、2008年:3冊4,700円+税)
・マンガ:10冊、5,564円+税 (2006年:23冊12,855円+税、2007年:8冊5,095円+税、2008年:3冊1,554円+税)

ライトノベルの減少傾向が止まらないが、マンガ購入は復活。「たまちゃんハウス」「のだめカンタービレ」「Real Cloth」なんかを買ってる(昨年どんなマンガを買ってるのが尋ねられたので。いずれも長年作品を買い続けている作家)。他は安定してるな〜。

今年読んだ本の数を数えてみると。自然史関連本26冊、SF関連29冊、ライトノベル3冊、その他小説4冊、マンガ14冊(マンガの冊数は少し不正確)。合計76冊。今年買った本を読んだとは限らないのだが、読破率(一年に読んだ本/買った本の割合)は、58%。2006年の84冊58%、2007年の101冊70%、2008年の69冊65%と比べると、読破率もさほど変化なし。

総括としては、今年の第一四半期は原稿執筆と調査に忙しく、第二四半期はホネホネで忙しく。ホネホネは8月まで続き。と前半がいっぱいいっぱいの一年だった割には、本をがんばって読んだ方かもしれない。来年は、読破率100%超えを目指したいが、やっぱり前半は忙しそうだし、書くべき原稿もたくさんあるので、難しいかも。


2009年12月30日 年末の風景 カラスの活躍と青白い池

近所の植物園は年末年始は閉園になる。何日も連続して休みになるのはこのタイミングだけ。それせいか、日頃は見られない鳥の動きが見られて面白い。一昨日から植物園は休みなんだけど、28日はまあ作業してる人もいて、普通の休みの日のような感じ。昨日今日と人影もなくなると、鳥達の動きが活発化する感じ。
ヒヨドリやメジロが元気になる感じがするし、あまり見かけなかったツグミの姿も増えた。ツグミたちはまだまだ樹上の果実を食べているが、地面に降りて水を飲んでいる姿も多い。そしてなにより動きが変わるのがカラス。年末の植物園はカラスの天下と言っていいだろう。真っ昼間から、地面に降りていろいろしている。今年は花壇を荒らしている姿は見かけないが、盛んにクスノキの枝を落としている。クスノキの枝落としの犯人はカラスだとは知っていたが、よってたかって落としまくっている姿を見ることは少ない。そして、地面に降りてなにやら食べているので、落とした果実をちゃんと食べているんじゃないかと思う。ここは、要確認。と思っていたら、でっかい白い鳥がカラスとドバトの群れに突っ込んできた。オオタカのハンティングだった。真っ昼間からオオタカのハンティングが目の前で見られて得した気分。

今年の年末の植物園でもう一つ記録しておきたいのは、池の水の色。青白いのだ。先週、子どもに尋ねられたことでもある。どうして池の水が青白いんですか? 先週、枯れたハスの刈り取りをしたんだな。その時に巻き上げられた泥で青白くなって、そのままなんだと思う。
枯れたハスの刈り取りをしてたのは、12月18日頃の話。10日以上過ぎたのにまだ、水の色は青白い。いつになったら元に戻るのか注目しておきたいと思う。
池の水が青白くなってから、カワセミの姿を見かけない。魚見えへんもんな。カイツブリの姿も見えない。魚見えへんもんな。でも、カワウは別に変わらない。魚見えへんでも魚が採れるらしい。


2009年12月29日 シラミバエの恐怖

かすみ網を張ったら、ようやくお目当てのヒヨドリが捕れた。網からはずして、袋に入れて、持ち帰り、さあ標識と測定と思って、袋からだした。
近頃、髪の毛が伸びていて、目にかかってうっとうしい。なんかメガネに髪の毛がかかるなぁ、と思ったら、髪の毛が不思議な動きをする。って、髪の毛ではなく、なんか虫だ! 払おうとするのだけど、メガネに上手に隠れて払えない。メガネをはずして、捕まえてみてビックリ。シラミバエだった。
こうした標識調査では、時々鳥に付いているシラミバエに出会うけど、大部分のシラミバエは翅付きで飛べる。あっシラミバエ!と思っても次の瞬間には飛んでいってしまう。残念。と言うのが普通。そのシラミバエを捕まえた!
とテンションが上がった拍子に逃げられた。と思ったら、また顔に付いてくる。おでこから髪の毛を目指して動く。髪の毛の中に隠れられては面倒! と慌てて捕まえた。けど、また逃がす。今度は口の横について、鼻を目指して動いてる。鼻の穴に入る前になんとか捕獲。今度はちゃんとビンに放り込むのに成功。
頭胴長(この表現が正しいかわからないけど)が7mmくらいはあろうかという大物。こんなにしっかり飛ぶ鳥に付くシラミバエを捕まえたのは初めてかも知れない。

それにしても、飛ぶたびにこっちの顔にとまるのは何故? ヒヨドリみたいな臭いか何かが出てるんだろうか?
そういえば、シカの多い山に行って歩いている時、ふと気付くと服にシラミバエが付いていることがある。これはシカに付くシラミバエだけど、シラミバエに好かれるのは同じ。
シラミバエに好かれる。あまり嬉しい気はしないけど、ちょっと自慢できるかな。ただ、頭に潜り込まれたら、と思うとちょっと怖い。アタマジラミを湧かしている子どもは今でも時々いると聞くが、頭にシラミバエを飼ってるお兄さんは極めて珍しいだろう。


2009年12月28日 年末恒例の鳥採り

年末はかすみ網を張って、ヒヨドリを狙うのが恒例行事。この冬は期待できないとわかってはいたけど、ほんとに期待できない。今日、初日はメジロ1羽。このままヒヨドリが捕れないとちょっと困る。
とはいえ、あまり鳥が捕れすぎても、年内にこなさなければならない他の仕事がはかどらない。この年末は、仕事がいっぱいはかどりそう。


2009年12月27日 甘いノリ

忘年会は、例によって、子どもと遊んでた。

料理ができない私は、忘年会の屋台では活躍の場が無く、売り子はすでに満席だったので、受付をしていた。幸か不幸か食欲があまりないので、とくに食い物に未練はないが、喉が渇いた。近くにソフトドリンク飲み放題があったので、何かもらおうと思ってた。
なぜか一緒に受付には子どもが数人一緒に座っている。その内の一人が、ソフトドリンクコーナーから妙な白い飲み物をもらってきた。変な味という。味見させてもらった。美味しい〜。白くてドロッとしていて、甘い。米の味がする。酒臭くない甘酒みたいな感じ。美味しい〜。食欲なくても、これなら飲める。
すぐに、それをもらいに行く。問題の飲み物はすぐにわかった。見慣れたペットボトルの間に、見慣れない牛乳パックみたいなのが並んでいる。「花田のみき」。意味のわからない名前が付いている。パックを見ると、製造者の名前も「花田ミキ店」。飲み物の名前と店の名前のどちらが先か気になるところ。奄美大島で作られているらしい。原材料は、米とさつまいもと砂糖。発酵飲料なんだろうか? (注:後から萌蔵に聞いたところによると、「花田のみき」は日が経つと発酵がすすみ酸っぱさが増してくると言う。やはり発酵飲料らしい)
美味しかった。また飲みたい。大阪では売ってないのかなぁ。奄美大島に行ったら、お土産に必ず買ってくるように。


2009年12月26日 風邪?

体がだるい。食欲もない。寒気がする気もする。明日は今年最後の忘年会だけど、出席するかどうかは未定。
早め(つまり午後8時過ぎ)に帰ってすぐに寝る。熱はないらしい(少なくとも光熱はない)。一番ショックなのは、昨晩から丸一日何も飲み食いしていないのに、あまり体重も体脂肪率も減っていないこと。

【追記】
朝、起きたらだいぶ回復。残念ながら大人になってから、複数日寝込むという事がほとんどなくなった。むしろ動いていた方が速く回復する。というわけで、忘年会には顔を出す方向。でも、残念ながら、飲み食いは難しいかも知れない。


2009年12月25日 テンオイル、イタチオイル

皮なめしにはまる今日この頃。皮の裏に付いてる脂肪や肉をできるだけ取って、界面活性剤に浸けて、なめし液に浸けて、乾かして、その途中で引っ張ったり。中型食肉類はこれで行けるけど、ウサギや齧歯類は、皮が薄いせいか、脂肪分が足りないせいか、パリパリになってしまう。偶蹄類も油を補ってあげないと柔らかくならない。カナダの北の方やアラスカに住む方々は(北欧だっけか?)、シカ皮をなめす時、シカの脳みそを使うらしい。そんなしゃれた真似ができないときは、ミンクオイルを使うとも耳にした。ミンクオイルって何?
今日、ゴシゴシとテンの皮から皮下脂肪を取り除いていた。テンの皮下脂肪は、きめの細かい白い軟膏のようなもの。はたと気付いた。これはミンクオイルならぬテンオイルに違いない。ちょうど、ウサギの皮を乾かしはじめたところ。これを塗ったらええねん!
というわけで、テンオイルをウサギ皮なめし用に採取した。少し足らない気がしたので、イタチオイルも採取した。テンオイルはとくに臭いはないけど、イタチオイルはイタチ臭い。いくら柔らかくたって、イタチ臭いウサギの皮は嫌かも…。


2009年12月24日 ヤスデ好きにとってのヤスデの魅力

どうやら知らぬ間にヤスデ好きの人と知り合いになっていたらしい。なにげなく置いてあったパンフレットを手に取ると、さっき目の前でカラスを剥いていたお姉さんの名前。パンフレットのタイトルは、「ヤスデと暮らす」。ヤスデ好きによるヤスデ普及のためのパンフレットらしい。しかし、むしろヤスデ好きのディープな世界、不思議な感覚を世に知らしめているだけと思わなくもない。

「ヤスデの魅力」として、こんな事が並んでいた。
 器用な触角
 美しい体色
 可愛い口元
 長い体
 たくさんの脚
すでについて行きにくくなっているが、さらにディープになっていく。
 優雅な歩き
 熱い交尾
 交尾器♂
 精包♂
 平和な性格
 きれい好き
 メカな構造
 エコな食事
ここからはさらに意味不明。
 囓る
 重なる
 丸くなる(立体的)
 丸くなる(平面的)
 同居人
ちなみに同居人はダニ。魅力かなぁ。

なんでも器用にこなすSさんは、ムカデが嫌いで、その仲間ということでヤスデも嫌いらしい。ゲジは大丈夫というから意味がわからない。ダンゴムシは大丈夫。だからタマヤスデは比較的許せる。
私は、ムカデはさほど好きではない(噛まれてからはむしろ嫌いと言ってもよい)が、ヤスデはむしろ好き。良い匂いがするし。「ヤスデの魅力」として匂いがあがっていないのは不満である。もちろんタマヤスデは大好き。でっかいタマヤスデなら少し飼ってみたいかも。


2009年12月23日 幸せな死に方

ハトの話。

ハトの皮むきをしていたら、そのうからたくさんの植物の種子が出てきた。腹一杯食べた直後に、ガラスか何かに衝突して死んだらしい。満腹で死ねたら幸せだろう、という発言をしたら疑義が出た。
腹ぺこで死ぬのと、満腹で死ぬのと、果たしてどっちが幸せなのだろう? などと議論していて(もちろん不毛である)、ハトの場合は、人間とは少し事情が違うかも知れないと思いついた。
ハトは、種子がたくさん手に入る場所では、大急ぎでパクパク呑み込んで、とりあえず種子をそのうに貯める。それから、安全な場所に移動して、落ち着いてそのうから胃に種子を送り込んで、おもむろに消化するはず。つまり、そのうがパンパンのハトはまだ、胃は空だったりする。もし、そのうにため込んだ時点で満腹感を味わうのであれば、このハトは満腹で死んだはず。でも胃が膨れて初めて満腹を味わうのであれば、このハトはまだ空腹で、これから満腹になろうとする直前に死んだことになる。そのうが満タンで死んだハトは不幸なのかも知れない。
まあ、死んだこと自体、不幸なんだけど…。


2009年12月22日 ため池の鳥の調査

今までに、3回。みんなで手分けしてあるエリアのため池で繁殖する鳥の調査をしてきた。2000年には大阪府内のため池の調査をした。なんと1000ヶ所ちょっとのため池のデータが集まった。2005年には大和川水系のため池の調査をした。これまた900ヶ所ちょっとのため池のデータが集まった。そして、2009年には淀川水系(三川合流より下流とその支流)のため池の調査をした。
2000年のデータは、一応データは入力されていて、分布図も作成されている。位置情報を再確認して整理したら公表できそうな感じ(解析はおいといて)。2005年のデータは、どうしても必要だったので無理矢理分布図だけは作ったものの、データの入力がまだ。なんとかしなくちゃ〜。で、2009年のデータ。

2009年のデータは、なんにもせず放ったままであった。なんとか頑張って調査はしたものの、今年一番の忙しいタイミングだったので、まーったくデータには手を付けず。他の方のデータもろくに見もせず。という状態だった。5日前まで。
今日、とある集まりで何か話せと言われたので、2009年のデータを整理して話をすると宣言。引くに引けなくなって、ようやくデータ整理に手を付けた。結局のところ、3日間でデータ入力は完了した。調査地の位置情報の管理が一番面倒なのだが、住所・メッシュコード・緯度経度すべて完備したデータベースを完成させることができた。調査したため池の数は、500弱といったところ。
500レコードのデータベースを3日で完成させられるなら、1000レコードは、6日でできるはず。この勢いで、ため池データベースを完成させるぞ! おう!

とまあ、データ入力が進んだのはよかったのだけど、それで自分的には満足してしまい、肝心のお話の方はボロボロであった。分布図作る暇も、解析する暇もなかったので、軽く集計しただけの話であった。それでも、少し思った事があるので、記録しておこう。

・調査したため池の半分強では、水鳥はなんにもいない。これは年やエリアが多少変わっても変わらない。
・大阪近辺のため池で繁殖する鳥と言えば、カイツブリ・カルガモ・バンが御三家。これも年やエリアが多少変わっても変わらない。
・御三家の中では、カイツブリの確認頻度が一番高い。そしてカイツブリが確認された池の約1/3では、巣orヒナによって繁殖も確認されている。これまた安定した傾向。
・カルガモは観察される割には、繁殖確認例が極めて少ない。
・御三家が確認される池をながめると、広い池・標高の低い池でよく記録されている傾向があるように思う。
・養魚池などでは、近年カワウよけのテグスがしばしば張られているが、そうした池ではカイツブリが確認・繁殖している確率が高いように思う。ただ、これはテグスを張ったためか、テグスを張るのは魚が多い池だからかはわからない。


2009年12月21日 庶務幹事

とある学会の庶務幹事というのになってしまった。事務局という名の雑用係の一画を押しつけられた感じ。これまでも、これからも、長く所属する学会であり、代わり番こで雑用係を担当しなくちゃならない。仕方ないか〜。というわけで、断り損なった。今日は、奈良方面で引き継ぎ。


2009年12月20日 Cちゃんの旅

この冬もまた子ども向けワークショップを企画・準備する季節がやってきた。例によって、話し合いには参加しなくちゃならないのに、うかつに意見を言ってはいけないという苦行である。時間があって暇なので、口に出せない企画を考えることになる。


2009年12月19日 手帳を買った

もう再来年の3月までの予定が入り始めている。都会に出るついでがあったので来年の手帳を買った。


2009年12月18日 データ入力

久しぶりにデータと遊ぶ。最初はデータ入力。単純作業は得意のはずなのだが、久しぶりにやってみると、根気が続かない。1時間もしたら違うことがしたくなる…。作業自体は思ったより早く進んでいるもよう。これなら間に合うか?


2009年12月17日 今年の目標

今年も今日を抜いてあと15日。というわけで年末恒例、今年の目標を立ててみようと思う。

【行事系】残り15日の間に7日間
・なにわホネホネ団活動日(例年クリスマスはホネホネなのである)
・ジュニア自然史クラブ化石さがし
・読書サークル会合(明日)
・鳥の調査の勉強会
・海の向こうの報告会(という名前の友の会の忘年会イベント)
【調査系】遠出の調査は終了
・公園の鳥のセンサスと果実のチェック(今年はあと2回ずつ)
・鳥類標識調査(年末恒例)
【標本整理系】
・哺乳類の皮の処理を進める(皮皮モードなのである)
【データ整理系】
・今年実施した淀川水系のため池の調査データの整理(で、来週発表…)。
・10年ほど前に実施した大阪府内のため池の調査データの整理(で、軽くまとめて発表&情報提供)。
【原稿執筆】
・大阪の哺乳類の原稿執筆(一年前にも同じ目標が…)
【その他】
・某学会の事務局の引き継ぎ(雑用が増える〜)
・ひよろり書店在庫調べ
・来年度の部屋の確保
・雑誌の整理
・学会の来年度会費の支払い
・家賃の支払い
・年越しそばと雑煮の準備

昨年よりは目標は控えめ。例年この時期に残っている雑用の多くを、今月に入ってからここまでにがんばって処理してきている。というか、データ整理2つと原稿書きに専念しなくっちゃ。

【追記】
今日は大晦日。今年の目標はおおむね達成したけど、
・雑誌の整理は断念。
・大阪のため池調査結果の整理は、位置情報の入力・再確認が大幅に進んだけど、完成はまだ。
・原稿書きはまーーーーったくできず。編集長すみません。


2009年12月16日 宴会ウィーク

今日から1週間ほどの間に、忘年会とクリスマス会が全部で5回ある。夜は忙しい。夜がつぶれると仕事がはかどらない。今年中にしなくちゃならないことが、まだまだいっぱい残っているのに…。
と言いつつ、忘年会第1弾に出掛けるのである。


2009年12月15日 皮なめし 愛の1週間

皮なめしは愛である。それも、密かな愛ではなく、実践する愛である。愛の実践とは、時間と労力なのである。愛さえあれば全てはうまく行く。最後に愛は勝つのである。
というわけで、この1週間。中型食肉類の皮のなめし作業をしていた。処理したのは、タヌキ、キツネ、アライグマ、ネコ、テンの合計8枚。今日で、だいたい一段落。この次に作業するときのために、この1週間を記録しておこう。

11月21日 剥いたままになっていた皮を掃除。肉や脂肪をできるだけ除去して、洗剤に浸けて浸け置き洗い。
11月23日 洗剤から出して、よーく水ですすぐ。それをなめし液(食塩とミョウバンの水溶液)に浸ける。

12月8日 なめし液から皮を取り出し、水洗い。新聞紙の上に毛の方を上にして広げる。
12月9日 ひいた新聞紙を取り替え。指先と尻尾を中心に引っ張ったりもみほぐしたり、木片でこすったり(以降、これをなめし作業と呼ぶ)。尻尾を始めとして。まだ脂肪が多く付いている部分は、木片でこすって脂肪をこそげ取り、にじんだ脂肪もトレペでふき取る。小型のネコとテンは、すでに体の多くの部分が乾いてきているので、全体的に引っ張る。脂肪がしみ込んだ新聞紙を取り替え。
12月10日 指先、頭、尻尾を中心になめし作業。小型のネコとテンは、首と頭、尻尾以外の大部分のなめし作業が一通り終わった感じ。タヌキとキツネも全体的になめし作業を始める。アライグマの多くの部分はまだあまり乾きが足りず、引っ張れない。手足の先が先行して乾きすぎるのを避けるために手足の途中で折り曲げて、体の下に入れておく。尻尾の脂肪を吸わせるために、尻尾だけ別に新聞紙にくるんだ上で、体の下に折り曲げておく。
12月11日 アライグマ以外のなめし作業はあらかた完了。首と頭と尻尾が残る。尻尾の脂肪をこそげてトレペで吸わせて、丁寧にもみほぐしたり引っ張ったり。あとは指先と頭のなめし作業を中心に。手足の先と尻尾は体の下に折り込んでおく。
12月12〜13日 11日と同じ。
12月14日 アライグマのなめし作業も進む。
12月15日 だいたい完了。状態の良い皮は、だいたい白く柔らかくなった。もともと傷んでいた皮は黒っぽいけどこれは仕方ない感じ。

肝心なのは、毎日少しでもいいから作業をするということ。作業時間は、最初の数日は2時間程度、後半は1日1時間程度で、最後は30分ほど。脂肪や水を吸った新聞はこまめに替える。指先や尻尾といった端っこが急激に乾燥しないように、体の下に折り込んでおくといいだろう。ゆっくり乾燥させてもカビないという意味で、寒い季節に作業するのがおすすめ。
このやり方で、アライグマ大までの皮は処理できそう。でも、大きなアライグマになると皮が厚くて、ちょっと手こずり出す。さらに大型になっても似たやり方でできそうだが、さらに多くの愛が必要かもしれない。リスやウサギなど皮が薄いのは、すぐに皮がパリパリになってしまう。さらにゆっくり乾かすか、油分を補充しながらの処理が必要ではないかと思うが、今後の課題。


2009年12月14日 鳥見のコストパフォーマンス

昨日は琵琶湖の北の方に水鳥を見に行った。片道2時間ほどかかる。お金もそれなりに。確かにいろいろな水鳥が見れたけど、コストパフォーマンスが少し気になった。湖北で見れた水鳥は、
カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、カモメ
といったところで、22種。水鳥だけでこれだけ出れば、観察会的には充分だとは思うんだけど。ホオジロガモやカワアイサがゆっくり見られてむしろよかったと思うけど…。

今日は、自転車で近所ため池を回った。片道30分ほど行けば、けっこういろいろな水鳥に出会える。松原市のとあるでっかいため池。ここで見れた水鳥は、
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、マガモ、コガモ、トモエガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ミコアイサ、ユリカモメ、クロハラアジサシ
の14種。種数は、琵琶湖に負けているけど、トモエガモにハジロクロハラアジサシを含むこのラインアップ。コストパフォーマンス的には、こっちの方がよかったんじゃないかと思った次第。こうしたため池の水鳥は事前になかなか予測が難しいので、観察会は企画しにくいんだけど…。


2009年12月13日 オオバンをめぐる種間関係

琵琶湖に行った。オオバンがたくさんいた。オオバンの周りには、ヒドリガモ。
潜ってはオオバンが採ってくる水草を、横から食べている。細長い水草を両端から、オオバンとヒドリガモが食べているのは、まるでパーティゲームのよう、という声も。確かに仲良しに見える。でも、これはカモメやカラスが、他の種の採った食べ物を横取りするのと同じ。目立ったやりとりはないものの略奪行為と認定されるだろう。生態学的には、労働寄生。寄生と言われるととたんにヒドリガモの印象が悪くなる。
ヒドリガモに混じっていたアメリカヒドリも同じように横取りしてるし、目を転じればヨシガモやオカヨシガモも労働寄生している。一方、近くに浮いているマガモ、カルガモ、オナガガモはそんな様子はまったくなし。こうした陸ガモくん達は多かれ少なかれ水草も食べるから、みんなでオオバンのを横取りに行ってもいいようなものだが、限られた種だけが労働寄生を行うらしい。

ちょっと離れたところには、100羽を超えるオオバンのでっかい群れ。このオオバンくん達の多くは浮いて休憩しているだけのように見えるが、中には潜って水草を食べているのもいる。でも、こっちにはヒドリガモをはじめとした労働寄生者たちは近寄ってこない。オオバンの大群に混じるのはためらう何かがあるんだろうか?


2009年12月12日 ミヤマガラスとコクマルガラスの関係

そんなこと改めて確認せんでもわかってる。ミヤマガラスの群れにコクマルガラスは混じってる。そういうもんである。ミヤマガラスが100羽くらいいたら、コクマルガラスが1羽くらい混じっているだろう。日本のバードウォッチャー的には常識な感じ。今日、大阪で唯一ミヤマガラスが見られる場所にいったけど、両者の関係はなかなかに奥深いのではないかと思った。
大阪には広い農耕地がないせいだろうか、大阪でミヤマガラスが見られるのは、府境に近いとあるカラスの集団ねぐら。昼間は府外の広う農耕地で採食して、夕方になると寝るためだけに大阪にやってくると考えられている。この集団ねぐらにはハシボソガラスとハシブトガラスも集まるので、カラス4種を楽しめるというか、識別についていろいろ悩むことができる貴重な場所となっている。

林の集団ねぐらに入る前に、カラスたちは近くの電線、樹、ビルの上なんかに集まる。種によってだいたい集まる場所は決まっていて、たまに複数種が並んでいることはあっても、4種が入り乱れることはほとんどない。その中で、コクマルガラスはやっぱりミヤマガラスに混じっている。ハシボソガラスが集まってる木や、ハシブトガラスが集まっているビルの上には見向きもせず、ミヤマガラスと一緒に電線に並んでいる。コクマルガラス的には、種が違えどミヤマガラスこそが一番近しい関係なのだろう。
しかし、そのコクマルガラスの想いは、一方通行らしい。見ていると、ミヤマガラスの群れに混じるコクマルガラスは、しばしば隣のミヤマガラスに突かれて、追い払われている。近づいては追いやられるを繰り返している感じ。結果として、ミヤマガラスの群れに混じりつつも、コクマルガラスは他のミヤマガラスとは少し離れた場所にとまっている。複数のコクマルガラスが集まることも多い。

昼間も夜も群れで動いている様子からすると、ミヤマガラスの大群にコクマルガラス少々という群れのかたまりのままで、日本に渡ってきたと考えて良いんじゃないかと思う。だとしたら、コクマルガラスはミヤマガラスに付いてというか、連れられてはるばる大陸から日本まで渡ってきているわけ。そんな旅の仲間なのに、あんなに邪険にしなくてもいいのに。とまあ、ちょっとミヤマガラスの株が下がったのであった。
それでもコクマルガラスがミヤマガラスに付いていくのは何故なんだろう?


2009年12月11日 リクエストはメダマホオズキイカ

子ども学芸員さんが来られた(そんなシステムも名称もないのだけれど、もしあったら間違いなく候補の一人ってことで、ここでは仮称)。今日は、創立記念日で学校は休み。雨だし行事もないし、何をしに来たかと言えば、深海の生物を調べに来たらしい。海の動物の図鑑などをたくさん引っ張り出してきて、なにやら調べておられる。
そういえば、今度、標本や画像を借りてきて、深海生物の展示をするなぁ、というわけで、いたって軽い気持ちで、どんな深海生物を見てみたいですか? と尋ねてみた。
メダマホオズキイカと■(すみません、もう一つを忘れた。なんかやたら細長い魚だった)!
即答されるとは思わなかった。その上、聞いたことのない名前。密かに深海生物マニアだったらしい。

話を伺うに、近頃、深海ワンダーというサイトにはまっているとのこと。さっそく見せて頂いた。なるほどはまっている。どうなるかドンドン教えてくれる。潜行艇に乗って、深海に行って、深海生物の写真を撮るという一種のシューティングゲーム。ソナー頼りに深海生物を探すのだが、子ども学芸員さんはどこに何がいるのか熟知していて、姿が見えなくても種名を教えてくれるし、どっちにいったら何に出会うかも教えてくれる。
いろんな深海生物をGETした上で、新種の深海生物を作って、さらに撮影した深海生物の報告書ができてお仕舞い。子ども学芸員さんは、すべての深海生物をバッチリ写真に収めるべく、がんばっているらしい。

というわけで、深海ワンダーはおいといて。今度の深海生物の展示では、できればメダマホオズキイカを展示できるよう努力することになった。努力するのは萌蔵だけど…。

子ども学芸員さんが来なければ、メダマホオズキイカは知らなかったし、深海ワンダーも知らなかった。子ども学芸員さんには、展示や行事について考えてもらったり、たとえば展示を作ってもらったり、調査に情報収集に。子ども目線で、いろんな形で活躍してもらう余地がありそうな気がしてきた。


2009年12月10日 家魚

とある水産系の研究室の人が書いた文章に出てきた。たぶん”かぎょ”と読むのだと思う。家畜、家禽、家魚ってことらしい。こんな言葉があるとは知らなかった。放流する種苗の家魚化の問題、てな流れで使われていた。この場合は種苗の話だけど、金魚や錦鯉はまさしく家魚なんだろう。
野生動物を人間が飼育下において、遺伝的性質を変化させたものは、すべからくこの調子で呼ぶことができそう。家亀、家蛇、家蛙、etc。あまり細かい分類群に当てはめるのはおかしいかなぁ。家虫(”かちゅう”と読もう!)。カイコなんかまさしく当てはまる。

同じ文章に面白い種間相互作用が紹介されていた。渓流にすむとある魚は、秋の一時期、ハリガネムシに寄生された直翅類を主食にしているらしい。ハリガネムシと魚の関係がおもしろく、直翅類はいい面の皮って感じの関係。ハリガネムシは魚に食べられる前に脱出できるのか、魚に食べられた後もハリガネムシは生きられるのか。その辺りが気になるところ。


2009年12月9日 鳥が窓ガラスに衝突するのを防ぐ

それは、けっこう難しいし、なによりコストがかかる。衝突防止シールは、妙に高価だし。たとえ安価でも、それを貼りまくって、維持するのは、窓ガラスがたくさんある建物にとって現実的ではない。窓の少ない個人宅での対策だろうと思う。じゃあ、窓ガラスだらけの建物の場合はどうしたらいいのかといえば、ガラス自体に何かの工夫を…。ガラス屋さーん〜。ってのが現実だろうか。

今日、とあるコンサルの方から連絡をもらって驚いた。関東のとある美術館で、窓ガラスに鳥が衝突するのを防ぐ方策を模索しているらしい。単に施工時に気休めの対策をするだけでなく、その後もモニタリングしているというので、さらに驚いた。
一般的に、自然史系の博物館と比べて、美術館の予算規模は格段に大きい。が、このご時世に、鳥が衝突するのを防ごうと、予算まで付けるとは…。そんな先進的な事例があるとは知らなかった。

ただ、窓ガラスに模様を入れたけどやっぱりシロハラやトラツグミが衝突しているらしい。どんな模様なのかとても気になる。
もう一つ気になるのは、どうもその美術館はできたばかりで、周囲はまだあまり木々が育ってない感じ(添付された航空写真を見る限り)。そんな環境で、シロハラやトラツグミが衝突するのか…。


2009年12月8日 ◆カラスとドバトの関係 +食のマイブーム1

以前にも似たような事を書いた気がするけど、また思ったので書いておこう。

大和川沿いを、川面の水鳥を数えながら、自転車で走った。快晴で風もなく、暖かいというより、日射が暑い。南を向いて川面を見ていると、間接にせよ日差しが目に入る。帰ってきたら目が真っ赤。
日頃からカラスがたくさんたまっているところに差し掛かったら、カラスがやけに騒いでいる。と思ったら、ドバトも群れで飛びまわっている。カモ類は比較的冷静だが、ユリカモメの群れも飛び立った。上空をキョロキョロ見回すと、カラスの群れに追いかけられているオオタカがいた。ドバトを狙いに来たのだけど、カラスに追い払われているといった風情。

オオタカは、ドバトをよく狩っている。少なくとも平地で越冬している間は、ハトが主食と言ってもいいだろう。オオタカはカラスも食べることがある。オオタカがカラスに追われているシーンばかり見かけるが、巣での食べ残しの中にはしばしばカラスのホネが混じっている。
カラスは、ドバトを襲うことがある。ときどき公園でドバトの頭なし死体を見かけることがあるが、あの犯人はカラスであるというのがもっぱらの評判。実際、カラスがドバトを襲っていたという目撃証言もある。
というわけで、まとめると、
・オオタカとカラスは共にドバトの捕食者。ただし、たぶんオオタカによる捕食圧の方が高い。
・オオタカはカラスの捕食者。ただし、カラスの群れはオオタカに勝つ。もしかしたら1〜2羽のカラスでも多くの場合オオタカに勝つのかも知れない(オオタカがカラスを狩るのは、繁殖期だけどか、若鳥だけとかの可能性もある)。

ドバトからすれば、カラスは怖いけど、オオタカはもっと怖い。オオタカがいる状況では、カラスはオオタカを追い払ってくれる頼もしい相手。その上、早期警戒までしてくれそう。
というわけで、ドバトとカラスの関係は、
・オオタカがいない時、カラスはドバトの単なる捕食者。
・オオタカがいる時、ドバトはカラスの傘の下に入れる。
てなことを鑑みるに、
「オオタカがいない時といる時を比べると、オオタカがいる時の方が、ドバトはカラスの近くを選ぶ」
という仮説を思いついた。夏と冬のドバトとカラスの距離を調べれば答えが出せそう。ただし、ドバトとカラスの距離を、カラスが決めているなら話はそうは簡単ではなさそうだけど…。

ドバトとカラスの関係に、オオタカが及ぼす影響は、Wooton(1993)いうところのinteraction modificationだなぁ。とか。
ドバトとカラスの関係は、どっかの弱小国と超大国みたいだなぁ。とか。
いろいろ考えられて面白い。

【食のマイブーム その1:メカブ豆腐めし】
とくに意味はないのだけど、最近はまっている食べ物を記録しておこうと思いたった。
以前は、もずく酢にはまっていたのだけど、なんの気の迷いかメカブを買うようになった。刻んだメカブに出汁しょう油をかけて食べるあれ。ちょっと味が濃すぎるので、御飯と一緒に食べたらうまいだろうと思い、豆腐があったのでそれも混ぜてしまえ!と一緒にして食べた。うまい。以降、毎日のように食べている。御飯はあつい方がうまい。メカブと豆腐をかけても全体が暖かい方がうまい。ぐちゃぐちゃに混ぜてから、食べる。ほかにおかずはいらないかも。


2009年12月6日 フィールドノートNo.100

今日、ついに100冊目のフィールドノートに突入。
鳥を見始めたのは、小学6年の1月。でも、手元には中学2年の7月からのフィールドノートしか残っていない。たしかその前にも見た鳥を書いていた手帳が1冊あるはずなんだけど、とりあえずは行方不明。以降のフィールドノートはすべて残っている。1冊目にはちゃんとフィールドノートNo.1と書いてある。
中2の自分が書いたフィールドノートは面白い。まず重要なのは、ライフリストを増やすことらしく、初めて見た鳥のリストが付いていたりする。年の初めには、今年見る予定の鳥リストまである。それでも自分が野外で見た鳥の記録も残したいらしい。日付と場所と鳥の名前が並んでいる。当時は鳥しか興味がないので、鳥の名前しかない(今も似たり寄ったりだけど)。

中高生の頃は、毎日見た鳥の種類を並べた日記を別のノートにつけていた。大学時代は通学途中、鴨川沿いを歩きながら鳥のデータを取っていた。大学院時代は大学構内でキジバトを調査。いまは地元の公園の鳥を調査。こうした頻度の高い観察結果は別のノートや用紙に記録している。が、その他の鳥などの観察結果・調査結果は、ほぼすべてフィールドノートに書いてある。というわけで、これを見れば今までどこで何をしてきたかわかってしまうという恐ろしいコレクションになっている。
大学時代の知人には、フィールドノートを次から次へとなくしたり、濡らしてぐしゃぐしゃにしたりと、最後までフィールドノートを使い切ることのない奴がいた。そもそもそやつは過去のフィールドノートがろくに残っていない。それと比べると100冊全部残っているのは感心感心と自分で自分を誉めてやろうと思った。梶にでもなったら、とりあえずこれを持って逃げよう。

あと何年生きるかしらないけど、現在のペースで行けば、フィールドノートNo.200くらいにはなりそう。ようやくフィールドノートの折り返し点ってところ。


2009年12月5日 2色ディスプレイ?いろいろ

今日は、植物の専門家さんについて木の実ながめて回った。いろいろと勉強になった。

鳥による被食散布をする植物の果実は、多くの場合、赤とか黒とかの色を付けている。この果実は熟してるから食べてね〜、と鳥にシグナルを送ってるんだろう。中には、赤一色とか黒一色ではあきたらず、赤と黒の2色のディスプレイをする植物もある。たとえば果柄が赤くて、果実が黒いヨウシュヤマゴボウ。たとえば完熟一歩手前は赤くて、完熟したら果実が黒くなるヤマザクラ。この2色ディスプレイは鳥へのアピール度が高いという話もある。

以前からクスノキの果実の色に2色あるのには気付いていた。多くの果実が黒く熟す中で、一部に緑色のままの果実があるのだ。1〜5%くらいだろうか。
植物の専門家さんが、中身を見てみてくれた。種子の形はできているが、その中はできていないらしい。つまり成長がうまくいかず、種子は未完成、果皮の色も未完成ってことらしい。
そんなのは、さっさと落下してしまうのが普通だと思うのだけど、ちゃっかり枝についたままになっている理由はわからないとのこと。ちなみに、当地にはホウショウ(芳楠)という台湾の別種のクスノキも植わっているらしく、クスノキとホウショウの交雑の結果ではないかとの意見もあった。

以前からハマヒサカキの果実の色にも2色あるのに気付いていた。多くの果実が黒く熟す中で、白い果実があるのだ、これまた1〜5%くらいだろうか。
これまた植物の専門家さんが、中身を見てみてくれた。どうも種子も成熟しているらしい。これぞまさに2色ディスプレイ! ただ黒と白の2色ディスプレイって聞いたことないけど…。原因はやっぱり不明。


2009年12月4日 定年過ぎたおじさんがいきなりカメの骨格標本を作ろうとしたらどうなるのか?

いきなりではあるが、まさにこのテーマについて、1時間半にわたって語り合った。素面で。多分におじさんのキャラと能力次第な面が強いだろうな、と思いつつ、やっぱり失敗しまくるんじゃないかという話になった。

設定としては、おじさんに骨格標本作りの経験はない。庭で飼ってたペットのカメが死んで、ふとしたきっかけで骨格標本にしようと思い立つ。バラバラの骨ではなく、組み立てた骨格標本。

模型作りとかの経験がないと、初めてのホネ取りで、いきなり組み立てた骨格標本は無理なんじゃないのか? よほど器用ならともかく。
そもそも、男は一般的に、解剖系に弱く、根気がない傾向が強い。すぐに音を上げるじゃないのか?
だいたい、ペットが死んだから、それを骨格標本にしようと思うメンタリティって…。
といった疑問が噴出。

試しにどんなポイントで失敗しそうか色々あげてみた。
・処理しすぎて、甲羅をバラバラにして組み立てられなくなってしまう。
・手足の先までバラバラにして、どれがどれかわからなくなってしまう。
純粋にホネ取りとしては、ここらが大きなポイントかと。その他に、
・埋めてホネにしようとして、見つからなくなる。
・臭いと言って家族に捨てられる。
こんなんもありそう〜。そしてこんなのも
・作業途中のを博物館とかの冷凍庫に保管してもらっていたら、行方不明になってしまう。
ものすごくありそう。

これが中高生の女の子なら、けっこうできそうな気がするのはどうしてだろう?


2009年12月3日 謎の鳥「こうら」

質問を受けた。
40年くらい前、山口県に住むとても鳥に詳しいおじさんがいた。そのおじさんが裏の庭で採ったという黄色い鳥を飼っていた。その鳥の正しい種名を知りたい。図鑑などを調べてみたが載っていない。
その鳥は、「こうら」という種類らしい。おじさんによると、裏の庭に群れでやってくるという(ただしおじさんの話は大げさかも知れない)。大きさはスズメくらいだった気がする(いやもう少し大きかったかも)。

『三省堂 世界鳥名事典』(三省堂)
『世界鳥類和名辞典』(大学書林)
『図説日本鳥名由来辞典』(柏書房)
をめくってみた。「こうら」という名前の鳥は出てこない。

スズメ位の大きさで黄色いと言えば、マヒワかカワラヒワくらいしかない。地方名なのかもしれない。ということで、
『野鳥の事典』(東京堂出版)
を開いてみた。この本は、地方名がたくさん載っているので便利。だけど地方名で検索できないので不便。マヒワにもカワラヒワにも「こうら」という別名はなかった。

「こうら」といえば、思い浮かぶ鳥はコウラウン? 日本にはいないし黄色くもない。「こうら」と言えば、コウライウグイス? 確かに黄色いけど、スズメよりかなり大きい(大きい可能性もあるらしいが)。それに山口でもどこでも群れでは来ないでしょ(それは、おじさんが大げさだったのかも)。とはいて、コウライウグイスを「こうら」と略さないでしょ。

というわけで、悔しいけどわからないという結論になった。
後から落ち着いて、もう一度『図説日本鳥名由来辞典』をめくってみた。「こうら」はないけど、「こうり」はある。黄?と書く。コウライウグイスのこと。やっぱりコウライウグイスだったんじゃ? 「こうら」ではなく「こうり」だったんじゃ?

プレッシャーに弱い私。電話や対面で質問されて、すぐに答えがわからないと慌てることが多い。結局、一段落してから(電話を切ってから、相手が帰ってから)、答えがわかる。答えがわかっても伝えられない。お互い損した感じ。かといって一々連絡先聞くのも…。答えがわかるとも限らないし。だいたいその時点ではわからないという答えが出てたんだし。
せっかくわかったので、誰かもう一度同じ質問してくれないものか? 謎の黄色い鳥を飼っていた知り合いのおじさんがいる方、募集中。

【追記】
と書いたら、教えて頂いた。山口県ではカワラヒワを「こうら」と呼ぶらしい。ついでに地方名に詳しいサイトも教えて頂いた。鳥の事がいろいろ載っているサイトだとは思っていたが、地方名のページまであったのね。


2009年12月1日 本棚を動かした

本棚を動かすと、もちろん、埃だらけだった。
それだけではなかった。

裏からスーパーボールがたくさん出てきた。
シールも出てきた。ぬいぐるみも出てきた。
無くなったと思った本も出てきてしまった。我々プロは、この状態を呪いと呼ぶ。早く呪いが解けることを祈ろう。

年に一度くらいは大掃除をした方がよいなぁ、と思った。


2009年11月30日 連載企画案

とある鳥のサークル。隔月で12ページの会報を発行。といっても簡易印刷して、折り曲げただけのいたって無愛想なもの。今までけっこう続けてきたので、これからも続けたいのだけど、原稿集めに悩むことが多い。B5で12ページを埋めるだけなのに…。
会報の中身は、目次と行事案内を除けば、観察会など活動の報告、共同で行った調査の報告、その他鳥関連のエッセイ、といったところ。最後のエッセイがないと埋まらない。でもなかなか書き手が見つからない。エッセイでなくても、本の紹介とか観察記録とかでもいいのだけれど、なかなか原稿が集まらない。
で、そうだ自分でなにか連載をして、毎回書いていけばいいんだ!と思いついたのが4年前。その頃、某NPOから『近畿地方植物誌』という本が出版されたので、それを真似て『大阪府鳥類誌 繁殖鳥編』として連載を始めた。大阪での鳥の繁殖状況や分布などを紹介した感じの連載。毎回分量を調節しやすいし、会報の埋め草として重宝した。が、昨日発行した会報で、目出度く連載が終わってしまった。となると、元の問題がぶり返す。原稿が足らない、何か連載を!
次の発行は1月。それまでに新連載を決めなくてはならない。候補をいろいろ考えてみた。

・大阪府鳥類誌 冬鳥編
・大阪府鳥類誌 旅鳥編
・大阪府鳥類誌 集団ねぐら編
 →当初からの候補ではあるが、ちょっと書きにくいんだなこれが。

・鳥のホネ図鑑
 →順に色んな鳥のホネを紹介するとか? テキストベースではやりにくい。そしてにわかホネ屋としては、すぐにネタが尽きそう。
・鳥の羽根図鑑
 →現在市販されている日本の鳥の羽根図鑑は、帯に短かったり襷に長かったり。はっきり言って、使えない。使える羽根図鑑を目指すのはいいかも。ただ、羽根をそろえられるかが問題。

・鳥の行動面白ネタ
 →淡水ガモの潜水行動、コシアカツバメの集団ねぐら、ヒヨドリの葉っぱ喰い、サギ類の地上営巣などなど。以前から気になっている鳥の行動についての情報を、順に整理していくといった感じか? ネタは続くのか? 準備が大変でないかい?
・鳥の食性・採食行動
 →『大阪府鳥類誌 繁殖鳥編』の正当派後継はこれかも。繁殖をまとめた勢いで、食性と採食行動を順に整理して解説していく。上の「鳥の行動面白ネタ」ともかなり重なる。

・鳥のミニ調査報告
 →1日から数日程度で出来る鳥の調査、というか観察をまとめていくイメージ。大学生の頃に試しにとってみた色々なデータ(なんとまだちゃんと手元にあるのである)を使うのも一興。調査研究の導入・誘い水みたいなのになればいいかも。

・鳥関連の本の紹介
 →これは原稿としては王道かと。でも、一人が連載するより、みんなで書いてみる方がいいかも。
・鳥関連の論文紹介
 →これも色んな人が書けるといいけどな〜。

・鳥の暮らしのコラム
 →ややこしいことは抜きにして、なんでも有りのコラムにするとか。

結局、最後のコラムになるような気もする…。


2009年11月29日 京都御所を下見て歩く

基本は羽拾い。同時に、羽がまとまって散乱している様子を見てみようと、京都まで出掛けてみた。紅葉の季節だったのね。行きも帰りも電車は満員だった。御所はそれほど混んでなくて幸いだった。出町柳近くの有名なお饅頭屋さんは、朝は数人しかならんでなかったが、帰りにはすごい人だかりになっていた。この季節の京都は、朝にまずお土産を買うべきらしい。
御所に行くのは初めて、鴨川沿いは散々歩いているのに、すぐ近くの御所に行ったことがないのは我ながら不思議なくらい。御所沿いを歩いたこともあるのに入ったことはなかった。入ってみると御所は広かった。でも入れてくれないけちくさい場所の面積も広かった。変なカラーリングの警察や消防車みたいなのがいた。でもって、立ち入り禁止のエリアは周囲に近づくだけで、警告が流れた。厳重〜。

十数人で下見て、御所の入れるエリアを一通り歩いた。落ちている羽根は、キジバトとカラスばっかり。時々ドバト程度。と思ったら、午後からいろいろと見つかり始める。アオバト、ヒヨドリ、シロハラ、カモの一種。そしてこの季節になぜかアオバズク(フクロウ系の特徴である表面の毛が見あたらないが、大きさと色・模様からアオバズクとしか思えない)。
さらに猛禽類の風切羽。オオタカかノスリだと思うが、現地で断定できず。重い羽根図鑑を持っていったのだけど、大型の鳥にはあまり役立たない。小さい羽根図鑑は掲載種が少なすぎて役立たない。機会があれば標本を見て同定してみようかと思う。
最後に盛り上がったのは、アオバト。御所はアオバトの名所だけど、ご本尊は拝めず。でも、何人かが羽根を拾っていた。ちなみに自分ではキジバト、ドバト、カラスの羽根しか拾えず。完敗であった。

密かな調査項目であった羽根の散乱(すなわち鳥が襲われたと覚しき跡)は、キジバトとドバトが1ヶ所ずつあっただけ。長居公園ではもっとたくさん見つかるのに。御所にもオオタカがやってくると聞くのに。御所充分広いのに。不思議な結果になった。長居公園のオオタカががんばり過ぎなのかもしれない。あるいは御所は立ち入りが制限されているエリアの方がオオタカ的には安全に違いないので、食事はもっぱら制限エリアでしているのかもしれない。

下見て歩いたら、ネコのホネを拾った。若いネコの上腕骨。キノコも色々と見られた。松の木が多く、その下でマツボックリに生えるキノコがたくさん見られた。今がシーズンらしい。ムラサキシメジも数本見つけた。晩飯用に採集した。


2009年11月28日 オサ掘り後遺症

4日前のオサ掘りの後遺症が残っている。

肉体的には、次の日から太ももが軽く筋肉痛。長距離歩くのには馴れているのだが、穴掘りには別の筋肉を使うらしい。そして腰が少し痛い。腰の違和感はまだ残ってる感じ。穴掘りというより、長時間車に乗っていたのが原因のような気もする。どちらの症状もオサ掘り翌日から出たので、若い証拠と考えておこう。

切れないメスで、オサガメを解体していて、おもわず右手の中指の先を切ってしまった。すぐに海水で洗って振っていたら血は止まったというか、固まった。あいにくバンドエイドも消毒薬もなかったのでそのまんま(破傷風は予防注射をしてるから大丈夫)。で、その後とくに化膿することもなくて順調に回復しているのだが、傷口はまだ残っている。何かにふれると今日でも痛い。何かを持つとき、お箸を使うとき、キーボードを打つとき等々。日頃いかに中指が活躍しているか気付かされる。とくにキーボードを打つとき痛くて困る。中指を大切にしようと思った。

オサ掘りをしたときの服装は、長靴にウィンドブレーカーに手袋。帰ってきていずれも洗濯した。が、賢明な読者諸君はすでにお気づきだろう。ズボンはそのまま作業したんだな(ズボンの上に履くものを持って行くのを忘れた)。オサガメの腐った肉が付かないように注意して作業したし、実際ズボンには付かなかったのだが、何かしら付いたらしい。帰ってきたらほんのり腐ったオサガメの臭い。2日経ってもふとした拍子にオサガメが香っていた。昨日辺りから少し臭いはましになった気がするが、その気になればほんのりオサガメの香りがしてるような気もする。
今日、人の膝の上に乗りに来てた子どもがいたが、教えてあげた方がよかったんだろうか?


2009年11月27日 ◆ふぃろぱとりー

philo=愛、patry=場所(あってるかな?)。
自分が興味が持っていることの共通点を、うにゃうにゃ考えながら歩いていたら(調査してたんだけど)、それはふぃろぱとりーであることに気付いた(ような気がする)。

カラス好きの知人が、とある会でカラスの話をするらしい。その要旨を見ると面白いことが書いてあった。曰く、ロシア極東のカラスはとくに地理的な障壁がないのに亜種にわかれている。どうしてだろう?
その答えは、ふぃろぱとりーでは?

そもそも鳥はけっこう飛べるのに、あまり分布域を変えない。ほとんど北海道でしか繁殖していない夏鳥はけっこう多い。渡りの途中は本州を通過するのに、本州で繁殖することもなく、律儀に北海道に戻る。
その理由はふぃろぱとりーでは?

学生時代、大学構内でキジバトの繁殖を観察していた。好きなとこで営巣すればいいので、狭いエリアにこだわる。調べてみると、営巣場所の捕食されやすさは、周辺状況や過去の出来事に応じてかなり時間的に変動する。その変動を押さえて営巣するには、周辺状況や過去の出来事を把握しているエリアにこだわるのが正しい。
これがふぃろぱとりーの理由(の少なくとも一つ)なのでは?

繁殖分布がほとんど変わらない種がいる一方で、繁殖分布を広げる種がいる。なぜかある時から、分布拡大モードに入るように思える。
これはふぃろぱとりーに関わる何かの要因に変化があったのでは?

ふぃろぱとりーという言葉で統一してみたけど、むしろ空間資源の価値から考えた方がまっとうかも。空間資源の価値が、客観的に決まっているのではなく、個々の個体ごとに違っていて、そのずれが大切なのではないかと。資源価値の個体間のずれ。これは空間資源に限らず重要な視点に違いない。ずれが生じる原因は、資源の価値についての情報不足もあれば、個体の経験・ニーズの違いもありそう。その中で重視したいのは資源の価値自体に予測不能な変動があるケース。
というようなわからない事を考えていた今日この頃であった。自分の興味を持っている事項の共通点は何かなと思っていたら、こんなところに行き着いた。愛に興味を持っていたようである。


2009年11月26日 BINOS、野鳥、ハンドブック

いろんな本が届いた。

日本野鳥の会神奈川支部の研究年報BINOS。毎年これだけ論文や報告の原稿をよく集められるもんだ。と毎年感心する。A4サイズ115ページで、1000円。この少し前に出版を助けるための募金を求めるお手紙が来たけど、少し値上げしたらいいんじゃなかろうか? 1500円でも充分お釣りがくる内容だと思うけど。
今回おもしろかったのは、身近な鳥のヒナを見分けるフローチャート。詳細は買って読んでもらうとして。口の中の色と口の周りの色で、けっこう見分けられるのね。赤いのは、カワラヒワ、スズメ、カラス。ピンクがヒヨドリ。黄色いのが、ツバメ、シジュウカラ、メジロ、ムクドリとある。しらんかった。
保護したアオバトの食性も興味深かったし。カワラヒワの岩石採食行動というのには驚いた。興味のある人は買うべし(と宣伝に協力。継続して欲しいから)。

続いて手にしたのは、某日本最大の鳥のNGOの会報。なんにも読むところがない。全部のページを開いたけど、ぜんぜん読みたい記事がない。以前はそんなことなかったのに、なんでこんな雑誌になってしまったのか残念。そら会員数も減るわ。会員を継続しているのは、自動引き落としやからってだけの理由かもしれない。恐るべし自動引き落とし。

そして、随分前に支払った洋書がようやく届いた。「The Handbook of Birds of the World」の14巻。いよいよ15巻で完結するらしい。思わずゴクラクチョウとかのページをながめてしまった。けっこう似たようなのがいくつもいるらしい。今度、手元のゴクラクチョウを真面目に同定してみようと思う。いままであまり考えずにオオフウチョウと読んでいたし…。


2009年11月24日 オサ掘り

久しぶりのオサ掘りに、福井県美浜町へ。先ほどオサ掘りは完了したばかり。4人がかりで、約2時間の作業。今日の福井県は暖かく、海岸での作業も楽チン。

作業していると、トビやカラスが約100羽も集まってきて、とても賑やかに盛り上がる。近くに落ちた肉片を、トビが次々と急降下してきてさらっていく。2〜3mの距離に大きなトビが次々と降りてくる。翼があたりそうに近い。ものすごく楽しい。手に乗せたら、手からとったかなぁ。試しに上に投げてみたけど、鴨川のトビのように空中キャッチはしなかった。空中キャッチはそれなりに修行がいるのかもしれない。
鳥の集まりを見てか、地元の方も入れ代わり、怪しい4人組を見に来られる。それオサやったんか〜。臭いのにようやるね〜。4日くらい前からあったんやで〜。いろんな話をしてくれる。みなさん好意的。臭い肉を放って行く(もちろん埋めるんだけど)ことを怒られるかと思ってドキドキしたけど、海に捨てて行ったらええねん〜。というおばちゃんまでいた。海に捨てていくのは、ちょっとまずかろう。

オサ掘りとはもちろんオサガメ掘り。
オサガメ掘りもこれで2回目。今度は前回より少し新鮮。まだ甲羅がバラバラになっていない。持って帰ってホルマリンで固定すれば、今度は甲羅の形を残せるかも。

せっかく福井まで来たので、蕎麦を食うぞ!と帰りに盛り上がったが、時間も遅かったので断念。残念。なにより残念だったのは、万歩計を落としたこと…。


2009年11月23日 高校生の弱点

高校の生物部の研究発表会があるというので、見に行ってみた。毎年この時期の恒例行事。けっこうこれに向けてがんばって準備してくるらしく。今ではすべてパワポで発表。
試験管内での培養だとか、DNAがどうしたといった発表はパスしたが、フィールドでの生態学っぽい研究は一通り聞いたと思う。いろんな意味で面白い。まず、けっこうデータは持ってるらしいことがうかがえる。生物部で代々調査してたりするので、長年にわたるデータが蓄積されていることも多い。でもって、けっこう上手にグラフを作る。とくに季節変化を示すのは得意。なかには、年次変化を示してくれたりもする。
でも、解析や分析はできないらしい。これが最大の弱点。検定だとか高校で習わない統計処理ができなくても仕方がないけど、それでももう少し解析はできるだろう。たとえば、一度作ったグラフを解析用に作り替えてみるとかすればいいのに。そして、それと強く関連しているのだろう。グラフから結果を読みとるのがものすごく下手。先入観に基づくとしか思えない、あり得ない結論を導き出してくれる。都合の悪い部分を、無理矢理の説明で回避して、自分が用意した結論にもっていく感じ。あるいはデータを読みとるのではなく、いきなり考察って感じか。ある意味すごい。
データをとって、ざっとグラフを作るのでいっぱいいっぱいなんだろう。けど、データから何かを読みとるところこそが勉強になると思うし、その部分こそ先生が指導したらいいのに、と強く思った。あるいは事前に見せてくれれば、もう少しましな結論と考察へのヒントを出せるのに、とも思った。まあ、毎年のことではあるが。

さて、その中である発表にとても感心した。二つの城の堀のプランクトンを比較した研究。データは少ないので、充分確実な結論を出すにはいたらないのだけど。手持ちのデータで示すことのできるグラフはちゃんと示していたし、そこからなんと納得のいく結論を導きだしていた。その上、過不足のない考察が付いている。なにより驚いたのは、結果と考察をきちんと分けていたこと。高校生レベルとは思えない。先生の指導がよかったということなんだろうか? 来年、続きを期待しよう。


2009年11月22日 麦飯

今日は、北の方へ観察会へ。予定していたのと同じコースで別の団体も同じ日に観察会をするという奇跡。お友達的な団体なので、一緒に進むことになった。とはいえ、予定のコースは両者で微妙に違い、さらにテーマが違うので進む速度も違う。鳥屋的には驚くほど進まない…。
天気予報通り、午後から雨。気温が下がってとても寒い。そんな中で、昔の林道を進む。ここでもう一つの奇跡。道に迷ったのである。ここを下るのはおかしいな、道無き道に入るのでおかしいな、と思いつつ進むと予定外のバス道に到達。こんなルートを歩いたのか…。とはいえ、迷ったおかげで、トイレと屋根のある休憩所を確保。結果オーライかもしれない。

寒くて風邪をひきそうな勢い。帰ってきて、すぐ飯を。と思ったら米がない。麺類もない。ふと見ると、押し麦がある。米と混ぜたいところだが、やむを得ない。真の麦飯を作ることにした。
水の量は米と同じくらい。炊き方も米と同じ。でも、出来上がりは米と違う。押し麦はそれなりにがんばって膨らんでいるのだが、米とは違う。同量の米と押し麦でも、炊けた押し麦はあまり増量されない。そしてモチモチ感がない。鍋に引っ付きまくる。麦だけを炊いた麦飯が流行らない理由がよくわかる。まあ味自体は別にまずくない。ちょっとパサパサして堅いだけ。
今度は十五穀米とかの純正版にも挑戦してみよう。米がなかったら…。


2009年11月21日 未来の陸水生態学者

萌蔵が紹介してくれた。プランクトンが好きだという。プランクトンの中では何が?と尋ねると、ミジンコだという。『ミジンコはすごい!』という本は面白いですね。と話をふると、H里先生の本はすべて読破しているとのこと。で、将来は陸水学者になって、ミジンコを含めた群集生態学を研究すると宣言された。
陸水学という分野は、大学に入って初めて知った。それが小学生の口から出てくるとは驚いた。どうも『ミジンコはすごい!』などの一連のH里先生の著作の影響っぽい。このことを教えてあげたら、H里先生はさぞかし喜んでくれるに違いない。

で、未来の陸水生態学者さんから質問された。学芸員にはどうやったら、なれるんですか? 萌蔵と二人言葉につまる。学芸員というのは目指してなるもんではなく、なんとなくなるねん。そうそう大学の先生の方が門戸は広いで。
こんな答えでよかったんだろうか?


2009年11月20日 卒論の指導?

今年は某大学の卒論生を二人抱えているらしい。相談に乗るというだけの話だった気がするのだが、部分的に指導教官的でもあり、共同研究者的でもある。とはいえ、単位認定のハンコを押すのは別の教官。卒論的には、こっちの意見よりも、そっちの意見を優先させるべき。というわけで、そっちの意見をさぐりつつ(あるいは予想しつつ)、それに合わせたコメントをするのが親切かもしれない(真逆のコメントになってもまずいし)。などと思うのだが、面倒。今日、二人そろって相談に来たのだが、そっちの教官が違うことを言ったら、そっちの教官のコメントを採用しとけ、と宣言してから好き勝手にコメントした。
二人とも結果がようやく形になってきたところ。なのに、半月後にはゼミで話をして、一月後には提出らしい。今日のコメントに基づいて、手直しさせて、考察まで完成したのを来週持ってこさせて、もう一度手直しという段取り。自分がそんなスケジュールを求められたら対応できないのだが、一月後に提出となると、強行スケジュールを設定せざるを得ない。

1対1でやりとりするより、もう一人いた方が面白かろうと、二人を同時に呼び寄せた。予想通り、学生同士のやりとりがあった方が面白い。トンチンカンなコメントもあれば、けっこう鋭い指摘もあったりする。他人にコメントするのは勉強になるだろうし、他人がコメントされているのを聞くのも勉強になるだろう。
二人はテーマはもちろん、現時点での論文の問題点もぜんぜん違う。一人は、ある動物の3つの変数について、10ヶ所弱における季節変化を示すデータ。季節変化と、場所による違いを考慮しながら、3つの変数間の関係性を明らかにできれば一応合格。今日時点では、なんとなく個々の変数の季節変化は示しているが、まだ場所による違いを充分には扱えていない。そして変数間の関係性の解析はこれから。ちなみに図と表の区別はついてないし、サンプルサイズや分散といったデータを示す際の基本的な事柄も、今日知ったばかり。結果は、図表の説明はしているが、図表から何を読み取れるかがまるで触れられていないという不思議なものであった。統計検定を求めていたら間に合わないので、最初の卒論提出段階では見逃してもらおう(>指導教官)。あるいはせいぜい相関係数くらいか…。
もう一人は、2種の動物について、たくさんの調査地点(100ヶ所以上!)における、さらにたくさんの調査対象のデータセットを比較する研究。こちらは初歩的とはいえ統計検定に手を染めていて、たくさんの調査対象のいろいろな変数を2種間で比較しまくり。有意な結果も出ていて、一応論文にはなりそうな気配になっている。ただ、2種の関係性を示すためには、調査地点ごとの比較や、もっと違った区分けに基づく比較など、さらに突っ込んだ分析が欲しいところ。統計検定をはじめデータの示し方や処理はかなり進んでいるが、結果に方法や考察が混じってくるのが玉にキズ。そして言葉の端々からは考察がどうなるのか不安。

とまあ、なんと4時間近くにわたって、偉そうに指導したのであった。偉そうに指導しているのではあるが、じつは卒論を書いたことがない。そもそも我が母校には、卒業研究はあったが、卒業論文はなかった。卒研はゼミで一度話をしたらそれでOKといういたって緩いもの。構内でキジバトを観察した結果を、ろくにまとめもせずにいい加減に話をして単位をもらったと記憶している。それに比べたら、二人ともちゃんとデータを集めてきているし、曲がりなりにも論文っぽくなってきているし、偉そうに指導している側よりはかなり優秀。
さて、この二人は大学院に進むらしい。卒論書いて就職なら小さくまとめさせるのだが、大学院でもう少し研究方向に進むとなれば話が少し違う。卒論を綺麗にまとめさせるよりも、少しでも大学院で役立つ経験を積む機会にした方がいいだろう。というわけで、仮に卒論がボロボロになろうとも、そろそろ将来を見据えた方向にシフトしようかと思う(>指導教官)。

次は来週。どんな考察を書いてくるんだろう。


2009年11月19日 大学レポート 広島市立大学芸術学部

ホネの実習を頼まれて団長と広島市立大学へ。広島市立大学は広島市北西部の山の中にある。広島駅からは遠い。通称アトムラインというのに乗って40分。駅から歩いて20分。でも、広島駅にアトムラインは連絡していない。と思ったら、横川駅からバスに乗るのが正解らしい。ちなみに今回は車で送迎してくださった。車なら新しいトンネルを通って20分。

3つの学部に約1000人の学生がいるらしいのだが、校内に学生の姿は少ない。昼飯時の生協周辺ですら大したことがない。学生はいったいどこにいるのか不思議なくらい。
芸術学部の建物の中に入ると、まずは裸のでっかいお兄さんの像に驚く。男の裸は見たくないので、できるだけ視線をそらす。そらすと天井の高さが気になる。とにかく天井が高い。わが職場の倍はある。廊下だけかと思ったら、室内も同じように高い(当たり前か…)。壁の上の方まで本棚が組めそうで羨ましい。でも、暖房の効率は悪そう。
廊下にはお世話になった学科(なんだと思う)のスタッフと全学生の顔写真と名前が貼りだしてある。絵を描く学科らしい。教授が4人。講師や助教まで入れると教官は8人ほど。で、学生は各学年約20人しかいない…。修士課程が7人ほど、博士課程は3人ほど(ここはうろ覚え)。とにかく学生に対する教官の比率が高い。芸術学部って少数精鋭なんだなと理解した。
少しアトリエも見せてもらった。個室はないけど、全員イーゼルを立てるスペースはもらえるらしい。描きかけの絵が並んでいた。裸婦だったり、風景画だったり、ホネもあった。で、興味津々でいたら、標本系を見せて下さった。ホネはここでは、標本ではなく、モチーフと呼ばれる。標本番号ではなく、モチーフ番号で整理されている。ヒヨドリ、シロハラ、カササギ、シマアジ、オオワシの本剥製。ウシ、イノシシ、イボイノシシなどの頭骨。レプリカだけど、ワニやサーベルタイガーの頭骨もあった。隣に古いタイプライターが並んでいたりして、不思議な感じ。

で、時間になったので、ホネの実習会場へ。寒い。臭いが問題にならない場所ということで、シャッターを開ければすぐに外という半分外のような部屋だった。電気ストーブが6台ほどあったけど寒い。流しもなくって、水作業は外のホース頼み。なので、何かある度にシャッターを開ける。部屋は暖かくならない! そしてここ数日の冷え込み、山の上。寒い!
とまあ部屋は不満たらたらだが、学生さんは優秀だった。ネズミ、ウサギ、ネコなどの皮を剥いて、可能な範囲でホネにするという企画なのだが、学生の大部分はぜんぜん経験がないという。さほど興味のない学生が20人も。と思ったら、さらに10人追加と告げられる。30人もを相手にしてできるんだろうか?と最初はかなり不安だった。が、大部分の学生さんはホネにかなり興味があるらしい。指示した通りに黙々と作業を進める。全体的にメス捌きはうまいし、仕事は丁寧。馴れてないので時間はかかるが、出来上がりは模範演技と変わらないか、かえって丁寧なくらい。そしてなにより根気と集中力がある。同じような作業を延々と続けられるらしい。さすがは何日もかけて絵を描くだけはある。どのくらい根気があるかと言えば、初日は午後1時過ぎにスタートして、休憩抜きで午後9時半頃まで(途中バイトなどで抜けた学生もいたが多くは残っていた)。二日目は、午前10時過ぎから来てる人もいて、午後1時から実習スタート。帰りの新幹線の時間の都合で午後9時前には失礼したが、これまたほとんどの学生さんは残っていた。長い人は2日間で16〜19時間もホネホネしていたことになる。中には、気持ち悪いー!を連発している人もいたが、途中で投げ出すでもなく、作業自体は丁寧で、かなり綺麗にホネを完成させていた。
芸術タイプの人って、今までぜんぜん知らなかったけど、みんなこんな感じなんだろうか? 集中力が持続できて、手先が器用。ホネホネ的適性が極めて高い。大部分の学生さんはすぐになにわホネホネ団の主力になれると思う。芸術学部だからか、7割くらいが女性。この比率もホネホネ団に近い。

最後に実習で処理した物を再確認。マウスとラットでは、マウス組の方が処理が早かった。当初は小さいマウスを処理するのは大変なのでラットを推奨したのだが、手先が充分器用なら小さなマウスの方が速く処理できるものらしい。ネコが2匹拾われていて、2人一組で剥いてホネにしていた。どちらもけっこう上手に処理していたが、どちらも頭骨がバラバラだったのが残念なところ。頭骨を主要パーツで組み立てると意気込んでいたので、完成を期待しよう。一人なぜかニワトリの頭を7つほど持ってきていた。ゆでてホネにしてもらったのだが、なかなか格好いい。ニワトリ頭を使った実習を企画したら達成感が高いかもしれない。
圧巻だったのはウサギ。2匹をそれぞれ2人ずつで剥いていた。ウサギは皮が薄くて破れやすく、皮むきが難しい。どうなるのか心配していたが、どちらも驚くほどうまかった。とくに片方はかなりのスピードで剥いているにもかかわらず、失敗無し、指先も尻尾もほぼ完璧だった。初めての皮むきとは思えない。なにわホネホネ団にスカウトしようかと思った。
一人が、2日目にスズメの死体を拾ってきた。ホネにしたいという。スズメのホネってあまり格好良くない。といいながら、じゃあ尾と翼に羽根を残したのを作ってはどうかと思いついた。半分くらい手伝いながら、一緒に作ってみた。けっこう短時間で格好良くなった。今度自分でも作ってみようと思う。今回は全体を引っ付けたまま処理したが、両脚と両翼、頭をはずして処理して、後から組み立てた方がうまく行きそう。と彼女に伝え損なったのが心残り。帰りの新幹線の時間が迫っていたもので…。あのあとスズメはどうなったのかなぁ。

部屋は寒かったけど、長時間で疲れたけど、とても楽しい実習であった。こんなんならまた引き受けてもいいな。次回は、お湯の出る流しのある暖かい部屋を希望。


2009年11月16日 カメの穴チェック、カメの池さがし

昨日捕まえたカメを今日処理した。といっても殺すのではなくって、最終的には池に放す。昨日は忙しくて、とてもそんな余裕はなかった。バケツに放り込まれて1日半経っても、カメ君達はぜんぜん元気。丈夫なカメだからできる扱い。
10年ほど前にカメを捕まえて、標識をつけた。まずは今回捕まえたカメに標識がついていないかを確認。ついていたら個体番号を確認して、大きさを測定。付いてなければ、新たに標識して…、と思ったがアカミミガメは多いので挫折。クサガメとイシガメだけ新規標識することにした。標識は、甲羅の縁に穴を開ける。ピアスの穴を開けると言うよりは、爪切りみたいなもの。少し血がにじむことはあるけど、基本的には痛くないらしい。アカミミガメの甲羅は堅くて、穴を開けるのがたいへん。それもアカミミガメの新規標識を挫折した一つの理由。
標識の穴は、背甲の縁の甲羅に開ける。10年前の穴は、カメの成長などにともなって、どんどん甲羅の端っこに移動すらしく、すでに穴ではなく切れ込みになっているのも多い。あと数年経てば、もうわからなくなるかもしれない。

で、標識確認の結果。アカミミガメは48匹捕まえられていて(多い!)、その内19匹に標識が確認できた。標識率約40%。なかなかの高率を維持している。他にクサガメ4匹とイシガメ1匹が捕獲されたが、いずれも標識はなかった。10年前の調査時には数百匹のカメを捕まえたが、その内、イシガメは3匹だけだった。今回イシガメが捕まえられたのはとても幸運だったと思う。ちなみにこのイシガメくん、とても元気で、よく動いてとても可愛い。

標識のついていないアカミミガメは測定もさぼって、さっさと池に戻すことにした。せっかくなので、以前から気になっていた事を実験的に確かめようと思い立った。テーマは、カメは池のある方向がわかるのか?
午後6時にアカミミガメ29匹を池の側の陸上(岸から1〜2m)にゴロゴロと放す。それから30分間カメの様子を観察。30分の間に、26匹は動いたが、3匹は動かなかった。動いた26匹の内、21匹はすぐに池に入った(というかポチャンと落ちた)。中には岸沿いにしばらく歩いていく個体もいたが、基本的には池のありかはすぐにわかった感じ。最初に池の方向を向いていたかどうかは、関係がないように思えた。
5匹は、少なくとも一度はスタート地点から1m以上は池から離れた。内1匹は、2mほど進んだ後、池の位置に気付いたのかすぐに池に向かって方向転換。他の4匹は10m以上は池から離れた。内1匹は、再びスタート地点に戻ってきて無事に池に戻った。残る3匹は行方不明。池に戻れたのかなぁ。
結果として、80.8%(21/26)はすぐに池に向かい、池から一度は離れた19.2%(5/26)の内、30分以内に池に向かわなかったのは、11.5%(3/26)に過ぎなかった。カメは何らかの方法で池の方角を感知できると結論したいのだけど、いかがなものだろうか?

ちなみにカメ目線で見てみると、スタート地点で頭を高くあげれば、かろうじて池が見えているような感じではあった。カメの中には、動き出す前に頭を高く上げている個体がけっこういたので、視覚的に池を見つけている可能性がある。一方で、嗅覚を頼りに池を見つけている可能性も否定できない。
今度機会があれば、もう少し池から離れた場所で放してみたら面白いかもしれない。池から何十mも離れた場所で産卵しているので、きっと池を見つける能力が何かあるはず。でなければ適当に歩いて池にたどりついていることになる。その可能性も否定できないけど…。


2009年11月14日 今日買った物

とあるイベントで、思わずいろいろお金を使ってしまった。

◆コウモリのストラップ(東洋蝙蝠研究所オリジナル)
毎回持ってきて売ってるんだけど、手作りなので数が少なめ。それでいてとても可愛く人気。というわけで、2日日程でもたいてい初日で売り切れる。それを知ってるので、まだ人の少ない午前中に押しかけて買った。キクガシラコウモリ、アブラコウモリ、ホオヒゲコウモリといつものラインナップの中に一回り大きなコウモリが。聞くとオガサワラオオコウモリだという。微妙な特徴も教えてもらった。これは買わねば。というわけで、他のより少し高いけど購入決定。毎回、ウサギコウモリを作ってくれるよう頼んでいるのだけど、今回もなかった…。

◆フクロウのTシャツ(谷口高司鳥絵工房オリジナル)
鳥のイラストで有名な谷口高司さんが描いた日本産フクロウ類11種の顔が並んでこっちを見てる。ちょっと絵が小さいけど、鳥Tシャツコレクターとしては買わねばならない。あいにくSサイズしかなかったけど…。おまけにオリジナルのベッタンもくれた。関東ではメンコというらしい。

◆カメの手拭い(生態工房オリジナル)
前から可愛いカメ柄の手拭いがあったけど、今回は新デザインの手拭いがあった(同じ絵柄のエコバッグもあった)。版画か墨絵風で、クサガメやイシガメのいろんなポーズが描かれているの、そしてクサガメ・イシガメ・スッポンのそろい踏み。可愛いカメもいいけど、見事に特徴をとらえた新デザインは格好いい。とくにいろんなポーズのがいい。と周囲で買っている人多数。思わず買いにいってしまった。周囲ではイシガメに人気が集中。ひっくり返っているのがいいのと、色目も綺麗なのがいいらしい。同じのを買っても仕方がないので、3種そろいぶみにしてみた。この柄のTシャツが欲しいというと、多くの人に同じ事を言われたとのこと。みんな思うことは同じらしい。

◆カフェラテ(Cafe Pitwuフェアトレード)
フェアトレードのカフェ。ワンボックスで乗り付けてイベントで出張販売、と同時にフェアトレードの普及啓発。コーヒーの他にも飲み物色々。でも基本はコーヒー。せっかくなのでエスプレッソ。というわけで、カフェラテを頼んだ。エスプレッソマシーンで一々入れるので時間がかかる。人が並んでいることもしばしば。空いてるタイミングを狙って買いに行く。最初は知らなかったのだが、カップを持っていくと30円引いてくれる。どこかに書いておいて欲しい(どこにも書いてない!カフェ界では常識なんだろうか?)。入れ立てのカフェラテはうまい。普段はミルクと砂糖を入れないとコーヒーが飲めないのだけど、これなら砂糖抜きで飲める。結局3倍も飲んだ…。ついでに麻の実スコーンも食べたうまかった。

他にも買おうか迷った物がいくつか。安売りの双眼鏡もあったし…。明日も同じイベントがあるので、もう一度迷うことになりそう。何か買ったら、また報告するね。


2009年11月13日 祭りの前

明日から祭り。今日は準備。夕方から準備する人が増えて段々盛り上がってきた感じ。でも、明日の午前中は雨らしい…。せめて風は吹かないで欲しい。

祭り参加者は、何かしら楽しそう。延々と悩みながら写真を貼っていたり、展示物のお店を広げていたり。でも、祭りの側からすると、そうそう楽しいだけでもなく。忙しいのはともかくとして、なんか準備し忘れてないかとか、なんかトラブルが起きないかと心配ばかりが先に立つ。一度参加者になってみたいもんだと思う。今年2回目の祭り。

この祭りが終わったら、すぐにその次の祭りも待っている。春祭りか秋祭りか、それが問題。


2009年11月12日 事業仕分け

昨日からテレビや新聞やネットはこの話題で持ちきり。基本的に政治的・宗教的話題は取り上げない事にしてる。そもそも世の中の話題とあまり関係がなく暮らしてるし。だいたい世の中で話題の話題を取り上げても仕方がないので、まず取り上げない。が、これとは深く関係があることが判明した。忘れないように書いておこう。

子ども向けのあの事業とか、標本データベース関連のあの事業とかも事業仕分けの対象になってるらしい。どうなるんだろう? っていうか対象に上がった時点で切られるってことじゃないか。案の定、子ども向けの方は廃止らしい。ありがたいお金だったのに…。
なんとなく、頭ごなしのダム建設中止に腹を立てている土建屋の気持ちがわかるような気がしてしまった。もちろん高い金だして無駄な事業をする必要はないんだけど、教育とか科学振興とかもダム建設と同レベルかぁ、と思わなくもない。


2009年11月10日 デリバリー

いっぱいケースや箱やらを運んで、壁を動かして疲れた。疲れたので、晩飯はデリバリーを頼んでみることにした。ロコモコ的な物がいくつもやってきた。ハワイアンなデリバリーらしい。一緒にインド料理のデリバリーとイタリア料理のデリバリーのチラシがあった。よく見ると、電話番号が一緒だったりする。別のお店を装いつつ、同じ場所でやってるんじゃないかという感じ。デリバリーならそんなのもありなんだなと納得。
同じ電話番号、同じ住所なのに、さまざまな別の名前で、ちょっとずつ違うサービス。業態は違うものの、ちょっと身に覚えがある感じ。


2009年11月9日 カワラヒワのねぐら探し その3

一昨日、仲間を引き連れて、カワラヒワの集団ねぐらをカウントした。カワラヒワの集団ねぐらを発見してん、と自慢して連れて行ったのに、先月よりもカワラヒワの集まりが悪く、100羽ほどしか来ない…。そして、ねぐら入りしたとおぼしきカワラヒワを見てた人から、カワラヒワは通り過ぎて、もっと向こうに行ってるんじゃないかという疑念が。

まあとにかく、上空を通過したカワラヒワの個体数は、以下の通り。
 15:55〜16:00  0羽
 16:00〜16:05  3羽
 16:05〜16:10  3羽
 16:10〜16:15  5羽
 16:15〜16:20  16羽
 16:20〜16:25  11羽
 16:25〜16:30  16羽
 16:30〜16:35  37羽 (1羽戻る)
 16:35〜16:40  12羽
 16:40〜16:45  5羽 (1羽戻る)
 16:45〜16:50  1羽
 16:50〜16:55  4羽
 16:55〜17:00  0羽
というわけで、戻った個体を引くと合計111羽。10月より大幅に減ってしまった。来月も集まるかどうか心配になってきたが、一応月に一度の調査を一年間続けてみようと思う。

で、観察している林を北に通りすぎて、さらに北の林がねぐらになってるんじゃないかという疑いを晴らすべく、今日、いつもは南側から観察している林の北側で観察してみた。
16:17〜17:00観察した結果、林を越えて北に行く個体が3羽いたが、結局、再び戻ってきた。林を一瞬通りすぎたカワラヒワも、クルッとまわってちゃんと予定通りの林に降りた。やっぱりこの林が集団ねぐらになっているんだろう。ただ、やっぱりカワラヒワがとまっている場所はよくわからない。
一方、北からこの林にやってくるカワラヒワは、ほとんどなく、1羽確認したのみ。林の南側で観察していれば、集まるカワラヒワはほぼすべて押さえられると言っていいだろう。


2009年11月8日 虫缶

あいつらなら喜んで喰うやろう。と言って韓国土産の虫の缶詰めがやってきた。カイコの蛹らしい。昼飯時に開けた。真っ先に食べてみた。まずい。日本の虫の缶詰めと違って、とっても薄味。虫の味が満載。このタイプの虫の味は苦手。急いでジュースを飲むがなかなか虫の味が消えない。
ぜひ他の人にも、この味を体験してもらおう。と言うわけで、みんなに勧めてみる。美味しいよ〜。

やたらと盛り上がった。多くの奴らが食べてみていた。味の感想はみんな似たようなものだった。が、美味いという意見も二三あった。

某昆虫館で働くお姉さんは、職場でよく食べさせられるので、いりません。と、きっぱり。職場で土産などとして、よく提供されるらしい。で、みんなで押し付け合いするらしい。
缶詰めには、虫と一緒に虫の臭い満載の汁も入っていた。大学生どもは無茶をする。虫を喰って、ジュースを求めている相手に、コップにいれた虫汁を差し出したらしい。それを飲んだのだから、漫画みたい。よく吐き出さなかったもんである。
3歳の子にも一匹あげてみた。隣りでお母さんは笑っている。何の疑いもなく食べた。と思ったら、何にも言わずに、部屋から走って出ていってしまった。意味が分からんので、追いかけてみた。逃げていった先で泣いていた。かなり不味かったらしい。

虫缶一つでかなり楽しめた。


2009年11月7日 紙貼り対決

各自、大きな模造紙の前で位置につく。その手前には、ふえき糊とA3の裏紙。手には平均するとB6程度の大きさの何やら字や画像が印刷された上質紙が25枚ほど。その上質紙を模造紙に綺麗に並べて準備完了。スタートの合図とともに、模造紙に上質紙を貼り付けていく。
3人で対決した。配置を美しく、いがんだりしないように、もちろん貼った物にしわがないように。出来に応じた得点というより、不出来なら減点。あとはタイムトライアル。障害飛越競技のような感じ。

減点を減らすべく、丁寧に作業を進めたのだけど、わかったのは自分の紙貼りの下手さと、上質紙には向きがあるって事実だけ。必ず向かい合った2辺はきれいに貼れるが、残る2辺はしわになる。しわを取ろうと、押さえたり引っ張ったりしても無駄というかかえって餃子になるだけ…。もちろん水平や直角、等間隔とは無縁なので、紙はいがみまくり。ふと気付くの他の二人はとっくに終わっているのに、こっちは半分ちょっとしかできていない。
丁寧に作業してるつもりで、ぜんぜん出来がついていっておらず。時間がかかっているだけ。それって、時間かかりまくっている癖に、さっぱり作業が進まない、と有名なPの野菜切りと同じではないか。ふと気付くとずっと独り言を言っていた。やっぱりPのようである。

さっさと貼り終わった他の二人の出来を見てみる。けっこういがんでいるのは同じ。でも、しわはむしろ少ない感じ。タイムトライアルのみならず、減点でも負けた〜。


2009年11月6日 全県制覇と島ハンター

某知り合いが、あと埼玉県で泊まったら、全県制覇だと豪語していた。全県制覇とは、すべての都道府県で宿泊したという意味。これがA級全県制覇としたら、B級全県制覇はすべての都道府県を歩くこと。これすらまだ達成していない…。C級全県制覇は、電車での通過OK。これもまだ…。
高知県と宮崎県は通過もしていない。岩手県、秋田県、山形県、福島県、栃木県、静岡県、富山県は電車で通過したことがあるだけ。ほかにも関東には泊まったことのない県がいくつか(ってゆうか東京都しか泊まったことがない…)。
A級全県制覇にあと一歩の知り合いは、群馬県で泊まったという実績を残すために、わざわざ寄り道(?)までしたらしい。

で、ここからが本題。
密かに私は島ハンターなのである。いろんな島に行きたいのである。島というけっこう閉鎖された空間で、どのような生態系が成立しているかを知るのが好きなのである。Island Biogeographyである。といえば、マッカーサーな感じで格好いいのだが、そうではないらしい。
小さい頃、子どもだけで勝手にボートに乗って桃ヶ池の島に行った(桃ヶ池は大阪市阿倍野区にある)。初めての島である。それ以来、初めての島に行けると嬉しい。仕事の一環で西表島に行ったときは、とくに理由もないのにスケジュールが詰まっているのに、わざわざ与那国島に行って、1泊して帰ってきた。行ったことのない島に行けると意味なく嬉しいらしい。というわけで、どこに行くかという話になれば、無理矢理、島に行く話にしようとする。それもどうせなら、行ったことのある対馬ではなく、行ったことのない種子島。

寄り道までするA級全県制覇目前者は、なぜか種子島にあまり興味がないらしい。行ったことがないくせに。どうしてかは、よくわからない。今度は、日本中の島を制覇したらいいのに。島の制覇対決なら勝てるかも。
日本中の島は難しそうだけど、密かに島ハンターとしては、瀬戸内海の主だった島は制覇してみたいと思っている。でもまだ行ったことがあるのは、友ヶ島と淡路島と姫島だけ。両の端っこ。そういえば、家島に行く話があったはずなのだが、どうなったんだろう?


2009年11月5日 あの味のパン探し

京阪出町柳駅前にRというパン屋があった。というか今もあるんやけど…。
昔、京都にいた頃、そこのバタートップというパンがお気に入りで、しょっちゅう買っていた。とても美味しかった。今もバタートップはあるけど、いつの間にか味が変わってしまっている。今も美味しいけど、あのバタートップとは違う…。
で、密かにあのバタートップと同じ味のパンを探している。先日、なにげなく買ったパンから、少し手がかりが見つかった気がする。

長居のP、我孫子のSと近所にも美味しいパン屋は存在するが、今回重要な発見があったのは河内松原のOである。月に1度だけ行くパン屋で、お薦めはブリオッシュ。ただあいにく近頃ブリオッシュを作ってくれない…。それはさておき、なんとなく食パン系の棚を見ると、赤い食パンがあった。めったにないことなのだが、店員さんに、これなんですか? と尋ねてしまった。紅麹を使ったパンなのだという。そして、なんの気の迷いかこれを購入してしまった。食パンを買うことなんてまずないのに。これを運命と言わずしてなんと言おう。
帰ってきて、遅めの昼ご飯にバタートーストにして食べた。驚いたあのかつての出町柳のRのバタートップに似た味がするのだ。同じではないけど、味が薄めだけど、同じ味には違いない。あのバタートップは赤くはなかったので紅麹ではないだろうが、麹系のものを使っていたのではないだろうか?
というわけで、麹をキーワードにあのバタートップと同じ味のパン探しの度は続くのである。


2009年11月4日 他人の文章にケチをつける日

今日は一日他人の文章にケチをつけていた。疲れた〜。
誉めるのに理由はなくてもいいが、悪口には理由がいる。けっこう頭を使う。疲れる。
悪口を言いっぱなしではなく、できれば改善の方向を提案したいところ。いっそう頭を使う。さらに疲れる。
そして、冷静に考えると、時間をかけて、頭を使ってもあまり自分にメリットがない…。頭を使うから老化防止にはなるかも。

じぁあ明日からは、この勢いで自分の文章をなんとかしよう。ひと文章に偉そうに指摘できるなら、自分の文章にもできるはず。たぶん。


2009年11月3日 クリーニング屋の活用法、あるいは新サービス

いやけっして、こんな使い方を推奨しているのではなく、結果的にそうなったというだけで…。

今日は、夕方から奈良方面でムササビの観察会。観察会に合わせてくれたのか、今日から急に寒くなった気がする。朝出掛ける時に、Tシャツの上に長袖シャツ、さらにパーカーを着てみたがまだ寒い。なんか暖かい上着を持っていかないと。で、思い出した。そうだクリーニングに暖かいジャンバーを出しているんだった。
というわけで、午後、出掛ける前にクリーニング屋に寄って、預けていた服たちを身請けしてきた。なんと4月に預けたまま半年以上も放ってあったのである。
ちゃんととっておいてくれてるのかなぁ。あまりに長く放置されたのは処分されたりするのかなぁ。と少し不安だった。が、預かり証を見たクリーニング屋のおばちゃんは、即座に取り出してくれた。というか、一番手前にぶら下がっていた。つまり一番長く放置していたってことか? おばちゃんは何も言わなかったけど、この客はいったいいつになったら取りに来るんだ?とかねがね思っていたりしたんだろうか?
この次は、もう少し早く受取に行こうと少し反省した。でも、冬物衣料を必要のない夏の間預かってもらえると、部屋が片づいてありがたい。衣替えの時に預けたら、クリーニングして保管しておいてくれるってサービスをしたらいいんじゃないだろうか? あるいは使わない時はいつでもいつまでも預けられて、クリーニングして保管するってサービスでもいいかも。けっこうヒットするんじゃないかと思った。一年以上放置したら、売り飛ばしても良いって契約でも付けておけば、預かる側も安心。


2009年11月2日 風の吹く日は鳥が死ぬ?

今日はかぜが強かった。木枯らし1号だったらしい。自転車で走り回ってたのだが大変だった。西に向かってはなかなか進めない。ずっと東に進んでいきたい気分。双眼鏡が安定しないので、鳥が見にくい。数えにくい。
と、ぶうぶう思いながら、大和川沿いの道を西に向いて自転車をこいでいると、道端に鳥の死体。なんとなく小さくて茶色いのでスズメかな。と思って通りすぎてから過眼線があることに気付く。スズメとちゃうやん!というわけで、引き返して拾ってみる。オオヨシキリであった。思わぬ拾い物。風に飛ばされて車に衝突したんだろうか?
しばらく街中を自転車でウロウロ。と、再び西に向いてがんばっていると道端に黒い中位の鳥。ムクドリのオスであった。またもやGET! これまた風に飛ばされて車に衝突したんだのかも。
いや、きっと風が強いから車に衝突したに違いない。となぜか確信して、その後は道端ばかり見て走り回るも、もう鳥の死体には出会えず。でも、1日に1羽も拾ったわけで、風の吹く日は鳥が死ぬと確信したのであった。本当だろうか?


2009年11月1日 ダイオウショウはあるの?ないの?

近所の植物園にダイオウショウはある? と尋ねられた。あるよー! と答えた。この春にカラスの巣探しをしていたときに、松林のとある樹にカラスが巣をつくった。調査では、巣をかけた樹種を記録しているのだが、その樹にはダイオウショウという札がかかっていた。だからダイオウショウと記録。てっきりダイオウショウだと信じていた。
が、その植物園に生えている樹種リストを見てみるとダイオウショウは載ってない。載ってるマツは、アカマツ、クロマツ、テーダマツ、リギダマツの4種だけ。ダイオウショウは〜?

たしかにこの植物園の植物名の札はけっこういい加減。長年、ヒヨドリやメジロが蜜を吸いに来ているのを観察してて、ヒヨドリの糞からも花びら等が出るので馴染みだったサザンカ。サザンカという札がかかっているので、10年以上に渡って、ずーっとサザンカと呼んでいた。が、最近サザンカではなくカンツバキであることが判明。自分の血液型はB型であると信じていたのに、突然A型であることが判明したような気分。いまさら几帳面な性格には変えられない…。
というわけで、ダイオウショウという札がかかっているからといって、ダイオウショウとは限らない。専門家に確認を依頼した。結果をお楽しみに。

で、話のついでにマツについて色々教えてもらった。
アカマツやクロマツは2葉のマツ。ゴヨウマツはその名の通り5葉のマツ。他にも1葉、3葉、4葉のもあるらしい。植物園に並べて植えてみたら面白いだろうに。
今年になって、植物園に大きくてトゲが付いてるマツボックリがあることに気付いた。これはどうやら、リギダマツのマツボックリらしい。
もしダイオウショウがないなら、トゲのないでっかいマツボックリが、テーダマツのマツボックリということになるんだろう。
リストにはないものの、竹林の南側に、葉っぱの短い変なマツが生えている。これの正体は、さすがの専門家も調べないと(あるいはもっと詳しそうなのに尋ねないと)わからないらしい。そのうち調べてくれるだろう。


2009年10月31日 羽根拾い

近所の公園でみんなで羽根拾いをした。羽根拾いは思いのほか盛り上がる。子どもはもちろん大盛り上がりだが、大人でもかなり盛り上がる。

とりあえずたくさん落ちているのは、ドバト、キジバト、カラス。ドバトとキジバトの風切羽や尾羽の区別でしばらく話ができる。カラス2種の羽根の区別は難しいけど、体羽ならできるらしい、という話でももう少し時間がもつ。そんなこんなで、下を見ながら歩いていれば、ハトの羽根が散乱してるのに出くわす。タカが襲ったんだろう。ハトはかなりタカに食われてる。なんて話でまた盛り上がる。そんなこんなでウロウロしていれば、その内、ちょっと珍しい羽根も拾える。ヒヨドリやツグミなどが定番だが、この季節はけっこうアオバトも拾える。アオバトの羽根が出れば、こっちのもの。みんなアオバトの羽根が欲しいから、真剣に下見て探し出す。運が良ければけっこう色々拾えるはず。
池端に行けば行ったで、水鳥の羽根は確実に浮いている。大きい白いのはコブハクチョウ。もしかしたらアオサギやカワウの羽根も落ちているかも。カモの体羽は難しいけど、池に来る種が決まっているのである程度絞れる。チリメン模様ならホシハジロ? 黒いのはキンクロハジロ? カルガモの羽根もなんとなくわかる。あとはマガモかコガモかなぁ、って感じ。

今日はさらにビックな発見が二つもあった。
何気なく池をのぞくと、たくさんの羽根がまとまって浮いている。何かが襲われた跡らしい。ハトだなと思いながら、よーく見ると青かった。アオバトの羽根の散乱である。尾羽と下尾筒およびその周辺の羽根だけらしい。生き延びている可能性大。水面からがんばって羽根を拾いつつ。尾羽のないアオバトが近くにいないか気になって、ドングリの林の方を見てしまう。
オオタカの食事場所である一角に行ってみる。ここに行けば羽根の散乱の一つや二つはきっとある。案の定、遠目に新しそうな羽根の散乱を見つけた。近づいてみてびっくり。トラツグミが襲われた跡だった。こちらは風切羽が一揃い落ちている様子。もう生きてはいないだろう。みんなで、拾えるだけ拾った。

戻ってきて、図鑑や標本をながめながらの羽根談義。Sさんが羽根を拾うのが好きで、なんでそんなんが楽しいのかなと思ってたけど、今日初めて羽根拾いの楽しさがわかった。というコメントをいただいた。けっこう嬉しいかも。


2009年10月30日 なにさがしてるん?

今日は、休みなので、遅めに起きて、近所のマイフィールドの公園で調査三昧。午前は、鳥のセンサス調査をして、ついでにタヌキのためフンチェック。午後は、木の実の数を数えて歩く。一回り約5km歩くことになるので、二回りして約10km。健康的な休日である。続きで夜のタヌキのセンサス調査もしようかと思ったけど、面倒になったのでやんぴ。
暑くもなく寒くもなく、いい日より。ちょうど遠足シーズンらしく、小学生の団体が死ぬほどいた。まとまって遊んでいる学校あり、グループごとにオリエンテーリングみたいなことをしている学校あり、バラバラに散らばっている学校あり。バラバラになった子どもたちはたいていドングリを拾っている。この季節、相当な量のドングリが子ども達によって運び出されていると思う。

鳥の調査をしながら林の中を歩いていた。子ども達がちらばってドングリを拾いまくっている様子。その辺、タヌキのためフンがあるんだけどな…、とか思ったけど、言わぬが花かと思って知らん顔。知らん顔して歩いていたら、

なにさがしてるん?

近くで子どもの声がした。友達に話しかけてると思って、そのまま歩いていると、

なにさがしてるん?

再び同じ質問。振り返ったら、こっちに向いて質問していた。おいらに尋ねてるらしい。

鳥を探してるねん。
鳥の羽根いっぱい落ちてるで。
生きた鳥探してるねん。
ふーん。

納得してもらえたらしい。それにしても、見知らぬお兄さんにいきなり話しかけるとは、変わってるというか、大胆というか。よほど、子どもが話しかけやすいオーラでも放ってるんだろうか? たしかに観察会とかでは、よく子どもには話しかけられる気はする。しかし、まったく見ず知らずの子どもにまで話しかけられるとは…。
あの子は誰にでも話しかける、という可能性もある。隠れて追跡観察すればよかったかも。あるいは、こっちが覚えていないだけで、知り合いだったんだろうか? 確かにそういうこともよくある。


2009年10月29日 売れる本と売れない本のあいだ

一昨年、昨年とものすごく売れて、今でもまだ売れ続けている本を読んだ。ベストセラーは読まない主義なのだが、読書会の課題本になってしまったから仕方がない。話題になっていた頃に何度も手にとってパラパラとめくっては、とりたてて意味のあることは書いてなさそう、と思って元に戻していた。読んでみての感想は、予想通りといったところ。
でも、この本は飛ぶように売れたわけ。帯には、60万部突破と書いてある。定価の10%が著者に入るとすると、74円×60万部=4440万円! あこがれの印税生活を目指すためにも、この本がなぜ売れたのかよく考えてみなくてはならないだろう。

著者自身の研究紹介もあるが、大部分は分子生物学史の巨人達のエピソードと発見の紹介。その合間に、アメリカ観光紹介と研究者の楽屋話。科学的な内容に割かれている分量はとても少ないと言っていいだろう。ちなみに、生物とは何か?という問いがテーマの本のはずなのだが、明確な答えは与えられない。ほんわかしたイメージを喚起して終わるだけ。
こうしてみると、科学の教科書ならばダメダメな本。だが、おそらくその教科書としてダメダメな部分が、売れた理由なんじゃないかと思う。

科学的な説明の部分には、理解を助けるために簡単な例え話がそえられていたりするが、例えが際立ってうまいわけではない。分子生物学に関する普及書なら同程度のはふつうにあると思う。が、この本を読んでも科学的な説明の部分はさほど頭に残らない。アメリカの研究機関の様子、巨人達が発見にいたった経緯、科学者たちの確執。物語性に富んだエピソードの中に、科学的説明が紛れ込んでいる感じ。それが理系ではない読者の支持を得た理由ではないかと思う。
実際、帯に並んでいる絶賛コメントは、一人をのぞいて全員文系。コメントの内容を見ても、科学者のエピソードを取り上げているのが多い気がする。つまりこの本は、科学史の裏話として読まれたんじゃないだろうか?
科学の裏話本は数多いが、日本人の手になるのはさほど多くない。そして、この著者は研究者にしては文章が上手。(いわば物語としての)構成もうまい。

というわけで、結論。売れる自然史本を作るには、
一つ、人間ドラマを盛り込むべし。
一つ、本筋と関係ないエピソードを盛り込むべし。
一つ、小説風の構成を考えるべし。
一つ、科学的内容は、あまり真面目に解説すべからず。
つまり、科学的要素少なく、ドラマ要素多めに。


2009年10月28日 アリスイの声

近所の公園で少し前にアリスイが出ていたと聞かされた。それもカメラマンのおじさんからの又聞きらしいが、画像を見せてもらったというから間違いないだろう。地元なのに見てない〜! と思って、アリスイがいたという場所に何度も足を運んだのだが、出会えなかった。アリスイにも、アリスイ狙いのカメラマンのおじさんにも。渡りの途中でもう抜けてしまったのか、それとも越冬に来たけど現在行方不明状態ってだけだろうか。マイフィールドなのに、カメラマンのおじさんは見ていて、こちとらは見ていない種がいくつかある。アリスイも仲間入り。悔しいので、アリスイアリスイと思っているのだが、まだ出会えず。また出ないかな〜。などと思っていたら、思わぬところで中途半端に出会った。

今日は快晴で暑いくらいの天気の中、淀川を延々と16kmほど歩いた。渡りは終わった感じで、冬鳥にはやや早く、端境期って雰囲気。鳥はあんまり面白くない感じ。唯一盛り上がったのが謎の声。
豊里のかつてツバメの集団ねぐらがあった辺り。池のそばの樹の辺りから聞き慣れない声。でも、聞いたこともあるような声。
クィクィクィクィクィクィクィクィ。
モズに似た音質で、ちょっと高鳴きにも似ているが、ぜったいにモズではない。かなり特徴的。さほど根拠はないけど、聞いたことはないけど、アリスイに違いないと思った。
帰ってきて、CDを聞いてみた。まったく同じ。アリスイに間違いない。もっと真面目に姿を探せばよかった…。

アリスイって、近畿では少数が特定の場所にだけ渡ってくるというイメージ。だったけど、なんやかんやで、けっこうあちこちで見たって話を聞くようになってきた。不明だっただけか、最近増えているのか知らないけれど、越冬分布を調べてみなくっちゃ、とアオシギと並んで密かに注目している種。冬もこんな声を出してくれるなら、調査しやすいけどな〜。


2009年10月27日 韓国からの客

韓国からお客さんがやってきた。二人でやってきた。海外にある朝鮮産の鳥のデータベースを作るべく、ヨーロッパに行き、日本にも来たらしい。特に戦前の日本のコレクションには必ずといっていいくらい朝鮮産の標本が含まれている。日本はあちこちに行かなくっちゃと言っていた。すでに東京に行き、先週は兵庫に行き、そして大阪にたどりついたらしい。まだまだ日本には行くところがありそう。
日本語は話せないとのことなので、英語でのやりとり。幸いどちらも流暢でないので、文法的に微妙な、省略の多いやりとり。英語の上手な相手より、同じくらい下手な相手の方が気軽に話がしやすい〜。幸いにも韓国語が話せるのが来てくれたので、手伝ってもらう。明らかに韓国語で喋る方が得意らしい。勢いで、こっちにまで時々韓国語で話しかけてくる。だから韓国語はまるで話せないってばー。
とにかく手持ちの朝鮮産の標本を見てもらった。本体や標本ラベルを一通り撮影していった。喜んでもらえたらしい。お二人は、いま話題の仁川にある国立の研究所の方々。韓国に来ることがあったら寄ってねと言われたのだけど、本当に言ってもいいのだろうか? 社交辞令かなぁ。

ちなみに、事前にEメールで連絡をくれていたらしいのだが。それも3回も。こちらはまったく受け取れず。SPAMの山の中に紛れてしまっていたらしい。海外から横文字でメールを送られても、見落としている可能性が極めて大。海外の方、気をつけてね。


2009年10月26日 ヤマシギ

近所の公園には毎年ヤマシギがやってくる。やってくるんだけど、毎年死んでる。だいたいヤマシギは、街中でよく死ぬ。どうも頻繁に建物のガラスに衝突するらしい。おかげでけっこう死体が手に入る。生きたのをゆっくり観察するのは難しいけど、死体は比較的お目にかかれる鳥。
近所の公園でもよく死んでる。21世紀に入ってからだけでも、2006年に1羽、2002年に1羽、2001年には2羽も死体を回収している。いずれも窓ガラスに衝突したらしい。これ以外に、タカにでも食べられたらしく、ヤマシギの羽が散乱しているのも見つけたりする。毎年1〜2羽死んでるんじゃなかろうか? それでもほぼ毎年、秋から春先にかけてやってくる。あまり観察機会は多くないが、毎年1〜2羽はやってきてるんじゃないかと思う。

今年も10月後半に入って、少なくとも1羽やってきていた。が、昨日1羽死んだ。カラスに追われて池に落ちて、助け出されたがそのまま息を引き取ったらしい。数日前に見た子が死んでしまうとは残念。窓ガラスとタカだけでなく、カラスも強力な敵だったらしい。都市公園は敵だらけ。あまりヤマシギにはお薦めできない環境である。もっと安全な場所に行けばいいのに…。


2009年10月25日 木の実狙い

生駒の山に鳥を見に行った。今月3回目。最初はヒタキ狙いで、狙い通りエゾビタキをたくさん見れた。次もヒタキ狙いで、個体数は少し少なかったけど、5種出現して満足。今日は、もうヒタキには少し時期が遅め。正直鳥は期待してなかった。それがよかったのか、けっこう色々見られて楽しかった。ヒタキも3種。ムギマキがでて盛り上がった。
今日の山の鳥はメリハリがあるのが特徴的。ほとんどのところには、ろくに鳥はいない。で、特定の場所に集中的に見られる。狙い目は実を付けてる木。ヒタキ類はクマノミズキ、ツグミ類はコブシ。

生駒にはクマノミズキが多く、この秋はたくさん果実を付けていた。アカメガシワと同様、この樹の主要な種子散布者はヒタキ類らしい。今月初めも今日も、ヒタキ類が集中して見られるポイントになっている。エゾビタキやコサメビタキが多かった季節は過ぎて、今日は主にキビタキがやってきていた。その中に少数のムギマキが混じっている。その他、メジロもけっこう来ていて、時々ヒヨドリやツグミ類も来ている様子。マミチャジナイもクマノミズキで観察できた。ヒヨドリやツグミ類など大きめの鳥が来るとヒタキ類は、どこかに行ってしまう。大きい鳥がいなくなってしばらくするとヒタキ類が戻ってくる。
あと、カラ類の混群もクマノミズキに来ていた。メジロはもちろんシジュウカラもクマノミズキ果実を食べていた。ヤマガラとコゲラも混じっていたのだが、果実を食べているシーンは確認できず。でも、食べてそうな感じ。面白いのはエナガ。クマノミズキの果実すら丸呑みは難しいらしく、よーく見ていると果肉だけをかじりとっていた。

たくさんの実を付けたコブシの樹には、ツグミ類の群れが来ていた。とまってると見えないし、飛んだらどっか行ってしまうし、ゆっくり確認できない。偶然見えるところにとまったのを頑張って確認する。数人でしばらく粘ったが、確認できたのはクロツグミばかりだった。
ここでも、ヒヨドリがやってくるとツグミ類が逃げていってしまう。日頃はヒヨドリの味方なのだけど、この時ばかりはヒヨドリが邪魔者に見えた。


2009年10月24日 どんぐりもらった

小さい男の子が、はいっと言って何か渡してくれた。どんぐりが2個。隣からお母さんの解説。どうしてもプレゼントすると言って、拾ってきてくれたらしい。

とっさに昔見たバラエティー番組を思い出した。某お笑い界の大御所が、毎回ゲストを迎えてトークを繰りひろげる番組。その時のゲストは、関西出身の関西弁が売りの女優。ちょっと不思議ちゃんタイプ。ゲストは毎回お土産を持ってくる。で、出てきたのがドングリだった。大御所は、素直にコメントした。何やこれ? ゲストは泣き出した。冗談ではなくドングリをあげたら喜んでもらえると思って用意してきたものらしい。慌てた大御所が泣きやませようとフォロー。30分番組はそれだけで終わった気がする。

なるほど、いきなりドングリをプレゼントされると確かにとまどう。ドングリ自体はけっこう好きだが、なんでドングリくれるの?と尋ねたくなる。が、それでは泣いてしまうかも。プレゼントをくれるだけでもありがたいというか、その好意は嬉しい。
と、瞬間グルグル考えた末。ありがとう〜。クヌギのドングリと、もう一つは何かなぁ。どこで拾った? と答えた。場所を思い出して答えてくれた。コナラのドングリかなぁ。
とやり取りしつつも、まだとまどい中。このリアクションで正解か??? と男の子の様子をドキドキしながら見る。OKだったらしい。お母さんに促されて、バイバイと帰って行った。

この日は他にも、子どもから色々もらった。
ハシブトガラスの頭骨。きれい〜、と言って喜んで持っていたら、欲しいと言った男の子がいたので、あげた。
中型哺乳類の大腿骨の一部。ネコかタヌキだろう。種類を調べて今度、教えるね。というやり取り。調べてみたら、ネコだった。

ドングリは、とりあえず机に乗ってる。忘れないように、日付と場所を書いておこう。


2009年10月23日 ジネズミ募集中

北の国の方から、大阪のジネズミが欲しいと言われた。顔を拝見したことはあるが、知らない人。ネットでこちらに大阪さんのジネズミ標本があることを知って(というか知り合いに教えてもらって)連絡してきたらしい。ネットで公開してみるもんだ。おかげで手元のジネズミくん達に活躍のチャンスが来たわけだから。

北の国の方からのメールを要約すると、
ジネズミは東西で遺伝型 (ハプロタイプ)がキチンと分かれるが、その境界
がどこかは不明。琵琶湖あたりに境界があるかも。というわけで、近畿地方のジネズミの死体を集めているが今一つ集まらず。とくに大阪や兵庫のがない! 大阪のジネズミ持ってないかなぁ。
とのこと。

大阪のジネズミ持ってるよ! と返事したけど、ホルマリン固定したのは、DNAの解析には使えない。冷凍のまま放置されている死体を探したり、乾燥標本を探さなくてはならない。小型哺乳類は、丸ごとホルマリン固定していることが多いから、あまり数は見つかりそうにない。ちょっと悔しい。
というわけで、募集。ジネズミの死体を見つけたら、ぜひ送って下さい。大阪や近畿地方は大歓迎だけど、他の地域のサンプルも増やしたいらしい。こちらもジネズミの標本が増えると嬉しい。送ってもらったら、こちらで標本にして保存すると同時に、筋肉片をDNA分析用に提供する予定。
えっ、ジネズミがどんなんかわからない? ネズミといいながらモグラの仲間。とにかくネズミやモグラの仲間の死体であれば何でも歓迎。ジネズミでなくっても標本にするから送ってね。ちょっとくらい腐っていてもいいらしい。


2009年10月22日 今日の運勢

朝は絶好調なるも、昼前から運気は急降下。探しものは見つかるが時間がかかる。総じて残念な感じの一日。アンラッキーアイテム:温度計。

早起きして早めに家を出た。駅ではホームに上がったら、15分遅れでちょうど新快速が到着した。遅れてくれてラッキー。プラナリアを採ってこいとの指令を受けたので、少し遠回り。途中で、ニホンリスを見ることができた。指示された場所で、ちゃんとプラナリアを採集。ここまではよかった。
本来のスタート地点に到着したのが、昼前。哺乳類のフィールドサインの観察会の下見なので、田んぼの山側を狙う。が、2年前にはなかったのに、ずーっとシカ除けの柵がもうけられている。田んぼ周りにフィールドサインは何もなく、シカの足跡だらけの山側には出られない…。と、思っていたら柵に囲まれて出られない〜。
その後も見つかるのはシカの足跡と糞ばかり。カヤネズミの巣ですら、さんざん探してようやく1つ見つけたのみ。
プラナリアでも採ろうと何ヶ所かで試みたが、さっぱり採れず。ようやく1匹採集出来たとき、前のトライ地点に温度計を置き忘れてきたことに気付く。仕方がないので、1kmほど取りに戻る。
なんやかんやで、なんとか明るい内にバス停に到着。と、思ったら、10分前に最終便が出たところだった。仕方がないのでさらに40分ほど歩く。
帰ってきたら、2ヶ所で採取したプラナリアの内、片方がとけていた。残念…。


2009年10月21日 夜の公園の動物たち

人がほとんどいなくなる夜の公園。動物たちはどうしてるだろう? 昼間はしょっちゅう歩き回っている公園だけど、夜は年に2回歩く程度。それも、そんなに真面目に調査をしているわけではない。そんなわけで、試しに今日も夜の公園を一回りしてみた。タヌキを探しながら歩いてみて、知らないことがいっぱいらしいことに気付いた。

なにより驚いたのは、簡単にタヌキが見られること。一回りして出会った哺乳類は、アブラコウモリ2匹、ネコ3匹、そしてタヌキ4匹。タヌキが一番多い。一度に4匹ではなく、3ヶ所で4匹。一緒にいた2匹は、大人サイズでつがいかなという感じ。あとは小さいのが1匹ずつ。軽く一回りしてこの結果、直接観察で充分タヌキの調査ができそう。
少なくともタヌキが記録される場所のデータを蓄積すれば、だいたいの行動圏や個体数が推定できるような気がしてきた。今までの観察情報を勘案すると、4家族・つがい程度いそうな気配。十数頭ってところ?

強力ライトを持っていって、地上を照らして歩いたのだが、地面が照らされるだけで、樹上で寝ているカラスが騒ぎ出す。カラスの多くは、1つの林で集団ねぐらを作っているようだが、その周辺の別の林でも少数が分かれて寝ているらしい。
池を照らすと寝ていた鳥が飛び立った。カルガモが十数羽飛び立った他、アオサギが1羽飛んだらしい。らしいというのは、カルガモは羽音とシルエット、アオサギは声だけで判断しているから。もっとカモが増えてから調査すれば、夜にもカモが池にいるのか、どこかに出掛けているのか明らかにできそう。
昼間は人を見たら近寄ってくるコブハクチョウも、ライトを当てられると逃げていった。一方、ネコやタヌキはライトを当てられると少なくとも一度は立ち止まる。ライトに止まる哺乳類と、逃げる鳥類。と一般化してしまいたくなったけど、そんなもんなのかな。

今さらって感じではあるが、夜の公園の調査はなかなか面白い。幸い人には出会わなかった。これなら恐くない。というわけで、この調査少なくともしばらく継続してみようと思う。


2009年10月20日 狸センサス

一昨昨日の夜9時頃だったか、近所の公園を歩いていたらタヌキに出会った。目の前を横切る影、ネコじゃないなー。タヌキだ! って感じ。この公園でタヌキを見るのは2回目。と思って、少し進むと一緒に歩いていたありど〜しさんが、あれもネコとちゃうんちゃう、と関西人らしい言い回し。またもやタヌキであった。こちらのタヌキはいったん逃げていったと思ったら、すぐにまた戻ってきて、なんとこっちに向かってくる。どうもネコ用に置かれていた餌を目指しているらしい。ジョギングしている人が通りすぎたので驚いてまた逃げていったが、それさえなければものすごく近づいてきそうだった。これでタヌキを見るのは3回目。わずかな時間で、この公園のタヌキ経験値が一挙に3倍になった。こんなに簡単に見られるなら、夜に一周回ってセンサス調査できるんじゃなかろうか? というわけで、今晩回ってみた。
午後9時過ぎにスタート。反時計回りに植物園の外側を一周。約40分で回れた。結果、ネコ7頭、タヌキ1頭を確認。なんかゴソゴソと音がするなと思って立ち止まると、植物園の中からタヌキが出てきて、こっちに気付いたのかすぐに中に戻っていった。一昨昨日もそうだったが、やはり植物園の中がホームで、警戒しながら外に遠征に出てくる感じ。
植物園の外周は、マラソンロード沿いは明るく、人通りも多い。一方、マラソンロードからはずれると、とたんに街灯の密度がさがり暗がりが増える。人通りもほとんどなくなる。暗くて人通りがない方が、タヌキは出そうな気はするが、出ても見えないかもしれない。そして、何より変な人間が出てきそうで、ちょっと怖い。この調査はかなり危険かもしれない。継続するか悩み中。
ってゆうか、こんなに簡単に見れるなら、いっそ外周ではなく、植物園の中でセンサス調査したらいいんじゃなかろうか? 変な人に出会う可能性はほとんどないので、かなり安全。問題は暗い場所が多いこと。強力ライト持っていくか? それともノクトビジョンを買うか?


2009年10月19日 キンモクセイの薫り

薫りシリーズ第2弾。知り合いと話していたら、その親子もハスの薫りがわからないことが判明。ハスの薫りがわからない人ってけっこう多いのかもしれない。で、キンモクセイの薫りのことやけど。
キンモクセイの薫りと言えば、トイレの匂い。昔からトイレの近くによく植えられていたからである以上に、トイレの芳香剤に頻繁に使われていたから。我が家でもそうだった。キンモクセイのきつい甘い匂いは、あまり好きじゃないし、強くトイレを連想する。
でも、近頃はあまりトイレの芳香剤にキンモクセイは使われないらしい。で、トイレの芳香剤としてキンモクセイと出会ってない若者が多くなって、そやつらはキンモクセイの薫りでトイレを思い浮かべないらしい。考えてみれば当たり前だが、思ったこともなかった。日本人共通のトイレの匂いだと思っていたのに…。


2009年10月18日 お茶会、ハスの薫り、カキの薫り

今日はお茶会に参加した。22種ものお茶を飲むことができて、その後、聞茶も行われた。難しい。
第一部が終わった後、お茶会第二部が一部有志で行われた。お題は、余ったお茶15種の聞茶対決。第一部では5種を選んでのグループ対抗の聞茶であったが、第二部では個人戦。参加者は5名。まず一通りの答えを提出。何問目が正解かだけが教えてもらえて、再度挑戦というルール。
候補のリストは示されたが、いくつかのお茶ははっきりわかったが、とにかく難しい。色も薫りも後味も似たような種類はほぼ勘である。結果、最初の答えでは、15問中8問しかわからなかった。9問当てたのが2名いたので、3位どまり(それも田の一人と同率)。2回目でも11問しか正解せず、3回目にして全問正解した。
聞茶は奥が深い。せっかく真面目に聞茶したので、それぞれの特徴をメモっておこう。

・ウラジロガシ葉:濃い茶色。まずい。
・モモ葉:濃いめで緑がかった黄色。渋い。
・煎ったイネ種子:濃いめの茶色。香ばしくて確かに煎った米っぽい。
・ゲンノショウコ葉:透明感のある緑がかった黄色。味はとくに特徴なし。
・ビワ葉:オレンジ色で綺麗。
・チャ葉:ふつうに緑茶の色と味。
・ルイボス(葉?):赤い。酸っぱい感じの味。
・アカメガシワ葉:濃いめの緑がかった黄色。一番まずい。
・ドクダミ葉:薄めの茶色。後味にわずかにドクダミ風味。
・スギナ葉、トクサ葉、ツユクサ葉:緑がかった黄色。味はとくに特徴なし。
・アカマツ葉:少し赤味のある緑がかった黄色。マツヤニの香りと味。
・クワ葉:濃いめの茶色。後味がちょっと甘い感じで、けっこううまい。
・ハス葉:濃い茶色。ハスの香りが強い。味も特徴的。

第2部の聞茶には登場しなかったが、
・アマチャ葉:本当に甘い。異様に甘い。後味にかなり残る。ちょっと変な甘さ。
・カキ葉:うっすらと柿の葉寿司の薫り
・カワラケツメイ:チョコレートの薫りがする。
・ヨモギ葉:薫りも味もヨモギ。フーチバやね。
・マンネンタケ:苦い。後味がかなり苦い。

とにかく、薄い緑がかった黄色で、とくに香りや味に特徴のないスギナ、トクサ、ツユクサとかが難しかった。

さらに興味深い発見が1つ。ハス茶は、薫りだけで一瞬でわかる。と、大部分の人が言っていたのだが、一部の人はこの薫りがわからないらしい。水草を研究しているくせに、河骨愛さんはハスの薫りがわからないらしく、第2部の聞茶ではハス茶を間違っていた。水草研究者としていかがなものか。ちなみに河骨愛さんの娘さんもハスの薫りがわからないという。遺伝するものらしい。
ハスのお菓子を食べても薫りがわからなければ、美味しさ半減。ハスのお菓子って珍しくないので、世の中にハスの薫りがわからない人は少数派なんだと思うのだけど、どのくらいの割合でいるんだろう?
ちなみカキ茶の薫りは、感じることは感じるのだけど、あまり強く思わなかった。が、どうも他の人はもっと強くカキの薫りを感じているらしい。聞茶の世界は、嗅覚の個人差を強く意識させてくれてなかなか面白ろかった。


2009年10月17日 鳥についての質問二つ

みんなで鳥を見に行った。最後は雨が降ってきてあわてて帰ってきたけど、それなりにいろいろ出て面白かった。鳥を見ながら、鳥についてあーだこーだ喋っていたのだけど、さりげない質問に答えに窮した。どこかで答えを見つけたり、何か思いついたりするかもしれないので、ここに書き留めておこう。

・どうして鳥は換羽するの?
・どうしてカワセミは水面を低く飛ぶの?

簡単な質問ほど答えるのが難しかったりする。その質問の意味をよーく考えれば考えるほど、真面目に答えるのが難しくなる。適当に答えてごまかすのは簡単だが…。
だれかいい答えを知っていたら教えてちょ。


2009年10月16日 ネコジャラシ採り

学生達にこれからエノコログサを採集すると宣言した。今一つ反応が悪い。エノコログサを知らない人! というと3人中2人が手を挙げた。ネコジャラシのことや。というと納得してくれた。和名をネコジャラシにしたらいいかもしれない。ネコジャラシにキンネコジャラシにアキノネコジャラシ。


2009年10月14日 カワラヒワのねぐら探し その2

今日は、集団ねぐらに集まるカワラヒワの個体数をはっきりさせるべく、集団ねぐらがあるとおぼしき林の南側。我が家の前の塒前集合から飛んでくるコース上とおぼしき場所に座り込んで、上空を通過するカワラヒワを数えてみた。だいたい
16時45分位から塒前集合に集まっているようなので、その時間帯からカワラヒワの動きがなくなるまで。

上空を通過したカワラヒワの個体数は、以下の通り。
 16:45〜16:50  11羽
 16:50〜16:55  64羽
 16:55〜17:00  68羽
 17:00〜17:05  107羽
 17:05〜17:10  112羽
 17:10〜17:15  52羽
 17:15〜17:20  10羽
 17:20〜17:25  0羽
というわけで、合計424羽。実は観察スタート前に3羽ほど飛んで行っていたので、実際はもう少し多いだろうと思う。また南以外の方角からねぐら入りしている個体がいる可能性も捨てきれない。とはいえ、少なくとも400羽以上が集まっていることが明らかになった。これは集団ねぐらと言っていい規模に違いない。
カワラヒワは1羽から20羽程度の群れで、三々五々集まってくる感じ。偶然にも目の前の林が、最後の塒前集合地になっているようで、とても数えやすかった。ちなみに、カワラヒワが集まり始める時間帯は、スズメより少し早い。スズメは17:00頃から群れで集まり始め、17:25でもどんどん集まってきていた。

このような調査は、月1回程度すれば、年間を通じたカワラヒワの集団ねぐらの様子がわかりそう。月に1時間弱なら楽なのでしてみようかと思うが、忘れそうな気もする。
短時間とはいえ、夕暮れ時に座っていると、カワラヒワやスズメだけでなく、ドバト、キジバト、ヒヨドリ、メジロなどいろんな鳥の動きが見られておもしろい。驚いたことに、何気なくチョウゲンボウが1羽現れて、旧安田病院のビルにしばらくとまっていた。ねぐらに集まるスズメを狙うのかと思ったが、ハンティングシーンは見られなかった。

今度は、いよいよカワラヒワの集団ねぐらの位置を特定しようと思う。やっぱりあの林が怪しい。


2009年10月13日 カワラヒワのねぐら探し その1

午後4時45分頃になると、家の前の電線にカワラヒワがとまりだした。気付いてしまうと、すぐにわかる。今までなら、あーカワラヒワかで終わっただろうが、ねぐら前集合となるとちょっと嬉しい。
で、カワラヒワがどこで寝ているか確かめるべく、自転車にまたがって出発した。とりあえず、家から見えた小学校の向こう側に行ってみる。午後5時過ぎから、カワラヒワの小群が小学校を越えてきて、道を渡って、予定通りスズメの集団ねぐらができる公園の南西部に飛んでいく。
スズメの集団ねぐら周辺。交通量の多い交差点の脇なので、車がうるさい。それに負けないくらいスズメもチュンチュンとうるさい。これではおとなしいカワラヒワが少々集まっていても気付かない。それでも知っていれば、カワラヒワが飛んでくるのがわかる。スズメの集団ねぐらができているのとは違う木にとまっている。と思ったら、再び飛び立って、少し北の林へ。あそこがねぐらか!
自転車で移動。…。カワラヒワがどこにいるかわからない。そうこうしている内に、あっという間に午後5時15分。もう一度辺りをウロウロしたが、もうカワラヒワの動きはない。自宅に戻ると電線にもカワラヒワの姿はなし。日没前45〜15分の短い間だけの塒前集合らしい。
というわけで、今日の探索は、少し情報は増えたものの、カワラヒワの集団ねぐらの位置を見つけるのには失敗。やかましいスズメの集団ねぐらを見つけるのは簡単なのにな〜。


2009年10月12日 来年度の予定を考え始める

そろそろ今年も終わりだなぁ。ということで、なんとなく今日、来年度の計画を考え始めた。計画といっても人生設計とは関係なく(人生に設計はないのである)、観察会などの企画の計画。大きなイベントの日程もそろそろ決まってきたし、それに向けていつ何をするべきかも、そろそろ考えておいたらいいだろう。って、思ったわけ。

毎月入るサークルの活動が3つ。1つはだいたいの日程設定ができるけど、あと2つのサークルの活動日を確保しなくてはならない。定例の夏のツバメの観察会。年6回くらい入る地元での観察会。それに付いてくる研修。勉強会があって、シーズン前半は淀川水系調査のラストスパート(といえばカエル?)、後半は大阪湾調査を開始(これは鳥だけ)。哺乳類は人気があるから秋以降に何かやりたいな〜。
などと考えていると、かなりの週末が埋まっていく。すでに6月や12月の日曜はすべて埋まった…。
この段階で、埋めまくってしまうと、後から新たな企画を入れにくくなる。困った困った。どこかの国の補正予算のように、削減方針で臨んだ方がいいのかもしれない。とりあえず一度頭を冷やすために、この段階で放置。


2009年10月11日 カワラヒワの集団ねぐら

外出先から帰ってきたら、家の前の電線に小鳥の群れがとまっていた。遠目にスズメかと思っていたら、数羽が鳴きながら飛び立った。カワラヒワだった。周辺を見渡すとあっちにもこっちにもとまっている。全部で200羽ほどもいる。住宅地のこの辺りにこんなにカワラヒワがいるとは知らんかった。なんやこの群れは? と思って気づいた。時間は日没前35分。ねぐら前集合かもしれん。でも、カワラヒワって集団ねぐらつくったっけ?
部屋に帰って、ベランダから外を見るとちょうど目の前の電線にカワラヒワの群れ。部屋の中から観察することにした。さかんに羽づくろいをしていて、糞をしたりしている。可愛い。見てる間にも新手のカワラヒワの小群が加わってくる。せまい視野からなので全数はわからないが、300羽は超えたと思う。と思ったら、一方で小群で飛び立っていく。行き先を追っていくと学校を越えて、公園の方に行ってるらしい。あの辺りには、スズメの集団ねぐらがあるはず。
というわけで、スズメの集団ねぐらと思っていたのには、少なくともカワラヒワが混じっているらしい。15年前から知っているねぐらなのだが、カワラヒワが混じっているとは知らんかった…。

日没15分前には、電線のカワラヒワはいなくなった。今度、ねぐらの位置を確認しようと思う。


2009年10月10日 珍しい焼き肉

ウシを一頭買いすると、ウシの各部をもれなく食べられる。当然ながら、ふつう流通していないような部位も食べられる。一度食べてみたい部位を思いついたので、記録しておく。いつかレアな部位を食べさせてくれる店に行くことがあったら、注文してみよう。

・副蹄
外側は蹄なので堅いが、中は脂肪の塊。プルンプルンしていて美味しそう。1頭から8つしか取れないので希少価値も高い。4個くらい串に刺して、焼いて、塩を振って食べるといいだろう。通ぶってみたいなら、後肢の副蹄と頼むといいだろう。後肢の方が大きくて食べでがあるのだ。

・唇
偶蹄類や奇蹄類の唇は柔らかくて気持ちが良い。この中には皮に包まれて、柔らかい筋肉が入っている。皮むきの時は面倒なだけの肉だけど、これって美味しいんじゃないだろうか? タレ付けて焼いてみてはどうだろう? あるいは塩クチビル?

・鼻
鼻の軟骨も捨てがたいが、その周辺の肉もいいと思う。いっそ軟骨と肉をセットで、塩味で。

・耳
耳の皮というより中に入ってる軟骨を食べる。細く切って酢漬けとか。それはミミガーか…。

なにぶん、ウシの皮むきをしたことがないので、今回はヤギを参考にした。同じウシ科なのでさほど違いはないだろう。とは思うけど、違ってるかも。
ちなみに副蹄は、シカ料理屋やイノシシ料理屋で注文してもダメ。やつらの副蹄にはホネが入っているので、あまり食べる部分がないはず。


2009年10月9日 台風一過 下見て歩いて モモの樹液

タヌキのため糞を探すべく、近所の公園を下を見ながらウロウロと歩き回った。台風一過だけあって、樹の葉っぱ、枝、果実といろんなものが落ちている。まだまだ熟していないドングリにマツボックリ、ギンナン、ハナミズキ・クスノキ・センダンの果実、メタセコイアの球果などなど。葉っぱが落ちていてもどうってことはないが、木の実が落ちているとなぜかテンションがあがる。落ちた緑の葉っぱが敷き詰められて、そのそこかしこに緑の球果が転がっているメタセコイアの林は、異国情緒あふれてとても綺麗だった。
遠足シーズンで、たくさんの子どもがきていて、のきなみドングリを拾いまくっている。いいタイミングで遠足があったもんである。子どもだけでなく、あちらこちらに地面でなんやら拾っている大人の姿も見かける。木の実拾いが好きなのは子どもに限らないらしい。
とある木の下で、ゼリー状のブヨブヨした塊がたくさん落ちている。なんだろう? 見上げるとモモの木。よく見ると、同じ物が幹や枝にまだまだたくさんついている。モモの樹液だったらしい。あんなにたくさん落ちる前は、もっとたくさん幹や枝に付いていたんだろうか? それとも落ちたからまた出てきたんだろうか? このゼリー状のものがモモの味がして、甘かったりしたら、ものすごく嬉しい。と思って少し食べてみた。なんにも味がしない。ちょっと柔らかめのワラビ餅みたいな感じ。きなこがあれば食べられそう。
で、どうしてモモはあんなに樹液を出すの? 季節柄? 大雨の後だから?


2009年10月8日 台風一家

台風一過と聞くと、昔から台風の家族団らんを思い浮かべてしまう。とにかく、夜の間は、ものすごく風が吹きまくっていた。むしろ台風の進路がそれてから、風と雨が強くなった気がする。妙にワクワクして眠れず。ようやく明け方に寝て、起きたら台風は行ってしまっていた。すでに晴れてるし、これではちょっと風の強い普通の一日。
以前、8月の夜の嵐の翌日、スズメのねぐらの下に大量のスズメが落ちて死んでいた。こういった事態が、数年に一度でもあれば、スズメの個体群動態に大きな影響を与えるかも、と思ってまた起きないか注意しているのだが、いまだに起きない。今日もまずスズメのねぐらのできている木の下を見に行ったのだが、スズメは死んでおらず。よかったのだが、期待はずれでもある。あれだけの雨風でスズメの大量死が起きないのであれば、以前の大量死の原因はなんだったんだろう?と不思議に思う。若い個体が多い8月ってのがポイントだったのだろうか?
ついでに公園周辺をウロウロすると、木の枝がたくさん落ちていたり、信号の向きが少しいがんでいたりした。でも、その程度。少なくとも周辺に大きな異変はなかった模様。まあ、起きたのが遅かったのですでに片付けられていたという可能性も否定できないが…。


2009年10月7日 雨、雨、台風

連日の雨。調査に出掛けるつもりが、朝起きては断念のくり返し。調査の予定が消化できないので、大変迷惑である。仕方がないからデスクワーク。考えてみれば、この半年ほど忙しかったので後回しにしていた仕事が大量にある。この二日でそれがかなり処理された。有り難いと言えば有り難い。で、明日の朝は台風らしい。またもや調査は断念。デスクワークがはかどるはかどる。デスクワークは無限にあるので、処理しても処理してもなくならない。じっとパソコンの画面を見る、といった具合。
と言いながらあくまでも後回しにしている仕事がある。本作りっていうか原稿書き。今日はまたもう一つ今年中に書かないといけない原稿が出現した気がする。他にすることもなくなってしまったら、原稿に取りかかろうかなぁ。と思っているが、それではあっという間に来年になりそう。このまま年末までずっと雨だったら、原稿も進みそう。


2009年10月6日 モズのはやにえの高さ

とある出版社から小学校の教科書の内容についてコメントを求められた。改訂にあたって科学的な間違いがないかということらしい。監修の一環と言うことだろうか。見てみると大筋で問題はないのだが、それではつまらないので、いろいろと重箱の隅をつついてみた。その中で1つ、とても気になったのが、モズのはやにえの高さと積雪の関係についての記述。
天候関連のことわざや言い伝えを紹介して、正しいかどうか、どうしてそうなるのかを自分で調べてみようという内容。まあ、事実として書いてあるのではないので構わないのだけれど気になる。冬の積雪量が多い年にはモズは高いところにはやにえして、積雪が少ない年には低いところにはやにえを付ける。そのこころは、冬にちゃんとはやにえを回収して食べられるように、秋の内にモズが冬の積雪量を予測するというのである。
似たような話はカマキリが産卵する高さでもあったっけ。ある種の動物が、冬の積雪量を、秋の内に予測できるという話は、動物が地震を予知するという話と同様で、眉唾物と思っているのだけど、どうなんだろう。知る限りモズのはやにえの高さと積雪量の関係を明確に実証した研究はなかったと思うのだけど…。

考えてみれば、モズのはやにえの高さと、積雪量の関係の研究はたいへん。まず大阪では無理。積雪は事実上ないので。かといって、2m以上の積雪のある地域での調査も難しそう。さらに言えば、積雪量にそれなりに年次変化がないと明確な結果を出すのは難しい。でもって、何年にもわたってモズのはやにえを見つけまくって、その高さを記録しなくてはならない。雪国の方、がんばってください。

てな事を要約して、あんまり適当な例ではないのでは? とコメントした。さて、この教科書では、この10年ほど鳥の観察会の写真を掲載してくれていた。今回の改訂にあたってついにその写真の掲載を取りやめるらしい。よかった。そこには若き日の自分が写っていて、毎年小学生に指摘されてちょっと恥ずかしかったんだな。


2009年10月5日 猪名川制覇

3日かかって、猪名川のほぼ源流部から河口、というか神崎川との合流まで。おまけで年下の兄弟分の藻川を歩いた。大部分兵庫県なので、後回しにしていたのだけど、これで淀川水系(三川合流より下流とその支流)の全体像を把握した感じ。

歩いてみて思ったけど、猪名川ってけっこういい川だなぁと。全体的に堰堤やダムが少ない。河口から完全にせき止められるのは、池田市の阪急宝塚線が最初。このラバーダムをぶっ壊したら、さらに少し上流の絹延橋のところのでっかい堰堤がはばむ。が、これをぶっ壊したら、かなり上流まで遡っていける。日生中央までいけるんじゃなかろうか。というわけで、ちょっとの努力でダムのない一級河川が実現するんじゃないかと思う。
今のままでも、淀川本流よりもはるかに広い感潮域があるに違いない。と思いながら歩いてたのだけど。神崎川合流から約3kmの位置でプラナリアを採集。こいつらは潮には弱いんじゃ。じゃあ、あまり感潮域は広くないのか? 岸近くの浅い場所で採集しているので、底の方には潮が来ている可能性はあるとは思うんだけど…。
生物相から感潮域がどこまでかを判断するには、何を見たらいいんだろう? と思ったのであった。フジツボもぜんぜん付いてないし。


2009年10月3日 山のエゾビタキ、里のコサメビタキ

山に秋の渡り鳥を見に行くぞ! と生駒の山に出掛けてみたものの、朝方は天気が良くてけっこうタカが飛んだものの、昼頃から曇ってきて、タカも飛ばず。見てた渡り鳥はヒタキ類ばかり。それもエゾビタキばかり。エゾビタキ10羽にコサメビタキ1羽程度の割合ではないだろうか。あとはキビタキを1羽見ただけ。なぜエゾビタキばかりなんだろう。
大阪市内の公園で見ている限り、サメビタキ類で一番多いのは、コサメビタキ。次がエゾビタキ。何か有意な差があるような気がしてきた。
渡りのコースが違うのか。好む環境が違うのか。

そしていずれにせよ、あまり見かけないサメビタキ。大阪は渡りのコースからはずれているのか。単に少ないのか。


2009年10月2日 大阪市内のタヌキ

大阪市内でも、淀川や大和川には以前からタヌキがいることはわかっていた。しかし、近年、公園でのタヌキ情報が増えてきている。
数年前に、扇町公園で記録されたことがあった。マスコミ関係者から画像を見せられて驚いたものだった。だ、2005年頃からは長居公園での生息を確認。昨年には天王寺公園にもいると聞いた。そしてここ数日、大阪城公園にもいるという情報が得られた。
一昨日、某Y部というテレビ番組スタッフから電話での問い合わせがあった。夜の大阪城公園にはどんな哺乳類がいるのかという。ヒトとネコ以外には、チョウセンイタチ、アブラコウモリ、ヌートリア、ドブネズミってとこかなぁ。と答えたら、実はアライグマを確認したのだという。大阪市内でアライグマってあるかな? タヌキの可能性はないのかと問うたがいまいちはっきりせず。で、今日、まったく別の方から大阪城公園でタヌキの死体を見たとの情報。この方がタヌキを間違えるはずはないので、タヌキの生息は確実と言っていいだろう。なぜ拾って来ない〜!

大阪市内の公園でタヌキが記録されるようになったのと、ほぼ同時期に大阪府ではアライグマが増えた。2000年頃から記録が増えて、2003年には大阪府中に広がった。もはや岸和田市より南や、茨木市や高槻市、池田市などでは市街地を含め市域全域でアライグマが見つかっている(というより捕まっている)。アライグマに押されて、タヌキが大阪市内にまで逃げ込んできているというイメージが湧くのだが、そんなことがあるんだろうか?
そういえば昔から市街地周辺にタヌキが多い堺市では、まだ北の方の市街地でアライグマの記録はないような気がする(知らされてないだけかもしれないが…)。タヌキのいる市街地にはアライグマは侵入しにくいとか?
両者の間に何か関係があるような気がするのは、余談に基づいているのかもしれないけど…。


2009年10月1日 久しぶりのプラナリア・ミズギワゴミムシ

長らくフィールドをご無沙汰していて、ようやく9月も半ばを過ぎてフィールド復帰。が、ミズギワゴミムシ、とくにコミズギワゴミムシの探し方とか、プラナリアの探し方のコツをすっかり忘れてしまっていた。以前と同じように探していたのだけど、さっぱり見つからない。いまは見つからない季節なのかなぁ、と思っていたのだけど、そうではなかったらしい。
今日、一度見つけたら、あとは面白いように簡単に見つけられるようになった。見つけ方を忘れていたらしい。そんでもって、一度覚えたら、あとは思い出すだけ、ってことらしい。


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