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2000年6月30日  東大阪市:辻子谷〜ぬかた園地〜摂河泉コース〜枚岡公園

 今日もまた、「大阪の自然」の展示のための調査。むしむしして暑いし、雨は降るし、登りはきついし、鳥はいないし、両生爬虫類もあまりいない。特に辻子谷は最悪。もう辻子谷は行きたくない。
 成果としては、ぬかた園地の辺りに、アマガエルくらいの小さなヒキガエルがけっこうたくさんいたこと。どこで繁殖してるんだか。それから枚岡公園の上では、噂通りキビタキが鳴いていました。

確認した鳥:コジュケイ、ドバト、キジバト、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンヒキガエル(採集)、トノサマガエル(採集)、ニホントカゲ、カナヘビ(採集)


2000年6月26日  泉南市:堀河ダム〜泉佐野市:稲倉池

 今日は、「大阪の自然」の展示のための調査。コースは、童子畑バス停〜堀河ダム〜堀河谷〜笹峠〜稲倉谷〜稲倉池〜日根神社。堀河谷の水田に期待したのですが、それほど大したことはありませんでした。両生爬虫類はそれなりに収穫があったけど、鳥はごくふつう。でも耳に付くのは、ウグイスとホオジロの声でした。
 そうそうオオルリの巣を見つけました。車道に面した場所で。雌が抱卵中のようでした。1m位まで近づいて、ようやく巣があることに気付いたのですが、親鳥は逃げようとしませんでした。他にもオオルリの古巣らしき物も発見。けっこう多いようです。

確認した鳥:アオサギ、カルガモ、トビ、コジュケイ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、セッカ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ(採集)、ニホンアマガエル(採集)、タゴガエル(採集)、トノサマガエル(採集)、ツチガエル、ヌマガエル(採集)、カジカガエル、ニホントカゲ(採集)、カナヘビ(採集)、ニホンヤモリ(採集)、シマヘビ(採集)、アオダイショウ(採集)、マムシ(ひからびた死体)


2000年6月25日  能勢町:三草山

 今日も、行事。午前中は雨は降らず。昼過ぎから、少し降りました。下見の時よりは(少なくとも午前中は)いい天気でしたが、鳴いていた鳥はあまり変わらず。あんまり鳥に関しては楽しい場所ではありません。
 収穫は、大きなイモリとヤマカガシを採集したこと。参加者がヒバカリを捕まえたけど、もらいそこねてしまったのが、心残り。

確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、コジュケイ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ(採集)、トノサマガエル、ニホンアマガエル、モリアオガエル、シマヘビ、ヤマカガシ(採集)、ヒバカリ


2000年6月24日  島本町:若山神社〜尺代〜水無瀬渓谷

 今日は、行事。天気予報では雨が降りそうだったのが、ぜんぜん降らず。キノコがメインの行事に調査を兼ねて付いていった感じ。
 鳥は、オオルリがよく見れたのと、またしてもサンコウチョウが囀っていた。という程度。若山神社の辺りではアオバズクの声が聞こえるということで、アオバズクの姿を探したけど、今年もやっぱり見つからず。
 あとは両生爬虫類の採集に専念。したんやけど、ヤマカガシとタゴガエルを採集したのみ。お目当てのヤマアカガエルにも、探し回ったヒバカリとタカチホヘビにも出会わず。あとは、モリアオガエルのたくさんの卵塊を見て、近くの樹にとまっていた雄の写真を撮影したくらい。

確認した鳥:アオサギ、トビ、キジバト、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ウシガエル、タゴガエル(採集)、モリアオガエル、カジカガエル、ヤマカガシ(採集)、ヒバカリ(干からびた死体の切れ端)


2000年6月22日  おもに藤井寺市・羽曳野市:石川

 またもや「大阪の自然」の展示のための調査です。コースは、近鉄柏原南口駅〜大和川・石川合流点〜河南橋〜近鉄貴志駅。ようするに石川を、羽曳野市を縦断して遡ったわけです。石川名物のイカルチドリと、繁殖情報のあるイソシギがちゃんと確認できました。それ以外は、まあふつうの河原の鳥がいたって感じです。ただササゴイが2羽いたのが気になります。大阪では淀川近辺でしか繁殖地は知られていないのですが、どこか大阪府南部にも繁殖地でもあるのでしょうか?
 それよりもおもしろかったのは、スッポンやナマズが捕れたこと。砂地の場所が多いので、スッポンはけっこういるようです。ナマズは、大きいのが泳いでいたり、小さいのが岸近くに隠れていたりと、たくさんいます。小さいナマズはとてもかわいい。

確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ササゴイ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、バン、コチドリ、イカルチドリ、ケリ、イソシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ウシガエル(採集)、ツチガエル、スッポン(採集)、クサガメ(採集)、カナヘビ


2000年6月21日  能勢町:三草山

 行事の下見なので、小雨が降る中を行ってきました。コースは、上阿古谷バス停〜三草山〜神山〜森上。雨なので、鳥は少なく、昆虫も少なく。カエルくらいはいるかと思ったけど、アマガエルとトノサマガエルばっかり。靴と靴下とズボンは濡れまくるし。あまり楽しくありませんでした。
 能勢側に降りてきたところの池にモリアオガエルの卵塊が、23個もあったくらいか。能勢側の水田は、圃場整備されていない上の方の棚田は、イノシシよけらしきもので囲まれていて近づけず。囲まれていない下の方の水田は、すっかり圃場整備されていました。それでもトノサマガエルやイモリ、シマヘビはいたけど…。

確認した鳥:アオサギ、キジ、キジバト、ホトトギス、ツツドリ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ(採集)、ウシガエル、トノサマガエル(採集)、ニホンアマガエル(採集)、モリアオガエル、シマヘビ(採集)、カナヘビ


2000年6月20日  交野市:くろんど園地

 また「大阪の自然」の展示のための調査に行ってきました。コースは、JR河内磐船駅〜獅子窟寺〜くろんど園地〜傍示〜JR河内磐船駅。鳥で特筆すべきは、キビタキくらい。2-3雄は囀っていました。あとは水田にいた大きなカイエビ(5mmくらいある)がおもしろく。1匹が、もう1匹を横向きにくわえて(?)泳ぎ回っているのがたくさん見られました。T字型に見えます。繁殖に関わりがあるのでしょうか?

確認した鳥:キジバト、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ウシガエル、トノサマガエル(採集)、ヌマガエル、ヤマカガシ(採集)、カナヘビ


2000年6月16日  四条畷市:室池

 「大阪の自然」の展示のための調査に行ってきました。コースは、JR四条畷駅〜四条畷神社〜飯盛山〜桜池〜滝谷楠水の場〜権現谷〜室池〜蟹ヶ坂〜御机神社〜四条畷神社〜JR四条畷駅。飯盛山までは、カエルも鳥もつまらなかったのですが、沢沿いに降りるとトノサマガエルがたくさんいて、室池の周りではサンコウチョウやキビタキが鳴いていました。でもヘビはさっぱりいなかった。平日なのにやけにハイカーが多かったせいだと思います。

確認した鳥:マガモ(アヒル)、ドバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:トノサマガエル(採集)、クサガメ(採集)、ニホントカゲ(採集)、カナヘビ


2000年6月15日  茨木市泉原

 行事の下見に行ってきました。棚田の周りをウロウロしてきました。行事本番では、大人数になるので、あまり細かいところまで入り込めません。でも下見の時は、少人数なので大丈夫。棚田を存分に楽しんできました。鳥は大したことないのですが、両生爬虫類と水生昆虫がおもしろい!大阪にもまだこんな場所が残ってるんやなあ、という感じ。

確認した鳥:ホトトギス、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル(採集)、ニホンアカガエル(採集)、イモリ(採集)、クサガメ(採集)、ニホントカゲ、カナヘビ、ヒバカリ(採集)、シマヘビ(採集)


2000年6月12日  八尾市:近鉄高安山駅〜十三峠〜水呑地蔵〜近鉄服部川駅

 久しぶりに鳥のセンサス調査に行ってきました。メインは、冬場のヒヨドリとツグミ類の個体数変動のデータなので、春になってからサボっていました。繁殖期の様子も少しは見ておこうと言うわけです。
 尾根筋は、ササ原が多い。ということから予想されるとおり、ウグイスとホオジロの大合唱でした。ホトトギスもけっこうたくさん鳴いています。コジュケイが道の両側で、ピウーウーー、ココココココと鳴きかわしていたのが印象的でした。何をしてたんでしょう?

確認した鳥:キジ、コジュケイ、ドバト、キジバト、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル


2000年6月10日   箕面市箕面公園

 ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。阪急箕面駅から桜広場を経由して滝へ。滝の上にあがって、雲隣展望台で昼食。それから風呂谷を経由して、阪急箕面駅に帰ってきました。
 とにかく寒かった。気温が低いせいか、昆虫はあまり飛ばないし、ヘビはいないし、キノコも少ない。それにカジカガエルしか、カエルがいない!というわけで採集物は、全体に少なめ。
 鳥は、オオルリはもちろん、キビタキやサンコウチョウも囀っていて、それなりに楽しめました。でもイカルは鳴いてないし、ウグイスもとっても静か。これも寒いからかな。

確認した鳥:ドバト、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:カジカガエル


2000年6月6日   高槻市:ポンポン山(出灰バス停〜ポンポン山〜本山寺〜神峰山寺〜神峰山寺口バス停)

 行事の下見に行ってきました。時間をかけて観察する鳥はほとんどいないし、カエルもあんまりいない。ヘビを探しながら、先頭でタッタカタッタカ歩いたのはいいのですが、植物・地学組がなかなか来ない。結局、かなりの時間を休憩に費やしていたような感じ。
 鳥での成果は、出灰川にカワガラスを確認したのと、サンコウチョウの声を確認したの。それからポンポン山山頂付近から本山寺にかけてで、クロツグミとキビタキの囀りを聞いたのくらいでした。
 嬉しかったのは、予定通りジムグリを捕まえたこと。尾根筋の路上に転がっていました。降りてきたところの水田ではヤマカガシも捕獲。なぜか2匹とも気が強くて、両方に噛まれてしまいました。

確認した鳥:キジバト、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、タゴガエル、カジカガエル、ジムグリ(採集)、ヤマカガシ(採集)


2000年6月4日   大阪府豊能町・兵庫県川西市:妙見山

 今日は行事の本番。出だしは、下見の時以上にゆっくりとしたペース。果たして明るい内に帰ってこれるのか?と思ったけど、結局下見の時と同じくらいの時間に帰って来れました。
 下見の時に盛んに鳴きながら飛び回っていたサンショウクイは、あまり声も聞かれませんでした。代わりに昼食を食べた初谷の奥の方で、サンコウチョウの声を聞きました。初谷の南側の植林の上の方にいるようです。

確認した鳥:ホトトギス、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、サンショウクイ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:トノサマガエル、ニホンアマガエル(採集)、シュレーゲルアオガエル(採集)、モリアオガエル(卵塊)、カナヘビ(採集)


2000年6月2日   大阪市東住吉区長居東3-5

 午後10時頃、自宅の前でホトトギスの鳴き声を聞きました。渡りの途中には、大阪市内も通過してるんですね。きっと長居公園でも鳴いていたに違いない。長居公園で聞いてたら、長居公園の鳥のリストに入れられたのに…。


2000年6月2日   泉佐野市:JR日根野駅〜日根野〜熊取町:野田〜久保〜五門〜JR熊取駅

 大阪鳥類研究グループため池調査と同時に、「大阪の自然」の展示室で使うカエルの標本の採集に行ってきました。えんえんとカエルを探しながら歩いて、ため池に着いたら鳥をチェックして、また次のため池を目指す。の繰り返し。結局、見て回ったため池は、33ヶ所。自転車で回れば早いけど、歩くと疲れる。結局、7時間以上も歩いたことになる。昼飯は抜きやったし、休憩もしてない。ため池チェックとカエル採り以外は歩いてたから、25km程度は歩いたのかな?
 たくさんため池を見たけど、あまり鳥はおらず、捕れたカエルもアマガエルとヌマガエルとトノサマガエルだけ。発見は、熊取町の南東部にはまだまだトノサマガエルがあちこちにいることくらいでしょうか。

確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、マガモ、バン、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル


2000年6月1日   和歌山市:加太〜深山〜大川峠

 現在準備している「大阪の自然」の展示室の展示のための調査に行ってきました。南海「加太」駅から、城ヶ崎をかすめて深山湾、さらに旧道沿いに大川峠へ。そこから海岸に降りて、レキ浜を深山湾まで帰ってきました。期待していたミサゴやハヤブサは現れず、イソヒヨドリも鳴いていません。でも、クロサギがいた。1羽だけでしたが、繁殖してるのかな。
 このコースは、完全に和歌山県ばっかりで、大阪府にはまったく入りません。「大阪の自然」の展示室に出す場所だろうか…。

確認した鳥:クロサギ、トビ、コジュケイ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、メボソムシクイ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホントカゲ


2000年5月29日   大阪市東住吉区:長居植物園

 カメの調査の途中、池でマガモ(ってゆうか年中いるアヒルですが)が交尾していました。水面で交尾するときは、下の個体はほとんど完全に水没してしまいます。たぶん下手をすると溺れるんじゃないかと思いますが。それはさておき。交尾が終わってびっくり。交尾されていた(つまり下になっていた)個体も雄でした。雄同士の交尾、ってゆうかmountingだったんですね。雌が不足しているのか、それともそういう好みなのか。


2000年5月26日   大阪府豊能町・兵庫県川西市:妙見山

 今日も行事の下見に行ってきました。能勢電鉄の妙見口駅を出発して、初谷から妙見山へ登り、新滝道を降りて、妙見口駅に帰ってきました。
 昨日の和泉葛城山と一番違うのは、川にカジカガエルがいないこと、タゴガエルもいないし、カワガラスもいない。代わりに初谷川にはツチガエルがいました。両生類がおもしろかったのは、妙見口周辺の水田でした。アマガエルやシュレーゲルアオガエルが盛んに鳴いて、トノサマガエルやイモリもいます。水路にはマシジミも見られました。いいところです。
 山の中では、両生爬虫類はろくにいないし、山頂部のブナ林を含め、あまりおもしろくありませんでした。鳥で特筆すべきは、サンショウクイがたくさん見られたこと。初谷でも鳴いていましたし、新滝道では、飛んでる姿も見られました。さらに山から下りてきた吉川の水田の裏山辺りでは、盛んに鳴きながら飛び回っていました。この鳥は減っているというもっぱらの評判なのに、実際他の場所ではあまり見られませんが、ここでは何故かごく普通の鳥です。

確認した鳥:キジバト、ホトトギス、ツツドリ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、サンショウクイ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ツチガエル(採集)、トノサマガエル(採集)、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、イモリ(採集)、カナヘビ(採集)


2000年5月25日   貝塚市・岸和田市:和泉葛城山

 行事の下見に行ってきました。水間鉄道の水間駅からバスで、蕎原へ。そこから近木川沿いに歩き始める。それから本谷に入って、宿ノ谷を経由して、山頂部のブナ林へ。展望台で弁当を食べて、牛滝川沿いに牛滝山バス停まで降りてきました。
 近木川〜本谷〜宿ノ谷は、カワガラスがいて、カジカガエルやタゴガエルもいて、なかなかよい谷でした。逆に岸和田市側の牛滝川は、カジカガエルやタゴガエルは少ないし、カワガラスはいない。今一でした。さらに今一だったのは、山頂部のブナ林。前来た時(3年位前だっけか?)とは大幅に様子が変わっていて、妙な木道ができてるし、大きな木が倒れてギャップだらけだし。
 鳥もあんまり鳴いてませんでした。唯一の収穫はアオバトで、つがいらしき2羽で飛んでいきました。一度巣を見つけてみたいもんです。どうやって探せばいいのか知らんけど。

確認した鳥:アオバト、ホトトギス、ツツドリ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ、クロツグミ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:タゴガエル(採集)、カジカガエル(採集)


2000年5月22日   松原市上田:樋野ヶ池、美原町阿弥:舟渡池

 大阪鳥類研究グループため池調査のために、自転車で松原市・美原町を経由して、大阪狭山市の狭山池まで行ってきました。行きと帰りで、合計38ヶ所の池を見てきました。残念ながら、大半の池の周りはコンクリートで固められ、ヨシなどの抽水植物もろくに生えておらず、あまりおもしろくありません。その中で、数少ないおもしろそうな池を紹介します。
 美原町の舟渡池:木の生えた島があり、アオサギやゴイサギがとまっていました。将来、繁殖する可能性もあります。また島の西にはけっこう広いヨシ原があります。ツバメの集団ねぐらが形成されてもよさそうな規模です。これからの季節要注目でしょう。
 松原市の樋野ヶ池:毎年サギ類のコロニーが形成される池です。とくに大阪では数少ないダイサギとアマサギの繁殖地です。予定通り、今年もダイサギとアマサギを含め5種のサギが繁殖していました。親鳥が座っている、巣内ヒナがいる、または造巣中の巣の数は、ゴイサギが7巣、ダイサギが1巣、コサギが25巣、アマサギが6巣、アオサギが29巣でした。木の陰で見えない巣もあるようでした。


2000年5月21日   千早赤阪村:金剛山(金剛山ロ−プウェイ前バス停〜登山道〜細尾谷〜山頂部〜カトラ谷〜黒栂谷〜千早口バス停)

 大阪鳥類研究グループの行事で行ってきました。鳥を見に行くと言うよりは、テンの糞を見て、植物を見て、両生爬虫類を採集して。ついでに鳥も見る、てな感じ。タゴガエルと大きなヤマカガシを捕獲して、一応両生爬虫類の成果は上々。
 山頂部には近ごろ餌台があちこちに作られていて、ゴジュウカラやシジュウカラ、ヤマガラが盛んに餌を食べに来ます。おかげで簡単に近くでゴジュウカラを見られるのは、嬉しいような嬉しくないような。そのそばで、コルリが盛んに囀っていました。少なくとも雄2羽はいます。道のすぐそばで囀っていたので、姿も見ることができました。それから、カトラ谷を降りかけたところで、巣立ちビナを連れたエナガの群に遭遇。その中に1-2羽のコガラが混じっていました。コルリもコガラも大阪の他の場所では繁殖しておらず、金剛山でも毎年繁殖期に記録されているわけではありません。鳥でも思わぬ成果がありました。できたら繁殖を確認したいところでしたが。

確認した鳥:キジバト、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、コルリ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス


2000年5月18日   河内長野市河合寺〜富田林市汐の宮

 行事の下見に行ってきました。河内長野駅から河合寺を経由して、一つ東の谷を入り。さらに右手の谷に入って昼食。引き返して、また小さな谷に少し入って、引き返して。金胎寺山に登ろうとして、ミカン園に迷い込んで引き返して。住宅地を登って、袋小路に入って引き返して。ようやく汐の宮の辺りに到着。せっかくなので、石川沿いに河内長野駅に戻ろうということになり、石川沿いに歩き出したはいいけど、また行きどまって引き返して。と引き返してばっかり。朝10時に出発して、戻ってきたのは午後5時。昼食の時と、何かを取ってる・撮ってる時以外はほとんど歩いていたので、けっこう疲れました。
 鳥はまあ普通でしたが、両生爬虫類はけっこう収穫有り。行事本番では、捕り損ねたシュレーゲルアオガエルとタゴガエルを採集したいと思います。

確認した鳥:ダイサギ、コサギ、ハチクマ、コジュケイ、キジ、コチドリ、ケリ、キアシシギ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、オオヨシキリ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:タゴガエル(声のみ)、ウシガエル(池でよく鳴いてた)、トノサマガエル(採集)、ヌマガエル(採集)、ニホンアマガエル(採集)、シュレーゲルアオガエル(一旦捕まえたが撮影中に逃亡)、カナヘビ(採集)、ニホントカゲ(採集)、シマヘビ(採集)、ジムグリ(死んでいたのを拾う)


2000年5月17日   和歌山市:和歌川河口

 今年の夏の博物館の特別展は、「干潟」がテーマ。で、そこで展示するための干潟の剥ぎ取り(地面の断面に接着剤を付けて、文字どおり剥ぎ取った物)をしに行くというので、ついて行きました。鳥の展示をする上で、干潟の鳥の様子を見ておかなければ、と思って。
 でも、残念ながらはずれ。干潟の鳥と言えばシギ・チドリ類ですが、いたのはチュウシャクシギ多数と、キアシシギ少々だけ。あとはアオサギを中心とするサギ類だけ。行ってすぐに鳥の観察は終わり(探しても何にもおらんし)、仕方がないので剥ぎ取りの手伝い(邪魔?)をしていました。ついでに、カニの穴に樹脂を流し込んで、巣穴の型どりをするというのをやらせてもらいましたが、見事に失敗してしまいました。何をしに行ったのやら。

確認した鳥:ダイサギ(2羽)、コサギ(1羽)、アオサギ(12羽)、トビ、キアシシギ(2羽)、チュウシャクシギ(35羽)、ドバト、ヒバリ、ツバメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年5月15日   岬町:多奈川駅〜豊国崎〜明神崎

 ただいま博物館は増築中です。増築後には大阪の自然の展示室ができるのですが、そこで大阪の各地の自然観察ルートを紹介する予定。で、その調査に行ってきました。
 昨年の秋に行ってフナムシがいっぱいでとても恐かった場所です。今日はフナムシはあまり多くなくて安心して歩けました。豊国崎から明神崎はずっと海岸の岩礁地帯を歩く。鳥は、明神崎でイソヒヨドリが囀っていて、岩礁にけっこうキアシシギとチュウシャクシギがいたくらいで、あまりパッとしませんでした。そうそう多奈川谷川で、コシアカツバメの巣も発見。ちゃんと出入りしてました。明神崎にもコシアカツバメの巣がありましたが、出てきたのはスズメでした。
 収穫は、トベラの花がちょうど咲いていてカミキリムシやハチなどがいろいろいたのと、ハネカクシなどの海浜甲虫が採れたのと。小さいイルカの骨を拾いました。長さが30cmくらいの頭骨と、脊椎が少々。
 関空の2期工事のための埠頭ができるそうで、このコースも、しばらくしたら様子が変わってしまいそうです。

確認した鳥:コサギ、アオサギ、トビ、コジュケイ、キアシシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ、ドバト、キジバト、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、メボソムシクイ、エナガ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年5月14日   京都府大江町:鍋塚〜グリーンロッジ

 友の会合宿の下見の続き。昨日、下見にならなかった鍋塚から降りてくるコースを歩いてみる。結局判明したのは、鍋塚の山頂から降りてくるルートはないらしい、ということ。あの地図なんとかしろー!
 2時間で登って、2時間で降りてきて、午前中で下見は終了。宿と打ち合わせをして、あとはバスに3時間ゆられて帰ってきました。疲れた。

確認した鳥:キジバト、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、イワツバメ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、カケス、ハシブトガラス


2000年5月13日   京都府大江町:鬼嶽稲荷神社〜大江山〜鳩ヶ峰〜鍋塚〜グリーンロッジ

 友の会の昆虫合宿について行ってきました。8月に同じ場所に友の会合宿に行くので、その下見です。大江山の山頂までは、みんなと一緒でしたがそこで分かれて、夏に予定している縦走して宿まで戻る、というコースの下見。
 大江山周辺はブナ林で、ジュウイチ、ミソサザイ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、ヒガラあたりが盛んに囀っています。コガラやアカハラもいたし。中でもコルリは、京都府では他ではほとんど繁殖していない貴重なものです。アカハラは渡りの途中なのか繁殖してるのか気になるところ。鳩ヶ峰から鍋塚は、風傷なのか、林が発達せず、ササが目立っています。鍋塚の山頂では、タテハの仲間(サカハチチョウかな?)と張り合って縄張り争いをしているナシアシブトハバチとやらを捕獲。
 とここまでは、好調に下見をしたのですが、ここから宿に降りる道が見あたらない。地図には載ってるのに…。山頂はササ原でそれらしい方向への踏み跡をたどって行っても道が消えてしまう。仕方がないので、ササ原を薮こぎしながら強引に降りてみる。その内に道に出会うだろうと思って。それが甘かった。結局、約1時間薮こぎをした末に、一度も道に出会わずに下まで降りてしまった。林に入っても林床はずーっとササ原。林はほぼリョウブの純林でした。ところどころにスギの植林が混じる感じ。
 道なき道の薮こぎをみんなでやるわけにもいかないし…。結局、鍋塚から後のコースは下見にならず。

確認した鳥:キジバト、ジュウイチ、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、イワツバメ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、カワガラス、コルリ、クロツグミ、アカハラ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カケス、ハシブトガラス


2000年5月8日   大和川(新明治橋〜阪神高速湾岸線)

 毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。4月分なのですが、ずれこんでこんな頃になってようやく行きました。もうカモ類やカモメ類はいなくなって、サギ類を数えるだけで済むだろうと思ったら、まだまだユリカモメはたくさんいました。なぜかすぐに飛ぶので数えにくい。
 その他、コチドリとコアジサシが目立ってました。他にシギ・チドリ類は、トウネンとイソシギとキアシシギが1羽ずつ。寂しいもんです。20年くらい前まではたくさんいたのに…。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、コチドリ、トウネン、イソシギ、キアシシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミネコ、コアジサシ、アジサシ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年5月4日  大阪市東住吉区長居公園

 長居植物園でヒヨドリを調べてて、いつも不思議に思っていること。ヒヨドリは、とくにこの季節攻撃的で、他のヒヨドリだけでなく、他の鳥をいろいろと追い回しています。今日も、アカハラやスズメが追い回されていました。ところが、別の場所では、キジバトやスズメとすぐ近くの枝で仲良くとまっているヒヨドリもいます。それが、突然他のヒヨドリを追い払いに飛び出していきました。他種は気にせず、他のヒヨドリだけを攻撃することもあるようです。これは個体差なのかな?
 ついでに、おまけ。ナツグミの花が満開で、たくさんのクマバチの他に、アオスジアゲハ、オオスカシバ、ハナムグリの一種、ハナアブの一種、ハエが何種かやってきていました。オオスカシバは、よくハチドリと間違えられて、”日本にもハチドリがいるんですか?”てな質問がきます。近くて見ていると、確かにハチドリに似ています。尾羽があるみたいにも見えるし。見ようによっては嘴まである感じ。これは間違えるかもね。


2000年5月3日   西宮市:浜甲子園

 夏の特別展「干潟」のための写真撮影に行ってきました。大阪湾に干潟の中で、ここはベントスがさっぱりおもしろくないので、鳥屋が行って来いということになりました。確かに、カニも貝もあまり見あたらないけど、シギ・チドリ類はたくさん見られました。
 ハマシギもトウネンもオオソリハシシギも夏羽で、なかなかきれい。珍しい種はいなかったけれど、シギ・チドリ類だけで12種も見たので、かなり満足。かなり近くて見れたので、干潟の写真だけでなく、鳥の写真も撮ってきました。隣には、1000mmはあろうかという望遠レンズを付けたカメラが並んでいます。そんな中で、300mmで撮影してるのはちょっと恥ずかしかったりして…。

確認した鳥:カンムリカイツブリ(2羽)、カワウ(2羽)、アマサギ(1羽)、ダイサギ(1羽)、コサギ(1羽)、アオサギ(2羽)、マガモ(1羽)、カルガモ(3羽)、コガモ(2羽)、ヒドリガモ(8羽)、ホシハジロ(9羽)、ウミアイサ(1羽)、トビ、コチドリ(2羽)、シロチドリ(9羽)、メダイチドリ(5羽)、ムナグロ(2羽)、ダイゼン(10羽)、キョウジョシギ(25羽)、トウネン(20羽)、ハマシギ(556羽)、キアシシギ(6羽)、イソシギ(2羽)、オオソリハシシギ(13羽)、チュウシャクシギ(11羽)、ユリカモメ(582羽)、セグロカモメ(1羽)、カモメ(37羽)、ウミネコ(3羽)、コアジサシ(84羽)、ドバト、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス


2000年5月1日   大阪市中央区:大阪城公園

 昨年に続き、この日は朝から大阪城公園に行く用事がありました。で、早起きして鳥を見ました。今年は、バードウォッチャーは少なく、カメラマンがいない。どうしたのかな?
 長居公園と逆で、大阪城公園はオオルリよりもキビタキが多いようです。ムシクイもヒタキもよく見れました。心残りはコルリが見れなかったこと。

確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コルリ、アカハラ、ツグミ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス


2000年4月30日   堺市北東部(原田〜草部〜菱木〜太平寺)

 大阪鳥類研究グループでは、今年の繁殖期に大阪府下のため池で繁殖する鳥の調査を行います。くわしくはこちら。たくさんの情報をお待ちしていますので、ぜひご協力を。で、今日はその研修と称して、ため池めぐり。
 小叉池は昨年ゴイサギが繁殖していたそうやけど、今年はおらず。鶴田池は、道で南北に分けられ、北半分は打ちっ放しのゴルフ場に。元禄池は、1996年に一時ツバメの集団塒ができた場所だが、広いヨシ原はなく、周囲には釣り人ばっかり(浮かんでるのまで!)。二ノ池にも行こうと思ったけど、道に迷って断念。菱木の農耕地で昼食。
 午後からは、太平寺の方面に。ふと立ち寄った小さな池で、クイナをゆっくり観察。1995年から1996年の途中まで、ツバメの集団塒があったという馬場池近くの休耕田のヨシ原を見に行く。結局、めぐったため池は全部で8つ。残念ながら水鳥の繁殖は確認できませんでした。
 クイナを除けば、ため池よりも菱木の農耕地がおもしろかった。あちこちでキジが鳴き、姿もたくさん見れたし。ケリは元気で、オオタカにモビングをしていたし。昨年に引き続き、ホオアカもいたし。ただ、ヒバリがあんまり囀っていなかったのが不思議。

確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オオタカ?、キジ、コジュケイ、クイナ、バン、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年4月27日   堺市北東部

 毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。あちこちの池で、越冬していたカモ類がおおむねいなくなり、コアジサシが飛びまわり、すっかり春です。バンもあちこちでヒナを連れていました。
 大津池のサギのコロニーでは、アオサギのヒナがけっこう大きくなっており、コサギとゴイサギも営巣を始めていました。2月に見つけた水上営巣の巣は、見あたらなくなっていました。増水して水没したのか?
 ところで最近、ヨシ原で営巣しているアオサギを見つけて、アオサギの地上営巣だ!と騒いでいるのですが、大津池の島で繁殖しているコサギやゴイサギをよく見ると、けっこう”地上”に巣をつくっています。樹がどんどん倒れて、樹上にこだわってられなくなったのでしょうか。


2000年4月20日  大阪市東住吉区長居公園

 ここ数日で、長居植物園は、渡り鳥が増えてきました。今日は、地上ではシロハラやツグミに混ざってアカハラがウロウロし、枝から枝へキビタキやオオルリが飛び回り、耳を澄ませば、クロツグミやセンダイムシクイの囀りも聞こえてきます。とくにアカハラとオオルリはたくさんいて、青いオオルリがあちこちで見られました。暖かいし、鳥はにぎやかだし、今日が鳥の観察会ならよかったのに…。
 鳥の観察会は、今度の日曜が下見で、本番は29日の土曜日です。また下見の時の方が、いいタイミングにあたりそうです。


2000年4月16日  京都府大江町:大江山の東周辺

 友の会の夏の合宿の下見の続き。ようやく雨が上がり、林道の倒木もどけてもらえたので、奥の鬼嶽稲荷神社まで行ってみました。周辺はブナ林で、5月の昆虫合宿の時にはおもしろそう。8月の友の会合宿の時は…。今はまだ鳥も少なく、寒いだけ。
 次は、5月の昆虫合宿の時に行きます。大江山は、京都府では数少ないミソサザイ、コルリ、ゴジュウカラの繁殖地として知られています。5月にはぜひゴジュウカラを見つけたいものです。

確認した鳥:アオサギ、トビ、ノスリ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ(囀る)、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ(囀る)、ウグイス(囀る)、オオルリ(囀る)、コガラ、ヒガラ(囀る)、ヤマガラ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ、ホオジロ(囀る)、カワラヒワ、カケス、ハシブトガラス


2000年4月15日  京都府大江町:大江山の東周辺

 友の会の夏の合宿の下見に行ってきました。と言っても、5月の昆虫合宿と同じ場所・同じ宿なので、昆虫合宿の下見も兼ねています。天気予報通り、一日中雨でした。おまけに雪のために林道に樹が倒れていて、奥にも行けない。肝心の下見はまったくできず、周辺を車でウロウロしただけでした。
 少し上に行くと、まだまだ残雪が残っています。咲いている花も、マンサクやキブシやタムシバなど早春の花ばかり。とくにタムシバは、山が白く見えるくらいたくさん咲いていました。とても幻想的で、きれい。

確認した鳥:アオサギ、オシドリ、キジバト、アオゲラ(囀る)、コゲラ、ツバメ、ビンズイ、キセキレイ(囀る)、ヒヨドリ、ミソサザイ(囀る)、ウグイス(囀る)、エナガ、ヒガラ(囀る)、ヤマガラ(囀る)、シジュウカラ(囀る)、メジロ、ホオジロ(囀る)、カシラダカ、カワラヒワ、アトリ、ウソ、カケス


2000年4月8日  兵庫県三田市

 日本鳥学会員近畿地区懇談会の例会に、三田市の兵庫県立人と自然の博物館に行ってきました。おもしろいついでに見たおもしろいものを二つ。

・今年も兵庫県博の前では、イソヒヨドリが囀っていました。近畿で数少ない内陸のイソヒヨドリ繁殖地の一つです。
・JR三田駅の改札口を入ったところにドバトがいました。屋内になっていて、ドバト避けの針の山が設置されていましたが、けっこう器用にドバトはその上に乗っていました。高い金をかけて設置したろうに、役に立っていません。


2000年4月3日  富田林市:石川(富田林高校前〜川西大橋)

 滝畑ダムの帰り石川に寄り道しました。イカルチドリやホオアカがいて、こちらの方が楽しかった。

確認した鳥:カイツブリ(3羽)、ダイサギ、コサギ、トビ(1羽)、イカルチドリ(1羽)、コチドリ(3羽)、ケリ、イソシギ(2羽)、タシギ(1羽)、ドバト、キジバト、カワセミ(1羽)、ヒバリ(囀る)、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ホオアカ(雄2羽雌1羽)、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年4月3日  河内長野市:滝畑ダム

 オシドリやヤマセミの繁殖が確認されたことがある、大阪では重要な場所なのですが、今まで行ったことがありませんでした。たまたま機会があって、初めて行くことができました。あいにく冬鳥には少し遅く、繁殖や渡りには少し早く、あまり鳥はいませんでした。ダムの水が少なく、オシドリはおろか何も浮かんでおらず、ヤマセミはもちろん飛びませんでした。
 おもしろかったのはコゲラの巣穴掘りくらいでしょうか。行きしなに枯れ木に巣穴を掘っているのを見つけ、約1時間半ほど後の帰りにもまだ掘っていました。見ていると時々交代しているようです。1時間半掘っても、そんなに穴が深くなった感じではありません。完成までまだまだ時間がかかり、けっこう大変そうです。

確認した鳥:コゲラ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス(囀る)、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ(囀る)、メジロ(囀る)、ホオジロ(囀る)、アオジ、カワラヒワ(囀る)、カケス、ハシブトガラス


2000年3月28日  大阪市東住吉区長居公園

 長居で今年初めてツバメを見ました。例年、4月に入ってからしか見ていないので、長居としては早い記録です。
 それからコゲラの巣穴を見つけました。なぜかコゲラの巣穴は、例年3月終わりから4月初めに見つかります。植物園の南東のすぐ外側、ケヤキの枯れた幹の地上から5mくらいの所に、直径3cm弱位の穴が開いていて、盛んに出入りしていました。1羽が入っている間、もう1羽は近くで待っています。巣の周囲では、盛んにキーッキッキッキッキッといった声を出しているので、とても目立ちます。


2000年3月25日   松原市

 毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。今回はいくつかおもしろいものを見ました。
 ・松原市上田2丁目の寺池:池のかなりの部分をヨシ(などの抽水植物)が覆っていて、サギ類もよくいます。大津池のようにヨシ原でアオサギが繁殖しているかも、と思い少し気を付けて探してみました。案の定というか、予想通りアオサギがヨシ原に巣をつくって、のっかっていました。大津池と違って、巣材にもヨシを使っています。
 ・松原市丹南5丁目の今池:ヒドリガモが16羽いたのですが、雄1羽だけが、盛んに潜水して、草のようなものを採って食べていました。潜ると言っても、4秒程度ですが…。
 ・松原市河合3丁目の古池:ダイサギが1羽、水面を盛んに飛び回っていました。何してるのかなと思いきや、水面にダイブ。これは失敗しましたが、どうやらダイビングで魚を狙っているようです。そういえば以前にも、アオサギが同じようなダイビングをしていたことがありました。ダイビングは見ませんでしたが、松原市三宅西丁目の深淵池でも、ダイサギ1羽が同じように水面を飛び回っていました。


2000年3月11日  八尾市:近鉄高安山駅〜十三峠〜水呑地蔵〜近鉄服部川駅

 山手のセンサスに行ってきました。先月までと違って、とたんに鳥の姿が増えました。とくにシロハラ、ヤマガラ、カシラダカがいたるところにいる。ジョウビタキやエナガも目立つし。今までいったいどこに行ってたの?
 さらに、八尾市の立石越のところでヒミズをGETしました。死体を拾ったのではなく(もちろんチョコエッグでもなく)、生きたヒミズを。前方15mあたりの道の上を何か小さい動物が歩いているので、急いで近寄るとヒミズでした。簡単に捕まりました。小さくてかわいく、手触りもいいので、しばらく遊んでいたら逃がしてしまいました。少し残念。
 遊んでいる間に、ギギッという声を出しました。握って無理矢理出させたのではなく、両手の中に入れて、動くのを見ているときに出した声です。ヒミズの鳴き声を聞いたのは、初めてです。モグラもこんな声をだすのかな?

確認した鳥:コサギ、コジュケイ、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年3月1日   大和川(新明治橋〜阪神高速湾岸線)

 毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。先月に引き続きカモメ類が少ない。近鉄南大阪線の辺りにユリカモメが約700羽、いつもの大和川大橋と阪堺大橋の間にユリカモメ約1000羽とセグロカモメ約60羽とカモメ約130羽といったところ。全部合わせてもやっぱり2000羽にならない。
 ツグミの方は、河原にたくさん降りていました。果実を食べ尽くしたからでしょうか。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ケリ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ホオジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年2月27日  奈良県明日香村甘樫丘、橿原市橿原神宮

 大阪鳥類研究グループの観察会で、行ってきました。近鉄「橿原神宮」駅からまず東へ、剣池、和田池を通って甘樫丘へ。甘樫丘で昼食後、飛鳥川に沿って少し歩いてから、農耕地を西へ向かい橿原神宮へ。深田池で鳥を見て解散。風が強くて寒かった。
 甘樫丘は、トラツグミとキジがいたくらいで、鳥の姿はほとんどなし。農耕地では、ケリやヒバリに混じって、ツグミがたくさん地上に降りていました。橿原神宮に林も鳥の姿は少なく、ルリビタキをゆっくり見たくらいでした。
 橿原神宮にある深田池には、オシドリがいるとのことで行ってみました。確かに150羽以上のオシドリがいてきれいでしたが、それよりもカワウの方を長い間見ていました。池の南側の10本程度の木が真っ白になっていて、約90羽のカワウがとまっていました。よく見ると巣もあって、少なくとも9巣にカワウが座っており、その他に巣材を運んでいる個体もいました。
 カワウが占領している樹の下の方には、アオサギが約60羽いました。カワウに下に追いやられたような感じです。たくさんのカワウに混じって、樹の高い所にアオサギの巣が1巣だけあって、アオサギが座っていました。
 深田池で何年前からカワウの繁殖が始まったかは知りませんが、この調子では樹がどんどん枯れ始めるのは時間の問題です。そうなったら追い出されることになるんでしょうか。

確認した鳥:カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、トビ、キジ、バン、ケリ、ドバト、キジバト、コゲラ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、トラツグミ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年2月26日   貝塚市二色浜 近木川河口

 貝塚市自然遊学館の行事に、講師役で行ってきました。ここ数年、毎年2月の最終土曜に借り出されています。今回は、今までで最悪の天気。でも一番鳥はいました。
 行事が始まる1時間半くらい前から雨が本降りになって、それでも行事は決行。自分とこの行事なら絶対に中止ですが、貝塚市自然遊学館は強気です。さらに参加者もいるから驚き。雨はやがてみぞれになり、濡れた足先が冷えて霜焼けになりそう。でも鳥がいたので、それなりに楽しめたのではないかな。チョウゲンボウがムクドリの群を狙って、飛んだのがよかったです。けっこう綺麗な雄でした。

確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、チョウゲンボウ(1羽)、シロチドリ(1羽)、ダイゼン(2羽)、ハマシギ(4羽)、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ビンズイ、ツグミ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年2月25日   堺市:大津池

 毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。とても寒い日です。それなのに、もう大津池ではアオサギが繁殖を始めていました。巣に座り込んでいるのが、約10羽。巣材を運んでいる個体も2-3羽。
 そして昨年に引き続き、”水上営巣”も一つありました。場所も昨年とほとんど同じ場所です。同じつがいかもしれません。時期は、今年の方が1ヶ月ほど早いのですが…。


2000年2月11-12日 佐賀県と長崎県方面

 博物館親睦会の旅行に行ってきました。

2000/2/11 佐賀県:佐賀平野
 佐賀空港からバスは休憩なしで有田町へ。途中の電柱には、けっこうあちこちにカササギの巣が見られました。カササギの姿も見られ、かなり多くの個体が巣材である木の枝を運んでいました。すでに繁殖期が始まっているよう。バスを降りて、ゆっくり巣づくりを観察したかった。
 確認した鳥:アオサギ、コガモ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、ツグミ、スズメ、ムクドリ、カササギ

2000/2/11 佐賀県有田町本町
 昼食と休憩。さっさと飯を食って、辺りをうろつきました。ツグミの姿は少なく、クロガネモチやナンテンといった果実はたくさん残っていました。
 確認した鳥:ドバト、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カササギ、ハシブトガラス

2000/2/11 佐賀県伊万里市大川内:青螺山の北麓・岳神社
 伊万里焼きの店の並びを抜けて、奥に行くと、岳神社があります。400段近い階段を登ると、ようやく到着。苦労して登った甲斐があっていいながめ。でも鳥はふつう。道沿いにアオモジが多く。たくさん花をつけていました。
 確認した鳥:コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カケス、ハシブトガラス

2000/2/11 長崎県田平町
 バスの中からミヤマガラス。降りて見たかった。

2000/2/11 長崎県平戸市:崎方公園・平戸港
 林の中には、アコウやイヌマキの木が多く、ハナミョウガやフウトウカズラが果実を付けている。庭先にはソテツがたくさん植えられている。と大阪とはとても違った雰囲気。鳥は大阪と一緒ですが…。日が落ちた頃、数十羽のカラスが北に向かって飛んでいきました。崎方公園の北あたりに集団ねぐらがあるようです。
 確認した鳥:クロサギ、アオサギ、トビ、ウミネコ、ドバト、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2000/2/12 長崎県吉井町:佐々川にかかる橋
 佐々川にかかる橋の周囲をイワツバメが20羽程度飛んでいた。橋の下に巣があると思う。九州北部では冬の間もイワツバメがいたりするというのを聞いていたけど、ほんまやったんやねえ。バスから降りて見たかった。

2000/2/12 長崎市街
 街路樹にナンキンハゼとクロガネモチが並んでいて、果実がうなるほどたくさん付いている。ピラカンサやネズミモチの果実も多い。クスノキの果実は少し。ナンキンハゼがたくさん残っているのは、キジバトが少ないから?
 確認した鳥:トビ、ウミネコ、ドバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツグミ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年2月5日   大和川(新明治橋〜阪神高速湾岸線)

 毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。カモメ類が少ないと聞いていたのですが、本当に少ない。近鉄南大阪線の辺りにユリカモメが約800羽、いつもの大和川大橋と阪堺大橋の間にユリカモメ約850羽とセグロカモメ約150羽とカモメ約10羽といったところ。全部合わせても2000羽にならない。どうなっているんでしょう? まあ数えやすくて助かるけど。
 例年、河原にいるはずのツグミも、今年は少なく。木の上に1羽いただけ。これは、まだまだ果実が残っているので、降りてこないのだと思っています。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年2月4日  八尾市:近鉄高安山駅〜十三峠〜水呑地蔵〜近鉄服部川駅

 山手のヒヨドリセンサス(兼ツグミセンサス、兼樹木の液果チェック)に行ってきました。長居公園はツグミだらけになってるというのに、あいかわらずツグミはほとんどいない。ヒヨドリも特に増えも減りもしない。愛想のない展開です。
 液果は、尾根筋ではかなり減っていましたが、ノイバラやシロダモの果実はまだまだ残っています。下に降りてくると、まだまだナンテンもカキもいっぱい残ってる。

確認した鳥:コサギ、カルガモ、バン、ドバト、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス


2000年1月23日  兵庫県伊丹市:昆陽池

 博物館の行事の本番、やけど雨で中止。でも一応集合時間に集合場所に行きました。雨はザーザー降ってるし、とっても寒いし、だーれもこない。せっかく来たので、池を一周して帰ってきました。雨で人がほとんどおらず、あんまり餌をもらえないせいか、カモもあんまりいない。すぐに帰ってきました。

確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、コブハクチョウ【飼育個体】、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年1月22日  大阪市東住吉区:大阪市立自然史博物館

 で、そのホシハジロですが、とてもおもしろい。飛び立つのに助走がいる鳥なので、部屋の中にいると飛び立てません。床ですべってヨタヨタとして歩けないので、そもそも助走もできない。羽を広げて羽ばたくほどの広さもないし。
 というわけで、濡れた体を乾かして様子を見る間、袋や箱には入れずに部屋に放しておきました。ヨタヨタと歩く姿がおもしろい。人をそんなに恐がっている風でもない。あちこちで糞さえ落とさなければ、部屋の中で飼えそうです。
 さらに大発見。はじめてホシハジロの雄の鳴き声を聞きました。小さな声で、ブーブーと言います。最初は、ホシハジロが鳴いているとは思いませんでした。


2000年1月16日  滋賀県湖北町:湖北野鳥センター

 大阪鳥類研究グループの観察会で、久しぶりに湖北野鳥センターに行ってきました。今まではいつも自動車で連れていってもらってたので、電車で行くのは初めて。電車とバスで日帰りができるとは知りませんでした。
 到着すると、湖北野鳥センターの観察会がちょうどオオワシを見に行くところでした。参加すれば入館料を払わなくてもいいというので、ついていきました。でも、オオワシばかりずっと見ていてもおもしろくないので、すぐに別れて勝手に琵琶湖の鳥を見ていました。
 たくさんの水鳥が浮かんでいて、よーく見ると次から次へのいろんな種類が見つかる。宝探しのようでとても楽しい水鳥観察でした。寒かったけど…。

確認した鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ヒシクイ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カワアイサ、トビ、オオワシ、チョウゲンボウ、オオバン、ケリ、タゲリ、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、ドバト、カワセミ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ルリビタキ?、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年1月10日  兵庫県西宮市:武庫川(国道2号線のすぐ上流側)

 昆陽池の帰りに、車で連れていってもらいました。ねらいは、ユリカモメのカラーリング。ユリカモメはたくさんいたのですが、カラーリングは1羽だけ。寒いのですぐに帰りました。

確認した鳥:カイツブリ(4羽)、カワウ(1羽)、アオサギ(1羽)、ヒドリガモ(24羽)、オナガガモ(28羽)、イソシギ(1羽)、ユリカモメ(1100羽)、セグロカモメ(2羽)、カモメ(146羽)、ドバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年1月10日  兵庫県伊丹市:昆陽池

 博物館の行事の下見に行ってきました。休みなので大阪鳥類研究グループにも声をかけました。しばらく行かないうちに、昆陽池のようすはすっかり変わっていました。まずカモが少ない。オナガガモはあいかわらずたくさんいるのですが、ヒドリガモがものすごく減っていて、沖に浮かんでいるカモもろくにいない。逆に増えたのはユリカモメとカワウ。カワウはサギのコロニーがあった場所を半分以上占領していました。繁殖を開始しているものも多く、すっかり白くなった個体が、盛んに巣材の樹の枝を運んでいました。営巣を開始している巣は、少なくとも13巣確認できました。
 ヒヨドリはそこそこいたものの、ツグミは1羽だけ。クスノキやネズミモチ、ピラカンサ、ナンテン、センダンの果実はたくさん残っていました。イイギリも果実があったのですが、ヒヨドリが盛んに食べていました。イイギリは他に果実がなくなったら食べる樹のはずなのにおかしい。あれはイイギリではなかったのか?

確認した鳥:カイツブリ(10羽)、カンムリカイツブリ(4羽)、カワウ(185羽)、ゴイサギ(1羽)、ダイサギ(1羽)、コサギ(2羽)、アオサギ(20羽)、コブハクチョウ【飼育個体】、マガモ(39羽+アヒル)、カルガモ(12羽)、ヒドリガモ(59羽)、アメリカヒドリ(雄1羽)、オナガガモ(とってもたくさん一番多い)、ハシビロガモ(83羽)、キンクロハジロ(247羽)、スズガモ(雄1羽)、ホシハジロ(雄1羽)、ミコアイサ(雄1羽雌23羽)、トビ(3羽)、オオタカ(1羽)、バン(1羽)、ユリカモメ(802羽)、セグロカモメ(3羽)、カモメ(2羽)、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ(1羽)、ウグイス、シジュウカラ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2000年1月6日  大阪市東住吉区 長居植物園

 博物館の裏でふと空を見ると、カラスがたくさん飛んでいます。その先頭の鳥は何やら白っぽい。と思ったらオオタカでした。16羽のハシブトガラスに追われています。ハシブトガラスよりもさらに少し大きいので、メスなんでしょうか。さっさと真っ直ぐ逃げればいいのに、旋回しているので、カラスを引き連れてクルクルと回っているのをゆっくりと観察できました。
 オオタカがおおむね長居植物園の境界を出ると、カラス達は次々とオオタカ追跡から離脱していきます。オオタカが旋回しながら植物園の境界付近に留まっていると、またカラス達が集まってきます。ちょうど長居植物園を自分たちのなわばりと考えているかのようでした。


2000年1月5日   大和川(新明治橋〜阪神高速湾岸線)

 毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。日が照って、風がなく、暖かな調査日和でした。暖かいのでカウンターも快調に押すことができます。カウントしたのは、ユリカモメ2656羽、ウミネコ1羽、カモメ104羽、セグロカモメ64羽。先月のカウントと比べるとユリカモメは500羽少ない。おかげで調査はすんなりおわりました。
 鴨川で味をしめたコサギのカラーリングを探そうと思ったのですが、全部で5羽しかおらず、足環も見つかりませんでした。ユリカモメのカラーリングも見つからず。代わりにカイツブリとタゲリという(大和川では)珍しい鳥が記録されました。

確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、タゲリ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


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