大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査

調査方法 ・ 調査地 ・ 調査結果

調査方法

対象種:ドバトやアイガモ等の帰化種や野生化した家禽を含むすべての鳥類
調査時の持ち物:調査用紙・調査場所の地図・双眼鏡・筆記用具・図鑑・画板
調査日時:1998年5月-6月の基本的に午前中に開始する
(可能なら午前7-9時が望ましい、雨の日や風の強い日には行なわないこと)
調査回数:一つの調査地につき1回

調査手順
1.調査地へ行く(行き方は担当者が各自で考える)
2.調査用紙に調査場所名・調査日・調査者氏名・調査開始時間を記入してから、調査を開始
3.調査地をくまなく歩きながら、確認した鳥の種類をすべて記録し、それぞれの種について多少とも繁殖に関係のある行動を見つけたら、くわしく記録する
  →時速約2kmで歩き、調査時間は1時間で8haを目安とする(歩きながら左右それぞれ20mの鳥を観察しているという設定)
  →もし巣などを見つけたら地図上に位置を記録、巣のかかっている樹種などの情報も記録しておく
4.地図上に歩いたコース、調査用紙に調査終了時間・公園内のおよその人の数、および調査地における鳥に繁殖に影響を与えそうな要因があれば記録する

【注】
・鳥の巣をそれほど熱心に探す必要はない。むしろ鳥の行動をていねいに観察すること。
・今回は、調査地周辺で繁殖しているかを調査するのが目的で、鳥が調査地内に巣を造って繁殖しているかは、問題にしない。
・調査地外または調査時間外に繁殖に関わる行動を観察した場合は、調査とは区別して記録しておくこと


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調査地

大阪府都市公園一覧表1994年3月31日版によると、大阪府下(大阪市内は除く)の10ha以上の公園(ただし河川公園と山地の公園は除く)は30ヶ所。このうち2ヶ所は現存しなかった。その結果、調査地は28ヶ所となった。6月中にすべての調査地の調査が無事完了。

Code 名称 住所 面積(ha) 調査日
1 万博公園 吹田市 129 5/17
2 服部緑地 豊中市、吹田市 126.3 5/24
3 みさき公園 岬町 91 6/7
4 大泉緑地 堺市 88 6/27
5 浜寺公園 堺市、高石市 63.3 6/7
6 長野公園 河内長野市 46 6/29
7 山田池公園 枚方市 45.4 5/31
8 久宝寺緑地 大阪市平野区、東大阪市、八尾市 38.4 6/1
9 大仙公園 堺市 32.14 6/6
10 千里北公園 吹田市 30.1 6/5
11 錦織公園 富田林市 30 6/8
12 光明池緑地 和泉市 22.9 6/28
13 二色の浜公園 貝塚市 21.3 6/5
15 蜻蛉池公園 岸和田市 124.7 6/16,6/17
16 りんくう公園 泉佐野市 17.5? 6/14
17 荒山公園 堺市 17.4 6/4
18 金岡公園 堺市 17.4 6/9
19 岸和田中央公園 岸和田市 16.74 6/21
20 大蓮公園 堺市 15.5 6/14
21 大浜公園 堺市 15.35 6/18
22 千里中央公園 豊中市 14.2 6/6
23 深北緑地 寝屋川市、大東市 13.1 6/1
24 鴨谷公園 堺市 13.1 6/5
25 西原公園 堺市 12.7 6/5
26 新檜尾公園 堺市 11.1 6/5
28 千里南公園 吹田市 10.5 6/7
29 寺ヶ池公園 河内長野市 10.27 6/15
30 烏帽子形公園 河内長野市 10.05 6/27


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調査結果

とりあえず各公園でどんな種類が記録されたかを紹介しておきます。


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