大阪鳥類研究グループ

2000年度の活動内容野外調査野外観察会実習総会


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野外調査

●カラーリングを付けたユリカモメ探し(1998年11月-)
 ユリカモメがいない夏場を除き、ずーっと継続中。くわしくはこちら

●カラーリングを付けたコサギ探し(1999年12月-)
 コサギは年中いるので、とにかくずーっと継続中。でも京都の鴨川以外では、まだ見つかってない…。くわしくは、こちら

●ため池で繁殖する鳥の調査(4月30日-7月31日)
 大阪府下1256ヶ所のため池を調査。くわしくはこちら

●大阪湾岸カモメ類分布調査(11月25日-2月12日)
 淡路島東岸を含め、大阪湾岸のほぼすべての河口と港を調査。大部分の海岸線をカバー。くわしくはこちら


野外観察会

●「ため池で繁殖する鳥の調査の研修」(4月30日)
 5-7月を中心に実施する大阪のため池で繁殖する鳥の調査の研修です。堺市の原田から菱木・太平寺のため池を巡りました。結局、回ったため池は8つだけやけど、太平寺ではクイナを観察。

●「金剛山」(5月21日)
 ロ−プウェイ前バス停から、細尾谷を経由して、山頂へ。昼食後、カトラ谷〜黒栂谷と経由して、千早口バス停に降りてきました。収穫は、コルリとコガラを確認できたこと。鳥以外にも、植物を観察し、カエルやヘビを捕まえ、と盛りだくさんでした。くわしくはこちら

●「岸和田のヤマセミ観察会」(6月17日)
 雨天中止。行事が中止になったのは、初めてです。

●「ササゴイのコロニー観察会&行き先不明」(7月9日)
 昨年までササゴイのコロニーがあった大阪市内の2ヶ所に行きました。最初の神社にはササゴイはおらず、2ヶ所目のお寺でようやくササゴイと対面。午後からは、枚方市のイワツバメの古巣を見に行って、暑い淀川を歩いて解散。午後からはなくてよかったようです。

●「大津川河口観察会」(9月9日)
 大津川河口及び、河口右岸の埋立地で鳥を観察。お目当てのシギ・チドリ類は埋立地の方で、いろいろ見られた。

●「大阪湾カモメ類分布調査の研修」(11月25日)
 大和川河口で、調査の研修。とくにカモメ類(なかでもウミネコとカモメ)の識別を研修。さらにセグロカモメをはじめとする大型カモメの識別の難しさを実感。くわしくはこちら

●「埋立地のカモメ類観察会」(12月17日)
 大阪湾カモメ類調査の一環。雨でしたが、7人集まったので決行。泉大津の埋立地では、ハイイロチュウヒなどを観察。くわしくはこちら

●「湖北ツアー」(2月18日)
 車4台に分かれ、南湖から湖東を鳥を見ながら北上。湖北野鳥センターに集まり、湖岸やオオワシや三島池で鳥を観察。そのまま湖沿いに湖西へ回り南下。新旭野鳥センターで、おおむね鳥見は終了。あとは湖西を南下して、流れ解散。くわしくは、こちら


実習・勉強会

●「ため池調査報告&電線で眠るツバメの観察会」(8月20日)
 7月で終了したため池調査では、のべ1252の池の情報が集まりました。第一部では、その簡単な集計を報告。中でも、注目すべき観察が多くあった岸和田のため池を紹介。その後、きしわだ自然資料館の展示を、学芸員の案内で見学。
 第二部では、車に分乗し、電線に集まって眠るというツバメを観察に。オオタカが観察できたものの、残念ながらツバメには見事に振られました。

●「鳥の皮むき&羽根の勉強会」(10月22日)
 午前中は、鳥の羽の各部などの解説と、各部の測定・仮剥製作成の模範演技。午後は、希望者が各自で皮むき。皮を剥いたのは、結局6人。

●「果実食性鳥類の糞分析」(1月21日)
 午前中は、長居植物園を回って、鳥を見つつ、果実を採集。午後から新実習室で、採集してきた果実をつぶして種子の比較標本を作成。種子がどんなのかを確認した上で、堺市のムクドリの集団ねぐらなどで集めてきた糞を洗って、種子を抽出・同定・カウント。


総会

●2000年3月12日に、大阪市立自然史博物館集会室にて、午後1時から午後5時まで総会を開きました。参加者は、36名(30家族)。会員49名中参加したのは、31名(25家族)が参加しました(出席率は51.0%)。



プログラム

1.招待講演(13:00-14:15)
  須川 恒氏「ユリカモメの話」

2.会員の発表(14:30-16:00)
 ・熊代直生氏「セグロカモメ捕獲記」
 ・浦野信孝氏「コウモリ捜索隊北摂を行く」
 ・杉之原専司氏「水無瀬のコシアカツバメの繁殖調査」
 ・西中美穂氏「岸和田のツバメ」

3.議事(16:15-16:45)
・活動報告
・会計報告
・2000年度事業計画
・世話人の選出
・その他:表彰、会員数など

4.懇親会(17:00-)


会計報告は無事承認され、おもに決まったことは、
・会計上現れた不明の余剰金10722円は、2000年度に寄付金として処理する。
・2000年度体制:事務局(和田岳)、世話人(稲本和栄、浦野信孝、狩野登之助、寺島久雄、松尾 ■)
・鳥に限らず、他の生物群についても、鳥との関係を意識しつつ扱っていく。