大阪鳥類研究グループ

1997年度の活動内容野外調査野外観察会実習


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野外調査

大阪市内の公園で繁殖する鳥の調査
  5-7月に大阪市内の46ヶ所の公園の鳥を手分けして調べました。

カラスの巣材調査
  8月から情報を集めています。カラスの巣を見つけた方はお知らせ下さい。


野外観察会

●羽曳野の雄略天皇陵のサギのコロニーの観察会
  8月31日に見に行ってきました。サギの繁殖期はおおむね終わっていて、あまり数は多くありませんでした。ついでに近所の古墳やため池を見てきました。くわしくはこちら

●箕面のタカの渡りの観察会
  10月10日に箕面の聖天の展望台に午前7時から正午までいて、午後は滝まで行って桜広場を通って帰ってきました。研究グループ以外の方には、大勢で押しかけてたいへん迷惑をかけてしまいました。かんじん鳥の方は、予定通りタカの渡りのピークは過ぎていて、渡りの途中っぽく飛んだタカは3羽だけ、渡りの途中の小鳥類の方は逆に少し早すぎたのかコサメビタキも何にもいませんでした。くわしくはこちら

●ハクセキレイのねぐらの観察会
  11月24日に夕方から新十三大橋のハクセキレイの集団ねぐらを観察に行ってきました。2500羽のハクセキレイが集まるはずが、約200羽しか集まらず少し残念でした。時期が早かったのかもしれません。くわしくはこちら

●冬鳥を見ながら焼き芋を食べる会
  12月7日に、高槻市の淀川鵜殿に行って冬鳥を観察して、たき火をして焼き芋を食べてきました。天気予報では雨と言うことでしたが、雨は降らず、とても暖かく、たき火は暑いくらいでした。くわしくはこちら

●羽曳野市のカモの観察会
  12月21日に羽曳野市の池でカモ類を観察しに行ってきました。お目当ての新ヶ池の白いハシビロガモと大塚山古墳のオシドリは、予定通り見られました。その他にチョウゲンボウやアカハジロ(?)もでました。くわしくはこちら

●石川県へ冬鳥を見に行く会
  2月14-15日に1泊で、大聖寺の鴨池と金沢の近くの河北潟へ鳥を見に行ってきました。あいにく初日は雨模様で、2日とも水辺は風が吹いていて、とても寒かったです。くわしくはこちら


実習

●鳥の仮剥製の作製
  8月10日に、鳥の死体を持ち寄って、皮をむいて仮剥製を作ってみました。

●鳥の骨格標本の作製
  9月28日に、ニワトリやドバトを煮て、肉をむしって、骨格標本を作ってみました。残念ながら組み立てるところまではいきませんでしたが、どんな骨があるのかは少しわかったかと思います。またケンタッキーフライドチキンを食べて、骨を調べてみました。頭と首、足の先の部分はないのですが、9ピースで1羽分になりました。

●果実食の鳥の糞分析
  1月31日に、ヒヨドリなど果実食の鳥の糞を集めてきて、糞の中に含まれている種子を調べてみました。午前中は長居植物園で比較標本の材料になる果実の種子を集めて回りました。採集した種子はクスノキ、ヤブニッケイ、モチノキ、ソヨゴ、タラヨウ、イヌツゲ、ウメモドキ、クロガネモチ、サンシュユ、ワシントンヤシ、ハマヒサカキ、ヤブサンザシ、ムクノキ、ナンキンハゼ、コトネアスター、ピラカンサ、イヌマキ、トウネズミモチといったところです。
 午後からは、(1)樹の実から比較標本を作成し、(2)持ってきた鳥の糞を洗って中身(とくに種子)を取り出し、(3)比較標本で種子を同定ししてみました。といっても、持ってきた糞からあんまり種子が出てこなかったので、肝心の部分はすぐに終わってしまいました。この企画は、むしろ比較標本である樹木の種子をコレクションする部分の方が楽しいみたいです。

●ため池の水鳥の個体数調査
  2月11日に岸和田の七つ池や箱谷池などに行って、ため池のカモのカウント調査の練習をしました。といっても実質は、ただの観察会みたいなものでしたが・・・。大池(マガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなどが合わせて約250羽)と蜻蛉池(キンクロハジロとホシハジロが合わせて約20羽)ではみんなでカウントしてみましたが、この程度の数でもなかなか一致しないのがおもしろかったです。どうも雌の個体数で大きくずれるみたいです。観察した鳥についてはこちら