大阪府下のニホンジカの分布

確認データ   分布図

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ニホンジカの生息状況と解説

 おもに北摂に生息し、能勢町、箕面市、高槻市北部の3つの個体群に分かれているとされる。生駒山地北部や和泉山脈でも断片的な観察記録があり、生駒山地北部では定常的に生息している可能性がある。
 成体の頭胴長は、オスが90-190cm、メスが90-150cm。オスは9月〜11月の発情期に、夜を中心にフィーヨォーという独特の大きな声を出す。イネ科草本、木本やササの葉、ドングリなどを採食する。


 博物館に標本がある場合は【標本】、和田個人や大阪市立自然史博物館へ寄せられた観察情報は【観察】とし、本人の了解が得られれば、観察者の名前を示しています。写真などの証拠があればそのことも表示しました。文献上の情報がある場合は【文献】としました。

文献リスト
(1)大阪府(1978)第2回自然環境保全基礎調査 動物分布調査報告書(哺乳類).
(2)北元敏夫・池田裕計(1989)ジャラ畑谷で野生ジカがアオキを食害.Nature Study 35(4): 45-46.
(3)西畑敬一(1996)例会記録第151回「里山一斉調査」田原.北河内自然愛好会会報(37): 2-3.
(4)立澤史郎(2000)大阪近郊の哺乳類(3)ニホンジカI.Nature Study 46(7):81-82.
(5)立澤史郎(2000)大阪近郊の哺乳類(4)ニホンジカII 大阪府下のニホンジカの記録1.Nature Study 46(8):89-90.
(6)立澤史郎(2000)大阪近郊の哺乳類(5)ニホンジカIII 大阪府下のニホンジカの記録2.Nature Study 46(9):102.

博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
 狩野登之助氏、田中光彦氏、西畑敬一氏、宮川五十雄氏、横田 靖氏


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確認データ

【北摂】
●能勢町宿野
 1981年10月 【標本番号OMNH M352】
●豊能町東ときわ台五丁目の東100m辺り
 2001.1.15 クヌギ林、1頭【観察(宮川五十雄)】
●豊能町光ヶ谷:吉川ヤシキ谷休耕田
 2000.5.18 ヒノキ植林地、2頭【観察(宮川五十雄)】
●豊能町川尻
 1982.12.25 【標本番号OMNH M353】
●池田市伏尾町
 2000.7.22 五月山の麓の際にある植木畑【観察(非公開)】
●箕面市箕面
 1999.9.28 才が原林道〜雲鱗台展望台〜滝の途中【観察(狩野登之助)】
●箕面市如意谷
 1999.10.5 才が原池の奥の広場【観察(狩野登之助)】
●箕面市上止々呂美
 1982.9.13 【標本番号OMNH M355】
●箕面市白島3丁目
 1997.3.18 【標本番号OMNH M460】
●高槻市:ポンポン山南南東300mの尾根
 1983.11.7 【標本番号OMNH M372】
●高槻市原:神峰山寺近く(ジャラ畑谷西尾根)
 1985.2.24 足跡【文献2】
 1986.10.26 鳴き声【文献2】
 1987.3.21 足跡・角とぎ【文献2】
 1987.10.11 糞・角とぎ【文献2】
●高槻市原:神峰山寺近く(ジャラ畑谷)
 1988.3.20 1頭【文献2】
●高槻市原:神峰山寺近く(ヘビ谷)
 1985.2.24 足跡・糞【文献2】
 1986.4.13 糞【文献2】
 1986.5.11 足跡・角とぎ【文献2】
 1987.12.6 親子連れ5頭【文献2】

【北河内】
●四条畷市下田原:薬尾寺池近く
 1996.4.7 前脚を拾う【文献3】


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