大阪府に生息する哺乳類リスト
以下のリストには含めていませんが、博物館には、大阪府下で採集されたカニクイザル、ゴールデンハムスターの標本があります。
【食虫目】
●カワネズミ:箕面【文献1】と石川上流部【文献2】で記録がある。また石見川での観察例もあるという【個人情報】。
●ジネズミ
●ヒミズ
○ミズラモグラ:二上山と岩湧山の大阪府ではない側での採集記録があるので、おそらく大阪府にも生息していると思われる。
○アズマモグラ:大阪府野生生物目録(2000)に掲載されているが、これは樽野(1977、Nature Study 23: 77)の孫引きと思われる。この報告では、二上山でアズマモグラを捕獲したと報告しているが、その後、樽野(1978、Nature
Study 24: 143-144)でコウベモグラに訂正されている。したがって、大阪府下での確実な記録はない。
●コウベモグラ
【翼手目】
●キクガシラコウモリ
●コキクガシラコウモリ
○モモジロコウモリ:大阪府下での記録はないが、隣接する兵庫県川西市には生息しており、大阪府へ飛んできている可能性がある。
●アブラコウモリ:大阪府下に広く分布する。
●ヤマコウモリ:1935年7月に岸和田市で採集された標本が、きしわだ自然資料館に存在する。その他に記録はない。
●ヒナコウモリ:2002年に堺市で生息が確認された。場所は市街地の中心部で、人家にすみつき、繁殖も確認されている。
●ユビナガコウモリ
●テングコウモリ
【霊長目】(他にヒト)
●ニホンザル
【兎目】
●ノウサギ
【齧歯目】
●タイワンリス(移入種):大阪城公園に生息。1985/9/20大阪城公園【標本OMNH M380】、1999/5/3大阪城公園音楽堂近く【個人情報】
●ニホンリス
●ムササビ
○ヤマネ:生駒山地で有力な情報があったという【文献3】。
●スミスネズミ:豊能、南河内、泉南の山地に生息【文献5、文献6】。
●ハタネズミ:淀川河川敷などに生息【文献5】。
●カヤネズミ:淀川河川敷などの草地に生息する【文献5】。府下全域に生息するとされるが、近年草地の減少に伴って、個体数が減少していると考えられている【文献6】。
●ヒメネズミ:豊能、三島、南河内、泉南に生息【文献5】。
●アカネズミ:豊能、三島、北河内、中河内、南河内、及び淀川河川敷に生息【文献5】。
●ドブネズミ
●クマネズミ
●ハツカネズミ
●ヌートリア(移入種)
【食肉目】
●ツキノワグマ:1982年に能勢町、1996年にポンポン山の北側などでの記録がある【文献9】。2000年には、北摂一帯で多く記録された【文献8】。
●アライグマ(移入種):2000年頃から能勢町や岸和田市で頻繁に生息が確認されている。おそらくそれ以前から生息しているものと思われ、分布範囲もさらに広がっている可能性がある。博物館には、1984年の堺市産の標本がある【標本OMNH
M465】。
●タヌキ
●ノイヌ(移入種)
●キツネ
●テン:山地に広く分布するとされる。
●ニホンイタチ:郊外から山地にかけて広く分布するとされる。
●タイリクイタチ(移入種):市街地を中心に広く分布するとされる。
●アナグマ
●ハクビシン(移入種):2000年に箕面市で生息を確認【文献7】
●ノネコ(移入種)
【偶蹄目】
●イノシシ
●ニホンジカ