大阪府下のヤマドリの繁殖

確認データ   分布図

内容のまちがいに気づいた方、新たな情報(観察記録や文献)を持っている方はお知らせ下さい。



ヤマドリの繁殖状況と解説

 数少ない留鳥。山地に広く分布しているが、生息の確認が難しいため観察例は少なく、繁殖の確認例はもっと少ない。個体数はあまり多くないと思われる。大阪府レッドデータブックでは、準絶滅危惧とされている。
 全長オス125cm、メス55cm程度。山地の林を中心に広く分布する。種子・芽・花などの植物質や、昆虫・クモ・カタツムリなどの小動物を採食する。繁殖期は4月〜7月頃で、地上に窪みをつくって巣とする。翼でドドドドドと聞こえるドラミングをする。


私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。

文献リスト
(1)広田博厚(1977)鳥信.むくどり通信(64): 22.
(2)日本野鳥の会大阪支部(1986)例会報告.むくどり通信(65): 12.
(3)上田恵介(1988)大阪のトリ.むくどり通信(78): 5.
(4)中村啓二(1990)大阪の鳥.むくどり通信(89): 7.

博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
 楠井晴雄氏、楠井陽子氏、竹田吉郎氏


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確認データ

※観察記録は、5月-7月に限る。

【北摂】
●箕面
 1986.6.15 観察記録【文献2】
●高槻市原:ジャラ畑谷
 1988.7.28 観察記録【文献3】

【南河内】
●千早赤坂村:大和葛城山
 1998.4.27 自然研究路(5135-55-44)、ドラミング【博物館】
●金剛山
 1977.5.29 観察記録【文献1】
 1988.8.20 ドラミング【文献3】
●河内長野市:岩湧山
 1990.7.19 ドラミング【文献4】
●河内長野市:三国山
 1997.4.29 南側(5135-43-29)、卵のある巣【博物館】

【泉北】
●和泉市:経塚山
 1996.9.23 東側(5135-43-28)、卵殻のある巣【博物館】