SF関係の本の紹介(2011年分)

【★★★:絶対にお勧め、★★:けっこうお勧め、★:読んでみてもいい、☆:勧めません】

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●「機龍警察」月村了衛著、ハヤカワ文庫JA、2010年3月、ISBN978-4-15-030993-0、720円+税
2011/12/12 ★

 全高3.5mほどの二足歩行型軍用有人兵器「機甲兵装」、通称キモノ。それが実用化されている近未来。犯罪者がキモノを使うようになり、警察にも配備されるようになっている。日本警察は、新型の機甲兵装ドラグーンを投入し、特捜部を立ち上げた。ドラグーンを操るのは、日本の警察官ではなく、日本人の傭兵、アイルランド人の元テロリスト、ロシア人の元警官の3人。異質な彼等擁した特捜部は、警察組織の中で孤立しながらも、事件に立ち向かっていく。中国人傭兵によるキモノを使った立てこもり事件から始まる。
 投入された異物に対する反応から描かれていく、日本警察の構造。ドラグーンを操る3人をはじめとする特捜部の面々の過去。そして、ドラグーンの由来の謎。さまざまな要素を交えつつ、外国人の黒社会が暗躍する、近未来の社会が描かれていく。

●「共和国の戦士」スティーヴン・L・ケント著、ハヤカワ文庫SF、2010年5月、ISBN978-4-15-011758-0、980円+税
2011/11/21 ☆

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●「星の舞台からみてる」木本雅彦著、ハヤカワ文庫JA、2010年5月、ISBN978-4-15-030998-5、780円+税
2011/11/14 ★★

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●「スティーヴ・フィーヴァー」山岸真編、ハヤカワ文庫SF、2010年11月、ISBN978-4-15-011787-0、960円+税
2011/11/7 ★

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●「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」大森望編、ハヤカワ文庫SF、2010年9月、ISBN978-4-15-011776-4、940円+税
2011/10/31 ★

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●「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」中村融編、ハヤカワ文庫SF、2010年7月、ISBN978-4-15-011769-6、940円+税
2011/10/18 ★

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●「ザ・ジャグル」(I〜V)榊一郎著、ハヤカワ文庫JA、2010年1〜10月、(I)ISBN978-4-15-030980-0(II)ISBN978-4-15-030992-3(III)ISBN978-4-15-030999-2(IV)ISBN978-4-15-031004-2(V)ISBN978-4-15-031017-2、(I)780円+税(II)760円+税(III)760円+税(IV)840円+税(V)800円+税
2011/8/22 ★

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●「大戦前夜」(上・下)ジョン・リンゴー著、ハヤカワ文庫SF、2010年7月、(上)ISBN978-4-15-011767-2(下)ISBN978-4-15-011768-9、(上・下)740円+税
2011/7/31 ☆
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●「ハンターズ・ラン」ジョージ・R・R・マーティン&ガードナー・ドゾア&ダニエル・エイブラハム著、ハヤカワ文庫SF、2010年6月、ISBN978-4-15-011761-0、1000円+税
2011/7/22 ☆

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●「アードマン連結体」ナンシー・クレス著、ハヤカワ文庫SF、2010年4月、ISBN978-4-15-011755-9、940円+税
2011/7/17 ★★

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●「華竜の宮」上田早夕里著、早川書房、2010年10月、ISBN978-4-15-209163-5、2000円+税
2011/7/12 ★★

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●「シンギュラリティ・コンクェスト」山口優著、徳間文庫、2010年11月、ISBN978-4-19-893262-6、838円+税
2011/6/6 ★

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●「去年はいい年になるだろう」山本弘著、PHP研究所、2010年4月、ISBN978-4-569-77663-7、1700円+税
2011/5/29 ★★

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●「スワロウテイル人工少女販売処」藤真千歳著、ハヤカワ文庫JA、2010年6月、ISBN978-4-15-031001-1、900円+税
2011/5/29 ★

 “人工知能の反乱”によって生じた「種のアポトーシス」と呼ばれる感染症の蔓延によって、絶滅の危機に瀕した人類は、感染者を隔離するために東京人工島の自治区に感染者を隔離した。男女の性交渉におって感染速度と症状の進行を速める種のアポトーシスを押さえるために、自治区は男女を隔離しており、その合間を埋める存在として造られた人工妖精フィギュア。マイクロマシンで人間そっくりに造られた人工妖精が共生する人間社会は、人工妖精擁護派と排斥派の対立していた。
  人工妖精は、人間のパートナーであるだけでなく、まるで免疫系のように人間社会を維持するために青色機関として密かに活動している。それに敵対する人間の赤色機関。中立的な自警団。自警団の主人公は、人工妖精の揚羽と共に、連続殺人事件を追う。その中で明らかになる、
  人間に危害を加えられないはずの人工妖精の真実。人工知能の反乱の原因。人工妖精の基となったマイクロマシンの開発の背景。次々と謎、というか設定の未説明部分が明かされて、全体像が見えていく。ってゆうか、突然木星の衛星が重要な役割を演じ始めて驚かされる。
 “種のアポトーシス”という病の正体は、「配偶期の終焉という生命システムの欠陥」 である。といった、有性生殖の進化について判ったような判らないような説明が気持ち悪い。一方で、平和的な非自覚的侵略者って概念は面白い。


●「原色の想像力」大森望・日下三蔵・山田正紀編、創元SF文庫、2010年12月、ISBN978-4-488-73901-0、1100円+税
2011/5/18 ★

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●「青い星まで飛んでいけ」小川一水著、ハヤカワ文庫JA、2011年3月、ISBN978-4-15-031023-3、740円+税
2011/5/17 ★★

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●「アリスへの決別」山本弘著、ハヤカワ文庫JA、2010年8月、ISBN978-4-15-031005-9、740円+税
2011/4/3 ★★

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●「量子回廊」大森望・日下三蔵編、創元SF文庫、2010年7月、ISBN978-4-488-73403-9、1300円+税
2011/3/23 ★

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●「ゼロ年代SF傑作選」SFマガジン編集部編、ハヤカワ文庫JA、2010年2月、ISBN978-4-15-030986-2、700円+税
2011/2/27 ★

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●「天冥の標III アウレーリア一統」小川一水著、ハヤカワ文庫JA、2010年7月、ISBN978-4-15-031003-5、880円+税
2011/2/17 ★

 「天冥の標II 救世群」に続くシリーズ第3弾。
 太陽系に拡がった人類は、小惑星帯にノイジーランドを建国。22世紀、真空中でも活動できる<酸素いらず>たちを生み出した。また、木星の大赤斑にが謎の古代遺跡「ドロテア・ワット」が発見される。そして23世紀、「ドロテア・ワット」を調べていた調査隊は、重大な発見をする…。という序章が、とてもワクワクする。
 そして、本編。舞台は24世紀の太陽系。<酸素いらず>の艦隊を動かすアルレーリアたちは、正体も知らぬまま、医師団、救世群、海賊、そしてロイズ非分極保険社団が繰り広げる「ドロテア・ワット」争奪戦に巻き込まれる。
 太陽系にいる2つの被展開体。被展開体・ミスチフは、木星で面倒を起こし。被展開体・ダダーは、太陽系の各地に広がり、電気羊の夢を見る。ってことですね。

●「ぼくの、マシン」大森望編、創元SF文庫、2010年10月、ISBN978-4-488-73403-9、1300円+税
2011/2/15 ★

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●「逃げゆく物語の話」大森望編、創元SF文庫、2010年10月、ISBN978-4-488-73802-0、1000円+税
2011/2/24 ★

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●「スターシップ2 海賊」マイク・レズニック著、ハヤカワ文庫SF、2010年3月、ISBN978-4-15-011750-4、840円+税
2011/2/10 ☆

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●「天冥の標II 救世群」小川一水著、ハヤカワ文庫JA、2010年3月、ISBN978-4-15-030988-6、760円+税
2011/2/8 ★★

 「天冥の標I メニー・メニー・シープ」に続くシリーズ第2弾。だけど続きではなく、むしろシリーズ全体の始まりの物語。舞台は、2010年代の地球。
 パラオで謎の感染症が発生し、多数の死者が発生。日本からも感染症の専門家が派遣される。多くの専門家の努力にも関わらず、死者は増え続け、隔離にも失敗。世界をパンデミックが覆っていき、人類は分断される。そんな中、感染症の起源をたどって見つかる謎の動物。
 冥王斑とダダーと救世群の起源が描かれる。「遊星からの物体X」と「アンドロメダ病原体」からの「地球幼年期の終わり」のイメージ。というか地球に感染するウイルスかな。出だしは出だしで、終盤は終盤で面白い。

●「オペレーションアーク3」デイヴィッド・ウェーバー著、ハヤカワ文庫SF、2010年2月、ISBN978-4-15-011746-7、880円+税
20110131 ☆

 「オペレーション・アーク1」「オペレーション・アーク2」に続く第3弾で完結編。かと思ったら、何にも完結しない! 連合艦隊の包囲網を、同時代的にいえば超科学の助けをかりて撃ち破る。はっきり言って、八百長勝負。準備段階だけならともかく、戦術でもこれだけ助けてもらったら勝って当たり前。最初から描きたかった海戦が描けたので、作者的には満足かと。
 そして話はまだまだ続く。延々と続く物語なんだそうな。

●「アンブロークンアロー」神林長平著、早川書房、2009年7月、ISBN978-4-15-209051-5、1600円+税
20110130 ★

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●「ミカイールの階梯」(上・下)仁木稔著、早川書房、2009年5月、(上)ISBN978-4-15-209033-1(下)ISBN978-4-15-209034-8、(上)1600円+税(下)1600円+税
20110123 ★

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●「あなたのための物語」長谷敏司著、早川書房、2009年8月、ISBN978-4-15-209062-1、1600円+税
20110105 ★★

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