SF関係の本の紹介(2008年上半期分)

【★★★:絶対にお勧め、★★:けっこうお勧め、★:読んでみてもいい、☆:勧めません】

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●「WORLDWIRED 黎明への使徒」エリザベス・ベア、ハヤカワ文庫SF、2008年5月、ISBN978-4-15-011663-7、860円+税
20080625 ★★

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●「天体の回転について」小林泰三、早川書房、2008年3月、ISBN978-4-15-208906-9、1700円+税
20080529 ★★

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●「銀河ヒッチハイク・ガイド」ダグラス・アダムス、河出文庫、2005年9月、ISBN978-4-309-46255-3、650円+税
20080522 ★

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●「超人類ガウル」ニール・アッシャー、ハヤカワ文庫SF、2007年12月、ISBN978-4-15-011646-0、960円+税
20080519 ☆

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●「SCARDOWN 軌道上の戦い」エリザベス・ベア、ハヤカワ文庫SF、2008年4月、ISBN978-4-15-011659-0、880円+税
20080518 ★★

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●「エピデミック」川端裕人、角川書店、2007年11月、ISBN978-4-04-873801-9、1900円+税
20080506 ★

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●「遙かなる巨神」夢枕獏、創元SF文庫、2008年3月、ISBN978-4-488-73001-7、980円+税
20080429 ★

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●「機械どもの荒野」森岡浩之、ハヤカワ文庫JA、2008年3月、ISBN978-4-15-030917-6、620円+税
20080416 ☆

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●「HAMMERED 女戦士の帰還」エリザベス・ベア、ハヤカワ文庫SF、2008年3月、ISBN978-4-15-011657-6、820円+税
20080414 ★

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●「女提督の凱旋」(上・下)デイヴィッド・ウェーバー、ハヤカワ文庫SF、2007年11月、(上)ISBN978-4-15-011642-2(下)ISBN978-4-15-011643-9、(上)980円+税(下)980円+税
20080320 ☆

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●「略奪都市の黄金」フィリップ・リーヴ、創元SF文庫、2007年11月、ISBN978-4-488-72302-6、1080円+税
20080314 ★

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●「オリュンポス」(上・下)ダン・シモンズ、早川書房、2007年3月、(上)ISBN978-4-15-208803-1(下)ISBN978-4-15-208804-8、(上)2200円+税(下)2200円+税
20080228 ★★

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●「ブロークン・エンジェル」リチャード・モーガン、アスペクト、2007年4月、ISBN978-4-7572-1359-3、3000円+税
20080131 ★

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●「Self-Reference ENGINE」円城塔、早川書房、2007年5月、ISBN978-4-15-208821-5、1600円+税
20080127 ★

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●「残虐行為記録保管所」チャールズ・ストロス、早川書房、2007年12月、ISBN978-4-15-208880-2、2000円+税
20080125 ★

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●「シオンシステム」三島浩司、徳間書店、2007年12月、ISBN978-4-19-862457-6、1900円+税
20080115 ★

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●「鯨の王」藤崎慎吾、文藝春秋、2007年5月、ISBN978-4-16-326000-6、1800円+税
20080111 ★

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●「銀河北極」アレステア・レナルズ、ハヤカワ文庫SF、2007年12月、ISBN978-4-15-011645-3、940円+税
20080109 ★★

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●「ゴールデン・エイジ3 マスカレードの終焉」ジョン・C・ライト、ハヤカワ文庫SF、2007年10月、ISBN978-4-15-011638-5、1000円+税
20080105 ★

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●「ようこそ女たちの王国へ」ウェン・スペンサー、ハヤカワ文庫SF、2007年10月、ISBN978-4-15-011639-2、860円+税
20080105 ★

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●「プリズムの瞳」菅浩江、東京創元社、2007年10月、ISBN978-4-488-01811-5、1900円+税
20080104 ★

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●「MM9」山本弘、東京創元社、2007年11月、ISBN978-4-488-01812-2、1600円+税
20080101 ★★

 自然災害の一つとして“怪獣災害”が存在する現代日本。MMは「モンスター・マグニチュード」の略。世界有数の怪獣大国である日本の気象庁には、怪獣対策の「気象庁特異生物対策部」がある。略して“気特対”。絶対、略が先にありき。この本は、気特対の活躍を描く5編を収めた短編集である。
 第1話はジャブ。怪獣注意報が怪獣警報に変わり、そして怪獣3号シークラウドが登場。一々怪獣にベタな名前を付けるところで笑わせにくる。第2話は、主人公の一画、巨大少女型の怪獣6号ヒメが登場。第3話は、飛行怪獣グロウバット。第4話では、どうしてこの日本には怪獣が当たり前のように実在するのか。物理法則では説明できない巨大な体はどのように支えられ、どうやって飛んでいるのか。そうした謎を神話宇宙という概念で説明し始める。最後の第5話では、シリーズ最終話らしく、最強の怪獣クトウリュウが登場して、ヒメが迎え撃つ。
 ウルトラマンっぽさを随所にちりばめながら、公務員が怪獣に対応する姿を描くという楽しい企画。まあ「シン・ゴジラ」っぽいと言えなくもない。
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