ハチクマは、初夏に日本に渡ってきます。里山周辺でくらし、繁殖した後、秋になると日本を去ります。日本を出発したハチクマは、中国大陸、マレー半島を経由して、インドネシア周辺にまで渡るのです。この長い渡りの間に、ハチクマはアジア東部の大部分の国を通過していきます。こうした渡り鳥のくらしを守るには、多くの国々の協力がかかせません。