7.水辺
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ため池 ため池
水田と水路 水田と水路

河川・水路・ため池・水田・湿地などの水辺環境は、水深や水質、水の動きなどに少しずつ違いがあり、
それぞれの環境に応じた生き物が暮らしています。農耕のために作られた水田やため池は、
生きもののすみかとして大切な環境です。水辺環境の多様性は、農耕によって保たれてきた側面があります。

7-1 ため池  



ため池は農地の水を得るために作られたものですが、大きさ・深さ・水質・作られてからの年月によって違いがあります。

さまざまな環境のため池が、水路や河川でつながることで、水域全体の多様性が高まっています。ここでは一例として、平野、丘陵、山麓の3つに分けて紹介します。

田畑とともに減少したため池

かつては、大阪市内にもたくさんのため池がありました。しかし1960年以降、田畑の減少に伴ってその数が減りました。泉州地域には、今でも多くのため池が残っています。
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7-2 水田と水路  



水田と水路は、稲を育てるために作られたものですが、水辺の生きものにとって大切な場所です。

そして、湿原や河川よりもずっと面積の広い水辺環境です。しかし、水田面積の減少、農薬の使用、畦や水路のコンクリート化、湿田の乾田化など、ここ数十年の変化が生き物のすみかを奪ってしまいました。

その結果、絶滅の危険にさらされている種類も少なくありません。
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