1.大阪のおいたち
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大阪周辺の地質図 大阪周辺の地質図
活断層と地震 活断層と地震

大阪は、三方を北摂山地・金剛−生駒山地・和泉山脈に囲まれています。山地のへりには丘陵があり、平野が
ひろがり、大阪湾にいたります。山地には古い時代の岩石や地層がみられ、丘陵や平野は新しい時代の地層
からできています。平野や丘陵と山地の間には活断層があり、おそよ100万年前にはじまった活断層の動きに
よって、1000年に1回ほどの間隔で地震を起しながら、山地が高くなり、平野の部分が低くなることで現在の地形
がつくられてきました。


1-1 大阪周辺の地質図  



大阪の周辺には約3億年前より新しい時代の地層や岩石がみられます。地表でみられる地層や岩石のちがいを色や模様で区別して平面的に示したのが地質図で、地下の垂直的な広がりを示したのが地質断層面図です。

地質図を読み取ることで、それぞれの場所をつくっている地層や岩石がいつ、どのようにしてできたかなど、大地のおいたちがわかってきます。
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1-2 活断層と地震  



地下深くではさまざまな力がかかり、ひずみがたまっています。ひずみが大きくなり岩盤がこわれ、そのゆれが地表に伝わったものが地震です。その時に岩盤が上下や左右にずれたものを断層といいます。

断層の中でもこの200万年の間に活動し、これからも活動するおそれのあるものを、活断層といいます。

近畿地方にはたくさんの活断層があります(左図)。大阪では活断層の多くが山地と平野・丘陵の間にあります。活断層を詳しく調査することで、過去に起こった地震や今後活動するおそれのある活断層を、ある程度知ることができます。
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