ギャラリー > アカウミガメ

ウミガメ類は現在5属6種が知られていますが、本種は世界中の暖温帯海域に生息する種で、日本近海のものは太平洋を回遊しているものです。南日本の海岸は世界有数の繁殖場といわれていますが、産卵のため上陸のできる砂浜が、年々減少してきているのが心配されます。産卵期は5〜7月で、その期間中数回にわけて産卵します。雑食性で、岩礁域で岩の割れ目に首をつっこんで色々な動植物を食べます。
甲らには、大きな白いフジツボがたくさん付着しています。これはもっぱらウミガメ類のやっかいになっている、カメフジツボという変わったフジツボです。
一方、藻場におもに生息するアオウミガメは藻食性で、甲らにはあまり付着生物は見られません。