第3展示室 > 海は生命のふるさと
A.サンゴ礁-複雑な空間の利用

熱帯の海に発達するサンゴ礁は、イシサンゴをはじめ、石灰藻・ウニ・軟体動物・有孔虫などの骨格や殻が積みかさなってできたものである。イシサンゴの群体のあいだには、さまざまな生物がすみついている。なかにはチョウチョウウオのように、サンゴの生きたからだを食べるものもいるが、多くはサンゴのあいだの複雑な空間を、すみかやかくれがとして利用しているものたちである。