画像:年表、漸新世

化石のこばなし 古第三紀の昆虫化石

現在も見られる昆虫のうち、多くが科レベルで、この時代にまで遡ることが知られています。北アメリカなどに保存状態のよい産地があることに加え、バルト海沿岸やドミニカで虫の入ったコハクをたくさん産することから(共に時代は漸新世のものが多い)、これらの事実がわかってきました。これらの化石は、触角や毛など、体の細かな構造まで、まるでタイムカプセルのように、たいへんよい状態で保存されています。

  • 画像:ヒシウンカの一種
    ヒシウンカの一種
    漸新世.ドミニカ.8.4mm.
  • 画像:カ(右)とジガバチモドキ(左)
    カ(右)とジガバチモドキ(左)
    漸新世.ドミニカ.カの体長4.2mm.
  • 画像:イシノミの一種
    イシノミの一種
    漸新世.ドミニカ.11mm.
  • 画像:コオロギの一種
    コオロギの一種
    漸新世.ドミニカ.10mm.
  • 画像:トンボの一種(ほぼ全体)
    トンボの一種(ほぼ全体)
    漸新世.アメリカ.46mm.
  • 画像:ハネカクシの一種
    ハネカクシの一種
    漸新世.アメリカ.7mm.
  • 画像:ハナアブの一種
    ハナアブの一種
    花に集まる昆虫のひとつ.花の咲く植物が多く進化するとともに,花に結びついた昆虫も増えていったことだろう.漸新世.アメリカ.15mm.
  • 画像:トビケラの一種
    トビケラの一種
    漸新世.アメリカ.19mm.

このページの先頭に戻る

Copyright©2012 OsakaMuseum of Naturel History All Rights Reserved.