開催概要
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 大阪市立自然史博物館では、平成20年 10月25日(土)から12月7日(日)まで、長居公園内の「花と緑と自然の情報センター」 2 階ネイチャーホールにおいて、特別展「地震展2008」を開催します。
 私たちが暮らす日本列島は、世界で最も地震活動が活発な地域であり、いくどとなく地震の被害を受けてきました。大阪をはじめ近畿もその例外ではありません。 1946年12月の昭和南海地震、1995年1月の「兵庫県南部地震=阪神淡路大震災」では、甚大な被害を受けました。また、西日本は「地震の活動期」に入ったと考えられており、この地震活動期は、近い将来に紀伊半島沖の南海トラフで起こる次の「南海・東南海地震」まで続くと考えられています。
 このように日本で暮らす以上、地震の危険性から目を背けることはできません。そして、大阪の地形や自然を理解する上で、地震をはじめとする地学的な現象を知ることもまた欠かせません。
そこで本特別展では、地震とは何か、どうして日本では地震が多いのかといった基本的なことがらから、大阪周辺の活断層の分布や動き、今後数十年のうちに起こる可能性が高い次の南海・東南海地震について、科学的にどこまでわかってきたのか紹介します。地震に関する最新の研究成果をわかりやすく解説し、市民のみなさんの疑問や不安に答え、防災や減災についても考える機会としていきたいと考えています。地震を恐れるだけでなく、知ることを備えの第一歩とし、さらに地球や地域を読み解く地学の視点へとつなげ、理解してもらうことを狙いとしています。
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特別記念講演会
■「スロー地震とは何か 巨大地震予知の可能性をさぐる」
要申込※〆切 10月27日(月)
日時:11月2日(日)午後2時〜午後4時
会場:自然史博物館 講堂(本館1階)
講師:川崎 一朗(京都大学防災研究所・地震予知研究センター教授)
*1995年兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)が起こったあと、日本国内には高精度・高密度の地震観測ネットワークが整備され、地震に関する基礎的研究が飛躍的に進んでいます。その中の大きなトピックが、南海トラフや日本海溝などのプレート境界型巨大地震が想定される場所での「スロー地震」の発見と、「アスペリティ」という概念の登場です。スロー地震と普通の地震は何が違うの?アスペリティって何? 地震予知をめざした研究の最前線の話を伺います。
■「地震考古学から21世紀の巨大地震を考える」
要申込※〆切 11月14日(金)
日時:11月29日(土)午後2時〜午後4時
会場:自然史博物館 講堂(本館1階)
講師:寒川 旭(独立行政法人 産業技術総合研究所 招聘研究員)
*地震活動を考古学的手法を用いて研究する「地震考古学」を提唱し、文献に記述がない時期の南海地震を検証するなどして、南海地震が規則正しい周期で起こってきたことを明らかにしてきた、産業技術総合研究所の寒川さんをお招きし、講演会を開きます。「地震考古学」の立場で、活断層から発生する内陸地震や、「今世紀の南海地震」像について解説していただきます。
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関連イベント くわしくは博物館WEBサイトへ
自然史オープンセミナー
■「地震 -1 日本列島のおいたちと地震」
日時:10月4日(土) 午後3時〜午後4時30分
会場:自然史博物館 集会室
講師:川端 清司(地史研究室)
*地震展の概要と、その中で特に日本列島のおいたちと地震との関係について解説します。
■「地震 -2 大阪の地盤と地震」
要申込※〆切 10月18日(土)
日時:11月1日(土) 午後3時〜午後4時30分
会場:自然史博物館 講堂(本館1階)
定員:250名
講師:三田村宗樹氏(大阪市立大学理学研究科)
*大阪の地盤について研究をされている大阪市立大学の三田村宗樹先生を招いて、大阪平野の地盤と地震の関係について講演していただきます。
■「地震 -3 津波とはどういうものなのか?」
日時:12月6日(土) 午後3時〜午後4時30分
会場:自然史博物館 集会室
講師:中条 武司(第四紀研究室)
*地震の際に起こる津波は、地震の揺れよりもはるかに広範囲に被害を及ぼします。津波とはどのようなものなのかを解説し、日本で行われている津波対策について紹介します。
テーマ悦自然観察会
■活断層を歩くシリーズ7「上町断層」
要申込
日時:11月30日(日)終日 雨天中止
場所:大阪市
*大阪市内を南北に延びる上町断層をたずねます。上町断層は谷町のお寺が集まる上町台地の西縁に位置していて、大阪層群など古い地層を大きくずらしていることはわかっていますが、最新の活動時期や活動の周期など不明な点もあります。断層に関係する湧水や地形などを観察します。
地震体験
起震車で地震体験!
日時:11/1(土)、2(日) 12/6(土)、7(日)
午前10時30分〜午後3時30分 (午後0時〜午後1時30分まで休憩)
場所:自然史博物館 玄関前ポーチ
ジオラボ
■「ペットボトルで液状化を実験!」
日時:11月8日(土) 午後2時30分〜午後3時30分
集合:自然史博物館 ナウマンホール
*地震の時に土砂がぐしゃぐしゃになり、建物などに大きな被害をもたらす地層の液状化を、ペットボトルを使った簡単な実験で再現します。液状化や地震への理解を深めましょう。
ワークショップにおいでよ
なまちゃんハカセと展示ツアー
日時:10月25日(土)、26日(日)、11月22日(土)、23(日)
場所:地震展2008会場(自然史博物館ネイチャーホール)
*会場の中の「なまちゃんキッズパネル」をキーワードに、ハカセがちょっとだけ展示を紹介するよ。大人の方もいっしょにどうぞ。
くわしくは「ワークショップへおいでよ」のページへ
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