日本で12種が繁殖します。この裏に並んでいる小型ツグミ類は主に地上に巣をつくりますが、コマドリとアカヒゲは樹洞なども利用します。イソヒヨドリは岩のすき間などを利用します。この前と左に並んでいる大型ツグミ類は、樹上に巣をつくります。巣の形はいずれもお椀形ですが、ノゴマは少し傾いた深いお椀形の巣をつくるので、ボール形に見えます。

大型ツグミ類では、トラツグミとクロツグミは共にコケを多用した大きめのお椀形の巣をつくります。トラツグミはクロツグミの倍ほどあり、産座の巣材が粗い点が異なります。アカハラとマミジロは、それほどコケを使わず枯草を多用します。また、アカハラは産座に枯葉を敷く傾向があります。

地上 地上・すき間 すき間
ノゴマ
コルリ
ルリビタキ
ノビタキ
コマドリ
アカヒゲ
イソヒヨドリ
枝上

トラツグミ
マミジロ
クロツグミ
アカハラ
アカコッコ