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植物を食べる哺乳類の奥歯
(小臼歯と大臼歯)
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奥歯の役目は葉や草をすりつぶし、消化しやすくすることです。哺乳類の奥歯は恐竜の歯に比べると1本1本が大きく、エナメル質は複雑に曲がっています。そのため、かみ合わせの面は恐竜よりはるかに複雑な凸凹を持っていて、植物をすりつぶしやすくなっています。
 多くの哺乳類の下あごは左右に動いて植物をすりつぶします。いっぽう、ゾウやネズミの仲間の下あごは前後に動きます。奥歯のかみ合わせ面にあらわれたエナメル質が作る模様に、その違いがあらわれています。