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新生代での食植性昆虫の繁栄

ハナアブの一種。第三紀漸新世の花を訪れていた?
(アメリカ産)
中生代から新生代にかけては、植物の大発展を反映して、昆虫の側にも大きな変化が現れました。  まず、チョウ・ガ類やハチ類の進化・繁栄があげられます。これらの最も古い化石記録はそれぞれ白亜紀と三畳紀ですが、新生代になってから種数を増やし、被子植物の発展と関わりあいながら、複雑に進化していきました。また、植物の葉や茎などを食べる甲虫類(カミキリムシ類、ハムシ類、ゾウムシ類など)も、特定の植物種や部位につくなど、植物との関係の中で複雑な生活史を発展させ、新生代になってから種数を増やしています。