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甲虫の幼虫が食べていた
果実状裸子植物
展示物一覧

中央上の部分から甲虫の幼虫が発見された
(白亜紀後期、北海道産、西田治文氏撮影)
種子が軸のまわりに並び、「果肉」に包まれているので、被子植物の果実のようですが、これは裸子植物です。柱頭がなく、「果肉」にはすき間があり、直接、胚珠に花粉がついたと考えられます。「果肉」の中に、糞やトンネル状の食痕とともに甲虫の幼虫が見つかりました。果実状裸子植物と昆虫の間には、受粉、すみか、餌などの上で深い関係があったと考えられます。