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日本のジュラ紀〜白亜紀の植物化石

背景は光記念館の「手取の森」復元ジオラマ
(光記念館撮影)
新期型植物群は、日本列島の内帯から産出する手取型植物群と外帯から産出する領石型植物群に区分されます。植物化石の組成から、領石型植物群は熱帯〜亜熱帯性、手取型植物群は暖温帯性と考えられ、両者に共通する種はありません。同じ時代に異なる気候帯の化石植物群が隣接して産出する理由として、中生代ジュラ紀後期〜白亜紀前期には、内帯は北方、外帯は南方に遠く離れて存在していましたが、その後の横ずれ断層によって近接した場所に移動したと考えられています。