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地球の酸素の歴史

ストロマトライト(先カンブリア時代、20億年前、カナダ産)
 現在の地球の大気には、21%の酸素が存在しています。これは光合成を行う生物のはたらきによって、酸素の量がふえた結果です。
 25〜27億年前頃から、光合成を行う細菌や藍藻などの活動が活発となり、酸素が大量に発生するようになりました。この頃に、藍藻によってつくられたのがストロマトライトです。
 光合成によって増加した酸素は、海水中の鉄を酸化して縞状鉄鉱層をつくりながら、やがて海水中で飽和状態となり、10億年くらい前から大気中の酸素濃度が増えていきました。 大気の上層部ではオゾン層が形成され、有害な紫外線をさえぎることで、生命が陸へ上がる条件が整っていったと考えられています。