ミズヒマワリ
 英名:Giant green hygro 学名:Gymnocoronis spilanthoides DC.

ヒマワリに似ていない、根絶困難な新手の外来植物

 ミズヒマワリは中央・南アメリカ原産の水中や水際に生える抽水性の多年草です。水際にしばしば大きな群落をつくり、在来の水草を追いやります。1995年に愛知県で初めて分布が確認されて以後、各地に分布を広げています。淀川水系では高槻市の芥川において分布が確認されてからは、その下流域に分布が確認されるようになり、現在は守口市の庭窪ワンドでは大きな群落をつくり、大阪市旭区の城北ワンドにもみられます。そして、ついに2007年には琵琶湖の南湖の一部に侵入が確認されてしまいました。今後、琵琶湖水系全体に分布が広がる可能性があります。そのため、プロジェクトYの淀川調査で現時点でのミズヒマワリの分布を明らかにしようと考えています。


 ミズヒマワリを見つけたら、下記の要領で自然史博物館の志賀(shiga@mus-nh.city.osaka.jp)まで是非ご連絡下さい。


見つけ方・見分け方

順番に、ミズヒマワリ(1枚目)。花のアップ(2枚目)。葉の切れ端からの再生(3枚目)。遠目でみた群落の雰囲気(4枚目)。コンクリートブロックの先にみえる白い点がミズヒマワリの花。奥に見える黄緑色はボタンウキクサ。

●見つけ方
 川、水路、ため池の周りをひたすら歩きます。慣れてくれば、双眼鏡で確認することも可能です。遠くから水面を見て、濃い緑色の中に白い頭花が目だって見えます(4枚目)。

見分け方
 名前の由来は葉がヒマワリに似ているからだとか。でもあまり似ていません。白い小花が沢山集まって球形の頭花になっています(1、2枚目)。慣れないうちは遠目にみて、セリ科の植物(セリやドクゼリ)の花と間違える可能性がありますが、近くで確認すれば間違えることはまずありません。
 慣れてくれば、流れてくる葉でも同定が可能です。ミズヒマワリは葉の断片からでも再生するので、大きな葉では新芽ができてていることがあります(3枚目)。


情報提供のしかた

●情報の募集
 多くの方のご協力をお願いしたいと思います。ミズヒマワリを見つけたら、ぜひ以下の項目の情報をお寄せ下さい。
 ミズヒマワリは特定外来生物に指定されている植物です。博物館へは生の植物ではなく、写真をお送り下さい(特定外来生物の項参照)

★調査対象範囲
 ・琵琶湖以下の淀川水系全域(本流と芥川を除く全ての支流、水路)
 ・淀川水系周辺のため池
 ※本流は城北わんどから枚方大橋までの範囲を除きます。

★情報の送り先
 大阪市立自然史博物館の志賀までお願いします。
 ・電子メールの場合・・・shiga@mus-nh.city.osaka.jp
 ・お手紙の場合・・・〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館 志賀宛

★以下の項目をお知らせ下さい
 ・採集(観察)者名
 ・採集(観察)日時
 ・採集(観察)場所
(できるだけ詳しく)
 ・株の状態(漂着したものか、ちゃんと定着しているものか)
 ・その他気付いたこと
 ・写真(メールの場合は携帯で撮影した写真でも問題ありません)
 ・論文化する際の名前の公表の可否(情報提供者一覧としてお名前を載せます。個々のどの情報の観察者かは公表しません)

●データの取り扱い
 頂いた情報は、HPで公表し、現在調査を進めているプロジェクトY:淀川水系調査グループの調査結果に盛り込みます。

●特定外来生物について
 特定外来生物とは他の地域から移された移入種のうち、生態系等への被害を及ぼすものとして、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称、外来生物法、2004年公布、翌年施行)で指定される海外起源の外来生物のことです。飼育、栽培、保管又は運搬、譲渡、輸入、野外への放出などが禁止されています。


調査の進捗状況



プロジェクトY植物班のトップに戻る