●高知県三崎層群のストーム堆積物

 高知県土佐清水市に分布する中新統三崎層群は,陸棚からデルタ域にたまってできた地層です.観光地である見残し,竜串周辺は露出も非常に良く,きれいな堆積構造を見ることができます.


三崎層群に見られるハンモッキー斜層理(Hummocky cross-stratification;以下,HCS).
浅海域においてストーム時に起こる強い振動流(波浪作用),もしくはそれと直進流の複合によってできる.
このHCSは教科書に載せてもいいようなきれいなものです.竜串.





竜串や見残しといったところは,このような砂岩泥岩互層と厚い砂岩が交互に重なります.
上の砂岩泥岩互層は見残し.下の厚い砂岩は竜串.


このように,砂岩泥岩互層の中に,チャネル状に分厚い砂岩が.左の人をスケールに.竜串.


砂岩泥岩互層の内部堆積構造は大半がHCSです(この写真は見残し).
ちなみに厚い砂岩の内部堆積構造もHCS(一番上の写真).


(ちょっと見にくいですが)このように
普通の斜層理(この場合,平板状斜層理)をHCSが浸食している構造などもしばしば見られます.


三崎層群の最上部には,このようなきれいなトラフ型斜層理が見られる河川成の地層もあります.爪白.


おまけ.台風の暴波浪.土佐清水市・大月町の市境くらいのところ.
かなり高いところから撮っているのであまり大きく見えませんが,見えている岩はかなり大きなものです.

関連した論文・報告は業績リストの(A8),(A10)などです.

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