大阪市学芸員等共同研究シンポジウム
 「朝鮮半島と日本列島の自然環境〜歴史のゆりかごとして〜」

 大阪は、古代の百済郡や朝鮮通信使に象徴されるように、いにしえより朝鮮半島との結びつきが強い所ですが、2002年には大阪市立自然史博物館が所在する長居公園で、日韓共催のサッカーワールドカップも開催されます。
 自然史博物館・博物館・美術館・科学館・東洋陶磁美術館・文化財協会は、共同で「日本と朝鮮半島の相互交流に関する総合学術調査」を3カ年計画で開始しました。このたび、研究テーマのひとつである先史から古代の技術・生業などと自然環境との係わりに関する日韓の相互比較について、下記の要領でシンポジウムを開催することとなりました.
 本シンポジウムでは、大韓民国の研究者に植生や地質などの自然環境について研究成果を紹介していただき、討論では考古学分野の成果と関連させた議論も行っていきたいと考えています。現地調査に先立ち、現状での問題点と課題を明らかにし、併せて市民の日韓両国の歴史と自然に対する関心に応えることが目的です。
 当日は、大阪市の学芸員などだけではなく、関心をお持ちの市民、関連分野の研究者や学生など、広く参加を募ります。

 日時:2000年9月3日(日) 午後1時〜4時30分
 場所:大阪市立自然史博物館講堂(定員:266人)
 プログラム:
  「韓国の森林と日本の森林」
   金 聖徳 氏(大韓民国忠南大学校生物学科教授)
  「韓国の第四紀地質」      金 周龍 氏(大韓民国資源研究所責任研究員)
  「朝鮮半島の初期農耕と自然環境」後藤 直 氏(東京大学文学部教授・考古学)
 総合討論
   司会 那須孝悌 氏
(大阪市立自然史博物館館長)
 主催:大阪市学芸員等共同研究実行委員会
 参加費・申し込み:
不要、ただし入館料(大人500円、高・大生400円)が必要
★講演は全て日本語または日本語への通訳付きです.

お問い合わせは
 "佐久間大輔" <sakuma@omnh.jp>まで

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