マーキングを
    やってみよう!

 マークをつけて放してあげることを,「マーキング」と呼んでいます.マーキングは誰でも簡単にできますが,記録を必ずつけて,問い合わせがあったときに答えられるようにしましょう.


アサギマダラを調べる会で実践している方法にならえば,簡単に誰でもマーキングができます.

マーキング記録の書きかた

1.記録すること
1)マーク
  油性のフェルトペン(細書き用)で,左右両方の後翅の裏に,図1のように書き入れましょう.個体識別をするために1頭ずつ別なマークをつけます.また他の人と重複しないように気をつけます.通常は,マークした「地域の略称」+「人物の略称」+「個体番号」を使います.
2)性別(♂♀)
 ♂は後翅に黒い性斑があります(図2).
3)鮮度
 鱗粉の残りかたに注目して,3段階に分けます.
  新(N):鱗粉がほとんど残っている.
  中(M):中間.新とも古ともいえない.
  古(O):鱗粉がほとんど落ちてしまい,色あせている.
4)破損の有無
 ハネの傷の有無.詳しい状況は備考欄に.
5)前翅長
 前翅の長さ.アサギマダラを調べる会では便宜的に前翅のつけねにある白点(図3)から先端までを直線的に測定します.
6)時刻
 採集・放蝶時の時刻.採集時刻と放蝶時刻に間があるときは,両方記入します.
7)地点
 くわしい捕獲場所です.
8)天候
 捕獲したときの天気です.
9)気温
 飛んでいるアサギマダラを捕獲したときは,必ず書きましょう.アサギマダラは気温に敏感なようです.
10)備考
 ♀の場合は,未交尾か既交尾かを調べます(腹部の先端を軽く押さえて,固いしこりがあれば交尾済みです).わからないときは,わからないままでいいでしょう.
 訪花(訪れただけ)・吸蜜(口吻を伸ばして吸蜜)植物を記入します.「ヨツバヒヨドリで吸蜜」といった風に書きます.植物の種類がわからなければ,標本を作って専門家にききましょう.
 ハネの傷の詳しい状況を記録します.
 占有飛翔などの行動は時刻,環境,行動のようすを詳しく記録します.
2.再捕獲の記録
 マークのあるアサギマダラを再捕獲したら,マークしたものと同様に記入し,左端欄外に「再」と書きます.当日,前日のマーク虫の再捕獲も必ず記録します.マークした場所や時間が明かな場合には,記録後に放してやってもよいです.なれない人はもって帰る方が確実です.
3.連絡先 アサギマダラを調べる会事務局 または 大阪市立自然史博物館昆虫研究室(TEL:06-6697-6221 金沢)


アサギマダラを調べる会で使用しているマーキング用紙です

 
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