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          部員のレポート 裏切り者たちの冒険
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 2002/12/15am9:00。ジュニア(化石探し)を裏切った三人の少年が小阪駅のホームに集まった。その中の一人は高枝切りばさみを持っており、かなり怪しかったが・・・。
 枚岡駅についた一行は、枚岡神社の前を左に枚岡展望台を目指した。どーでもいい会話をしながら枚岡展望台につくと、いくらかの朽ち木を割ったのであるが・・・コクワガタが数頭出ただけだった。ほとんどの朽ち木は乾燥し、あまり朽ちてはいなかった。このことは今年の夏、秋の降水量が少なかったこととも関係しているのではないだろうか。
 目的の一つであるゼフィルスの卵を採るため、一昨年の冬、多くのウラジロミドリシジミの卵を発見した木へと向かう。道中、ナラガシワ、クヌギ等を見て行くが卵は発見することができなかった。らくらく登山道の脇にあるナラガシワがポイントであったのだが、多くの卵を採ることのできた横に張り出していた枝がことごとく切り落とされ、一個も採集することができなかった。
 【一部省略】一行は暗峠へと向かった。暗峠で彼らは2本のエノキを見つけた。根本を探すが何も出てこない・・・が!F君がゴマダラチョウの幼虫をHがオオムラサキの幼虫を見つけたのである。さらにF君、Hはどんどん見つけていくのである。一匹も採れないK、彼の顔には濃い焦りの色がうかがえた。意地でも採ってやる!と竹薮に入って、やっとKにも収穫が・・・。F君3頭、H3?頭、K6頭だった。さっさときりあげたHを追いながら、エノキを後にする。
 信貴山・生駒ドライブウェイ沿いを北へ向かった彼らはあっちや!こっちや!などともめながら、下る道へ。(高校生二人のなさけないこと・・・)
 下るみちは程良い崖の続く道であったため、オサ好きのF君、Kがオサ掘りを開始!!(Hはケータイをいじりまくるほど退屈してたみたいやったけど・・おかげで、F君の好きな歌手が判明)オサ掘りではオオホソクビゴミムシ、スジアオゴミムシ、アカバハネカクシなどの成果があった。
 さらに下ること10分。Hの高枝切りばさみが役に立つことに!!Hが横に伸びた枝にゼフの卵を発見!ミズイロオナガシジミ、ウラジロミドリシジミなどの卵を10個ほど採集。
 F君の狙っていたものもすべて採り、帰路についた。【K.K.】