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             活動報告 多田銀山(11月17日)
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■報告【K.Y.】
 時は2002年11月17日、天気の良い晴れた日。私は多田銀山にいました。最初の採取場所は孔雀石が落ちていました。黄緑色のとても綺麗な石でした。
 次に第二の採取場所に行きました。そこはズリと言って、急な斜面になっている所でした。
 「おっ!これは閃亜鉛鉱です。」
 「これは、何々です。」
くそー!何か見つけなければ・・・っと思い、上に上に行っていると、黒い石を見つけたので、見せに行くと「閃亜鉛鉱」との事。やった!と思っていると、何やら下の方が騒がしい。どうやら、ヤマカガシを捕まえたらしい。自慢ついでに行ってみると・・・。
 「おわわわわわっわっわ〜!」
痛っ!痛っ痛っ〜。こけた〜。
 「あれっ?閃亜鉛鉱は?」
なに〜!落とした〜(T^T)。あぁ、もういいや・・・ヤマカガシを見よう・・・。
 「こいつ何か食べてるんかな〜?」
 「よし、出してみよう」
と、和田さんが蛇の腹を絞っていくと、なんと蛙がでてきた!
 「もう見終わったし、もう1回お腹の中に戻そう!」
と、口の中にグイグイと押し込んでみても、食べてくれない。
 「じゃあ、しかたないか・・・」
と、そのまま蛇を森に返してあげました。
 「あの蛇が越冬できんかったら和田さんのせいやね。」
と言いながら帰りました。
 あぁ、蛇と私の閃亜鉛鉱は、いずこに・・・・・。END。

■採集した鉱物【中条武司】
 クジャク石(緑色のやつ)、青鉛鉱(青のやつ)、黄鉄鉱(光り物でみんなが一番取ってたやつ)、黄銅鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱(この3つは取ってる人少なかった)、石英(水晶)を取っている人もいました。

■確認した昆虫【松本吏樹郎】
 多田銀山で採れた(見れた)虫は以下の通り。
 主にS.F.君&H.T.君によると、甲虫と蝶ではスジアオゴミムシ、アトモンミズギワゴミムシ、ヒメキベリアオゴミムシ、アオバアリガタハネカクシ、スジクロメダカハネカクシ、キクイゾウムシの1種、ツチハンミョウの1種、ミズギワゴミムシの1種、チビハネカクシの1種、クロアゲハ(蛹)、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、テングチョウ、ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、ウスタビガなどが。
 動物の死体をひっくり返していたS.K.君によると、さらにヨツボシモンシデムシ、チビシデムシの1種も見つかった模様。
 他にもウスバカゲロウ(幼虫)やシマアメンボ、ハチのなかまではフタモンアシナガバチ、ヒメスズメバチ、ホシクロトガリヒメバチ、シダクロスズメバチ、コクロアナバチ(巣)、エントツドロバチ(巣)が見られた。

■確認した鳥と両生爬虫類【和田 岳】
◇鳥:ケリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
◇両生爬虫類:タゴガエル(ヤマカガシの吐き戻し)、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ(礫死体)、カナヘビ