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   活動報告 研究室訪問第1弾 京都大学理学部動物学教室(11月10日)
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■報告【S.U.】
 京都大学に着くとまず、動物行動学の研究室にヘビの研究をしている教官に話を聞きに行きました。「とりあえず、飼育しているヘビでも見る?」と言われたので喜んでついて行ったら、いっぱいヘビの入った水槽が並べてある部屋を見せてくれました。カリフォルニアキングヘビ(有毒のサンゴヘビに擬態してる無毒のヘビの一種)とレッド・コーンスネークとマダガスカルで採ってきたマダガスカルオオシシバナヘビ(オオブタハナスベヘビ)の子孫(日本生まれ)の外国産ヘビ三匹を触らせてもらえました。あと、巳−ちゃんの冬眠について少し聞きました。去年は、ほっといたり起こしたり、曖昧な状態にしていましたが、どっちにするかハッキリさせた方が良いそうです。変に寝かしたり起こしたりするとヘビが弱るって(げっ、やっぱり!?)。
 次の爬虫類のところでは駆除されたカラスの皮むきと、トカゲとかカメレオンとかの標本を見せてもらいました。K.Hi.君はここで来年の研究テーマ(?)を見つけて喜んでいたようです…。
 大学院生の方に会いに行くと、自分のしている研究(葉っぱの面積を測っていたらしい)と趣味の昆虫採集を見せてくれました。ここで盛り上がってかなり予定時間をオーバーしてしまいました。
 【一部省略】
 とにかく楽しかったし、京大を見学できたし、とても良い経験になりました。また行きたいです。

■報告【K.Hi.】
 ジュニア自然史クラブで、「研究室訪問」と称して京大の爬虫類の研究室や、農学部の一室にお邪魔してきました。爬虫類の世界では有名だというヘビの森先生やトカゲの疋田先生のお話を聞きにいったはずなんですが、参加者のみんなは生きたヘビの方が印象に残ったようでした(ペットショップ訪問に等しい・・・)。確かにヘビを体に巻きつかせたりするのは気持ちのいいものでした。ここで見せていただいたヘビは、ペットが京都市内で逃げ出したものや、どこかに調査に行ったときに捕まえた野生のものです。毒蛇も中にはいましたが、そんなことは気にせず、みんなじゃれていました。
 ヘビの研究室ではこのように気楽にいたのですが、トカゲの研究室ではみんなで真剣なトークをしました。議題は「ヘミペニス」! 特に和田さんが興奮していろいろと口走っていましたが、それに耐えるジュニア部員たちの姿もなかなかのものでした(詳しくは「和田の鳥小屋」にも載っています)。ぼくはこの時初めて、爬虫類は2本あることを知りました。ほんまに驚きました!!トカゲの部屋では主に標本を見せていただきましたが、大きな角をもったカメレオンや、体長わずか3cmほどの落ち葉に似たカメレオンや(まるで虫のような感覚でした!)、双頭のトカゲがおもしろかったです。ジャングルなど、調査の現地でのトカゲの捕まえ方も教えていただきましたが、意外と原始的で、大きな吹き矢のようなものを使うそうです。樹から樹の間を飛ぶトカゲもいるらしく、やはり現地の人が捕るのがうまいそうです。
 次に農学部へ。農学部は散らかっているとのウワサに和田さんが期待していましたが、思っていたよりは生理整頓がされていたようで、和田さんの学生時代とは違うっ!と和田さんは少しご機嫌斜めでした。まずは農学部の学生がいつもいる部屋を覗かせてもらって、その後森林系の研究室へ行きました。リーフマイナーの虫の幼虫の研究中で、葉の中の虫の密度を調べておられました。ここではハナアブファンの西本くんが「標本、標本」とねだったので、昆虫標本も見せていただきました。ゲンゴロウやチョッキリなどはよかったのですが、個人的にガ類は恐かったです。ここでは学生のナマの声ということで、夢の実現に向けて、といった感じでお話をしていただきました。英語はしっかりやるべきだ、という結論で、どうやら収まったようです。
 【一部省略】