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         活動報告 比良山のアサギマダラ(7月31日)
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■報告【S.F.】
 比良山は前から行ってみたかったので、とても楽しみだった(実はまだ行ったことが無い)。比良駅から見た山は、霧がかかっていてあまりいい天気そうでなかったので、まともな昆虫が採れるか心配だった。バスに乗り、リフトに乗り(H・Tは高いところが苦手でびびっていた)、さらにロープーウェイに乗り涼しい所まで来た。そこから林を抜け、スキー場で虫取りとか他いろいろした。スキー場は少し曇っていたが,とても大阪なんかくらべものにならないほど涼しかった。スキー場を歩いているとM・Kは鹿を見たという。僕は下を向いていた(べつに怪しいことをしているわけではない)ので見れなかったので、残念だった。同じように見れなかったT・Wさんはかなり悔しがっていた。アサギマダラは、僕は6匹マークした。ナンバー4のやつは8月4日にびわこバレーの蓬莱山で再捕獲されたらしい。比良山にいたチョウは、モンキチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、メスアカミドリシジミ、ウラギンシジミ、テングチョウ、オオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ツマグロヒョウモン、アサギマダラ、クロコノマチョウ など。僕が捕まえた甲虫は(他の人が捕まえたのも少々あるが)、ヨツスジハナカミキリ、ミヤマホソハナカミキリ、オオサワカミキリモドキ、ニンフハナカミキリ、オオトラフコガネ、キンナガゴミムシ、コクロヒゲブトハネカクシ、ナガメダカハネカクシ? など。これら甲虫やチョウはヨツバヒヨドリやゴトウヅル?みたいな花にきていたもの、人糞に来ていたもの、などである(人糞が手についてつらかった)。そして、スキー場での採集を終えてロープーウェイに乗り、リフトに乗って(H・Tはやはりびびっていた)、バス停に向かった。バス停に向かう途中、スジクワガタを捕まえた。さらに、バス停付近を流れる川で、ゴミムシを探していたら、プラナリアを発見した。蛭ではないとわかって、初めてかわいいと感じた(蛭やったら多分急いで川原に戻した)。まもなくバスが来て、帰路に着いたわけである。

■活動内容【和田 岳】
 JR比良駅からバスに乗って、比良山リフト山麓駅へ。リフトとロープウェイを乗り継いで、山の上へ。あとは八雲ヶ原から比良山スキー場周辺を散策。とくにアサギマダラの捕獲とマーキングを中心に、昆虫採集などをしていました。そして、再びロープウェイ、リフト、バス、JRと乗り継いで帰ってきました。

■確認した昆虫【K.K.】
◇鱗翅目:[シロチョウ科]スジグロシロチョウ・キチョウ・モンキチョウ、
[シジミチョウ科]メスアカミドリシジミ・ベニシジミ・ヤマトシジミ、
[ウラギンシジミ科]ウラギンシジミ、[テングチョウ科]テングチョウ、
[タテハチョウ科]アサギマダラ(マーク後放蝶)・オオウラギンスジヒョウモン・ウラギンヒョウモン・ツマグロヒョウモン、[ジャノメチョウ科]クロコノマチョウ
◇双翅目:[アブ科]アカウシアブ、[アタマバエ科]ナガヒラタアブ・クロヒラタアブ・フタガタハナアブ・ダイミョウヒラタハナバエ
◇膜翅目:[ヤドリキバチ科]トサヤドリキバチ、[アナバチ科]アルマンモモアカアナバチ・ヤマジガバチ・ミカドジガバチ
◇長翅目:[シリアゲムシ科]ヤマトシリアゲ
◇脈翅目:[カマキリモドキ科]キカマキリモドキ
◇鞘翅目:[ハンミョウ科]ハンミョウ・ニワハンミョウ、[ゴミムシ科]ルリヒラタゴミムシ・キンナガゴミムシ、[ハネカクシ科]コクロヒゲブトハネカクシ・ナガメダカハネカクシ?、[クワガタムシ科]ミヤマクワガタ・スジクワガタ、[コガネムシ科]オオセンチコガネ・センチコガネ・マエカドコエンマコガネ・クロマルエンマコガネ・セマダラコガネ・スジコガネ・オオトラフコガネ・ジュウシチホシハナムグリ・カナブン、[タマムシ科]クロナガタマムシ、[コメツキダマシ科]コメツキダマシsp.、[コメツキムシ科]オオクシヒゲコメツキ、[ジョウカイボン科]ウスチャジョウカイ、[ホタル科]オバボタル、[テントウムシ科]ナミテントウ、[ゴミムシダマシ科]ヒメマルムネゴミムシダマシ、[アリモドキ科]コクビボソムシ、[カミキリモドキ科]オオサワカミキリモドキ、[カミキリムシ科]ヨツスジハナカミキリ・ミヤマホソハナカミキリ・ニンフハナカミキリ・ニョウホウホソハナカミキリ・ジャコウホソハナカミキリ・エグリトラカミキリ・キスジトラカミキリ・ヘリグロリンゴカミキリ・セミスジコブヒゲカミキリ、[ハムシ科]ウリハムシ・クロウリハムシ・カシワツツハムシ・セモンジンガサハムシ

■アサギマダラのマーキング【K.K.】
 今回、アサギマダラにマーキングをおこないました。VJ〜ナンバーになっております(K.K.・VJKK1〜5、S.F.・VJSF1〜6、Ryu.F.・VJRF1〜6、等)。
マークのついたアサギマダラを発見したら、採集して自然史博物館(06-6697-6221)の昆虫研究室の学芸員まで報告してください。採集した状況の記録も忘れずに。

■確認した鳥と両生爬虫類【和田 岳】
◇鳥:トビ、ドバト、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、ウグイス、セッカ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、カケス、ハシブトガラス
◇両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、モリアオガエル卵塊、イモリ、カナヘビ