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                 本の紹介
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◇「虫を待つ時間」(今森光彦著、講談社、1700円)
 自然写真家の著者は、珍しい虫より身近な自然にこだわった。虫屋の目で見た自然をえがいたエッセイ。昆虫の説明は詳しいし共感が持てる所がいっぱいあります。

◇「里山の少年」(今森光彦著、新潮社、1262円)
 人と自然が造り上げた昆虫達の宝庫、里山。自然と人が共生する世界でいきる著者と虫、そしてそこで暮らす人々を描くエッセイ。
 よんでいるうちに、網を手に飛び出したくなる、そんな1冊です。

◇「虫の思想誌」(池田清彦著、講談社学術文庫、660円)
 昆虫をたとえにネオダーウィニズムを批判しているので、けっこうおもしろいです。虫の説明のとこでは、学名もじゃんじゃんでてきて、かなり詳しいです。ただ、ネオダーウィニズム批判だけに少し難しいです。

◇「カエルの不思議発見」(松井孝爾著、講談社ブルーバックス、800円)
 カエルに関するいろんな不思議な話がのってます。カエルの図解がかわいい。カエルの意外な一面を知りました。【K.K.】