大阪の自然の情報拠点、「花と緑と自然の情報センター」
長居植物園・自然史博物館に隣接してオープン!

 「花と緑と自然の情報センター」(以下情報センター)は自然史博物館と長居植物園(及びその緑の相談所)が連携してつくった施設で,「自然のエリア」と「花と緑のエリア」からできています.大阪の自然や都市緑化、園芸などに関する情報発信と交流の場となることをめざしています。
 「花と緑のエリア」では1階には「サービスゾーン」「交流のゾーン」「憩いのゾーン」などがあり、くつろぎながら、映像や図書、検索端末で花や緑に関する情報を得ることができます。2階のアトリウムでは、生きた植物を使っての展覧会を季節に応じて楽しむことができます。
 「自然のエリア」は常設展示としての「ネイチャースクエア・大阪の自然誌」,相談窓口にもなる「ミュージアムサービス」と「自然の情報コーナー」が1階に、2階には広くなった特別展示室「ネイチャーホール」があり,特別展や各種イベントが開催されます.
 「ネイチャースクエア・大阪の自然誌」の展示は北摂,金剛−生駒、和泉と主な山ごとに自然の特色を解説する「山地」、生き物のすみ場所をタイプ別に紹介している「丘陵」、「平野」の各ゾーン、水環境の特徴を解説した「水辺」のコーナーがあり、展示室の中央には「淀川」が流れて「大阪湾」へとつながります。全体の配置が大阪の地形をイメージさせるようになっています。観覧順路は固定されていませんので、興味のある場所からご覧になってください。展示を手がかりに実際に自然観察に出
かけてもらうために,具体的な観察コースの案内地図を展示しています。ミュージアムサービス・コーナーには、展示室に出ていない観察地図も用意していますので併せてご利用ください。
 「自然の情報コーナー」は、野外での採集品や見たもの、疑問に思ったことなどを調べるために利用していただけます。図鑑やコンピュータ検索を使って自分で調べ、たくさんの標本と見比べることもできますし、学芸員に相談することもできます。お
子さんと一緒に繰り返しお越しください。家族一緒の名前調べも楽しいでしょうし、お子さんが採集品を調べておられる間に、花やガーデニングの知識を仕入れられるのも有意義かもしれません。