首から上の骨を観察してみましょう.この骨を「頭蓋骨」(とうがいこつ)といいます.「頭骨」とよぶこともあります.
 大きな頭は,ヒトの特徴です.中には脳が入っています.
 鼻をおさえてみると,中には骨があるように思えます.けれでもこれは軟骨なので,ここには残っていません.
 下あごの骨は関節で上とつながっています.自分の耳のあなに指を強くさしこみながら,下あごを動かしてみましょう.間接の動きを感じることが出来ます.
 頭の骨と下あごに骨を横からながめてみましょう,よくよく骨の表面を調べると,筋肉のついていたあとがわかります.
●1は「側頭筋」(そくとうきん)という筋肉のついていたあとです.
●2は「咬筋」(こうきん)のあとです.
 どちらも下あごを動かす筋肉です.自分の「こめかみ」(★のところ)を強く指でおさえながら,下あごを動かしてみましょう.側頭筋が伸びちぢみするのがわかります.