【植物分類地理学会】

発行雑誌:植物分類,地理(Acta Phytotaxonomica et Geobotanica),年2回(2号)発行

内容:植物分類学,植物地理学,植物生態学に関する話題.原著論文の他に,短報,雑録など.英・和文混合.48巻1号まで発行済み.

年会費:5,000円

入会の問い合わせは会計幹事の高橋晃(〒669-1546-0034 三田市弥生が丘6 人と自然の博物館系統分類研究部)まで.

バックナンバー購入の問い合わせは庶務幹事の永益英敏(〒606-8317 京都市左京区吉田本町京都大学総合博物館)まで.


【種子植物談話会】

 種子植物を材料に研究を進めている分類学・生態学者やその卵で構成される.月1回のセミナーを開き,各自の研究テーマを輪番で発表し,参加者に議論してもらう.田村道夫編「日本の植物研究ノート」(培風館)や岡田博他編「植物の自然史」(北大出版会)は,この会が母体となって編集・出版された.構成メンバーは,大学教官,博物館学芸員,大学院生などで,神戸大,大阪市大,京大,大阪府大,自然史博,人と自然博などに所属している.

参加(研究発表または論文紹介)希望者は藤井まで.


【レッドデータブック近畿研究会】

 関西在住の植物研究者で作るNGO組織.「近畿地方の保護上重要な植物−レッドデータブック近畿−」を1995年に出版.代表は村田源氏(元京都大学)で総勢14名のメンバーからなる.現在,2000年度をめどに改訂版の編集作業を開始.標本に基づいた正確な情報をベースに,近畿地方産維管束植物についての情報収集と整理を行っている.自然史博物館植物研究室の藤井が窓口.

【活動の経過】
 村田源氏・栗林実氏・瀬戸剛氏の提案により,レッドデータブック近畿研究会を結成,1991年6月22日に第1回の会合を開く.1994年7月末までに30回の研究会を開催し,近畿地方の植物レッドリストの選定を進める.1994年10月,紀伊半島で最初の調査を行う(以後,毎年1回の調査活動を継続).1995年1月20日,「近畿地方の保護上重要な植物−レッドデータブック近畿−」を出版.1998年4月18日,「レッドデータブック近畿」の2000年改訂を目指し,研究会を再開.関連事業として1998年11月29日に大阪市立自然史博物館でシンポジウム「21世紀に伝える近畿の植物と自然環境−レッドデータブック近畿2000年版をめざして−」を開催.1999年3月31日,シンポジウム記録集(自然史研究2(15))を自然史博物館から出版.1999年2月20日,2000年版編集作業を開始.

【出版物等】
●レッドデータブック近畿研究会.1993.”近畿地方における絶滅または絶滅危惧植物の緊急調査”の経過.関西自然保護機構会報 15(1):63-69.
●村田源.1993.レッドデータブック近畿について.関西自然保護機構会報 15(2):81-83.
●レッドデータブック近畿研究会(編).1995.近畿地方の保護上重要な植物−レッドデータブック近畿.関西自然保護機構.
●レッドデータブック近畿研究会(編).1999.シンポジウム「21世紀に伝える近畿の植物と自然環境−レッドデータブック近畿2000年版をめざして−」記録集.自然史研究 2 (15):207-244.

※このほか,研究会メンバー各自の論文がある.

【活動記録】
1991:6/22,7/13,11/30
1992:1/18,2/1,2/29,3/14,4/11,4/25,5/23,6/20,7/11,7/25,9/12,10/24,11/28
1993:1/23,3/6,5/22,6/19,7/3,7/29,8/14,10/16,12/11
1994:1/22,3/12,4/22,5/28,7/9,10/13〜15(紀伊半島調査),11/15
1995:2/4,3/4,9/29,10/12〜14(紀伊半島調査)
1996:4/13,10/12〜14(岡山県調査)
1997:10/18〜20(愛知県調査)
1998:4/18,7/4,9/12,9/19〜21(淡路島調査),11/29(シンポジウム)
1999:2/20,4/10,7/10,9/25,10/2〜4(伊賀調査),11/27

【助成金】
平成3年度タカラ・ハーモニストファンド
平成5年度藤原ナチュラルヒストリー振興財団
1999年全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)

■「近畿地方の保護上重要な植物−レッドデータブック近畿−」(詳しい紹介はこちら)

レッドデータブック近畿研究会編著(1995),発行:関西自然保護機構,定価:2,500円(送料込)

購入方法:郵便振替で代金を下記あてに送金のこと.

       郵便振替口座:00990−2−16679

       加入者名:関西自然保護機構

主な内容:近畿地方の植物相に関する概論/生育環境についての解説/府県別の各論/近畿地方で保護が必要とされる植物862種類のリスト

シンポジウム「21世紀に伝える近畿の植物と自然環境−レッドデータブック近畿2000年版をめざして−」記録集:自然史研究2巻15号(1999).(詳しい紹介はこちら)

38ページ(カラー2ページ),通信販売価格;1,000円(送料500円を含む).

購入方法:郵便振替で代金1,000円(送料500円を含む)を添えて申し込む.通信欄に「自然史研究2巻15号購入希望」と明記のこと.2冊以上購入の場合は送料が安くなるので,博物館友の会に問い合わせてください.

     郵便振替口座番号:00980-1-317961

     加入者名:大阪市立自然史博物館友の会


「大阪府植物目録」

桑島正二著(1990),発行:近畿植物同好会

定価:2,400円(送料込)

購入方法:現在は絶版

自然史博物館収蔵の標本検討に基づいた維管束植物に関する植物目録.約2000種類の産地が掲載.本書刊行後に新たに加わった情報については,桑島・平野らの補遺が「近畿植物同好会会誌」に連載中.


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