大阪市立自然史博物館では、平成21年3月20日(金・祝)から4月5日(日)まで、長居公園の花と緑と自然の情報センター2階ネイチャーホールにおいて、特別陳列「こんなにいる!大阪湾の貝800種!」 を開催します。
 大阪湾では、市民・研究者が手を携えてさまざまな生物調査を行ってきました。特に貝類についてはその成果がめざましく、大阪湾に生息する貝の種数は、日本近海に生息が判明している約7,000種のうちの1割、約800種に達することが明らかになっています。本展では、大阪湾で記録されている貝のほとんどの実物標本を展示し、貝を通して大阪湾の自然や環境を知っていただくとともに、大阪湾の自然環境保全に関わる様々な市民団体の活動や取り組みをご紹介します。
情報センター2階、ネイチャーホールで開催しておりますが、こちらの展示は常設展(本館)入館券でご覧いただけます。
日本貝類学会公開講演会「日本近海の外来の貝たち:その現状と分布拡大」(4/5)や大阪湾見守りネットによるワークショップ(4/4-5)、日本貝類学会等関連イベントも開催されます。
 自然の造形美を感じ、また大阪湾の自然を見つめる機会としていただければ幸いです。

写真 サクラガイ(兵庫県洲本市成ヶ島)
 桃色の薄い二枚貝は、いわゆる「桜貝」としてひとくくりにされるが、これは標準的な和名として「サクラガイ」という名前のついた種。砂質の浅海底にすみ、殻が砂浜に打ち上げられ、子どもたちに拾われる。(撮影:為後智康氏・成ヶ島探見の会)